先日ナビを付けてもらったとき、K内さんから「これ知ってます?」と1冊の本を見せられた。
なんだろうとページをめくると
おぉガストン爺♪
製作者はこの世界では有名らしい、高梨廣孝氏。
もともとヤマハのバイクのデザインをされていたらしい
(名前で検索すると今まで作られたモデルがたくさん見られる)。
定年後の今は趣味を通り越して、「おとなの道楽」になっているようで、作品は売らずにコレクションしているそうだ(この本も販売はされていない)。
↑こんなのも作られていた
材質は分からないがOHVのシリンダーフィンも、一枚一枚全て手作り!
これらを組み合わせると、こうなる
これを見たら天国のガストンおやぢも、「トレビア~ン!」って大喜びだろう。
このマシンは98年パリダカのスタート地点、ベルサイユ宮殿の特設会場に飾ってあった。
ゼッケン100番のオリオールの優勝マシンの手前のELFのフェンダー。
実はこのとき私はガストンライエを知らなかった(!)
当時乗っていたバイクが100RSだったので、「お、ビーエムだ」と写真を撮ったのが、たまたまこの写真。
当然オリオールおじさんも知らず、帰国してから彼らのすごさを知った.............
高梨氏の個展を見に行ったK内さんが、氏からガストンのパリダカモデルを作りたいとリクエストされて、K内さんの100GSを参考に、以前このワークスマシンの走行会を日本で開催した際、エンジンをいじったフラットのおやじさんにも紹介して話しを聞き、数か月かけて作ったものらしい。
子供のころからプラモデルでさえ満足に作れなかった私には、数百点の細かいパーツを手作りして組み立てるなんて芸当は、逆立ちしてもできないが、フラットの地下の薄暗い「老人病棟?」で、OHVに魅せられた頑固オヤジと、モデル作りに心血を注ぐ御仁の、「アツい」会話が聞こえてくるようだ。