カフェしなの

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来る日に備えて

 

 

森友問題について大阪の知り合いと話したら、
「あそこはオレがガキのころはゴミ捨て場で、とても人が住むところじゃなかった」
とか。

評価額の10分の1が安すぎると言うけど、評価額より激安な土地はそこらじゅうにある。

去年、弁護士に依頼された北海道の土地も、そのひとつ。
国道に面した500坪の土地は、すぐうしろがオホーツク海という、絶好のロケーション。
むかし魚の加工場だったらしくボロボロの小屋が建っていて、高倉健主演で映画でも作ったら大ヒット間違いなしのシチュエーション。
地図を見たら2年前の北海道4デイズで、この道を走っていた。

路線価は坪2万円なので500坪で1000万円の価値がある(はず)
所有者は東京の水産会社だが、三代目社長は東京生まれの東京育ちで、ここにはは行ったことも無いという。
債権者の銀行も取引先もみんな東京で、弁護士も東京。
なのでだれもこの土地のことを知らないが、少しでも債権回収できればとこれも東京の不動産屋の私が売却を依頼された。

とりあえず地元の不動産業者に電話してみる。

私 「国道沿いに500坪の土地があるんですが、売れますかね?」

業者「売れませんね(即答)」

私 「え? 海産物の土産物店とかなんか、使い道あるでしょ?」

業者「このあたりはなにやっても駄目だから、だれも買いませんよ
    ごくたまに{海の近くに住みたい}ってもの好きなお客さんがいるけど」

私 「じゃあいくらなら売れますか?」

業者「いいとこ100万くらいですかね」

私 「坪2000円?!路線価は1000万ですよ」

業者「この辺は売れない土地だらけだから、値段が付かないんですよ。
   それに早く売らないと11月になったら雪が降って、土地の境界が分からなく
   なりますよ」

弁護士に報告すると
「じゃあ100万で買い客、見つけて」
って。
件の業者に再度電話して、100万で買主を探すようお願いした。

その後、地元の水産加工業者が「とりあえず駐車場で買っておく」ことになり、無事契約したが、需要が無い土地はどこもこんなもの。

千葉でも先日の「DOAラリークランキング」で走った外房は、30年前のバブルのときに投機で買った土地が値崩れして売れず、今も更地のまま放置されている。

30年前に500坪の土地を買った東京の人
「当時{持っていれば倍になるから}と言われ、坪3万円 1500万で買った」
という。
 
その後バブル最高潮のころ本当に2倍になったらしいが、そこで売ればいいものを
「そのうち3倍、いや5倍になるかも??」
なんて「取らぬタヌキのナントカ」で値上がりを目論んでいたら、見事にバブル崩壊
まわりも同じような土地ばかりで、今では500坪100万円でも誰も買わない。
 
毎年5月に固定資産税の納付書が届くたび、数万円を払うのが腹立たしいので、私にくれると言うが、タダでもらっても電気や水道を引き込むと100万以上かかるし、なにより家を建てるのに1000万以上かかる。
 
海までクルマで5分もかからないので、
「東京から近いしサマーハウスにどう?」
なんて妻に話したら、
「千葉じゃね~」
って。
大学から千葉に17年住んでいた妻は、千葉の不便さをイヤというほど知っている。
 
この辺で家を探す人は中古で売り出されている200万円の家を、半値の100万に買いたたいて直して住むらしい。
 
いくら需要が無くても東京から約100km、アクアラインを使えば1時間半で行ける。
まわりの空き地もまとめて3000坪くらいになれば、ドッグランにしてタービュランスIさんに運営を任せられるが、タダや格安で手放していいという人はごくわずかで、買った価格の10分の1でも売れないと言うと、みんな売るのが惜しくてずっと持つという。
「そのうち子供が使ってくれるから」
「孫が将来住むかもしれない」
なんて淡い期待を抱いているが、肝心の子供に聞くと
「あんな不便な土地、タダでもいらない」
とみんな答える.....。
 
