先週のこと、事務所にいたら
「お届けものですよ~」
って声が。
みるとじ~じだった。
「オレいそがしいから」
とすぐ帰ってしまったが、置いて行ったのは
御存じフリーペーパー「アヘッド」
先月開催されたモンゴルラリーの記事が掲載されていた。
じ~じのナビで参加したワカバヤシさんのレポート。
窓もエアコンも無いバギーでのラリーは、いろいろ大変だった様子がうかがえる。
(実際はもっとた大変だったらしいが、まぁ若い女性と狭い車内で、何日も一緒に居られたんだから、いいでしょ オジイチャン❤)
川渡りをすると車内に水が大量に流れ込んでくるので、「カッパ」を履いていたとか
(釣り用の長いウェイダーのほうがよかったりして....)
サイドパネルのはしっこに小さく、私の会社のステッカーが。
「スポンサー様だからね」
って。
ご丁寧にありがとうございます。
記事にも書かれていたけど、みんな日焼けしたわけじゃなく、泥やホコリで顔が真っ黒......(ドリフのコントみたい)
それでもみんな楽しそうだ。
本来はラリー用ではないバギー
来年に向けていろいろ課題も見つかったようなので......
って、やっぱり行くんだ。
御年75歳。
20年くらい前は
「中年の(期待の)星」
と呼ばれていたらしいが、今は
「老人の星(?)」
心は少年のまま、まだまだ頑張ってほしい
な~んて言わなくても、この御仁は勝手に楽しんでいるだろう。
そしてもう一人の「☆」がタチバナさん。
所用でガレージにお邪魔したら、こんなバイクが増えていた
BSAのスクランブラー440cc(この手のバイク、全然詳しくないので)
そういえばマックスフリッツにも同じバイクがあったなぁ。
「街乗り用に買ったんだけど、とにかくボロボロで大変だった」
とか。
テールライトステーとサイドカバーは手で叩きだし、きれいに溶接されていた。
マフラーもワンオフ。
全バラしてパーツ一つ一つを磨いて組み直し。
削ったり穴をあけたりアルミパーツに作り換えたりして、
「ノーマルより22kg軽くした」
とか(ノーマル140kg以上)
とはいえレーサー一筋のタチバナサン、
重くて遅い街乗りバイクに興味はなかったはず。
そういえば
「練習用に箱根を走ろうと思って買った」
というトライアンフのトリプル3も無かった
どうやらこれで「ヴィンテージモトクロス」に出たいらしい。
「こんな50年前の足回りで大丈夫なんですか?」
と聞くと
「レース用にこれも買ったんだよ」
壁に立てかけてあるのが、CRM?のフロントフォーク。
「でもこっちのほうが剛性が強くて、フレームが負けちゃうんだよ」
それをどうするかが目下の悩み(タノシミ?)とか。
息子でエンデューロライダーのヒロミチ君と一緒に、各地のレースにも数多く出ていた。
「速くないバイクは興味が無い」
と言い切るタチバナサンなので、一度「ヴィンテージ・・」に出たら、きっととことんまでBSAのポテンシャルを引き出すんだろうナ。
フォークの手前にあるのがTIG溶接機
「アルミも溶接したいので」
って。
今週末はツクバで「LOC(レジェンドオブクラシック)」があるとかで、息子のヒロミチ君用とご自分用のマシンも整備中だった。
タチバナサンが手に持つのがトライトン用の手作りタンク。
この上にノーマルタンクを「かぶせる」のだが、
「レースで使う最低限のガソリンがあればいい」
とか。
マシンに対する考え方はスガワラじ~じと同じく「軽いこと」
どちらも御年75歳。
本当に目をキラキラさせながら夢を語るこの二人には、
「もうトシだから」
なんて言葉は関係ないのだろう。
あのときの対談からもう5年が経っていた。
いつも忙しいお二人だが、なんとかもう一度「ジジ放談」を聞いてみたい。
先日は地元町会で私と同年代の男性の自宅ガレージに、初期型ロードスターがあった。
聞くと義理のお父様(75歳)のものらしく、ロールバーやバケットシートなどに換装されて、30年前のクルマとは思えないほど、きれいに磨かれていた。
「これマツダじゃなくて別のところ(M2)で買ったらしいよ」
クルマに興味のない彼には、なにがいいのか分からないらしいが、お義父さんとタチバナサンを会せたら、どんな話になるのやら。
私だけじゃもったいないのでバッチョーネを貸し切って、対談を企画してみたい。