R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

ハンターカブデビュー

ラリー仲間のSさんから

「ハンターカブ買わない?」

ってメールが届いた。

1月にハンターカブを買ったのは知ってたけど、ほかにどうしても欲しいバイクがあって、買い換えたいそう。

ハンターカブとは40年以上前にホンダが発売した「CT110」(「通」はヒャクトウ)と言うらしい)を、オマージュして発売したカブのトレール版。

ja.wikipedia.org

近所の畳屋のご主人がこの「旧型ハンターカブ」に乗ってるけど、こだわりのマニアはこっちがいいらしい。

 

都内でもよく見かけるけど、正直「1ミリも」興味がなかった。

 

今までバイクに興味のなかった近所のおじさんが新型ハンターカブを買って、いろいろオプションパーツを付けて楽しんでいる。

あまりにも好きすぎて「もう一台欲しい」と言っていたのを思い出し、連絡してみた。

「人が辞めて仕事が忙しくなってしまい、バイクに乗る時間が無くなってしまった」そうで、欲しいけどしばらくは乗れないそう。

骨折はだいぶ治ったけど重たいGSはまだ乗れないので(信号待ちで足をついたとき支えきれない)、ふだんは電動ママチャリでなるべく漕がずに移動しているけど、ちょっと遠いところはデリカで行くので、駐車場を探すのが大変(電車が本当に苦手なので)。

数年前にセローを買ったとき、あまりにラクちんで重たいGSに乗るのがイヤになったので、ハンターカブも同じことになるんじゃないのか?

と思ったけど、Sさんのように乗らなくなったら売ればいいやと、私が買うことに。

 

そうと決まれば早いほうがいい。

Sさんに電話して、その足で銀行でお金をおろして、ヘルメット持参で電車に乗って、引き取りに行った。

Sさんはどうしてもこのグリーンが欲しくて、いろいろ探したそう。

限定カラーなのでもうラインナップから消えていた。

www.honda.co.jp

 

1月に新車を売ってるバイク屋さんをネットで見つけて、シボレートラックで引き取りに行き、そのまま乗らずに自宅のガレージで、自分好みのオプションパーツを買いまくり、ドレスアップにハマっていたので(本人曰く「盆栽バイク」)、走行距離はたったの20km!

 

またがって驚いたのは、意外に車高が高いこと。

172cmの私ではかかとがつかない。

オフ走行を意識しているのかもしれないけど、女性や小柄な人向けにローダウンキットやローシートも売っているらしい。

神奈川のSさんちからR246を走って、環七を右折しようと思ったけど、スピードが60km/hくらいしか出ない(4速しかないので@_@)

こわくてクルマの流れに乗れず、右折車線に入れなかったので、環七の交差点でバイクからおりて、横断歩道を押して「2段階右折」(これ原付しかできないので、GSでやったら違反で捕まった)。

自宅まで15kmをなんとか到着。

そのまま区役所で名義変更しようと見たら、ナンバープレートの取付ボルトが「BMW純正」の星型ボルトだった。

何台もGSを乗り継いだSさんならではの「こだわり」だけど、国産しか乗らない人は星形ドライバーなんて持ってないだろう。

せっかくなので絵柄付きナンバープレートにしてみた(かわゆい)

奥さんに相談する間もなく衝動買いしたので、見つからないように普段だれも出入りしない「裏庭」に置いてたけど、たまたま物置から自転車を出した奥さんに、バレてしまった(@_@)

「返してきなさい!」なんて言わないけど、「またケガしないように」って(^-^;

この日は移動距離20kmでオドメーターは40km

 

翌20日は春分の日で休み。

午後から嵐の予報だったので、ちょこっと近所までプチツーリング

中目黒のバッチョーネに立ち寄り。

オーナーのkさんは私と同じ62歳。

長年厨房に立ちっぱなしで、ひざがボロボロで重たいバイクに乗れない。

ハンターカブを見た奥さんも「かわいいじゃない」って。

私が飽きて乗らなくなったら、次はkさんに譲ろうかな。

まだ桜は咲いていないけど、提灯も付いてもう花見の準備は万端。

来週はもう自転車でも走れないくらいの人出だろう。

このまま渋谷~原宿~青山~恵比寿と走り回る。

渋滞する都心はGSじゃ走りづらいけど、小柄なハンターカブはスイスイ走れる。

スピードが出ないので飛ばす気にならないのがいい(ABSも付いてて安心)

