1月27(土)~28(日)は八方尾根スキー場で、夏のグレステンスキーでお世話になった、Sコーチのプライベートレッスン。
競技スキーの練習でH君が、奥さんが滑るのをお互いが持つトランシーバーで
「もっと重心を前に!」とか「踏み込みが遅い!」などなど、注意しているのを見て、
プライベートレッスンにも使えると思い、H君と同じものをアマゾンで購入。
中華製で2台で4000円台。ケンウッドなどの国産モデルが15000円くらいなのに比べたら、本当に格安。毎度日本は大丈夫かと心配になる。
2002年のラリーモンゴルのとき、トランシーバーは装備品の一つだった。
スタート2日目でゴビ砂漠に迷い込んだとき、私のトランシーバーにほかの選手が、本部に救援を求める声が多数入ってきた。
「ゼッケン〇番です、リタイアしたいんですが本部聞こえますか!?」
「〇〇です、水がありません!」
彼らのは数百メートルしか電波が飛ばないようで、いくら必死に叫んでも本部まで届かない。
私のトランシーバーは彼らのそれより電波が強いモデルだったので、砂丘のてっぺんに立って届かない彼らの声を、本部に伝える役目をしていたのを思い出す(自分もミスコースのうえに水もなくて{バイクも砂に埋まって}、そんな余裕はないのに)
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道路は月末の金曜日ということで大渋滞。
首都高経由で行く予定だったが、ナビを見ると渋滞で真っ赤。
午後3時に自宅を出たのに環七も目白通りも混んでいて、高速に乗れたのは2時間後の5時だった。
長野インターを降りて白馬まで40キロ、こちらも帰宅渋滞で少し混んだが、都内の激混みに比べればなんてことない。
デリカを前車追従のオートクルーズにすれば、レヴォーグのそれには遠く及ばないが、前を車が走っている限りはちゃんと停まってくれる。
夕食をどこで食べようか悩みながら来たら、五竜とおみのナイターゲレンデまで来てしまった。ここから八方尾根はもう数キロ。と思ったけどもうレストランもコンビニもない。
今回のお宿は「ロッジバンブラン」。
Sコーチに紹介してもらった宿で、息子さんも八方のイントラとか。
「バンブラン」は「白ワイン」、きっとワイン好きなオーナーなんだろうな(聞かなかったけど)
宿には8時過ぎに到着。あまり遅くなっても悪いので、とりあえずチェックインしてから、どこか食事できるところをオーナーに聞いてみよう。
「ガイジン向けの居酒屋はやってるけど、食事だけするところはもうこの時間はやってない」
「広場にキッチンカーは来てるので、そこなら何か食べられるかも」
とのことで、歩いて5分のローソンへ。
コンビニの往復ですれ違う人は全員ガイジンさんで、「ここは外国か?」と錯覚するほど。
去年行ったエイブル五竜スキー場も、リフト待ちの100人中、日本人は私とコーチだけ?と思ったけど、ここも同じらしい。
宿のご主人曰く「ガイジンはみんな素泊まりなので、夕食は外で食べる」そうで、高齢化やコロナで廃業したペンションをオーストラリア人が買い取って、オーストラリア人向けのシェアハウスで提供しているらしい。
1~3か月滞在する彼らは「素泊まり1泊3000円」が相場とかで、食事で利益をあげる日本式の宿だと儲からず、言葉が通じず生活習慣が違うガイジンがイヤで、やめてしまうオーナーも多いとか。
今回の宿も営業は週末だけで、「もうガツガツやらなくていいから、日本人の常連さんだけ相手にやってる」とのこと。
八方のローソンは「日本で一番売れるローソン」とか。
たしかに客は100%ガイジンで、みんな大量買いしていたが、1000円も出せばおなか一杯になるし、とにかく美味いのでガイジンに公表らしい。
現地でリフト券を買うと7500円と高いし、リフト券売り場で並ぶのも時間がもったいない。
なので「スマリフ」というアプリで事前購入してみたが、リフト券は6500円で買えるけど、チケット交換はやっぱりリフト売り場で並ばないとならない(@_@)
土曜は快晴。Sコーチはおニューのオガサカkeo‘S、
長野の子供時代、隣の家のお兄さんがオガサカの長野工場で働いていて、塗装不良で売れないB級品をいつもタダでもらっていた。
でも同級生たちはロシニョールやフィッシャーなど、「外国製」を履いているので、「オレもオガサカじゃなくて外国製がいいなぁ」なんて、バチ当たりなことを思っていた。
50年前はニシザワやハクバ、カザマやスワロースキーなど、国産メーカーがひしめていたけど、残ったのはオガサカだけで、外国製と同じかそれ以上の価格でも売れ続けている。
地元スキークラブや競技スキー部のメンバーにもオガサカ愛用者は多いので、ひそかに「オガサカいいなぁ」と思っていたりして。
去年の3日間レッスンと同じく、今回も基本の「レールターンとカービングターン」をお願いして、レッスンしてもらった。
コーチは必ず滑ったあと、自分とコーチの「スキー弧」の違いを説明するが、左ターンは得意なのに右は思い通りにできなかったりの繰り返し。
斜面の「斜度」に対して腰と肩を平行に(というより腰と肩を谷側に傾ける)すると、しっかり谷足に荷重できるし、カービングしていると実感できる。
ネットで探したけどわかりやすい写真がなかったので、拙いイラストで申し訳ない
これが斜度のきついバーンやオーバースピードになると、カラダが山側に倒れる「内倒」というフォームになってしまい、コントロールできなくなる。
ゲレンデを滑るスキーヤーのほぼ90%が「内倒さん」
肩と腰をオーバー気味に谷側に傾けても、コーチに撮ってもらった動画を見ると、全然傾いていないことに愕然。
イメージはこのくらい傾けているつもりだけど、コーチからは「まだまだ」って(@_@)
そして1日目が無事終了。コーチは自宅へ帰ったのでひとりロッジで食事
常連さんは関西からの人が多いようで、駐車場の車は「大阪」「京都」「和歌山」(わ、わかやま??!)ナンバーがほとんど。
おじさんおばさんグループで来ているので、食事中もワイワイ楽しそう。
よく日曜はくもり。1800Mの頂上まで上がってみたら視界不良だった
昨日のレッスンのおさらい。
夕食後、部屋にこもってひとり鏡に向かって、「肩と腰を斜面と並行に」イメトレを繰り返したので、コーチが驚くほど「劇的に」いい感じになった。
お昼はカツカレーを食べて、3時半のリフト終了までガッツリ滑り
速攻で着替えて帰る。
花園から高坂まで20KM渋滞だったけど、もう慣れてしまった。
コーチのレッスン後ひとりで何本か滑ったけど、頂上から一番下のゲレンデまで最長5キロなんて、足腰ガタガタでとても滑れない。
ふだん家でやってるスクワット100回を、1000回に増やそうか(ウソです(@_@))