ダカールラリーがいつのまにか終わり(本当に「いつのまにか」終わっていた感じ)
テレビやメディアは相撲界の不祥事ばかり放送しているが、そんなどうでもいいことよりも(ホントどうでもいい)、地球の裏側で繰り広げられた漢(おとこ)たちの死闘を、少しは放送しろといいたい。
ペテランセルもシリルデプレも、相次ぐマシントラブルで振るわなかった。
今まであまり力を入れていなかったメーカーのホームページでも、ダカール優勝をちゃんと紹介していた。
「we love dust」 わかりやすくてよろしい。
でも今年は手の込んだプロモビデオを作らなかったのが残念
排気量規制がかかる前の大排気量マシンに比べて、単気筒マシンの「タタタタタ....」って迫力ゼロの排気音に、すっかり興味が無くなってしまった。
優勝したKTMのマチアス・ウォークナーは、KTM本社のあるオーストリア人として、初優勝。
それでもホンダは終盤のミスコースが無ければ、優勝できたかもしれなかった。
優勝したら撤退するのがこのメーカーの常なので、懲りず来年も参戦して欲しい。
カミオンはカマズが優勝。
我らがチームスガワラは、じ~じが2日目にマシントラブルでリタイア。
テルちゃん高橋組が奮闘し、クラス優勝はもとより総合で6位と大健闘。
すり鉢状の砂丘でもがくモンスターカミオンをしり目に、小兵ながらステディな走りで、最後まで走り切った。
これだけでレンジャーと欧州のモンスターマシンとの、大きさの違いが分かるはず。
屈強なロシア人が3人並んだカミオンが、後ろから迫ってくると本当にビビるが、、ファラオの砂丘の下りで転倒し、バイクの下敷きになっていた私を、旧約聖書に出てくるゴリアテのようなガタイの、カマズのおじさんたちに助けてもらった恩は忘れない。
負けず嫌いなじ~じのことだから、リタイアしたのでイジケて一人、帰国しちゃうんじゃないかと心配したが、ゴールにはメーカーの重役陣も来るので、さすがに最後までサポートに徹していたらしい。
アルパカバッグのブログを見たのか、レース後にこんな写真も送ってきた。

ホ、ホ、ホンモノだ.....
娘に写真を見せたら
「すがわらのじ~じってすごいね~ アルパカつかまえたんだー!!」
いやいやi-phoneの表示には、「クスコのサクサイワマン遺跡」って出ているし、
隣の女性が観光客に写真を撮らせて、お金をもらう類のものだと思うけど、
ひょっとして「去年生まれたアナタの子供よ」とか言われてたりして....。
「なにが起きるかわからないのがラリー」って、じ~じも言ってたし、アルパカの目元がちょっと似ている気もするし......
ふだんならラリーが終わった後は、現地のディーラーを廻り凱旋報告するので、本当にペルーにいるのかと思ったが、じ~じのかかりつけの歯医者さんのM先生から
「今、治療に来てますよ」
ってFBに書き込みが。
「ひょっとして??!!」
とあわてて自宅ポストを見ると

やられた!
おみやげのネックウォーマーが入っていた。
そしてこの写真は?
脱出できずオフィシャルに引っ張り上げられたらしい。
って2階の事務所にいたんだから、寄ってくれればいいのに(ったく)
この砂丘から這い上がろうとするカミオンを見て、映画のワンシーンを思い出し、ゾッとした。

とりあえずお帰りなさい。
まだ時差ボケで大変なうえに、スポンサーさん廻りや取材で大変でしょうが、落ち着いたらミヤゲバナシ聞かせてくださいネ(ホラバナシも聞いてあげますから❤)
「このじじい、まだまだやる気だナ」
というのがビンビン伝わってくる。
カミオン選手を順にクリックしてみれば、バケモノみたいに大きいロシア人に比べて、スガワラ親子の「小ささ」が分かる。
でもカミオンクラスの全員が、この極東の国から来た小さな親子とレンジャーを、
「リトルモンスター&サムライ・スガワーラ」
と畏敬の念で接しているのを、現場にいた私は知っている。
“I am still full of energy”
オレはまだまだビンビンだぜ!
やっぱりあのアルパカはあなたの???......!!!