暑かった夏も仕事のアシとして、毎日のようにバイクに乗った。
7月3日納車なので、ほぼ2か月。
ツーリングや遠出はほとんどせず、ひたすら都内や近場を走り回って2100km。
ふだんから電車やバス、クルマは乗らず、篤かろうが寒かろうがバイクがアシの私だけど、いままでこんなハイペースで乗ったことはなかった。
それだけ1250GSが楽しくて、乗りやすいことに尽きる。
都心の渋滞や信号待ちでも、1200のようにスタートでエンストする不安がない。
タンクも30Lから20Lと小さくなったので、立ちごけの心配もない。
おかげですっかりMTBから遠のいてしまった。
唯一の不満がサイドスタンドの長さ。
自宅玄関に駐輪スペースを作ったが、ノーマルのサイドスタンドではバイクが「傾きすぎて」、階段が狭くて通りづらい。
もう少しバイクが起き上がってくれればと、アドベにもつけた幅の広いスペーサーを、腹サイクルにオーダーしていた。
入荷したというので腹サイクルへ。
とちゅうでマックスに立ち寄り
暑い夏は買うものがないが、涼しくなるこれからがベストシーズン
オーナーのSさんに
「そろそろ秋冬の新商品が入るころでは?」
と聞くと
「ん、まだないですね」
って。
あいかわらずやる気があるのかないのか、わからない答え。
いっそ暑い夏はロシアやヨーロッパ、南半球で売り出せば、ジャパンクオリティでバカ売れするような気もするが.....(って、あくまで気がするだけ)
そしてスペーサー取り付け
ツアラテック製らしい(いまはツラーテックっていうのかな)。
10年以上前のツアラテックなんて、オーダーしても3か月から半年くらい、待たされるのはザラだった。
「ひょっとしてサギ?」
なんて千葉にあった日本法人に問い合わせても、
「そのうち来ますから」
って。
しかたないので本国に問い合わせると、
「日本法人を通せ」
って。
忘れたころに届くのが普通だったが、経営が変わった今は数日で届くとか。
むかしを知る人からすれば夢のような話し。
空冷GS乗りが「神」とあがめる(らしい?)「HPN」は、もっと上。
当時代理店だった浜松の動研にオーダーしても、3年くらい待たされるのが普通。
300万から500万の法外な車両代を振り込み、あとはなしのつぶて。
途中経過もわからぬまま、純情なおじさんたちはひたすら待っていた。
待ち焦がれた完成車と対面してみて、
「サスが違う」
「シャフトが違う」
なんて注文と仕様が違っていたこともしょっちゅう。
それでも
「HPNだから」
の一言で片づけてしまう、ある意味おおらかな時代だった。
モンゴルラリー帰りのハラサンとも再会。
ケガも大きなトラブルもなく、無事完走おめでとうございます。
今回のラリーでハラサンが驚いていたのが、テント運ぶサポートトラックの驚異的な速さ。
サポートカーがショートカットできるルートがない日は、サポートトラックも選手と同じルートを走るので、ビバークに着いても着替えもスペアパーツも届かない日が、毎回あったらしいが、今回はチームスガワラがサポートカミオンをフランスから陸送し、モンゴル最強の助っ人ドライバー、バイラ―さんがドライブした。
ある日のSS、ハラサンがオンコースを走っていると、カミオンが前を走っていて、その速さに驚いたらしい。
レンジャーを陸送するバイラーさんにしてみれば、フランスから5000kmカミオンを運転して、モンゴルラリーの3000kmサポートなんて朝飯前だろう。
今回は朝スタートして同じビバークにゴールする、ループのコースも何日かあったらしい。
主催者側も移動が少なくてラクだし、選手もテントを張ったままスタートできるのが、ありがたいだろう。
ハラサンも休みが取れるなら、アフリカエコレースに行きたいはずだが、さすがに年末年始で3週間は休めないか。
もう少し厚みがあるかと思ったが、幅だけ広くて厚さは1cmも増えないらしい。
けっきょく幅木をはさんでバイクを立てるのが、一番の解決策だった。
でも出先で駐輪するとき、サイドスタンドが長すぎて、反対側にバイクが倒れそうになったのも、一回や二回ではない。
なのでこれはこれでよかったんだろうナ。