R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

命の恩人

所用でじ~じの自宅に自転車で行った(自宅から10分なので)

「あなたの命の恩人からプレゼントですよ」って、渡された紙袋を開けると

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チーム・スガワラのメカでドイツ人のカイザーから、ビアマグのプレゼントだった。

カイザーには2002年のモンゴルラリーで、本当にお世話になった。

進入禁止の大砂丘群で夜明かし、翌朝キャンプにたどり着くも、バイクは砂まみれでとてもそのまま走れる状態ではない。

見かねたじ~じが
「カイザーに頼んでごらん」
と助言してくれた。
カイザーに事情を話すと
「OK」ってすぐバイクをバラバラにし始めた。
エアクリーナーの補器類を
「こんなものいらない」
と、どんどん外し、キャブをバラして組み立て30分、
おもむろにエンジンをかけるとノーヘルのまま、私がラリー中でも出したことのない猛スピードで、荒野の彼方に走って行ってしまった。

戻ってきてひとこと
「こんな(ツーリング)バイクでラリーに来てはいけない」って.....

あとでじ~じから、カイザーがKTMワークスライダーでモトクロス世界チャンピオンの、ハインツ・キニガードナーのレースメカをしていたことや、ドイツでは彼自身もトップクラスのエンデューロライダーであり、巨大なカミオンたちに小さなレンジャーで戦う菅原親子が大好きで、メカをやっていることを聞いた。
といってもキニ・ガードナー自体、このとき私は知らなかったのだが、
キニは「あまりの激しい走りにタイヤが裂けてチューブが溶けた」など、数々の伝説をもつライダー。
KTMアパレルのラインナップに「KINIモデル」があるので、ご存知の方も多いだろう。

このビアマグ、裏にはこんなプリント

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なんとも洒落の効いているビアマグだが、とてもとてももったいなくて飲めない。

このビアマグ、カイザーからじ~じがもらったものだろうが、私が持っていたほうがいいというじ~じの心遣いか。

あのときリタイアしていたらもう嫌になって、その後のファラオは無かったかもしれない。
じ~じやメカのスーさん、モンゴルのドクターやSSERヤマダサン、スタッフのみなさん、他の参加者の方々にもたくさん、本当にたくさん助けられた。

「モンゴルは海外ラリーの入門編」なんて甘く見ていたら大間違い。
どこに行っても人がいて道がある日本と違い、人はいないわ道はないわ(夜は真っ暗)で、もう大変。
夜でも外灯があって明るいTBIを完走したくらいで、「次はモンゴル」なんて軽々に考えないほうがいい(私がその悪い例)。

KTMのパワーウェアといえば
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いつもお世話になっている代々木上原の美容室「リジッド」のS君に、去年、次男が産まれた。
なにかお祝いをと思いモンドI川君にお願いして、KTMアパレルからロゴTシャツをプレゼントしたのが去年の暮れ。

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お兄ちゃんは140cm、おとうと君は80cm
いやぁかわいい

私も娘が生まれたとき、モンドI川君からいただいたが、こういうところを国産メーカーもぜひ真似して欲しいものだ。