R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

みちのくひとり旅

土日は年内最後のキャンプツーリング

の予定だったが、あいにく土曜は雨の予報。
夏ならまだしも冬の雨は、バイクにはつらすぎるので中止に。

Sさんたちは日曜日帰りで、三浦半島グルメツーリングに行くそうだが、私はいわきの大和モーター商会へ、来年のカレンダーをもらいに行きがてら、地元のO先生にプチ林道ツーリングのガイドをお願いした。


ふだんかぶっているOGK KABUTOのシステムヘルメットは、Sさん曰く
ウルトラセブンに出てくる隊員がかぶってるのに、似てる」と言われていた.....

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たしかに似てる......

腹サイクルのハラさんから
「sinaさんてオフロードヘルメット、持ってないんですか?」
と言われるし.....

先日のDOAの写真を見ても、やっぱりオフ車にシステムヘルメットは不似合いなので(となりはハラさんと1200GS RSLLYやっぱりオフメットにゴーグルがかっこいい)

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ちょうど年末セールをやっていたラフアンドロードで、10年ぶりにヘルメットを購入。
アライツアークロス3ビジョン

ツアークロスマニアのSさんと、同じものでかぶらないよう電話で確認したら、これはまだ持ってないとのこと。

「ついでに買ったほうがいいよ」
と勧められたのが
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ピンロックシールド

シールドの内側に取り付けるインナーシールド。
二重サッシみたいなもので、シールドが自分の吐く息でくもらないというスグレモノ。


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って知らなかったのは私だけ??

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そして日曜の守谷SA
まだ7時なのにすでにたくさんのバイクが停まっている

今日は冷え込む予報のうえ北上するので、マックスのあったかパンツとマッキノークルーザージャケット。
さらにインナージャケットも着こみ、足元はダナーライトにしようか迷ったが、いちおう林道を走るのでガエルネのGミッドランドブーツを履いたうえに、モンベルのオフパンツの「重装備」。

メーターの外気温は3度だが、これだけ着たら暑くて、インナージャケットを脱いだ。

旅のお供の歌は「みちのくひとり旅」 「兄弟船」 「雪国」 「津軽平野」 「津軽恋女」 「風雪流れ旅」(松山千春バージョンで)

やっぱりみちのくは演歌がいい

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9時にいわきの大和モーターだが、ちょっと早く着きそうなので、いつもの日立中央PAで小休憩したのが8時過ぎ。

そこからいわきまで30分で行くかと思ったが、いわき湯本で降りろというナビに従ったら.....
いつもと違う景色のなか、下道を十数キロ走らされて、9時半に到着。

「なんでいわき中央でおりなかったのー?」
と社長さんとO先生に言われる。

BMW純正ナビは平気でウソをつくので、いつもなら携帯のグーグルナビと併用するのだが、この日は首都高もガラガラだったので、油断していた。

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お二人に会うのは10月のDOA以来。

「ひょっとして日曜が定休日で、私のために開けてくれたのでは?」
と聞くと
「むかしは毎日曜日バイクで走りに行ってしまうので、日曜しか来れないお客さんから怒られた」
って。
日曜定休ではないらしいが、かといって平日に休んでいる風でもない。
「なんとなく年中無休」状態が、ずっと続いているとか。

家でこたつに入ってるより、仕事でカラダを動かしているほうがいいとおっしゃるが、雪がめったに降らないいわきとはいえ、やはり冬は寒い。

次回お会いできるのは春過ぎかな。
ケガや病気に気を付けて、元気でお過ごしください。

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私とSさん、ケンヂ君用にカレンダーをいただいて、大和をあとにした。

そしてO先生のあとについて、お山を目指す。

DOA鮫川村も川内村ももう雪らしいので、いわきでも南側の三輪山方面へ向かう。
林道を登って行くと道路わきに白いものがチラホラ。
「いわきは年中あたたかいと思っていたけど、もう雪が降ったんだ」
そう思いながらO先生のあとを走る。

今回はシートも低くなって足つきもよくなったし、ブロックタイヤなので「enduro pro」モードで走ると、重たいアドベでも無理しなければ、スムーズに走れてたのしい。

と、少しペースを上げたところで、すぐ前を走っていたO先生が突然スリップして転倒(!)
突っ込みそうになり右側に逃げたが、こちらもスリップして
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2台の巨象を前に呆然と立ち尽くすO先生(って足元は普通のビジネスシューズ(!))

