カフェしなの

TREK とKONAとEVILと、たまに1250 GS HP

不思議の国ニッポン

ちょっと前なら自転車で行くようなところにも、最近はなるべく歩くようにしている。
事務所と自宅が一緒で通勤が無いのはありがたいが、徒歩5分の学校に娘を送ったあと、出かける用事が無いときは昼食も自宅で済ますので、夕方の子供のお迎え以外は一歩も外に出ない日もある。
たぶん万歩計をつけたら一日1000歩も歩いていないんじゃないか?
それでも食欲は人並みにあり、自分で調理する昼食など、つい大目に作って食べてしまう。
人間ドックは人並みだが、ちょっとカラダが重いなと自覚することも多い。
ライザップに通うカネもないしもったいないので、歩いて30分圏内の用事はなるべく歩くようにしている。

昨日の夜、子供をお風呂に入れたあとも、近所をウォーキング(徘徊?)してきた。
向かった先は歩いて15分の五反田の本屋さん。
買ったのは
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一冊丸ごとアフリカツイン。

実際手に取ってみると、その薄さにまず驚く。
一般のバイク雑誌の半分ほどの厚さだが、ペラペラめくると広告がほとんど無い。
メーカーが出資して出版社に作らせたのだろうが、最近多い俳優やお笑い芸人が表紙の、バイクなのかファッション誌なのかわからないようなバイク雑誌は、どれも判で押したように内容が同じなうえ、3分の2が広告なのに比べれば、内容の充実度は読まなくても分かる。

ついでにほかのバイク雑誌もパラパラめくってみるが、相変わらず鉄板ネタのスティーブ・マックィーンを載せている雑誌は、他に書くことが無いのかと思ってしまう。

バイク乗りのバイブルと言われて久しい「on any sunday」なんて、16で免許を取って38年、3歳から父のカブに乗っていたのを合わせればバイク歴51年の私だが、実は一度も見たことが無い。
当たり前だが発売された新型バイクを、批判する記事も無い。
そんなにみんなすごいのか?と突っ込みたくなるが、書く側にもオトナの事情があるのだろう。

昔バイクに夢中だったころは、広告でさえ貪るように読んだものだが、今は興味を掻き立てられるバイクも無く、エアバッグ入りのヒットエアを着て以来、ファッションだけで信頼に足らないウェアに興味を持てない。
なによりバイク自体に興味が無くなったおやぢには、バイク雑誌を批評する資格は無いのかもしれないが.........

そのアフリカツインムック。
パリダカの開発ヒストリーやDCTのメカニズムが書かれている前半はいいが、後半の「彼女とタンデムデート」は不要だろう(ページが余ったのかな?)。
私が知るアフリカツイン乗りには、彼女のいないヤツが多かったような.....

そんなヤカラにタンデムデートを薦めても、妄想ばかりで酷な話の気もするが、それとも新しいアフリカユーザーにはモテるイケメンが多いのだろうか。

ツーリングの記事もせっかくパニアとトップケース合わせて100Lも入るなら、どのくらいキャンプ道具が詰めるのか、写真付きで見たかった。

一番驚いたのは税込み800円という低価格。
プライベーターの出版社が作ったら1800円でも赤字だろうが、なんとも太っ腹な価格設定。
アフリカ本体を買うのは来年以降の予定だが、とりあえずこれで妄想だけはパンパンに膨らませておこう。

そして愛読する産経新聞にまでこんな記事が
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国体護持の産経新聞の読者に、バイクの、それもアフリカツインに興味のある人が何人いるのか.....。

国内ですでに2000台以上、海外では6000台が売れているという。
先代のアフリカツインも国内外で8万台以上を売ったというが、若者ならだれでもバイクに乗っていた、最盛期の1980年台に比べて生産台数が7分の1まで縮小した現在で、メインの購買層であるおやぢライダーでは、いずれタマが尽きるだろう。

先日も自宅の前にじ~じからお借りしたGSを停めておいたら、婦人警官がキップを切ろうとしていた。
「道路でなく敷地内に停めてください」
と言われて、無理やり敷地内に押し込んでみたが
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前輪が少しはみ出してしまうし、なにより出入りができない.....
こんな住宅街のバイクの駐車違反を取り締まるより、表通りにいけばいくらでも取り締まるクルマがあると思うのだが....。
修理のGSが戻ってきたら、階段にGS1台分のスペースを作らないとかなぁ....。

少し前に流行ったフュージョンなどのスクーターは、駐禁取締りで一斉に姿を消したが、あいかわらず都心にはバイク駐輪場が足りない(というか無い)。
これではいくら若者にバイクを買ってと訴えても、停めたそばから駐禁9000円では誰もバイクなんて買わないだろう。

高速道路料金もバイクをもっと安くすれば、仕事でバイクを使う人もツーリングライダーも増えるはずだが、むかしから声を上げているのは、ほんの少数でしかない。

私が昔勤めた某2輪4輪メーカーは、社員がレース活動をすることを、
「万が一、社員が事故でも起こしたら社名にキズがつく」
と、あからさまに否定した。
創業者の精神に憧れて入社したのだが、経営者が変わればそんなものだろう。

世界有数のバイクメーカーを多数抱えながら、国内ではバイクが売れない不思議の国ニッポンは、これからどこへ向かっていくのだろうか。