R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

運動会とひみつきち

 
 
 
 
 
土曜は娘の小学校の運動会があった
 
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川崎でまた小学生が犠牲になる事件があったばかり。
 
学校側やPTAもピリピリしているが、父兄や親族などたくさんの人が来るうえ、IDチェックや手荷物検査も無いので、不審者の侵入は防ぎようがない。
お父さんもたくさん来ているので、いざとなればなんとかなるだろう。
 
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応援団を任命された娘。
がんばる姿におもわずウルウルするが、事件に巻き込まれたご遺族の無念を思うと、申し訳ないような複雑な気持ちになる。
 
「死ぬなら一人で死んでくれ」
テレビで誰かのコメントが物議を呼んでいるらしいが、子を持つ親としては本当にその通り。
 
不謹慎を承知で言うが、誰か道連れにしたいなら、映画「タクシードライバー」のように、ヤクザや詐欺集団のアジトを襲って、彼らを道連れにすれば称賛を浴びるのに、、、、、。
 
とはいえ銃社会アメリカと違って、刃物くらいしか持たないシロートが、プロ集団を襲ったら返り討ちにあうんだろうなぁ......。
 
親に寄生する40歳以上の「中高年の引きこもり」が、60万人もいるとか。
 
引きこもり予備軍を含めれば、実際はこの何倍もいるんだろう。
 
評論家やコメンテーターというヤカラたちが、
「中高年の引きこもりは、就職氷河期に就職できなかったり、ブラック企業での過重労働を放置した、社会や政治が原因」
と言っていた。
 
就職氷河期希望の会社に入れないなんて、自分の能力に見合わないところを高望みした結果。
ほとんどの人が希望の会社に入れるわけもなく、やりたい仕事につける人はほんのひと握り。
それでもみんな一所懸命がんばって生きている。
 
ブラック企業なんてむかしは当たり前
私も働いていたヤクザな会社の社長が投げた、「ガラスの灰皿」でアタマを割ったり、社長の夜のお迎えに行った深夜の歌舞伎町で、ヤクザと駐車場の奪い合いになったりしながらも、辞めたら行く場所が無いので、必死に耐えていた。
 
「資源のない島国」日本で生きていくには、とにかく頑張って働くしかなかったのに、戦争で苦労した親たちが、自分の子供には苦労させたくないと、甘やかして育てた結果が、今の引きこもりや働く気のない生活保護者の増加に、つながっていると思えてならない。
 
暴論を言わせてもらえれば、戸塚ヨットスクールみたいなところを自治体が作り、引きこもりや働ける生活保護者を、全員を「収容」して働けるようになるまで(働く気になるまで)、厳しく矯正生活をさせるべき。
 
管理していたアパートで、大家さんが「かわいそうだから」と生活保護者を入れた。が、「気に入った仕事がない」とずっと働かず、毎日パチンコ三昧。
朝のゴミ出しの時間に起きられないので、ゴミ屋敷になってしまった。
 
いい加減にしろ!と注意したら
生活保護を差別するのか?」って逆ギレ。
生活保護が当たり前の権利だと、勘違いしている。
 
すったもんだで出て行ってもらったが、ごみの処分代は行政が負担してくれず(おまえらが世話したんだろうが)、大家が負担することに。
 
「もう二度と生活保護は入れたくない」
って、こうして自分で自分のクビを締めているのを、「その日暮らし」の彼らは気が付かない。
 
「税金を払うのが国民の義務」と、毎年「しっかり」税金を払っているが、こんな働く気のないやつらに払われていると思うだけで、本当に腹が立ってしかたない.....。
 
 
そして全力走
がんばれ~
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転ばないかヒヤヒヤしながら見るのは、心臓に悪すぎる
 
 
じつは午後からキャンプに行く予定だった。
 
元「風魔プラスワン」の店長で、冒険家カザマサンの部下(というか山梨の後輩)。
今はアウトドアスクールやカヌーツアーを主宰するオガワサンから、
「キャンプに行こう」
と誘われた。
 
娘も連れて行きたかったが運動会でヘトヘトのうえ、夕方はバレエ教室で忙しい。
 
私も運動会が終わってから行くと、夜になるかもしれない。
 
去年Sさんに譲ってもらったテントだが、真っ暗な中で張れるか自信が無い。
なので前日に予行演習していたら
「ここでねる~」
って。
 
 
 
 
去年一度だけ自宅で張ったときは気が付かなかったが、メッシュの夏仕様だった。
 
キャンプ場は山梨の勝沼で山のうえとか。
最低気温10度の予報なので、ねんのためダウンシュラフを持参した。
 
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もうひとつ心配だったのが、キャンプ場へのアクセス
 
ここはオガワサンの知り合いが、個人で作っている途中のキャンプ場で、まだオープンしていない。
場所を教えてもらいgoogleのstreet viewで調べると、一般道からキャンプ場への急な上り坂があった。
 
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オガワサン曰く
「ちゃんとコンクリで舗装されてるから大丈夫」
とおっしゃるが、どう見ても急こう配の荒れたダートにしか見えない....。
 
