カフェしなの

TREK とKONAとEVILと、たまに1250 GS HP

帰省

 
 
 
月曜日、長野の姉から電話が。
母と同じ高齢者施設に入所中だった、叔父のNさんが亡くなった。
水曜の通夜は出られるが、木曜から中国へ観光旅行に行くので、私に木曜の告別式に出て欲しいとのこと。
帰省したのは去年11月のツーリング以来。
 
こんなことがないとなかなか帰れないし、Nおじさんには世話になったので、喜んで引き受けた。
道路に雪があるのか聞くと、もう溶けてしまったらしい。
式は夕方5時からなので、朝、娘を送り出してから出発することにした。
 
昨日の夜は
「パパだけ行くのはずるい~」
「あたしも行く~」
と怒っていた。
 
実家に帰ると温泉に入ってラーメンが食べられるので、私だけ「抜けがけ」すると思っているらしい。
 
なんだかんだ用事を済ませて10時半に出発。
首都高は渋滞していたが、関越自動車道はガラガラで12時前に横川SAで休憩。
 
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アルパカ もとい「アタカマバッグ」は、収納力があるのにパニアのように出っ張らないので、渋滞中の首都高のすり抜けもラク
ふだんから左右のバッグを付けっぱなしだが、とにかくかさばらないのがいい。

しばらく食べていない地元のソウルフード、「ホームラン」のラーメンを食べたかったので、トイレ休憩だけして先を急ぐ。

高速から見える山並みはどこにも雪が無い。
先週、スキーのために水上高原へ向かうとき交通情報で、
上信越道の長野から新潟までは、雪で滑り止めが必要」と言っていたが、4月並みの暖かさで溶けてしまったらしい。
 
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1時半すぎにホームランに到着。
せっかくだからとチャーシューメンを頼んだら、
「チャーシューが残り少ない」とのことで、ラーメンに変更した。
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しょう油味でも豚骨でもないなんとも微妙な味のスープは、地元でも賛否が分かれる。
子供のころからこの味で育った私にとって、「ラーメン=ホームラン」なのだが、妻はこの味もにおいも苦手。
なので家族で帰省してもなかなか食べる機会がなかった。
 
私のあとに入った客は、「今日は売切れです」と断られていた。
ふー、あぶないあぶない
 
ホームランが入っている地元のショッピングセンターは、私が子供のころはとても賑わっていたが、20年くらい前に地元で一番大きい富士通の工場が、海外に移転したとたん市の経済が傾き、シャッター通り商店街になってしまった。
 
ラーメンを食べてから、同級生M君の修理工場に顔を出す。
むかしはバイクとクルマの販売で繁盛していたが、今はバイクはほとんど売れず、M君ひとりで細々とやっている。
原付バイクはきびしい排ガス規制クリアのために、数年後は30万円くらいになるらしい。
原付に30万出す人は少ないので、さらにバイクは売れなくなるのだろう。
それでも地元に密着して商売がやれるのはうらやましい限り。
 
都会で働くサラリーマンと、田舎のサラリーマン。
都会に実家があるなら家賃も住宅ローンもいらないが、そうでなければ給料が100万、200万多くても、住宅代で消えてしまう。
 
田舎ならお互いの実家も近いので、子供がインフルエンザになってもジジババが預かってくれるし、お金をかけなくても遊ぶ場所はいくらでもある。
 
将来、子供が都会の大学に行くときは、アパートや生活費で大変になるだろうが、M君に私が毎月駐車場代で毎月3万円払っていると言ったら、「それ何台分?」と驚いていた(妻も車を持っていたときは2台で7万円だったが....)。
 
今まで商店や工場だったところが、みんなつぶれて建売住宅ラッシュらしい。
東京のように不動産バブルなのかと思ったが、
「人口が減って商売がうまくいかず、みんなつぶれた」らしいので、景気は悪いらしい。
とはいえ田舎は結婚して数年はアパートを借りて、子供が出来たら親と同居するか、親の援助で家を買う人が多いので、景気が悪くても「それなりに」建売は売れるそうだ。
 
そのぶんアパートは空きが目立ち、10部屋のうち半分入れば御の字とか。
M君の工場となりのまだ新しいアパートは、半いつ来ても半分以上空いているが、
「だって築5年じゃもう古いだろ」って....
都会なら駅から近ければ築30年でもすぐ決まるが、田舎はどんどん新築が建つので、築5年はもう古いらしい。
賃貸アパート業者が田んぼや畑を持つ地主に、銀行で借金させてアパートを建てさせるビジネスが流行ったが、需要が無いのに供給過多で借り手がおらず、田舎でも自己破産が増えているらしい。
 
1年前、六本木の遊び人のSから、
「もっていれば10倍になるから100万貸して」
と勧められたのが、ビットコインだった。
金塊のように現物が無いので、アナログおやぢの私にはどうしても理解できなかったし、昔からあぶない商売ばかりやっているSが信用できなくて断ったが(むかし貸した000万円早く返せよ)、その後10倍どころか100倍になったニュースを見て、ちょっと後悔した。
まあ株もやらない私が仮想通貨なんてわかるわけもないので、手を出さずよかったが、インターネットで都会と田舎の時差がなくなった今では、長野でも仮想通貨や同じような儲け話に投資して、大損した人は大勢いるらしい。
 
