R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

オレ・オールソン

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知らない女性から荷物が届いた。
「オールソン氏からのギフト」と書かれていて、開けてみると去年参加した「Sweden 4days Enduro」で、同行した私の彼女が宿舎に忘れた、指輪とネックレスが同封されていた。

送り主はスウェーデン旅行に行って、オールソンからバイクをレンタルした際に、私への荷物を預かったそう。
オールソンは元MXチャンプ、今はストックホルムの近くでバイクショップを経営し、自身のMXチームを率いてレースに参戦している、スウェーデンではかなりの有名人。

数年前、辺境専門(?)旅行代理店「E&Gインターナショナル」代表のナガモチさんから、「スウェーデンで4日間のレースがあるけど行く?」と誘われたのが縁で、以来ほぼ毎年参加している。

白夜の7月に開催される「4デイズ」は、ヨーロッパ各地から300人以上が集まるスウェーデンでもメジャーな大会で、4日間1400キロ、ダート率80%のコマ図レースは、舗装化が進んでダートが2~3割の日本のラリーとは比べ物にならないくらいダート三昧で、どこを走っても「森と湖の国」を体験できる。

出場選手はオールソンのようなエキスパートから親子3代で参加のアマチュアもいて(でもみんな速い)、各地のMCクラブが毎年持ち回りで主催しているけれど、どのクラブも数十年の歴史があり、自分のクラブジャージを誇らしげに着ている選手を見ると、モータサイクルに対する日本との文化の違いを痛感する。

KTMディーラーのオールソンから毎年ニューマシンをレンタルし(去年は530)、一日6回のSSをこなしながら美しい自然の中を走るこのレースと、陽気でナイスガイのスウェーデン人たちが好きになって、毎年通った。

宿舎に指輪を忘れたことに気づいて探してもらったけれど見つからず、とっくにあきらめていたけれど、オールソンは今年も来るだろう私と彼女に、直接渡そうとずっと預かってくれていたらしい。

今年は北海道4デイズにちょっと浮気したけれど、父親の入院で結局キャンセル。
来年はまた行きたいな。

写真はSS中でもカメラを向けると、どこでもウィリーしてくれるオールソン。