「真っ暗ななかキャンプ道具満載の、重たいアドべでここを登れるのか???....」
 
そう思ったら娘には悪いが運動会の後半、娘が出る種目が終わって早々に帰宅。
2時半に勝沼に向けて出発した。
 
首都高も中央高速も順調に流れている。
 
高速を逆走するクルマや、あおり運転、無理な追い越しなどの事故が、最近は特に多いので、追い越し車線を走っていても、うしろから速いクルマが来たらすぐ道を譲り、できるだけ自分の前と後ろに車間距離を取りながら、気を付けて走る。
 
あっというまに勝沼IC
東京から100kmなので本当に近い。
キャンプできるなら次回は自転車で来てみようかな。
 
インターから20km、どんどん標高が上がっていく。
 
心配していた上り坂は、たしかに舗装されていた。
が、かなりの急こう配。
登りきると今度は未舗装の林道が、森の奥に続いている。
 
「ほんとにキャンプ場があるのか?」
ちょっと(かなり)不安になりながらそろそろと進むと、複数のテントと人の姿が見えてきた。
 
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やっと到着。
すでに昼過ぎに到着した人たちが、思い思いに過ごしている。
 
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適当な場所を見つけて私も設営
 
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なぜかTDRが3台も。
「ひょっとして(TDR好きな)イマッポ?」
と思ったら違った(イマフジ君のはポンコツだが、彼らはみなピカピカのドノーマル)。
 
TDR友の会みたいな人達らしく、
TDRってどこがいいの?」
なんて禁句の質問をしたら、一晩中ず~~~っと「TDR愛」を語り続けていた。
 
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だいぶ日が伸びて明るくなったけど、6時になったのでとりあえず乾杯
 
男女合わせて8人
たぶんみなさん50代かな?
 
このキャンプは「初心者向けアウトドアスクール」
 
女性陣はまだテントを持っていない、アウトドアビギナーらしいが、
 
「前回の四万十川カヌーツアーは楽しかった」
とか
「帰ったらテント一式購入します」
なんてキャンプにドハマりしている人たち。
 
面倒見のいいオガワサンのこと、カヌーツアーもおもいきり楽しかっただろうことは、彼女たちの「少女のような?」笑顔を見ればわかる。
 
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このキャンプ場は地元のアウトドア好きな有志が、手作りしているとのこと。
 
山小屋も手作り中で、
「昨日やっと{かべ}ができた」
って。
簡易トイレもちゃんとあるが、もっと規模を広げるには水の確保が課題とか。
手が空いている人がユンボやブルを使って、整備しているらしい。
 
まだまだ奥にもあまった土地があるらしいが、サグラダファミリア教会のように、
「いつ完成するかわからない」
とのこと。
 
東京近郊のお山はハイカーとトレイルランナーが増えすぎて、トラブルが多発。
MTBは走れなくなっているとか。
私が通うお山は今のところ大丈夫だが、いつ走れなくなるかもしれないので、東京から100km圏の山を格安で買って、プライベートコースを作ろうと、この半年くらい探していた。
走れるのはコースづくりに協力してくれた仲間と、その仲間だけで、基本無料。
管理や運営はMTB好きな人に任せて、ビジネスとしてスクールをやりたいなら、やって稼げばいい。
そんな自由なエリアが理想だったが、キャンプ場作りの大変さを目の当たりに見て、
「シロートの思い付きだけじゃできないなー」
と思った。

まだどこにも載っていない、東京から120kmの「シークレットキャンプ場」
 
それでもオガワサンや地元の先輩のカザマサン、某大手アウトドアブランドの会長など、ギョウカイジンがブラっと立ち寄る、「知る人ぞ知る」場所らしい。
 
直火OKな焚火で肉を焼くオガワサン
 
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世界中を放浪し、「テレビチャンピオン」の「無人島サバイバル」で、優勝経験もあるオガワサン。
 
手際よく晩ご飯の準備を進めていく
 

 

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あいかわらず「TDR愛」を語り続けるおじさんたち
 
参加者が持ち寄った日本酒やワインの「試飲会」が始まり、みなだんだんと呂律が回らなくなってきた。
 
職業も住まいもみんなバラバラだが、酒とキャンプが大好きというのはみな同じ。
 

 

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もうおなかいっぱいだが、〆のパスタはしっかり食べる
 
ほんとにおなか一杯なので、焚火の前に場所を移して二次会が始まった。
 
夜が更けるまで酔っ払いたちの、ヨタバナシは尽きない。
 
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今回オガワサンとゆっくり話をしたかった理由がもう一つ。
 
知り合いから小笠原諸島の父島にある、2万坪の土地を買わないかと言われていた。
某上場会社がむかし買った土地で、担当者が定年退職していて、
「なんで買ったのかわからない」
とか。
もう何年もだれも見に行っていないし、持っていてもしょうがないので、いくらでもいいから買わないか?という、ギョーカイではよくあるハナシ。
 