グルグル走り回って帰宅したら走行距離は60kmだけど、もうちょっと乗りたい。

まだ雨は降らなさそうなので、多摩川まで走ったら空が真っ暗に。

雷も鳴り出して嵐になったので急いで帰りたいけど、やっぱりスピードが出ない(^-^;

オプションのグリップヒーターのありがたみを実感(Sさんは取り付け後未使用)

帰宅したら走行距離は80kmになっていた。

 

そして昨日は自賠責保険の名義変更をしに、新宿の保険会社の本社へ。

地下駐車場もしっかりあるのに、警備員曰く「バイク置き場はありません」って

(電話で確認したら「小型なら停められます」と言われたんだけど(@_@))

バイクの保険加入者だってたくさんいるはずなのに、ここに限らず日本の会社も社会も、バイクには冷たい。

「少しの時間なら」ということで、駐車場出口に停めさせてもらい、びっこをひきながらダッシュで向かう

場違いな恰好でヘルメット抱えていったけど、親切なおねえさんが対応してくれて、無事名義変更完了

新宿駅西口は再開発中みたい。

 

「カブなのにタコメーターついてる!」ってSさんに言ったら、

「オプションで付けたんだよ」って(ノーマル知らないので(^-^;)。

USBソケットもオプション

ハザードスイッチが欲しいのでスイッチ類まるごと交換したらしい。

ミッションからのシフト(横棒)が長くて、ブレーキを踏むと「しなる」らしい。

それがイヤでオプションで、アルミ削り出しのブラケットを付けたとか。

ステップもワイドタイプに交換

ブレーキシフトはノーマルのシルバーがイヤで、ブラックに交換したって(@_@)

サイドスタンドもノーマルは接地面が小さいので、幅広タイプに交換。

グリップヒーターも付けてって、いったいいくらかけてるの??

 

長野の子供時代、父親がカブ90ccに乗っていたので、もの心ついた時から「三角シートの先っぽ」が私の指定席。

山に行って山菜取り、川に釣り、春の田んぼで「イナゴ採り」などなど、今思えば非力なカブだけど、ほんとうにいろんなところに連れて行ってもらった。

 

おぼっちゃま5歳くらい(たぶん)

私が18歳になるまで父はクルマに乗らなかったので、雪の日もフツーにバイクに乗っていた。

当時はもちろんノーヘルで、ゼロ戦パイロットが被るような、ゴーグルと耳当て付きの帽子がお気に入りだった。

三角シートの先っちょにちょこんと座り、ハンドルに手を置いて、雨の日も雪の日も「風」を感じていた。

中学生になると山道やだれもいない近所の空き地で、カブを乗り回していた。

16歳でバイク免許試験を受ける前の夜、カブで「最後の練習」に行ったらネズミ捕りに捕まり、「無免許運転」で父子で家裁に出頭したのも、今にしてみれば懐かしい思い出。

 

ヘルメットホルダーがオプションであるけど、やっぱりリアボックスはあったほうがいい。

プラスチックよりアルミがいいけど、定番のGIVIはベースプレート含めて8万円以上。

ネットで検索すると中華製アルミボックスが1万円台で売っていて、けっこう利用率も高い。

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これでキャンプに行く気はないので、ヘルメットだけ入れるなら45Lで十分かな。

GIVIと中華製、どちらか買いたいけどその前に、タンデムシートも見てしまう。

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Sさん曰く「リアが重すぎてリアスタンドもつけないと、倒れてしまう」らしい。

キタコから CT125ハンターカブ用「サイドスタンド(HS-167)」が ...

よく考えるものだなぁと感心。

 

これならスピードも出ないし、奥様から「タンデムOK」が出れば「リアシート+リアボックス」もいいなぁと、父娘はひそかに期待してしまったりして(^-^;