R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

セロー伝説はじまる


そして原サイクルにて

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民進党を離党した細野モナ男にも似た、イケメンのハラさん。
ギョウカイでは有名人だし、モザイクかけなくてもよかったかナ

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オレンジとグリーンはやめて地味めなベージュ

ミニスクリーンとハンドガード、巨大なリアキャリアがセットの「ツーリングセロー」もあったが、リアキャリアがあまりにも大きすぎて、そこまでは要らないなと.....

100℃で電動ファンがガンガン回るアドベは、暑い都内で乗るのが辛いし、バイクがかわいそうに感じてしまう。
あいかわらずヒジが痛くて、毎日のアドベの取り回しがつらいので、セローは都内のアシと、山あそび用(短距離用テポドン)。
アドベは仕事で郊外へ行くときとツーリング用の、「ICBM」として使い分けたい。

山遊びするとすぐボロくなるので、高年式の中古でいいかと思ったが、生産中止になるうわさが出ているからか、ヤフオクも新車とあまり変わらなかった。

オプションは
SP忠男パワーボックス
パワービーム
テクニクスサスチューン
ハイシート
ワイドステップ
ETC

それにDOAと北海道4デイズ用に、Nシステムのラリーメーターとマップケースも追加。

排気系チューンのパワーボックスと、フレームの振動を抑えるパワービームは、
「セロー三種の神器」と言われているらしい
(あれ?もう一つはなんだっけ?)

「しばらく乗ってみて不満があったら手を入れれば?」
なんて言われそうだが、250セローは2年前の北海道4デイズで、菅原じ~じのをお借りして、4日間1500キロを走ってみて、走りやすさも高速での非力さも、よーーーく分かっている。

225の旧型セローも去年の秋のDOAで、主催者Y原さんのをお借りして、チャーリー佐藤のME06を追いかけて、壊れそうなくらいぶん回したので、こちらもよくわかったつもり。

どうせなら350ccのセローでもあれば、私にはかなり魅力的だが、このニーゴーというサイズが日本の林道には、ちょうどいいのだろう。

ハラさんはモンゴルラリーのため、今日出発。
「TBIやモンゴルで一日500km走ったのが最長なので、700kmも走れるか心配です」と言うので、
「ガストンが{朝7時にスタートして180km/hで巡航、12時には1000km先のビバークでシャワー浴びてた}って言ってたから、時速100kmで走れば7時間でゴールできますヨ」
と話したら、
「ハスクなのでそんなに出せません」
って。

今回は500kmを走ってゴールしたあと、真夜中の12時からナイトステージのSSがあるらしい。
日本の林道のSSと違い、外灯も人家も無いモンゴルは、ほんとうに漆黒の闇。


2004年初めてのファラオで転倒し、アバラを負傷した。
なんとか走り出したが痛みに耐えかねて転ぶと、今度は痛くてバイクを起こせない。
そんなことを何度も繰り返していたら、すっかりナイトランに。
「ファラオはナイトランは無い」と聞いていたので、ヘッドライトはKTMの提灯のようなノーマルライト。
マップケースにも照明が無いので、非常用のサイリウムを折ってマップケースに仕込み、なんとか走るが、真っ暗ななか砂丘を走るのは、突然目の前に茶色いカベが現れたと思ったら、真っ暗な空に向かってアクセルを開けていく。
どこが頂上かわからないが、途中で止まるともう登れないので、アクセルは閉じられない。
そして真っ暗な闇の中に向かってたった一人、アクセルを開けて砂丘を下って行く......

世界中のどんな最強ジェットコースターでも、これだけの恐怖は味わえない。
今思い出しても本当におそろしい。

「月の砂漠」なんて歌があるが、月明かりでもちっとも明るくないのを、このとき知った。


ミスコースしたので遠くに見えた、他の車両のライトを目指したらガケから落ちた.....
なんてこともあり得るだろう。

そして朝のスタートまでにゴールしないと、その時点で失格になる。
ハラさんも
「ライトを明るいヤツに換えたので大丈夫かと思ったら、松山の車検で他のバイクが、みんなバハライトみたいなのをつけていて、ちょっと心配です」
って。


モンゴルラリーはイリトラックシステムを使っているのかな。
使っていれば万が一、選手が行方不明になっても、本部がGPSで場所を把握しているので、なにかあっても救助に行けるが、もし使っていなければオンコースから少し外れただけで、もう朝まで見つからないだろう。

モンゴルに毎年参加している人に、
「なんで他の海外ラリーに行かないの?」
と聞いたら、
「日本語の話せるラリーが安心なんです」
と言っていたが、コース上に5分止まっているだけで、主催者貸与のGPSから無線で「、大丈夫か?!」と呼び掛けられ、返事をしないと数分でドクターヘリが飛来するシステムが、あるとないとでは生死に関わる。

初めてのナイトステージが無事に終わることを、遠い日本から祈るしかない。

秋のDOAは去年と同じく家族で行く予定。
去年はY原さんからセローをお借りできたが、今年は自前。
いわきまで200km自走はつらいし、妻一人にクルマを運転させるのもかわいそう。
なのでついでにトレーラーも買おうと、タービュランスに電話した。

ワタシ    「トレーラー欲しんだけど」

タービュIさん「いまどきトレーラー引く人なんていませんよ。ハイエースかまたベンツのV、買ったほうがいいのでは?」

ワタシ    「奥さんが大きいクルマはイヤだって」

タービュIさん「トレーラー運転したことあるんですか?」

ワタシ    「ない」

タービュIさん「コンビニもファミレスも入れないし、狭い道で対向車が来たらバックしなきゃいけないし、できるんですか??

ワタシ    「.......たぶん大丈夫,,,,だと思う

タービュIさん「トレーラー買って年に何回使うんですか?」

ワタシ    「とりあえずDOAと北海道4デイズかな」

タービュIさん「そんな年に数回のために何十万もするトレーラー買うのはもったいない。レンタカーのハイエースで十分です」

ワタシ    「そ、そ、そーですね........」

この人は本当にクルマ屋さんなのか?
売ればもうかるのにやる気が無いのか??

彼は私がトレーラーを買ったはいいけど、狭い都内の道で苦労するのが目に見えているので、やめさせようとしたんだろうナ(ありがとね、Iさん)

というわけでDOAはレンタカーのハイエースを借りて、家族で行こうと思う
(って私が走っているあいだ、妻と娘は去年と同じくアクアマリンふくしまと、スパリゾートハワイアンへ行く予定だが、大きなハイエースで大丈夫か??)

ハイエースはトトロのネコバスみたいで、娘はきっと楽しいはず。

妻は.........何事も経験だと思ってもらうしかない。

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ハラさんのお店に展示されていた、「R-nineT アーバンGS仕様」にまたがってみた。
見かけはガストンのパリダカGSにそっくりだが、私のような身長170ちょっとの小オトコでは、ハンドルが遠く感じる。
まあ「ナンチャッテGS」なのだから、これはこれでアリかも知れない。

セローの納車はハラさんがモンゴルから帰国してから。
それまではひじの痛みを抱えながら、アドベを楽しみたい。