先日の10連休に見に行こうと思ったが、フェリーの予約が取れず断念。
 
と、オガワサンが
「ちょっと小笠原、出かけてきます」
ってFBに書き込んでいたので、
「ついでに見てきてもらえませんか」
とお願いしていた。
 
私が買う目的は転売したり、商業目的でなにかを建てて儲けるのではなく、
「いつか住みたいからとりあえず、買っておこう」と思っただけ。
 
小笠原には空港が無く、週一便で片道20時間かかる船しかないので、いまだに観光地化していない。
環境保護にも厳しくてキャンプができず、宿が取れないと船も乗れない。
 
台風などで欠航すれば、さらに一週間足止めされるので、余裕を持っていくなら2週間の休みが必要。
 
たまたま今回のイベントに参加した女性が、この10連休に行ってきたという。
フェリーの予約を取るために「会社を休んだ」とか(!)
 
「そのくらいの覚悟が無いと小笠原は行けませんよ!」
とキッパリ。
 
行って楽しかったのか聞くと
「正直ショボい民宿しかないし、さぞ{海の幸三昧}の豪華な夕食かと思ったら、普通のハンバーグだったり。アトラクションもホエールウォッチくらいしかなかった」
って。
 
オガワサンも
「観光地として盛り上げたい派と、自然保護に力を入れたい派がいたり、自然が好きと都会から移住した人が多く、そんな人はお金も無いので生きるのに精いっぱい、そんな中途半端な場所が小笠原」
とのこと。
 
携帯電話さえ通じれば、世界中どこでも仕事ができて、自営業ゆえ休みも取れる私と違い、妻と娘はなかなかまとまった休みが取れない。
 
娘が中学生になれば自分でどこでも行けるだろうし、だんだん私も家族から相手にされなくなるだろう。
 
2万坪の内訳は「海に近い12000坪」と、「山の中の8000坪」の2か所に分かれているが、オガワサン曰く
「どっちも急斜面のジャングル」
って。
法律上の規制も厳しく、
「家は建ててはいけない」
とか
「道路は引き込んではいけない」
などなど。
「研究用の施設はこの限りでない」
とのことだが、私はここに「ひみつきち」を作りたいだけ。
 
子どものころ愛読した「トムソーヤの冒険」や、「ロビンソンクルーソー漂流記」の主人公のように、1年のうち数週間でもここで、「冒険」が出来たらいいと思った。
 
夏休みも行けなさそうなので、小笠原は夢のまた夢になりそうだが、いつか行ってみたい。
ほかにも三浦のお山とか、軽井沢のいらない土地とか、面白そうなネタはまだまだある。
女性陣やTDRおじさんたちは、みんな酔っぱらって寝てしまったが、オガワサンとふたりだけ残って、
 
○○したらおもしろいんじゃない?
××したらもっと面白いかも?
 
と、妄想バナシは尽きなかった。
 
 
そして夜1時に就寝。
かなり冷え込んできたが、私は靴下を履いて寝るのが苦手。
 
寒かったら履こうと、ハダシで寝袋にもぐりこむ。
 
と、そんな心配をよそに朝まで爆睡。
5時に目が覚めた。
 
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「歳をとると朝早く起きてしまって困る」
とか
「夜中にトイレで何度も起きる」
と同年代の御仁はおっしゃるが、ふだん娘と9時か10時に寝ても、朝6時半までグッスリ、目を覚ますことがないのが、いいのかわるいのか。
 
テントの外を覗いてもだれも起きている気配は無いので、もう一度寝袋にもぐりこんだが、むかしから二度寝ができないタチなので、仕方なく起きて歯を磨きコーヒーを淹れる。
 
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ソローの「森の生活」を図書館で借りたので、読んでいると男性陣が起きだした。
女性陣は8時過ぎまでしっかり寝ていた(オンナッテスゴイネ)
 
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今回のお供はマックスのブーツ
 
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だいぶ年季が入ってしまったので、そろそろオーバーホールをお願いしようか
 
オガワサンが朝食に、バナナとハチミツのホッとサンドを焼いてくれた。
 
 
そして9時半に撤収。
 
オガワサンたちは近所の温泉に入ったあと、カザマサンが近くで田植えしているらしいので、それを覗いて(手伝って?)いくらしい。
 
私は娘に早く会いたいので、先に帰ることに。
 
TDRラバーズのおじさんたちも、静かなキャンプ場に不似合いな、甲高い排気音と白煙をまき散らしながら、帰っていった(に、に、荷物満載!)
 
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ここが問題の入り口
オガワサンはハイエースで登ってきたが、レヴォーグで登れるのか?
 
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談合坂SAで休憩。
 
日曜の午前なので、上り方面は空いていた。
 
オトコ1 オンナ2のハーレーチーム
女の子の革ジャン姿はいつの世もうつくしい。
小さなカラダでヨタヨタしながら、大きなハーレーに乗るのもまたかわいらしい。
 
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オガワサン、管理人のMさん、参加者のみなさん、大変お世話になりました。
またシークレットキャンプ、誘ってください