R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

あー夏休み

日曜日の朝
所用でじ~じの娘さんのお宅へ行ったとき
イメージ 1
先週まで北海道4デイズに出場し、来週早々モンゴルラリーに出かけるので、さぞ忙しいだろうと思い連絡を控えていたが、自宅前で偶然の再会。
というかクルマの陰にじっと隠れて、私を驚かそうとしていた(お茶目さんである)。

今年の北海道はガケ落ちも多かったらしいが、
「オレはぜんぜん大丈夫だから」
って。
2年前に同行したときは、北海道から帰りのフェリーを間違えて、舞鶴まで行ってしまったじ~じ。
「むだに600キロ走ったよ」
とすっかりお疲れモードだったが、今年は事前にバイクを陸送し、ワークスライダー並みに飛行機で現地入りしたので、カラダも楽だったらしい。

とりあえず元気そうで安心した。

このとき着ていったのが先日購入した「ヒットエアーベスト」
イメージ 2
せっかく袖が無いベストを買ったので、今日は念願だった半そでポロシャツ。

今までの長袖ジャケットでの「ガマン比べ」はなんだったのか?

と思うほど、快適のひとこと(というかウデがスースーして、なにか心もとない)。

むかし流行ったフィッシングベストを着ていると思えば、それほど違和感はないが、ひとつ不便なのはポケットが無いこと。

運転中に仕事の電話がかかってくるので、そのたびにバイクを路肩に停めて通話している。
今まではタンクバッグに携帯を入れていたのですぐ取り出せたが、タンクの再塗装をしたらキズがつくのが嫌で、タンクバッグはやめてしまった。
長袖ジャケットのポケットに入れていると、空いている走行中ならすぐ路肩に停められるが、渋滞中や信号待ちだとすぐ出ることができない。

サインハウスのB-COMも7年前に買ったが、アナログおやぢには使いこなせず、奥さんもタンデムしてくれず、どこかに放ってある(たぶん)。

先日のDOAでもたくさんの人が使っていたし、サインハウスさんは偶然、妻の実家から100mとご近所なので、これもなにかのご縁か?と思うが、ますます高性能化しているようなので、つい腰が引けてしまう。
ハンドル取付けの削り出し携帯マウントにも心惹かれるが、一式そろえるとそれなりに高額なので、ネットで「盗難が心配」と書かれていると、これもまた気が引けてしまう。
ハンドルにはナビの「ズーモ」がすでについているが、i-phoneのほうが地図も見やすいので、ズーモは要らなくなるのか?なんて考えているとまたお悩みスパイラルへ落ちていく..............

昔から
「悩んだら一番高いヤツ買っとけ」
をモットーにしてきたが、高額になるほど高性能化する。
「そろそろ携帯も{らくらくフォン}でいいかな」
なんて思うほどのアナログおやぢには、ネコに小判。

いろいろ悩んだ挙句けっきょくアナログおやぢは、貧乏くさいけどベストに携帯用ポケットを、ちくちく縫い付けてるような気がする.....。

自転車好きの谷垣さんが頚椎損傷したこともあり、本人には悪いがこれでヒットエアーが売れる、追い風になればいいと思う
(売れれば価格も下がるだろうし、新製品の開発にも力が入れられるはず)


小学生になって初めての夏休みを迎えた娘。
とはいえ両親は仕事なので、朝からスマイルスクールという学童保育に預かってもらうため、小学校に行っている。

「なつやすみなのになんでがっこういかなきゃいけないの?」
泣きながらこんな正論を言われると、何も言えなくなる.....。

それにしても日本の小学生に40日も夏休みが必要なのか。
ヨーロッパのように家族で長期バカンスに行けるならいいが、せいぜいお盆の一週間休むのが精いっぱいの我が家では、かわいそうだが毎日学校に行ってもらうしかないし、夏休み中は給食が無いので、毎日お弁当を作るママも大変。

自分の子供のころはどうだったっけ?
同級生には農家の子が多かったので、長野の小中学校は夏に15日間の夏休みと、秋に「農繁休業」という稲刈りの手伝いをする休みが、15日くらいあった記憶がある。

うちは農家ではなかったが休みはもらえたので、毎日友達と山に行ったり川に釣りに行ったりして、遊んでいたのかもしれない。

夏休みは母の実家に行くのが楽しみだった。
今も自宅でクマに襲われたとニュースに出るくらい、長野でも山の上の秘境の村。
ボンネットバスが狭い山道を登っていくと、もうワクワクしてしかたがなかった。

築100年以上のかやぶき屋根の旧家は、「座敷わらしが住んでいる」と信じて疑わなかった。
家の広い土間では牛とヤギを飼っていて、天井には白ヘビも住んでいて、祖母に「この家の守り神様だよ」と言われた。

冷たく澄んだ小川に裸足で入り、箱めがねとモリを使ってカジカを獲っていると、大きなヤマヒルに血を吸われたり、泳いできた青大将に足をかまれたり、祖父と一緒に山ウサギを獲りに行って、イノシシに追いかけられたり、井戸でキンキンに冷やしたスイカを食べたり....
祖母が小さいころはキツネに化かされて道に迷い、お宮に油揚げをお供えして家に帰れたという。
となりのトトロ」を見たとき、母の実家が舞台なのかと思ったほどよく似ていた。

ここは「うさぎ追いしかの山、小鮒釣りしかの川.......」の、「ふるさと」の作詞家、高野辰之が生まれたところで、「童謡シャボン玉」の中山晋平ジブリ映画の久石譲も、ここの出身。
豊かな自然と芸術は無縁ではないだろう。

最近はどこの家にも不似合いな大型冷凍庫があり、中には村のだれかが獲ったシカやイノシシの冷凍肉が、ぎっしり詰まっているが、もう食べ飽きてしまったとか....。

今は叔父さん叔母さんの2人暮らしで、娘をひとりで預かるわけにはいかないし、私の実家も父は亡くなり母は入院中なので、お盆休みまで帰れない。

東京の妻の実家の両親は、暑い夏は蓼科の山の家に行っているが、老夫婦が相手をするのは大変なので、子供だけで来ないでと言われている。

私はひとり親方の自営業なので、その気になれば1か月仕事を休んで、父子で日本一周や世界旅行もできるはず。

バブルのころは金ができると一週間以上休んで、毎月のように海外へ遊びに行ったが、今思えばバカのひとこと。
それでも子供が生まれたころは、ゾウを見るなら動物園でなくアフリカへ
ペンギンなら南極へ連れて行ってやろうと本気で思っていた。

気ままなはずの自営業は反面、有給休暇も無ければ給料の保証もないので、家族を持った今は仕事がなくなるのがこわくて、休めなくなってしまった。

子供が相手をしてくれるのはあと何年もないのにと、悩む毎日である。