近くに駅や高速道路、病院やショッピングセンターがあればいいが、バス路線も廃線になり住む人も激減して、老人だけの「うば捨て山」状態。
 
クルマがあって自給自足の生活をしたい人ならいいが、地元の不動産業者曰く
「もう一度北のほうで地震があれば、千葉に避難する人が増えて地価が高騰するはず」
なんて寝言を言っている.....。
 
千葉に限らず関東近県のMXコースは、閉鎖が相次いでいるらしい。
需要も先細りなので仕方ないが、手つかずで放置されている土地はたくさんあるのだが.....。
 
都会の不動産バブルもそろそろ終焉が近づいてきたような。
 
今年に入って価格が高いまま「高止まり」しているが、よほどの「掘り出し物」でもないかぎりほとんど売れていない。
とはいえ高い金利で借りたカネで転売を目論む不動産業者は、売れずにみんなケツに火がつき始めた。
 
おととし8億で都心のビルを買い、10億で売りに出している知り合いは、
「7億なら買い手はいるけど、銀行に返す1億円がない。
とはいえ持っていれば金利はかさむのしで、売るも地獄、持つも地獄だよ」
と私の事務所でコーヒーを飲みながらぼやく。
 
彼の会社はこんな売れない物件ばかり、他にも数件持っているので、銀行もこれ以上の融資はしてもらえない。
毎月の返済分に社員の給料や事務所家賃の支払を、いまどきFX取引でなんとかしのいでいるらしいが、あまりのストレスにそろそろ「胃に穴が開いてきた」とか。
 
そんな社長の苦労を露ほども知らない若手社員が、偶然ウチに飛び込み営業で来た。
「ウチはバンバン買いますから、なにかいい物件はありませんか?」
という社員。
社長から実状を聞いているのでよほど話してやろうかと思ったが、彼に言ってもどうにもならないのでやめておいた。
 
つい去年まで盛況だったサラリーマンやOL相手の不動産投資セミナーも、最近は満員にならないらしい。
さすがに銀行金利3%で借りて買ったマンションやアパートが、たった5%の利回りではすぐ赤字になることが、カモ(客)にも分かって来たらしい。
 
 
売れ残った新築マンションや建売住宅は、すでに購入して住んでいる人に知られないよう、業界内だけで「内々で大幅値引き」する業者が今年に入って急増している。
 
そして売れない在庫を抱えた業者が相次いで倒産し、その下請けで仕事を請け負っていた工務店や、その孫請けの業者が連鎖倒産する日もそう遠くないような。
 
「10年保証」と言われて買った不動産が、売主が倒産したらだれも保証してくれないことに、疑問を持つ人が少ないのが不思議でならない。
大手不動産会社の営業マンに
「いつつぶれるかわからないマンション売って、大丈夫なの?」と聞くと
「そうなんだけどこっちもノルマがあるんで売らないとクビになる」って。
 
「お客さんにはその旨を説明してる」というが、契約書の裏に小さな文字で書いてあるだけで、それが説明と言えるのか。
 
「銀行でローン組まされて畑にアパート建てたけど、満室になったのは最初の1年だけ。家賃保証も急に減額されて。毎月ローンを払うのが大変だった」
弁護士の紹介で自己破産の手続きをした人は、いまだにテレビで宣伝しているアパート業者に憤りを隠せない。
 
今後のシナリオとして
 
 
出口の見えない森友問題でアベ政権が総辞職
                 ↓
ゴリゴリの増税推進派「石破」が新総理になり、消費税増税を敢行
                 ↓
消費が一気に冷え込み株価が7000円台に暴落し、バブル崩壊
 
他にも総選挙で立憲民主党など左派系連合が政権を獲り、やはり増税して株価暴落とか、
阪神大震災社会党や東日本の民主党のように、自民党以外が政権を獲ったときに「偶然」起きる天災によるバブル崩壊
北朝鮮のミサイルが誤って日本のどこかに着弾しても、大混乱が起きるのは必至。
 
日本に限らず世界中で、なにが起きても不思議でない今、
とりあえずいざというときの備えは、しておいたほうがいい。