R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

旧車乗りはご注意を

所用でタチバナさんのお宅へ伺った。
 
なにやらガレージでお悩み中
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そこにはバラバラになったトライトンが.......
 
先日のレースで優勝したのはいいが、オイル上がりとかでエンジンをOH中
 
と、問題はこれではなく
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こちら
BSAロケットスターもバラバラ
 
レース後にOHしていたら、クランクが「カクッ」と動く。
 
「おやっ?」とエンジンを下してケースを開けてみたら、クランクシャフトが折れていた(!)
 
レース中だったらロックしてあわや大惨事だったかも。
 
不幸中の幸いかと思ったが、問題はエンジンが1機しかなく、交換するクランクがない(写真手前のBSAは2気筒なので、使えない)
 
どうせなら本場イギリスのチューンショップで、キャレロのコンロッドを入れたスチール製のレーシングクランクを買おうとメールするも、いまだに返事はナシ..........
 
年内にあと2戦あるそうで、ほとほと困っていた。
 
トライトンはオイル上がりのほかに、レースで走った息子のヒロミチくんから、
「フルボトムのブレーキングで違和感がある」と指摘が。
こちらもチェックしてみると
スポーク側の鉄とブレーキ側の鉄にガタがあった.......(!)
 
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ココね。
古いバイクで酷使している人は、要注意(あっオレもか)
 
プレスしてあるはずの鉄が「ズレる」なんて普通では考えられないが、これも数十年前のレーサーTZのブレーキ。
クランクと同じで、そこらじゅう寿命だらけ。
 
ツクバのバックストレートから最終コーナーで、もしFブレーキが壊れたら....................
 
30年以上前の全日本
TZ500を駆るプライベーターの平忠彦が、最終ラップでワークスを抜いて、トップで飛び込んだ最終コーナー
 
「優勝か!!!」
と思った次の瞬間、ハイスピードでぶっ飛んだのを、内側のフェンス越しに見て鳥肌が立った。
これはブレーキトラブルではなかったが、ホイールとブレーキassyが外れて転倒したら、トップを走っていたヒロミチ君はシモンチェリのように、後続車に轢かれていたかもしれない......
 
そういえばモロッコで行われているモロッコラリーに、ホンダのプレスで同行している二輪ジャーナリスト、M井さんのフェイスブックで、シェルコのワークスライダーがワジ(枯れ川)に、ハイスピードで突っ込む動画がアップされていた。
 
モンゴルでじ~じのジムニーが突っ込んだクロスピストも恐ろしいが、水のないワジもおそろしい。
私もモンゴルやファラオで「突然、道が無くなって」前転したりジャックナイフになって、口から飛び出した心臓をまたねじ込んだ......
 
首の骨を折って死んでもおかしくない事故だが、本人は意外に大丈夫。
そのぶんマシンが壊れリタイアとなったらしい。
 
 
こちらは「スペアの」TZのブレーキと交換して、事なきを得たようだが
(ってよくスペア持ってたなぁ.......)
 
タチバナさんちの帰り道、マックスフリッツにお邪魔して、オーナーのSさんにクランクの話しをしたら、
「フェイクブックやっていれば、世界中のBSAマニアから情報がもらえると思うけど」って。
 
なんでも自分で直してしまうタチバナ
レースまで2か月を切って、さてどうなるか。
イデアや情報ある方は、ぜひ。
 
私のような何もわからないやじ馬は、ただ祈るしかないが、
70歳を過ぎても熱中できることがあるのがすばらしい
 
見習わせていただきます