用事を済ませ走りだしたが、狭い路地を左折するところを通り過ぎてしまい、あわてて停車。
1mほどをバックするのに、バイクから降りるのが面倒くさい。
「あ~れ~~」
というまもなくガシャンッと左へ立ちゴケ。
次の瞬間「バシューッ」と音がして、上半身がぎゅーっと締め付けられた。
一瞬なにが起きたのか分からず驚いたら、エアバッグベストが膨らんでいた。
バイクを起こそうとパンパンに膨らんだ、ベストを脱いで力を入れるが、前輪が上り坂を向いているうえに、平地ならシリンダーが引っかかって、45度で止まるので起こしやすいが、車体が路肩側に傾いていて、マイナス30度
持ち上げようとしたが重くて全然上がらない。
林道ならシリンダーを支点にグルッとまわして、起こしやすい平らなところまで戻すが、ここは硬いアスファルト。
グルッとまわしてエンジンガードにキズをつけたくない(ってそのためのガードなのだが)。
裏通りの住宅街なので誰も通らないし、他人に頼るのもオトコとしてなさけない。
気合を入れ直し、腰を痛めないように重量挙げの要領で腰を落とし、右足を後ろに引いて
こ~んなかんじで
こ~んなふうになんとか持ち上げたが、本当に重たい。
とはいえ腰はビリビリして、右足のひざの裏側も痛い。
林道ツーリングなら転倒した写真を撮る余裕もあるが、ここは都内。
デカいバイクが道をふさいでいると迷惑なので、ふくらんだままのベストを着て、急いで走り出す。
しばらく走るとエアバッグの空気が抜けて、ペラペラに。
こんなときに限って事故を起こさないよう、制限速度を守ってそーっと走る。
一番近い「にりんかん」に立ち寄り、ガスボンベを購入。
1本1200円也
その場で交換しようとスマホでやり方を検索すると、購入時に付いてきた専用工具が必要とのこと。
仕方ないので自宅まで、また「そーっと」走る。
そして無事交換終了。
まさかこんなことでテストするとは思わなかったが、ちゃんと首と腰回りもパンパンにふくらんでいたので、ちょっと安心した(事故してみないと効果が分からないのも、恐ろしいものだ)。
先日行ったスキーの疲れがまだ残っているせいか、腰に違和感がありヒザの裏側も傷むので、ひさびさにパパイヤ接骨院で治療してもらう。
チビッコなのにアドベンチャーは足の長いプレミアムラインなので、信号待ちはいつも左足のつま先ツンツン立ち。
自然に骨盤も左に傾いていて、腰に負担がかかっているので、この機会に調整してもらいスッキリした。
ガンズアンドローゼズ好きのパパイヤ先生。
先日スラッシュらオリジナルメンバーが来日したので、見に行ったのか聞くと、
「6公演のうち4回行きました」って。
前回同様、娘さんと最前列で見るために数十枚、大量購入したらしいが見事最前列の1番2番をゲット。
でもオールスタンディングなので、後ろから観客が押し寄せてきて大パニック、
娘さんが気絶したとか(!)
パパイヤ先生は柔道のオリンピック選手も多数輩出している、某大学付属高校の柔道部出身で、「ぬりカベ」のようなカラダ。
娘をてごめにされて武闘派のパパは大乱闘かと思ったが、
「そんなヒマがないくらい大混雑でした」って。
「大丈夫か?」とステージからアクセルローズが、歌いながら覗きこんでいたらしい。
ガンズと同じくらいコルベット好きのパパイヤ先生。
例の「マングース」がどうなったのか聞くと、
「足廻りを{ピロ足}にしたんですが、パワーがあり過ぎて街乗りできません」
とかで、ふだんのアシはパジェロミニ。
湯水のようにカネをつぎ込み、最強のはずのコルベットは「盆栽グルマ」になっているらしい。
レバーラップは指先が冷えないのはありがたいが、信号待ちの発進では指先がすべらないので、いつも気になっていた。
狭い都内の道を走るときやUターンするときなど、何度も引っかかっていたので、今までよくコケなかったと思う。
これを機会に外すことにした。
アドベンチャーはエンジンガードに、ちょっとキズがついた。
これで気兼ねなく林道ツーリングに行けるかな......。