R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

モンゴル

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ラリーレイドモンゴルも3日目。菅原爺のジムニーはマシントラブルに苦戦している模様。
尾上さんとの「老老対決(?)」、息子との親子対決と話題も豊富なので、健闘を祈ります。
モトのY北さん、転倒リタイアとのことで大事なければいいが...。
でも篠塚さんの運転で砂漠を走れるなんて、それはそれで貴重な経験だと思う。
M上さんもがんばって。

写真は02モンゴルのゴビ砂漠
ミスコースして入ってしまったゴビの大砂丘群だったが、本当に最高だった。
以前アメリカのグラミスの砂漠を走ったが、負けないくらいのスケールで、ミスコースに気づくまで「こんなスゲエルートを作ったSSERってサイコーだぜ~!!♪」って叫びながら走っていた。

残念ながらここはオンコースではない。
ここをコースにすれば本当にすごいラリーになるだろうけど、「パリ北京」の試走の際、オーガナイザーのルネ・メッジが、「ここはヤバい」とルートにしなかったらしいので、本物の砂丘を走った経験のないモンゴルの参加者では、リタイア続出でレースにならないだろう。

私もこの50mくらいの砂丘が登れず埋まってしまったが、この先の砂丘は垂直に落ちているので、勢いあまって飛び出したら、無傷ではいられなかっただろう。

今行ったらたのしくて狂喜乱舞する砂丘だけど、このときは暑さと水不足で本当に「死ぬ...」と思った。

私のミスコースのワダチを、モンゴル人トップの「ガントルガ」と勘違いして、菅原爺もバギーでこの砂漠に入ってしまった。

途中でミスコースに気づいた爺は、「ラクダの足跡」を辿ってオンコースに出たそう。
ラクダは名前の通りラクなところしか歩かないんだよ」と、翌日のキャンプで爺から教わった。

深い砂丘で何十回もスタックしてヘロヘロだった私は、遠くから聞こえる爺のバギーのエンジン音を聞いて、「助かった」と思ったが、大声で呼んでも砂丘の向こう側を走る爺には聞こえない.....。

そのうちバギーのエンジン音が遠ざかってしまい、また絶望感に打ちひしがれた。

砂丘の彼方に暮れていく夕陽を見ながら、
「オレ、ここで死ぬのかなぁ.....」
なんてぼんやり考えた。


写真を拡大すると、デューンの頂上からずっと歩いている私の足跡が見える。
ここから暗闇を5時間歩いたところで夜を明かした。

レースに復帰した翌日から、極度の脱水症状で腎臓がやられたらしく、まっ黒い血尿が止まらず。

帰国後1年間は頻尿、残尿感&軽い尿漏れに悩まされた。

教訓「砂漠へ遊びに行くときは、たくさん水を持ちましょう」