春休みの前、
娘の学校が振り替え休日で休みになったので、家族で「キャッツ」を観に行った。
場所は自宅から自転車で10分の、大井町キャッツシアター
開演は午後1時から。
なので戸越銀座のパン屋さんでパンを買い、会場近くの公園でランチしてから、会場へ向かう。
じつは人生初ミュージカル。
今まで何度もミュージカルを見る機会はあったが、
「オトコが見るもんじゃない」
と勝手に思っていたし、妻がブロードウェイで上演されたDVDを持っていたので、ドライブのたび何十回も見せられたので、
「日本人のミュージカルを見てがっかりしたくない」
と思っていた。
平日の昼間なのに超満員
先日の目黒川にできたスタバ高級店に群がる人たちもそうだが、やっぱりこの国は景気がいいんだろう。
90%以上が女性客、やっぱりオトコは少ない。
以前なにかの番組でこのセットを、京都の美大生が作る様子を、ドキュメンタリーで放送していた。
バイクに乗ったことのない女子大生が、捨てられたスーパーカブのデザインに、苦労している様子や、はるばるトレーラーで長距離輸送していたが、まさか自分が見ることになるとは。
私も娘も「きまぐれネコ」のラム・タム・タガーが一番好き。
毎日上演しているのでタガー役の俳優さんも数人いて、マニアな客はお気に入りのタガーの日に、何度も見に来るとか(まるで宝塚だなぁ)
魔法使いネコのミストフォリーズのダンスもよかった。
パンフレットを買って読んだら、みんなバレエダンサーとしても一流らしい。
途中の休憩時間には、観客がステージに上がってみて回れるサービスもあり、娘は何度も舞台に上がって得意がっていた。
ステージの一番前のスペシャルシートは、妻曰く「ずーーーっと」予約で一杯とか。
ラストにグリザベラが歌うメモリーなんて、もう鳥肌モノ
感激して思わず涙でぶわっと、視界がぼやけた。
劇が終わっても拍手が鳴りやまず、何度もカーテンコールでネコたちがあいさつ、
最後はラムタムタガーが一人出てきて、パフォーマンス。
それでやっと観客も納得して、ぞろぞろと会場から出てきた。
東京には自然は無いが、生で見られる劇やミュージカルは、そこらじゅうでやっている。
数年前に娘はライオンキングを観ているが、知り合いの小学生の息子さんは、ライオンキングを観て子役のシンバをやりたいと、週3回、劇団四季のレッスンを受けている。
つぎは「ジーザスクライストスーパースター」を観てみたいと思ったら、すでにチケットは売り切れだった。
「ミュージカルはオンナ子供の観るもの」は撤回して、機会があれば娘とアラジンや、リトルマーメイドも観てみたい。