R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

それでホントに楽しいの?

 
 
 
 
 
 
昨日もお山へ
先週末は雨だったので二週間ぶり
走りたくてウズウズしていた。
娘が生まれた8年前、もしロードでなくマウンテンバイクに目覚めていたら、きっと育児放棄で離婚されていただろう。

小学3年生になった娘はバレエや塾、友達と遊ぶようになり、週末は私がいなくても問題はないらしいが(ちょっとさびしいが)、文句も言わず送り出してくれる奥さんには、感謝の言葉しかない。

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朝6時で気温16度。
先々週はTシャツにジャンパー1枚でかなり寒かったので、この日はインナーにマックスのジャケット、パンツもマックスでちょうどよかった。

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8時に到着。
まだモンキーIさんは来ていないので、ベンチで朝食を食べながら待つ。
 
 
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Iさんは到着早々
「あさごはんです~」
とビールをぐびぐび
 
前回ご一緒したマサルさんと今日は3人。
 
 
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いつもの峠をマサルさんとおしゃべりしながらゆるゆる登り、見晴らしのいいところで休憩
ロビンをひざにのせて「中腰」のきつい姿勢でのぼる、Iさんを待つ。

「きょうはいつもよりちょっと奥へ行きましょう」
と向かった先は
 
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最初から「押し」の激坂
ここは写真が撮れるので、まだ「ぜんぜん」ゆるい緩斜面。
そこらじゅうイノシシが掘った穴だらけ。
歩くのもやっとの登りを10分くらい押し続ける。
 
Iさんの息子さんたちはここを自走で登ったらしいが、MTBだけでなくオフロードバイクが入ってきてからは、路面が荒れて木の根や岩がむき出しになり、もう登れない。
 
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頂上でひとやすみ。
 
ランドナー派が強かった昔は、{ブロックタイヤでヤマを走るな}と非難された」
とか、
「昔は自転車を2時間くらい、みんな「担いで」登ったけど、今は1時間が限度かな」
とか、
「モンキーは(フレーム形状が)担ぎづらいと、{担ぎ屋}からクレームが多かった」
などなど、毎回さまざまな自転車トリビアが聞けるのも、Iさんと走る楽しみのひとつ。
 
 
10分押しただけでひーひー言ってるようじゃ、「のぼりが好き」なんて言う資格は無いんだろう。
 
ショップが客と自転車をハイエースで頂上まで運んで(スキー場ならゴンドラに乗って)、下りだけ走るという最近のMTBを否定はしないが、それで本当に楽しいのか。
 
子供のころ一番近いスキー場は、バス停からゲレンデまで1時間、スキー靴を履いてスキーを担いで、ひと山登るのが当たり前だった。
 
「これは準備運動だから」と言われて育った私は、
「苦労してのぼった先に{ごほうび}が待っている」
と今も信じている
(自家用車ならゲレンデ前まで行けることを、後で知った.....)
 
そしてここからが至福の時間。
ヘルメットをかぶり長袖を着て、ニーガードをつけて準備万端。
今日は登りが長かったぶん下りも長い。
 
急な段差でジャックナイフはしょっちゅうの激坂下りあり、
ハイスピード林道アリの盛りだくさんな内容(当然写真なんて撮ってるヒマはナシ)
 
毎回ロックさせて危ないので、事前にリアブレーキのワイヤーを「ゆるめて」もらったら、レバーを握ってもほとんど効かない......
それが功を奏してか、ブレーキに頼らず下れたような。
 
コーナー手前で「気持ちエンジンブレーキ」を心の中でかけ、コーナリング
まだ「ヒラヒラ」とはほど遠い走りだが、前回より(前々回より)気持ちよく走れた気がする。
 
狭いシングルトラックはバイクでは考えられないような、細かい(本当に細かい)ターンの連続。
先の先を見ていないとあっというまに、立ち木や岩が目の前に。
 
いかにリズミカルに走れるかが、気持ちよく走るキモなんだろう
(わかっちゃいるが...)
 
「こんなヤワなタイヤとサスで大丈夫?」
 
「プロテクターなしでこんなスピードで突っ込んで、大丈夫か??」
 
前回はこんなことばかりアタマをよぎって、岩の段差で急停止してジャックナイフ、
そのまま前転してしまったが、モンキーIさんは私とほぼ同じ自転車で、さーっと走り去っていく。
「意を決して」飛んでみるとスッと着地できるし、ちゃんとマシンをバンクさせてコーナリングできた(まだタイヤのグリップの違いなんて、全然分からないが)
 
でも難所の激下りではアシの短いロビンに、「早く行け」とあおられる場面も.....。
 
登りも下りもアクセルひと開けで走れるバイクでは、絶対に味わえない満足感が自転車の魅力だろう。
 
7月は野沢温泉スキー場でMTBエンデューロに参戦予定。
(といっても初心者クラスだが)
それまでにもっともっと走りたい。
 
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そしてここも初めて来た山の中の食堂。
 
おしゃべり好きな母娘でやっていてサービス満点。
カツカレーを頼んだらルーが多すぎ。
大盛りにすればよかった。
途中からでも大盛りにできますと言われたが、自転車は「重力との闘い」。
なのでグッと我慢した。
 
