水曜日、岩手のうめさんが仕事で上京していた。
「アドベンチャーの納車はいつ?」
と電話で聞かれたので、ツラーテックのパーツがまだなので、たぶん週末あたりだろうと話すと
「明日岩手に帰る前に納車を見届けたい」
とMSCハラの原さんに催促のメールをしたらしい。
そして翌木曜日の朝、原さんから電話が
「うめさんから昼までに納車しろと{指示}があったので、朝イチでチェックを済ませました」
と電話をいただいた(脅迫?)。
うめさんに電話すると
「じゃあどこかで待ち合わせて電車で行こう」
という話になり、北千住駅で待ち合わせることにして、あわただしく自宅を出た。
クレヨンしんちゃんの特別号で越谷へ。
12月1日、忙しいはずの年末の平日の昼間に、バイク引き取りにルンルンのおぢさん二人。
そしてお店に到着。
この日が実家レストラン定休日のI君も、1200GSで先に着いていた。
I君とうめさんが私が買ったアドベンチャーを、まじまじと観察中。
うめさんが乗る2016年号と比べると、2017モデルは細かいところが微妙に変わっているらしい。
原さん曰く
「さっき試乗しましたが、サスとか16年より進化していますね」
って。
そんなこと言われてもメカオンチな私にはわからないだろう。
原さんから説明を聞くが、先日のいわきで二日間、うめさん号を堪能しているので、細かい説明は省略。
と、お店に来た赤いジャケットのおぢさんから
「sinaさんはどなたですか?」
と声をかけられた。
「??私ですが?」
と答えると
「チィです」
って(!)
「チィさんって、あのチィさん?」
と問い返すと
「そうです」
って。
勤務先がここの近くで、昼休みにわざわざアドベンチャーを見に来たらしい。
まさかこんなところで会えるとは。
原さんも
「お知り合いですか?」
って。
「ブログ友です」
と答えると、
「世の中狭いですね~」
と驚いていた。
コメントしづらいという私のブログに、唯一コメントしてくださる希少な方。
チィさんわざわざのお越し、ありがとうございました。
次は千葉の林道でも走りましょう。
そして次はHPN乗りのS原さんがやってきた。
S原さんも私がアドベンチャーを買ったことに、驚いていた。
原さんも
「S原さんも知り合いですか?」
と驚いていたが、まさか平日の昼間に、これだけいろんな人に会えるとは思わなかった。
お店近くのラーメン屋さんで納車祝い。
お二人ともニヤニヤして、なにかヤバい動画でも見ているのかな?
そして出発。
このまま川崎のS師匠の家に行き、Xヘッドを付けてもらいに行く。
その巨大さに改めて驚く。
ここから高速入口まで毎回迷うので、I君に先導役をお願いした。
それにしても1200GSが小さく見えるほど、アドベンチャーはデカい。
越谷から首都高を経由して東名高速を進む。
渋滞しているところもあったが、ためしにフルパニア状態で入っていくと、なんとか抜けていける。
100GSだと追い越しするにも、「よっこらしょ」と掛け声をかけていくが、アドベンチャーはどこからでも加速して行けるので、ストレスが無い。
唯一のストレスはあまりに速くて、覆面パトや白バイに捕まらないかということだけ。
本当に安全運転しないと、あっというまに免許かイノチが無くなる.....
S師匠の家に着くと、さっそくI君が取り付け作業に取り掛かる。
後輩いぢりのS師匠が、I君を辛辣な言葉でいじめている。
I君もいぢられることがよほどうれしいのか、SとMの漫才のような掛け合いが続く。
「X-head」は出っ張ったシリンダーヘッドが、転倒などで傷付かないためのプロテクションで、S師匠が代理店をやっている「Machinart」の製品。
(マッドスリングも当然取り付け済み)
取り付け前
取り付け後
万が一、転倒した際にヘッド全体をカバーするので、ボクサー乗りには欠かせない逸品(ネ、うめさん)。
本当は転倒してパイプが内側に曲がり、シリンダーヘッドに干渉しないように、S師匠も付けているツラーテック製の、ヘッド部のパイプガードとメインフレームをつなぐパイプも注文していたが、廃番になったそう。
かわりに2017年からヘッドに干渉しないよう、プラスチックガードがパイプに付いていた。
そろそろ娘が学校から帰ってくるので急いで帰宅。
いつも100GSを置いていた自宅前のスペースに、I君に手伝ってもらいアドベンチャーを停めてみる。
かなりギリギリ。これで地震でもあったら転倒するかもしれない。
今日はママの帰りが遅いので、帰って来た娘とI君と近所の中華屋で夕食。
エンドレスなゆび相撲に付き合ってくれる、やさしいI君(早く嫁さんもらえよ)
帰っていくI君の1200GSを見て、
「GSってあんなに小さかったっけ?」
とアドベンチャーと比べて思う(一日付き合ってくれてありがとう)
今日は朝からバイク置き場の拡張工事
とりあえず15センチ、広げてみる。
昨日よりだいぶ広くなったが、道路から数センチの段差が、重いアドベはなかなか上がらない(勢い付けて引くと後ろの壁に激突するし、前から停めてバックで出るには狭すぎて、階段側に落ちる恐怖でできない)。
それでも広げてよかったのは、スタンドがかけられること。
それでもギリギリか(ホントに大きい)
そして夜は裏庭に移動してハンドルロック、防犯アラームと純正ディスクロックに車体カバーと、4重ガード。
あとは防犯ライトも点ける予定だが、地球ロックにKITAKOロボットアームのチェーンロックも必要か。
チェーンが重いのでホイールにキズがつくというし、とりあえず少し様子を見てみよう。
カギはクルマと同じくキーレスエントリーで、真ん中のエンブレムが防犯アラームの作動スイッチ。
そしてこのカギ部分は「鋳物」とかで、ディーラーの原さん曰く
「あまり強く回すと折れます」
って(!)
そのために左の「エマージェンシーキー」があるが、出先で万が一キーを失くしたり折るとどうしようもないので、エマージェンシーキーはバイクのどこかに、仕舞っておくのが賢明とか。
それにしてもこのキー、失くすと4万円かかるらしい。
便利な反面、不便なことも覚悟しないとならないようだ。
新旧GS
むかしポルシェが水冷を発表したとき
「ポルシェも終わったな」
なんて思ったものだが、さらなる高性能化のためには当然の選択だったと、あとになって気付いた。
BMWもボクサーエンジンを進化をさせるには、水冷化する必要があったのだと、納得した一日だった。