R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

アルパカ?

 
 
学校の決まりで5日間は登校禁止。
なので今週は出かける予定をすべてキャンセルして、娘のお守り役に徹することに。
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こんなとき自宅と事務所が一緒で、ヒマな自営業はありがたい。

 

同じクラスでも5人以上が休んでいるので、学級閉鎖になるかも知れない。
世界中で120万人が感染したと、ニュースでもやっていたが、祖父母と同居か近くにいる家庭は見てもらえるからいいが、祖父母が地方に住む共働き世帯や、母子家庭は仕事が休めないので、毎年この時期は大変らしい(兄弟姉妹が続けてかかると、有給休暇があっというまに無くなるとか.....)
 
タミフルだったかリエンザを服用した夜中、
目をカッと見開いて天井を指さしながら、ケラケラ笑い出す娘を見てゾッとした。
薬の副作用らしく10分ほどで収まったが、子供がマンションのベランダから飛び降りる死亡事故が、相次いだというのもうなづける。
 
熱は下がったが咳と鼻水で、寝ては起きての繰り返し。
熟睡できないようでかわいそうになる。
 
そして昨日の新聞を読んで愕然とした記事が
 
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狩部麻礼(かりぶまーれい)氏が亡くなった。
代表作「迷走王ボーダー」は、「あしたのジョー」、「風の大地」と並んで、私のバイブル
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今の私の生き方にも、主人公「蜂須賀」がかなりの部分で、インスパイアされている。
20数年前のバブル崩壊後、仕事を失くした私はちり紙交換やドブさらい、そのほか人に言えない仕事もいろいろやったが、彼らのような生き方がしたかったのかもしれない。
今の自分は「あっち側」の人間なのか?、「こっち側」の人間なのか?
 
自宅にあるとつい読んでしまうので実家に全巻置いているが、今度持ってこよう。
 
まだ70歳、一度お会いしたかった。
ご冥福をお祈りします。
 
家のチャイムが鳴って出てみると。
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はるばる海を渡って待ち焦がれた「ブツ」が届いた。
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待っていたのはこれ
atacama soft laggage
 
「アタカマ」というのはダカールラリーでも毎回ルートになる、「アタカマ砂漠」のこと。
菅原爺いわく
「アタカマに比べたらサハラ砂漠なんて、公園の砂場だよ」
 
高さ1000mの砂丘のてっぺんから、一気に下る「イキケのダウンヒル」は、クレイジーアメリカンのロビーゴードンでさえ、「iquike is crazy!」って。
 
GS乗りには定番のアルミのパニアケース
左右に大きく張り出した威圧感が、かっこいいというヤカラも多いが、高速渋滞のすり抜けも気を使うので、私は苦手。
 
なのでふだん仕事のアシとして都内を走るときは、トップケースだけにしていた。
 
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そんなときSさんが見せてくれたのが、この「アタカマバッグ」
 
パニアのように中身がカラのときでも、大きさが変わらないのと違い、容量によって小さくも大きくなるのもいい。
 
なにより周りに威圧感が無いのが一番。
 
GSやアドベにフル装備で乗っていると、
「こんなデカいバイクに乗ってる、オレってスゲーだろ」
なんて思うヤカラも多いが、数台がフルパニアで走っている光景は、さながら「巨ゾウの集団」
ちょっと引いてしまう。
 
「アフリカ使い」から今はアドベ乗りの、うめさん曰く
「パニアがあると林道で転んだとき、起こしやすい」
とか。
たしかにパニアが「引っかかって」、バイクが真横まで倒れず起こしやすいが、転倒のダメージはパニアだけでなく、ステーにも及んでいるはず。
 
でもメーカーはやはりパニアケースを売りたいのだろう。
ブログ発信に熱心なディーラーは、去年の夏ごろこのソフトバッグを紹介していたが、ネットで検索しても買った人のインプレが出てこない。
 
腹サイクルのハラさんもこのバッグの存在を知らなかったし、すでにメーカーのホームページからは、テールに載せるラゲッジロール以外の、左右バッグは削除されていたようなので、存在自体知らない人がほとんどかもしれない。
 
「日本で一番GSを売る」かは知らないが、どちらかというとGS系ディーラーと思われている腹サイクルなら、大きなアルミパニアよりソフトバッグのほうが、林道は走りやすいし、転倒の際のバイクへのダメージも、はるかに少ないと思うのだが.....。
 
私が20数年前オフに目覚めたとき、風魔の左右振り分けバッグを買って、テントやシュラフ、ガスストーブなど、キャンプ用具を積んで毎週ソロツーリングしていた。
 
これがアルミやプラスチックのハードケースだったら、転倒でボコボコになってフレームも歪んでいただろう(通行禁止のバーの下をバイクを倒して無理やり通すときも、バッグは傷つくがバイクは無傷だった)。
 
このアタカマバッグ、実は海外ではバカ売れで、どこにも在庫が無い。
 
去年夏に発売されたとき、アメリカはバカ売れだったがヨーロッパでは人気が無く、
Sさんが海外通販で買ったときはすぐ届いたらしいが、私がSさん経由で注文したときは在庫がどこにもなく、「納期未定」と言われていた。
 
Sさんから「海外通販サイトの注文書に、{アルパカ}って書かれていたけど」
と言われ、
「ホントにアルパカが届いたらどうしよう」
(ホントに届いたら娘が喜ぶなぁ❤)
なんてドキドキしていた。
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左右とトップバッグの計3個なので、3頭
 
ソフトバッグというくくりだが、実物はかなり堅牢で重量もある。
 
おととしの暮れにアドベを買ったとき、このバッグが出ていたら、「ラーメン屋の岡持ち」のようなパニアでなく、間違いなくこっちを買っただろう。
 
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こんなメーカーの戦略写真にまんまとハマって、
「パニア+GS=冒険」
なんて神話に洗脳された、純粋無垢なGS乗りにも、このバッグの良さを知ってほしいが、歳とってアタマの固くなったおぢさんたちには、分からないんだろうなぁ。