R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

キックはお守り

先日事務所で仕事をしていると、「ババババッ」ってLC4の音が...。
覗いてみるとBOGT仲間のKさんが、去年ヤフオクで購入した640EDで遊びに来た。
がいつも走りに行くコースの近くに用事があったので、ついでにコースも走ってきたそう。
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左右のシュラウドを傷ついてもいいようにプラスチック製に変え、タイヤもブロックになっていた。
「転んじゃったよ~」とうれしそうに話す彼は、毎日のように近所の河原を走ったりして、「GSだと躊躇するところも入っていける」って、本当に楽しそう。

100GS乗りだった彼は、もっと楽しくダートを走れるようになりたいと、練習用の軽量車を探していた。
LC-4にするかEXCにするか、トランポでなく自走派の彼が選んだのが640ED(エンデューロ)。

エンデューロマシンのEXCは、400や525と排気量が大きくても、高速を自走するのはエンジンにも乗り手にも負担が大きい。
EXCは中古も少なく、出てもかなり高額なので、耐久性があって値段も手ごろなLC-4は正解だと思う。

2004年、初めてのファラオに行くマシン選びで悩んでいた私に、KTM埼玉シティのメカで、当時は群馬の月夜野で別な仕事をしていたK山君が、「私のバイク乗ってみません?」と誘ってくれたのが、625SXCとの出会いだった

2002年のモンゴルで、私が640ADV、K山君もKTMだったけど、当時KTMは4台しか出ておらず、毎日キャンプで「直線番長(最高速)自慢」をして仲良くなった。

砂丘が多いファラオにはもっと軽いバイクがいいなと思ったけど、当時EXCは耐久性がないと言われていたので、出るマシンで悩んでいた(実際行ってみたらEXCばかりだったけど)。

彼の「庭」だった赤城の林道で、SXCで10m走ったとたん「これだ!」って即決。
640ADVと同じエンジンだけど、FCRキャブのSXCは吹け上がりがまるで別物。
月夜野からの帰り道、関越を走りながら電話でSXCを注文していたっけ。

その後、ラリーには625SXCがベスト、なんて一時スタンダードマシンになりかけたけど、ファラオでは「こんなツーリングバイクでラリーに来るな」と、外人にさんざんけなされたなぁ....。

今気になるバイクは690エンデューロ
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「寸詰まり」のスタイルは賛否分かれるけど、昔「赤ベコ」と呼ばれたGSX750Eをこよなく愛した私には、この独特なスタイリングもノープロブレム。
乗ってる人も滅多に見ないし。

これなら高速を一気走りして、そのまま林道も気持ち良く走れるし、その気になればこんなキットも

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私も07ファラオのときに525に組んだ、ラリーの本場、おフランスは「MECA-SYSTEM」のラリーキット。
ただでさえ大柄なマシンが、HP2より大柄になりそうで、ヤブコギも大変そうだけど、かなりシビレる♪

もっと見たい方はYoshiさんのブログへ↓
http://blog.yoshirally.com/?eid=553175#sequel

でもこれキックがついてない......。
スウェーデンの山中で530のバッテリーが上がり、重いキックでさんざん苦労したのがトラウマになっていて、あそこでキックもなかったら......。
林道ではないところなので、あとで拾いに行くのも大変だし。

お山の深~い谷底に、バイクを捨てて帰るのはご免なので、私にとってキックはマストアイテム。

まぁエンストしなきゃいいんだけどねぇ......(遠い目)

現実はこれ以上バイク置場もないので、キックキットも出る予定がないのが、自分の限りない物欲への、せめてものブレーキかな。