スガワラ爺が今年開催されたダカールラリーの写真集を届けてくれた

非売品で協賛しているスポンサーや関係者に、毎年配布されるもの。

ロシアのカマズのように国営企業のうえに、レッドブルがスポンサードしているチームは、たとえマシンを壊しても、潤沢な資金力で翌朝にはほぼ新車にできるけど(本当に何台分スペアパーツあるの?って驚くが、ウクライナ紛争の影響は大きいそう)、プライベーターのチームスガワラは、万が一壊して手持ちのパーツが無ければそこで終わり。
なのでこんな派手なジャンプは絶対できない。
以前じ~じに
「チームスガワラならレッドブル、すぐスポンサーしてくれるのでは?」
って聞いたら
「オレはグロンサン飲んでるからダメだよ」
って。
たしかにモンゴルやファラオラリーに出たとき、毎日グロンサンもらったなぁ。
レッドブルのスポンサードを受けるには、長年にわたって協賛してくれている、数百社いるスポンサーさんの社名をボディに貼れなくなるので、受けないんだろう。

こんな砂丘の下りも飛んだらおしまいなので、「舐めるように」下るのが鉄則。
今回はマシントラブルが響いてクラス13位、プロとして満足のいく結果ではないだろうけど、この動画を見れば完走できたことが奇跡だとわかるはず。

砂丘の「向こう側」が落ちているのかフラットかは、「砂丘の先端の崩れ具合」を見ればだいたいわかるけど、これは手前がフラットなのでドライバーも、まさか落ちているとは思わなかったのでは?
そんなところには必ずプロのカメラマンが「待機」していて、シャッターチャンスを狙っている。
このバギーがこのあとどうなったのか?
かなりスピードも出いているので、「ドンガラガッシャーン!!!」なんて聞こえてくるくらい、無事ではすまなかったはず。

これはたぶん休息日。みんないい顔してる

写真下のメカ「スーさん」は私と同い年。
もう30年以上パリダカに同行しているけど、毎年レンジャーを船積みするまでの直前1か月は、徹夜作業の連続で見る見るやつれていく(まるで減量中の力石徹みたいに)。
彼にしてみればラリー中のほうが、大きなトラブルが無い限りラクらしいけど、今回はかなり大変だったらしい。
先日の白馬の帰り、偶然見かけた日野自動車の横断幕

このメカさんも「何でもそろっている工場」で働いていては、絶対に得られない経験を毎日のようにしたはず。
その経験、これからの人生でぜったい役に立ちますよ。

こちらは来年1月開催のアフリカエコレース用のジムニーシエラ。

私を含め数社の親しいところだけが協賛して、ほぼ自腹でプライベーターのじ~じ。
もちろんスズキのサポートは一切なし、車両ももちろん自腹で購入。
今回はラリーの盟友、アピオの尾上さんのお店で使っていた試乗車を譲ってもらったが、中古ゆえ8月に1回目の車検がある。
ふつうラリーマシンをイチから作るとしたら、「最低でも」半年はかかるもの。
去年初参戦した軽のジムニーの改造ノウハウはあるとしても、軽のジムニーは来年じ~じと一緒に参戦する人(女性!)に売ってしまったし、燃料タンクやロールバーなどはまたイチから作らないとならない。
フランスへ向けての船積みは9月なので、それまでに改造を終えないとならないけど、車検を通すまで大きな改造はできない。
今までは「車検は期限の1カ月前から」だったので、7月に車検を取って9月船積みでは、毎日徹夜をしてもぜったい間に合わない。
どうしようかアタマを抱えていたけど、法律が変わって今年2月から「車検満期の2か月前から」車検を受けられることになり、かつ、毎年1月2日にスタートしていたレースが、来年は1月24日スタートに変更されたおかげで、なんとか間に合いそう。
とはいえなにが起きるかわからないのがラリー。
写真はボンネットだけFRP製に交換しているけど、すでにドアなどもFRPで作成中らしいので、車検を取ったら突貫工事で作って、船積みに間に合わせないと。