ふたりでバイクを起こそうとするが、路面がツルツルでまた転びそうになる。
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よくここまで滑らずに来れたと思うほどツルッツル
O先生はここを抜けて他の林道に行く予定だったらしいが、なにかあったら戻るのも大変。
なのであきらめて来た道を戻ることにしたが、Uターンも滑ってできないので、一人が後ろをおさえてツルツル滑る道を、ゆっくりバックで押していく。

98年の「パリダカ珍道中」に行く直前の、埼玉~群馬の闇ラリーに参加したとき、
舗装路の凍った路面で転倒し、バイクと路面に足を挟まれて骨折した

O先生も真横に「ステンッ」と転んだが、さすが山育ち、足は挟まなかったようだ。

私も倒れたアドベのどこかで、左足のアキレス腱のうえを踏みつけられたらしい。
信号待ちで足を着くたび痛みが増してきて、帰宅して見たら青タンになっていた。

オフブーツとは名ばかりで、補強のほとんどないガエルネのGミッドランドだが、くるぶしまでしかないダナーだったら、青タンでは済まなかっただろう。

もうこれで林道はいいかと思ったが、
「せっかくだから低い山へ行きましょう」という、Oさんのあとについてまた走り出す。

次の林道は雪は無いが落ち葉が地面を覆っていて、走っていて舗装なのかダートなのかよくわからない。
早朝凍っていたところが溶けてグチャグチャ
ハンドルを取られるたび
「また凍ってるかも?!」
とさっきの出来事がアタマをよぎり、ついアクセルを戻すの繰り返し。

と、なんとか転ばずに一般道へ出られた(ホッ)。

さあお昼でも食べましょう♪
と思ったらO先生が
「せっかくだから海に行きましょう」って.......
おじさん二人で海行っても楽しくないと思うけど.....

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あれから6年ですっかり堤防も完成していた。

「ビーチランしましょう」
と言われたが、今度は砂に埋まったら大変なので遠慮した(足もますます痛くなってきたし)
O先生だけ軽快にビーチラン(波打ち際を走ってます)

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モンゴルラリーに行く前、菅原じ~じと静岡の浜岡に練習に行ったが、水分を含んだ海岸の砂と、サラサラに乾いた砂漠の砂は別物だった。
なにもない砂漠と違い、砂浜は流木やいろいろなものが落ちているので、気持ちよくアクセルを開けられないのも、砂浜を走りたくない理由。

そしていつも立ち寄る「道の駅よつくら」で、やっと昼食
天気はいいが風が冷たかったので、ミソラーメンをいただく。

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前回来たときより海岸の埋め立ては進んでいて、たくさんの人が訪れていた。

インターの入り口まで送ってくれたOさんに別れを告げ、6時前に無事帰宅できた。

Oさんありがとうございます。
来年会うときは新型アフリカかな?
旧型と比較にならないほど戦闘力のアップしたアフリカで、ブイブイ走るOさんの姿が目に浮かぶ。
でも新型はパーツも高いらしいし、せめてブーツなど「オフっぽい」恰好はしましょうね。

翌日、バイクを洗おうとみると

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転倒したときタンクガードが「押して」、カウルが割れていた。

そして月曜日、修理のため腹サイクルへ

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「あれだけ林道は走らないって言ってたのに、どうしたんですか~?」
と、なぜかうれしそうなハラさん。

さいわいカウル交換だけで済みそうとのことで注文。
本国発注で入荷は年明けになるらしい。

2018年モデルのアドベンチャーラリーも展示中
これはローダウン仕様とのこと。
またがらせてもらったら、私のK&Hシート装着時とほとんど変わらないくらい、足つきはいい。


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そして今日、Sさんちへお邪魔した。
このままパーツが届くまで、ガードも無いまま走るだろう私を心配して、
「割れたカウル外して曲がったステー直せるかも?」
と声をかけていただいた。

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割れたカウルを外してみたら、このL型ステーが内側に曲がっていた。

このステーは下2か所で留まっているだけで、手で曲がるほど柔らかい。
転倒したときステーの強度を弱くして、フレームが曲がるのを防ぐためなのか、それとも単なるコストダウンかは分からないが、内側のエアクリーナーのインテークも、ガードに押されて割れていた。
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Sさんがこれをつなぎ合わせてテープで補修、
たぶん腹サイクルはここは見ていないだろうと、写メを送ってインテークもオーダーした。
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ほんとうにプラスチックパーツのオンパレード。
軽量化とコストダウンのためには仕方ないのだろうが、もう少し頑丈だったらいいのに。

歪んだステーも復元
割れたカウル以外はすっかり元通りになった(パーツは注文しているが)。

オフに目覚めて初めてできた知り合いが、津田山ブラザースのSさんとAさん
毎週のようにアフリカで山へ行き、転んで壊してはSさんの自宅ガレージで、こうして治してもらったのもなつかしい。

Sさんいつもありがとうございます。
これからも「末永く」お付き合いのほど、よろしくお願いいたします。

今日はSさん経由で、ある「ブツ」も注文。
入荷は年明けになるだろうが、今から待ち遠しい。