R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

そうだ京都行こう その2

ホテルの部屋はツインベッド。
娘を9時には寝かさなければならないので、ちょっと早いが一緒に就寝。
朝は6時前に目が覚めてしまったが、横で幸せそうな娘の寝顔を見ているうち、二度寝してしまった。
 
そしてお待ちかねの朝食の時間

「ウインナー5本とオムレツ10個たべる~」って、このうれしそうな顔。
ほんとうにギャル曽根である。
 
もちろんそんなに食べられるわけも無く....
ウィンナーはコショウが効いていて「からいからイヤ!」
食べたのはオムレツ2個とフライドポテトに、パンひとつだけ。
 
子供が残したものは親の責任で、がんばって片付ける。
食べきれないパンは「おやつ兼ハトのエサ」に
そっとビニール袋に入れて持ち帰る。
 
高校の修学旅行は京都奈良だったが、どの寺を回ったか覚えていない。
(私服の学校だったので、自由行動は新京極のパチンコ屋と京都競馬場へ) 
 
大人になった今なら浄土真宗西本願寺京都御所など、行きたいところもいろいろあるが、4歳の子供をお寺巡りに連れ回すは、かわいそうだろう。
 
ケーブルカーやロープウェーなら楽しいのでは?と妻が考え、比叡山に行くことに。
 
京都駅前のバス乗り場には、平日にもかかわらず大勢の観光客が並んでいる。
昨日の祇園では着物を着た男女が多かったので、「さすが京都だナ」と感心したが、ほとんどが中国人観光客.....
 
きっと着物体験できるツアーがあるんだろう。
どこでも大声で話す非常識さには、本家本元の大阪のオバチャンも
「中国人はほんまうるさいなァ」ってボヤいていたが、いい勝負のような....
 
それでも欧米人の観光客も多い。
「パパ~、がいじんさんには{はろー}っていうんだよね」と、やる気マンマン
 
でもバス停で後ろに並んだ白人カップルに、元気よく「はろー!」って言ったら、
「oh hello!how are you?」と返され、フリーズしてしまった.......
 
東京の外人は住んでいる人が多いが、こちらはほとんどが旅行者なので、日本語はほとんど話せない。
 
国籍もいろいろでフランス語やスペイン語ポルトガル語がそこかしこから聞こえてくる。
なので京都の人はその気になれば、ネイティブな外国語が習えてうらやましいと、心底思った。
 

バスで比叡山鉄道「えいでん」駅まで行き、比叡山口まで行く。
一両編成なのもローカルでいい。
 
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駅を降りたところの売店で、おばちゃんと仲良くなる娘。
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今度はケーブルカー
写真でも分かるほどの急こう配を登っていく
 
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そもそも車両自体が傾斜した設計
 
標高が上がるとまだ桜が咲いていて、見ていて飽きない
 
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今度はロープウェイに乗り替え。
まだ上がるのか......
 
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京都の町並みをはるか下に見下ろしながら、山桜の咲くなかを登っていく
 
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2000mくらい登ったのかと思ったが、標高は900m未満とか。
頂上からハイキングコースを、延暦寺に向かって2キロほど、
上ったり下ったりしながら歩く。
 
ちょうど吉川英治の「新書太閤記」を読んでいて、まさに比叡山焼き討ちの場面が出てきたところだった。
 
現代でもこんなに登るのが大変なのに、500年近く前に何千人もの人たちが、ここを登って来たのか。
 
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根本中堂に到着
修学旅行生を含めて、大勢の観光客でにぎわっていた。
 

お布施50円で鐘を撞く。
誰でも撞けるらしく、どうりで山を歩いているとき、不定期に鐘の音が聞こえていた。
娘は「もういっかいやりたい~」とねだるが、「ひとり1回」と書かれているので、あきらめた。
 
ここに立てこもった1000人以上の僧侶や門徒が、信長によって焼き殺されたことなど、のどかな雰囲気から感じることはできない。
 
さっき歩いてきた山道も、ひょっとしたら大勢の武士や僧侶が、争いで死んだのかと思うと、「ここをバイクで走ったら最高だナ」なんて思ったのが申し訳なくなり、山に向かって手を合わせた。
 
バス乗り場から京都行きのバスに乗って、山を下りる。
車窓からは大きな琵琶湖が一望でき、乗りあわせた乗客から歓声が上がる。
 
それでも山道を歩いて疲れたのか、みんな寝てしまって静かなバスは、粛々と走っていく
 
ホテルに戻りシャワーを浴びてから、お土産を買いに出かけた
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駅ビルの上
ここにもたくさんの観光客が(平日の昼間なのに)。
 
今夜の夕食は何も決めていないので、店を探しながらブラブラ歩くが、
3人とも今から街に繰り出す元気はない。
なので駅ビルの地下街で、妻が食べたいというお好み焼きの店に入り、食事を済ます。
 
こんなにゆっくりしたのは、高校の修学旅行以来だろう。
 
まさか30年以上経って、家族で来るとは思わなかったが、これもいい思い出。
 
明日は最終日。
妻は仕事なので娘と二人でまた出かけた。
 
その3に続く