10年前のファラオ以来、毎晩の筋トレも欠かさないが、寝る前のアイスクリームもそろそろやめないと。
 
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そして無事ベースに帰還。
先々週の下りでジャックナイフから転倒して肩を打撲、いまだに痛いが今日は無事に帰れた。
 
帰りの高速は少し渋滞したが、ツーリングバイクの一団にすりぬけの「つゆはらい」をしてもらい、コバンザメ走法で無事帰宅できた。
 
片道100キロだけなら1200ccは要らないが、国産も外車もビビッとくるバイクがない。
 
山に自転車を置かせてもらいバイクで通うため、普段のアシにもう一台購入した。
 
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ロッキーマウンテンの29インチ
 
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モンキーIさんの息子さんが働くインポーターから、モンキー経由で購入。
 
これからリアキャリアをつけて仕事のアシで使う予定だが、長距離を走るならモンキーの27.5より29のほうが有利なので、12月のDOAはこっちのほうがいいのかも。
そのうちお山で乗るようになれば、アシまわりやギア、ブレーキなどなど、いろいろ手を入れたくなるんだろうナ。
 
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世間はサッカーワールドカップで盛り上がっているが、
「スポーツは自分でやったほうが百倍楽しい」考えの私は、なーんの興味もないので、毎晩ぐっすり眠れる。
 
それでもこれは自分では絶対できないのが、「ルマン24時間」を走ること。
そしてトヨタが悲願の初優勝
 
 
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新聞の一面を飾っているので、スポーツ面でもさぞ大きく、取り上げられているはず。
 
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おいおい、これだけかよ
 
まだ日本代表の試合でもないのに、これはないだろう。
 
今は日本代表がワールドカップに出るのが当たり前らしいが、イタリアやオランダなどの強豪国が予選敗退で出られないのに、弱い日本が出ることに毎回違和感を感じる。
 
自分がワールドカップで勝ったこともないくせに、えらそうに選手や試合のことを批判する「自称解説者」にも腹が立つ。
 
日数はかかるだろうが全世界でトーナメント制にして、優勝経験のある国はシードにして、弱い日本は予選から勝ち上がらないと本選に出られないようにすれば、本当に強い国だけのワールドカップになるだろうし、日本が勝ち上がれたら納得できる。
 
ちょうど全米オープンゴルフをやっていたが、こちらはシード選手でない限り、マンデーから予選を勝ち抜かないと本選には出られない。
 
 
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もっと腹が立つのは毎日同じことの繰り返しのプロ野球が、一面だということ。

バイクメーカーが4社。クルマはトラックメーカーを入れると12社もあり、世界で一番クルマやバイクを作っているのに、モータースポーツは認めない「クルマ後進国ニッポン」

「ルマンでの日本車の優勝はマツダに次いで2台目」といわれるが、日本チームの優勝なら2004年にアウディR8で優勝した、「チーム郷」もそのひとつ。

郷さんは鳩山元総理と同じブリヂストンの石橋財閥の末裔で、ルマンに私費を数億円(数十億?)つぎ込んだ。

むかし郷さんとお会いしたとき、
「日本人チームが優勝してフランスは大騒ぎ、日本でもきっとニュースになってると思ったら、成田に報道陣はだれもいなかった」
って。
「こんな国じゃクルマ文化はぜったい根付かない」
とそれから数年でチームは解散、モータースポーツから撤退してしまった。

菅原じ~じも
「日本で認められなくてもいいんだよ、おれルマンの名誉市民だから」
って。

ルマンにはチームスガワラが長年借りているガレージがあり、パリダカの直前にはルマン24時間でも有名な「ユノディエールのストレート」で、レンジャーの最高速テストをやっていて、ルマンでは有名人。

「都心のホテルやデパートに行っても、バイク置き場がない」
私がアドべを手放そうと思ったのも、銀座のホテルで駐輪を断られたことが発端。

四輪用駐車場はガラガラだし、4輪と同じ料金を払っても構わないのに(違反駐輪は9000円なので、それに比べたらタダみたいなもの)、駐車場の係員はかたくなに
「バイクは停められません」って。
「そこに停まっている10年落ちのボロベンツより、こっちのほうがはるかに高いんだぞ」
のどまで出かかった言葉を飲み込んで、近所の交番で駐輪場がないか聞いても
「このへんは無いね」とにべもない
(バイクでなんて来るんじゃねーよと言われたようなもの)。

皇族や代議士センセイがバイクに乗ってくれれば、行政含め世間の対応も変わるかもしれないが、いまだに「バイクは不良の乗り物」の認識が強い。
日本のモータースポーツ文化は永遠にこんなものだろう。

日本に何社、車のメーカーがあるか検索した際、タチバナサンの記事があった。

「オレは本当のことを書くからメーカーや出版社にけむたがられて、仕事が来ないよ」
と以前言っていた。
クルマもバイクも雑誌やメディアはどれも同じ内容なので、もう読む気もしないが、
生きていくために本音は隠して、メーカーにおもねった記事しか書けない、「御用ジャーナリスト」ばかりでは、この国のクルマとバイクのユニクロ化は、絶対に止まらないだろう。