個人資産何十億円なんて知り合いは、高級車を何台買っても、何億もする豪邸に住んでも、愛人を何人囲っても、いつも満足できない。
田舎にもその手の金持ちはいるそうで、「カネ中毒」になっているとか。
 
「夜は家族でテレビを見ながら、バカ笑いしているほうがいい」
冷たい水でクルマを洗いながらそう言うM君。

10年後はわからないが、とりあえず日々の仕事があることに感謝しながら生きている彼を見て、こっちのほうがしあわせだなとしみじみ思う。
 
実家から葬儀場までは歩いて5分。
父もここで見送った。
 
葬儀場までの道は拡幅工事で車両通行止めだった。
まだ地元の景気が良かった30年以上前に道路拡張は決定したが、不景気真っ只中の今では、いくら道が広くなっても通るクルマはほとんど無い。

帰省するたび新しい道が出来て迷うが、無駄な道路工事に数十億かけるより、さびれたショッピングセンターを壊して、地元だけでなく観光客も誘致できるような施設を作るなど、未来に向けた投資のほうが良いに決まっている。
 
実家に向かう高速道路も、いたるところで補修工事をしていたが、「年度末で予算消化」という悪弊をいいかげん見直したほうがいい。
 
 
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そして告別式が始まった
 
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叔父は97歳。
8歳で父親を亡くし、5人兄弟の長男として弟たちを、父親に代わり立派に育て上げた。
バイクでよく走りに行った「小串鉱山」や「米子鉱山」で働き、閉山後は部下たちの再就職に奔走したと、85歳で「元部下」の人が涙ながらに話していた。
 
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葬儀終了後は親族による「お斎(とき)の会」
いとこや親戚に会うのも、父の三回忌以来。
結婚式に呼ばれることはめっきり減り、葬式で会うくらいしかない。
今回会った高齢の叔父叔母らとも、次に会うときは「あっち」と「こっち」かもしれない。
 
翌日は予報通り朝から雨。
10時くらいに小雨になったので、カッパを着込んで墓参りへ
暖かかった昨日とうって変わって、今日は冷たい雨で手がかじかむ。
 
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亡くなったNおじさんと仲が良かった父に、そちらへいったことを報告(もう会っているか)
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そして母親の施設へも立ち寄り。
 
あいかわらず元気そうだが、寝たきりで口もきけないのは変わらず。
胃ろうで栄養たっぷりのせいか肌もツヤツヤだが、補給を止めれば数日で死んでしまう。
Nおじさんも晩年はここに入所していたが、認知症が進み去年ここで会ったときは、私のことも分からなかった。
 
緊急時の延命治療はしない同意書にサインしているので、肺炎や感染症にかかったときは覚悟しているが、私の手をぎゅっと握りしめる母を見るたび、別れるのが辛くなる。
 
雨は止んだがかなり冷え込んできたので、またカッパを着て出発。
軽井沢あたりでは「このまま雪になるんじゃないか?」と感じるほど寒かった。
 
先日のスキーの大渋滞と違い、今日は高速もガラガラ
ひさびさのアドベンチャーはすこぶる調子が良く、気が付くと制限速度を「はるかに」オーバーして走っている。
上信越道から関越に入り、上里SAでカッパを脱ぎがてら休憩。
追い越し車線を走っていたら、後ろから「殺気」を感じ急減速したとたん、赤い赤色灯をつけたクラウンが急接近してきた。
 
ここでもスピードは制限速度を「はるかに」超えていたので、よくて「一発免停」、ヘタすれば取り消しか??と、覆面パトカーの後ろを走りながら、全身の力が抜けていく。
上里SAの次のなぜか「星の王子様」をモチーフにした、寄居PAに誘導される。
降りてきた高速隊員から
「ずっと追い越し車線、走ってましたね」
と言われても、
「はぁ、そうですか」
としか答える気力がない。
 
「スピードもだいぶ出てたみたいですが、計測する前に減速したので、今回は追い越し車線を走り続けた{通行区分違反}だけです」
と言われ、耳を疑った。
 
「1点で6000円の罰金です」
と青キップを切られたところで、やっと事態を理解。
違反は違反だがかなり軽くて済んだ。
 
隊員さんが
「これは新型ですか?」
と聞くので
「バイク乗るんですか?」
と尋ねると
「空冷ですが同じの乗ってます」って。
 
神奈川県警のクッシーから、警察関係者がバイクに乗ること、万が一違反で捕まると出世に響くことを聞いているので、
「おまわりさんがバイク乗るって、大変なんでしょ?」
と聞くと、苦笑していた。
 
「こんな速いバイク作るメーカーのほうが、よほど犯罪ですよネ」
と免停をのがれたことで調子に乗って言ったら、
「ホントですね」って。
 
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東京は雨らしいのでここでもう一度カッパを着て、コーヒーを飲んで出発したら、同じ覆面パトが次の「獲物」をつかまえて、PAへ先導していくところだった。
 
追い越し車線で速いクルマの後ろについたはずが、すぐ道を譲られてしまい、「追い越し車線ひとり旅」をしていたところ捕まったので、その後は速いベンツやBMWの後ろで、かなり車間距離をあけて追い越し車線を走る。
 
3時過ぎに無事帰宅。
本当に無事でよかった。

念のため前回白バイに捕まったのはいつだったか確認したら、2月だった。
前回の違反から1年経っているので累積はなくなったと思うが、よい子のおぢさんたちもくれぐれも、高速含めて安全運転を心がけましょうネ❤