「え?なぜペテランセルがいるの?(ダカールラリーに出てないの?)」
と思ったら、今年のエコレースの「ラリーレイドクラス」で(ラリーのあとをツーリング形式で走れるクラス)、バイククラスのガイドを務めていたそう(今年のダカールはお休みらしい)
以前ファラオラリーのレイドクラスに参加した人が
「毎日砂丘を走れて、夜は砂丘でビバークして、朝はトップグループが走ってくるのが見られて楽しかった」
と言っていたけど、ペテランセルがガイドなら私も行ってみたい。
左側のミトンさんは去年ジムニーでナビをやったナオコさんのご主人。
今年は3人でレイドクラスに参加したけど、じ~じが体調不良で戦線離脱してしまったので、ゴールのラックロゼでじ~じのネームを指さして、「がんばれ!」って励ましてくれたそう。
ペテランセルはヤマハワークスで6回優勝、4輪に転向後も8回優勝という、文字通り「パリダカのレジェンド」。
若かりし日のペテランセルが走るこの動画がいい。
ラストでコーナーをテールスライドさせながら、全開で駆け抜けるペテランセルが毎回泣ける。
ペテランセルは来年ダカールラリーに参戦する、「ランドローバーディフェンダー」のドライバーに決まったと、じ~じから聞いた。
この時点ではまだドライバーは未定だった。
ディフェンダーはファラオラリーのオーガナイザー、ムッシュ・ジャッキーが、
「オフロードはカイエンよりこっちのほうがいい」と、オフィシャル車両のディフェンダーでドライブしていた。
どんな悪路も「ネコ足」と言われる、トライアル車のような足回りで走れるディフェンダー。
市販車クラスでの参戦らしいので、トヨタランクルの強力なライバルになるんだろう。
もしオフロードバイクを買うなら、ペテランセルが開発にかかわったテネレ700がいい。

700ccあれば高速道路の移動もラクだし、日本の狭い林道は700ccでも十分すぎるくらい。
1300GSで「おっかなびっくり」狭い林道を走るより、軽いテネレのほうが絶対楽しいと思うけど、メーカーが作ったGS伝説に惑わされている純心なオジサンたちは、「GSのほうが最高」と思っているんだろうナ。
テーブルの上にはモンゴルの地図が。

今年8月開催のラリーレイドモンゴルに、ジムニー660で参戦のため、事前にチェックしていた。

こちらはモンゴルの主催者SSERの旅行パンフ。
旅費も高騰しているらしいが、なにより車両の輸送費の高騰がおそろしい。
ジムニーを中国経由でモンゴルへ運ぶのに150万円!
ラリーのエントリー費が100万円なので、なんだかんだ4輪で出ようとすると400万では足りないとか(アフリカエコレースのほうがやすいくらい)
今も昔もラリーモンゴルはゴビ砂漠を走らないので(砂丘経験の少ない日本人はスタック必至のうえに、主催者側の人手不足で助けに行けないから?)、同じお金を出すならサハラ砂漠を走るミニラリーに出たほうが、絶対楽しいと思うけど。
ダカールラリーやエコレースの参加者は、海外では増加の一途らしいけど、円安で景気も悪い日本から参加する人は、ほとんどいないのがさびしいかぎり。
そしてBSで放送したのを録画しておいた「タワーリングインフェルノ」を、久々に観る。

映画好きの田舎の中学生が「長野ロキシー」で観た50年近く前は、タワマンも無かったので、どこか別の世界の出来事に思っていたけど.....

ラストで消防隊長のマックイーンが、ビルを設計した技師役のポールニューマンに言ったセリフ。
この映画が日本で公開されたのは1975年。
50年前は超高層ビルなんてなかったけど、今は50階建てなんて当たり前の時代。
最新の高層ビルは消火設備が万全らしいけど、改めてこの映画を観てしまうと、たかだか人間の叡智なんて自然の猛威にはかなわないんだろうと、人間がどうがんばっても消せない山火事が、雨のおかげで消化できた映像を見て思ってしまう。

ポールニューマンも好き
今日日曜は「春の嵐」とか。
強風で屋上のフェンスが壊れないように、いろいろ補強して一服。

我が家は4階建てだけど、それでも屋上から下を見るとクラクラしてしまう。
高層マンションなんてぜった住めないし、高層ビルもできれば行きたくない。