R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

祝 開店

夏休み明けは15日(月)から営業開始のはずだったが、同業は17日(水)まで休みがほとんどで、電話も鳴らない。

溜まっていた事務仕事を片付けた水曜日、
引っ越しでフラットT君が大変そうなのをフェイスブックで見て、GSで手伝いに行った。

大森の旧店舗に行くも閉まっていて誰もおらず。
大田区仲六郷の新店舗に行くと、ちょうど引っ越し業者さんが搬入の最中だった。

T君「あれ?どうしたんですか?」
私 「ヒマだから手伝いに来たよ」

引っ越し業者さんと思ったら、本業は工場設備専門の運送業者さんで、本来はこの手の細かい引っ越しはやらないそう。
T君がネットで引っ越し業者を探したらしいが、バイク屋の引っ越しというだけで断られたり、かなり高額な見積もりだったりで困っていた。
そんななか偶然見つけたこの業者さんが、格安で引き受けてくれたそう。

クレーン付きの4トン車にスタッフ二人で、重い棚やサンドブラストなどを、ちゃっちゃと運んでいる。
「ほんとうはこういう(細かい)の、運ばないんですけどね」
年長の業者さんがボソッと言う。

T君のハイエースに乗せてもらい、2往復目の荷物を取りに旧店舗へ。
リフトにタイヤチェンジャー、コンプレッサーや作業台などを運び出すが、まだまだ「大物」はたくさんある。
新店舗は旧店舗の5分の1しかないので、すべては運べない。
地下の倉庫兼作業場には、マニアが見たらお宝であろうパーツがゴロゴロしている。
「ガレージセールでもやればそれなりに売れるんじゃないの?」
と聞いたが、ディーラーとの絡みや所有権などで、勝手に売れないものも多いらしい。
とりあえず新店舗で必要なものだけを、4トン車とハイエースに積み込んで戻る。
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ガランとした新店舗で目を引くのが、この大きな作業台。
おやっさんが生前オーダーして、地元の宮大工さんに作ってもらったそうで、社長だったA女史も
「ここで作業するのが一番楽しそうだった」
とか。
せまい新店舗には置けないので、泣く泣く処分する予定だったらしいが、

「3日続けてこの作業台が、夢に出たんですよ」
とT君。
おやっさんが{お前が使え}って言ってくれたのかな」
と、持ってくることに決めたそう。

撫でたら整備が上達するかは知らないが、柳澤大明神の御利益がありそうなので、行った人はぜひ。

たいした手伝いは出来なかったけど、お昼は近所のお蕎麦屋さんでごちそうになってしまった。
本当に今日のオープンに間に合うのか?
コンプレッサのエアも繋がってないし、たぶんグチャグチャな状態だろうけど、独立した最初はみんなそんなもの。
お祝いに花輪なんて送られても邪魔なだけかもしれないので、T君の好きなウィスキーや酒のたぐいが一番いいのかもしれない。

イメージ 2
むかし杉並の工場で使っていたという看板も付いた。
これも残しておいてよかったね。

先日の鈴鹿8耐の前後から、一日も休んでいないT君。
引っ越し早々に過労でダウン、なんてことにならないよう、くれぐれも無理はしないでボチボチやればいい。

なんて忠告も律儀なT君は聞かないんだろうけど.....

きっとみんなに愛される店になると思うよ。
がんばって。