R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

バート・マンロー

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2年前に封切られた「世界最速のインディアン」。
この映画がよい(西部劇ではない、念のため)。
http://www.happinet-p.com/jp2/special/0704-3.html

主演は「羊たちの沈黙」のレクター博士でおなじみの、アンソニーホプキンス。
レクター博士とは正反対な役柄だが、さすが名優、素晴らしい演技。

金も身寄りもなく、おまけに心臓も悪くニトロを飲む、さえない「老人」バート・マンローが、自身で改造した旧式インディアンを駆り、はるかニュージーランドからアメリカまで行って最速記録を出すという、実話を基にした映画だが、なければ自分でなんとかしてしまう不屈の精神と、不思議な魅力で周りをその気にさせてしまうところが、どうしても菅原爺とダブってしまう。
(爺は一応奥さんもいるし「体力は30代」とかホラふいてるけど元気みたい。お金があるかは知らないが...)

バートも爺もはるばる異国の地で、最初は誰も彼らを知らないし相手にされなかったけど、誰にも負けない情熱と、経験と技術で幾多のピンチを乗り越え、いつしか周りを惹き込んで味方にしてしまった。

実物を見ると見上げるほどの大きさの日野レンジャーも、海外ラリーで何万ccというバケモノのような外国のトラックと並ぶと、「ダンプカーと軽トラ」くらいしかない...。
ワークスに弱小プライベーターチームが真剣勝負を挑み、かつギネスで20回連続完走記録という偉業を達成することがどんなに大変なことか、自分も何度かリタイアしてやっとわかった。

バートマンロー、このじじいもホントかっこいい。
見た人はもう一度、まだの人はぜひ観てほしい。