R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

お花見ツーリング

スキー仲間のH君が納車まで2年待ったゲレンデが納車され、お披露目に来た

本人より奥さんが乗りたかったみたいだけど、ベンツでは世界的にゲレンデが一番売れているようで、2年前はディーラーに試乗車もなく、いつ入荷するかも未定だったそう。

BMWのGSやこのゲレンデは世界中でバカ売れらしく、日本よりたくさん売れる欧米や中国が優先されるので、日本から本国にオーダーしている10分の1も入荷しないとか。

なので色の指定もできず、やっと自分の番になっても色が気に入らないと、自分の次に予約している人に回されてしまうらしい。

当然ディーラーやメーカーにも優先順位があり、先祖代々ベンツに乗り継いでいる人や、家族全員がベンツに乗っている「上客」は、たぶん優先的に納車されるんだろうなぁ。

Hくんちは12年乗っているEクラスワゴン1台だけなので、扱いは一般客と同じ。

2年前に予約した時の価格は1600万円だったのが、2年のあいだに値上がりして1900万円とか(@_@)

いまゲレンデを注文しても3年待ちらしいので、「とりあえず次のも予約した」そう。

3年で買い替えならまだ価値がそれほど落ちないのが、買い替えの理由らしいが、13年前の東日本大震災のときガソリンが買いづらくなって、景気も急降下でベンツやBMWなど高級車を手放す人が続出した。

ベンツの500Eクラスに乗っていた知り合いがガリバーへ売りに行ったら、「300万ですね」って。

1500万円の新車で買ってまだ2年、ローンも1000万以上残っていたが、ガリバーのスタッフ曰く

「大型車は置き場に困るのでどうしても安くなってしまう」

そう。

結局売るに売られず持ち帰ったけど、最近は地震も多いし、経済も不透明。

中国バブル崩壊とか、ロシアvsウクライナイスラエルvs中東など、世界中が危ない火種だらけで、とても「ゲレンデ人気は安泰」なんて言ってられないと思うけど.....

とりあえず近所をグルっとドライブ。

サクラを見るたび

「日本に生まれてよかった」

と実感する。

 

ノーマルだけどこの車幅。道路が狭い都内ではとても運転する気にならない

 

こんな大きなボディなのに室内は意外に狭くて、スキー用に買ったのに185cmのGS用のスキー板がまっすぐ入らない。

H君が住む都内の高級住宅地はゲレンデがたくさん走っていて、ほとんどが若い女性(たぶん奥さん)の運転だったりする。

それを毎日見ていたH君の奥さんが、

「私も乗ってみたい」って。

DINKSで子供がおらず、家のローンも若いのに終わっているので、本人曰く

「清水の舞台から飛び降りる覚悟で」買ったゲレンデなので、かなり気に入っているみたい。

でもこれからいろいろマイナーチェンジがあるそうで、

「3年後は値上がりして2300万くらいになるとディーラーにいわれました」って。

田舎なら家が買える価格だけど、都内はほんとうにどこでも見かける。

H君は友達と立ち上げたIT系の会社をやっているので、

「仕事がんばって税金対策かキャッシュで、AMG仕様のゲレンデ(4000万!)を買えるくらいになりなよ」

と、とりあえず励ましたおいた。

 

そして土曜は先日売却した、友人の親が持つアパートへ。

敷地内の物置にある友人一家の家財の撤去。

最初の話では「本が段ボール二箱くらい」のはずが、布団やタンスなどあるわあるわ、とてもじゃないがデリカに乗りきらない。

こんなタンスがあとふたつ。

2トントラックを借りて産廃処理場へ持ち込んでも、かなりの労力とお金がかかるので、知り合いの産廃業者に処分を依頼して、とりあえず必要なものだけデリカで運ぶことに。

 

お礼にうなぎをごちそうになったけど、松で4400円ってほんとにうなぎも高くなった(正直それほど好きではないので、ラーメンでも良かったけど(^-^;)

そして日曜は天気もいいので、群馬の親方さんと待ち合わせて「お茶会」へ

向かったのは葛飾のマックスフリッツ本店

の前の公園。

持参したコーヒーセットで「野点

この日はブーツのオーダー会とかで、たくさんのライダーが来店していた。

 

先日買ったアルミボックス。

55Lだから余裕かと思ったけど、ヘルメットとエアバッグベストでいっぱい(@_@)

 

ハンターカブは時速50km/hくらいで、トコトコ走るのが一番気持ちいいけど、国道や幹線道路はクルマがビュンビュン飛ばすので、60km/h以上でないと流れに乗れず、かなり怖い思いをする。

ABSが付いてるから安心と言っても、GSの60km/hとカブの60km/hは、体感速度が違いすぎる。

それでもスカイツリーや浅草、銀座などの都心は、道路にはみ出すほどたくさんの人出なので、大きくて気を遣うGSと違って、トコトコ走れるハンターカブは、やっぱり都会にピッタリなことを実感する。

 

そして月曜は初回点検で近くのホンダドリーム店へ。

ここは数年前、新型アフリカツインが発売されたとき、DCTの試乗に来た。

当時は空冷100GSに乗っていたけど、毎日仕事のアシで乗るので充電が間に合わず、寒い朝は始動できなかったり、出先で壊れるトラブルもあり、750cc→650→650と3台乗り継いだアフリカツインの発売を、心待ちにしていた。

オートマチックのDCTクラッチがないので、どんな低速でもエンストしない。

よくエンストしたGSに辟易していたので、ここで乗ったDCTに大感激。

買う気満々でSさん、Ⅿさんら数人と飲んだとき、アフリカを買う話をしたら、

全員から

「あんなの買うのはカネをドブに捨てるのも同じ」

と、かなりきびしい意見が続出。

ってSさん以外は全員がバイク業界でメシを食っている人たちで、アンタら雑誌のインプレでアフリカを「ベタボメ」してたじゃん。

「そりゃ仕事だから。ホンダさんに逆らったらメシ食えなくなるからね~」

じゃあなにがいいのか聞くと全員が「1200GSアドベンチャー」だとおっしゃる。

GSじゃなくなぜアドべなのか聞くと、

「GSはタンクが20Lだけどアドべは30Lなので、足回りが強化されている」

そう。

そんなこんなで急きょ1200GSアドベンチャーを買った話は、以前書いた。

sinano.hatenablog.com

ギョーカイ人のみなさんから

「チビッコ仕様のローダウンなんか買っちゃだめだよ。足回りが本国仕様と全然ちがうから」

と言われ、本国仕様のあしながアドべに乗ってたけど、とにかく足がツンツン。

オフロードなんてもう走らないのでローダウンでよかったけど、けっきょくこのあと乗り換えた1250は、事故前後の2台とも「あしなが仕様」。

アドべよりはるかに小さく感じるGSなので、足つきは少しは良かったけど、それでも身長170cmの平均的日本人にはつらい.......

 

メーカーの盗難保険の条件は、正規ディーラー(ドリーム店)で初回点検を受けることだが、Sさんが探したときはどこのドリーム店にも、このカラーは在庫が無かった。

たまたまドリーム店ではない横須賀のバイク屋さんにあったのを買ったので、そこなら初回点検は無料だけど、横須賀まで下道で行くのは面倒くさい。

なので3630円(税込み)を払って点検を受けた(初回オイル交換はSさんちでやってもらう予定)。

整然としたショールームと工場だけど、BMWやほかのディーラーと同じニオイが。

メーカー指定の内外装と「お客様第一」で敬語で接するスタッフさんが、なんとも落ち着かない。

ここも昔は個人経営のバイク屋さんで、頑固おやじを頼ってくる常連さんがたくさんいただろうけど、もうそんな面影もない。

今思えば先代のフラットはBMWディーラーではあったけど、メーカーから

「1階をショールームにして工場は奥か2階にするように」

の条件を、オヤジさんの

「お客さんにちゃんと整備しているところを見てもらいたい」

の希望であえて1階を工場にしていた。

個人経営やこだわりの強いバイク屋さんは、目の前で整備を見ながら、あーでもないこーでもないと話は尽きなかったけど、いまは安全のためなのかお客さんは工場に入れず、「整備を見せない」のが当たり前になっているような。

女性や乗り物に興味がない人は、キレイなお店のほうがいいだろうけど、雑然としたバイク屋さんのほうが私は落ち着く。

ここは敷地が広いので工場は覗けるけど、「礼儀正しい」スタッフさんからは「近づくな!」のオーラが出ていて、待っているしかない。

 

「なにか不具合はありますか?」

と聞かれたので、

「スピードが出ないのが不具合です」

と答えたら

「それは仕方ありませんね」

って(^-^;

都心を快適に走るなら185ccのボアアップキットを組んで、「小型車」で登録するしかないけど、40万のバイクに改造費を20万(30万?)以上かけるのは、ちょっと違う気がする。

腹サイクルのハラさんから

「1300GS、今月末に入荷しますが、足の具合はどうですか?」

と連絡があったけど、

「まだ重たいGSは乗れないので、次の便でいいですよ」

と答えておいた。

次回入居は7月以降とか。

正直、試乗では1250と1300の差をほとんど感じなかったし、1250になんの不満もない。

買い替えなくてもいいかなとは思うけど、ゲレンデを買ったH君夫婦みたいに、まわりで乗っているのを見たら欲しくなるんだろうなぁ......

とりあえずいまはハンターカブを楽しみたいと思います。