R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

こ~ぢ教 入信(こ~じ改め)

3連休は妻が午前中仕事のため、娘とお留守番だったが、土曜だけ娘を妻の実家に預かってもらい、先週も参加した「こ~ぢ倶楽部」にまた参加させてもらった。
 
今回はわれらが青山双輪會(都会っ子クラブ)のエースであるプレイボーイ I さんが、先週練習会に参加してとてもためになったという話を聞いて、「どうしても参加したい」というので一緒に行くことに。
 
土曜朝、渋滞する前にと5時半に自宅を出て、6時に関越の練馬料金所を過ぎたあたりで I さんから電話が。
「すみません、寝坊しました」
「まだ間に合うから来れば?」
「いや、これから犬の散歩して行くと、出発が7時で到着は.......」
 
6時半を過ぎるともう渋滞が始まっているだろうから、たぶん着くのは9時過ぎだろう
「じゃあ今回はやめてまた次回」
ということになり、今回の参加者は先週と同じ「族車ピナレロ」のHさんと、アマンダS女史。
 
こ~ぢ倶楽部に着くとすでにS女史が来ていた。
「泊まったの?」と聞くと、渋滞してはと川崎の自宅を4時半に出発したとか。
ふたりの息子のために3時起きでお弁当まで作って(!)
お見それしました......
 
ローラー台の前に検車を行う。
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ピナレロHさんのハンドル周りがゆるんでいたので、こ~ぢさんが調整中。
 
ホイールの脱着、ブレーキの調整、正しいロックのやり方などなど、本当に細かく教えてくれる。
自転車に乗るときは薄いペラペラの半袖ジャージにレーパンだけで、ほとんどハダカに近い状態。
なのでマシントラブルでもあれば、即、大事故につながる。
 
海外で本場のレースを経験してきた彼にすれば、乗車前のマシンチェックは当たり前のこと。
本当に1ミリのズレも決して妥協せず、徹底的に調整してくれる。
でも「自分で整備できるようになりましょうネ」ということで、必ず同じことを参加者に何度もやらせて、アタマでなく「手に」覚えこませる。 
 
軽く汚れを拭いて、チェーンに油を差しておしまいの私も、この姿勢は見習わなければ...........
 
ローラー台は先週やったので、3人ともすぐ手放しで乗れたが、今日はバランスを保ちながらぺダリング出来るための、上半身の筋肉の使い方を教わる。
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どこの筋肉を使っているのか分かりやすいよう、こ~ぢさんがハダカになって自転車を漕ぐ。
現役を退いたとはいえ、引き締まったカラダはまるでダビデ像
女性陣から思わずため息が...........❤
 
深い前傾姿勢を保ちながらスムーズなぺダリングを行うには、肩甲骨周りの内部の筋肉を使って安定させるという
(この態勢でハンドルは握っていない。って私には絶対できない....................)。
 
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ペダルが目に見えないくらい全開。
 
全身のあらゆる筋肉を総動員しているが、自転車がブレることは無い(ハンドルは握ってない!)。
プロとはここまでやらなければならないのか......................
 
 昔、ファラオラリーに行ったとき、コマやシリルらKTMワークスライダーの背筋が、「異様に」盛り上がっているのを見て驚いた。
まるでジャミラのようで、「せむし?」と思うほどだったが、こういうことだったのか。
マシンやジムで作ったカラダでなく、長年の実戦で鍛え上げられたカラダは本当に美しい..........
(いいものを見せてもらった❤)
 
「スムーズなぺダリングのためには上半身の筋肉を使う」
 
引き足を使いたければ内またで、ハンドルステムに向かってひざを蹴り上げるように」
 
こ~ぢさんの口から「珠玉の言葉」が、次々にあふれ出る。
 
いちいちメモしたくらいだが、必死にローラーを漕いでいるので覚えきれない。
 
「アタマで覚えるよりカラダに叩き込んで覚えてください」
そのとおりなんですけど.............
 
 このあと1時間、自分なりに使う筋肉を意識しながらローラー台で練習し、すでにヘロヘロ............。 
 
今日の講習会は一番の初心者クラスで、別名「大人のコマ外し」。
先週と同じ内容だが、アタマが悪くて一度で覚えられないので、復習の意味で参加した。
 
コマとは子供用自転車につく「補助輪」のことだが、巷の多くの自転車乗りが実は「自転車を倒して走る」ことが出来ておらず、「補助輪をつけた状態の走行」になっているらしい。
なのでこの講習会は「いかにして自転車を倒して走れるようになるか」に重点を置いている。
 
これを読んでピンとこない人は、こ~ぢさんに一度自分の走りを見てもらったほうがいい。
 
ゴルフでも自己流の練習をしてスコアもそこそこの人が、プロのレッスンを受けてみて、今まで自分が何をやってきたのか、考え直すことがある。
 
教則本や雑誌を何十冊も読むよりも、その道のプロのアドバイスは的確だ。
 
クラブメンバーも集まり総勢10人で外の練習に出発したのが、予定の9時を大きく回った10時半......。
これから約5時間の講習が始まる。
 
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まずは近くの広場で「始動&ブレーキング」の練習。
と言ってもハイスピードからの急制動ではなく、写真のようにサドルにお尻を乗せた状態からゆっくり走りだし、10m先に置いたボトルの前で、ゆっくり止まるというもの。
 
ロングライドイベントで峠を走る人が途中でバタバタ倒れるのが、上りがきつくて止まってしまったあとの再始動。
傾斜の途中から疲れてヘロヘロのなか、走りづらい態勢から再スタートすると、バランスを崩して左右に倒れる。
私も去年行った初めてのヤビツ峠で、苦しくて止まったあとの再スタートでは、なかなか漕ぎだせずフラフラして怖かった。
 
体重はブレーキングのときはリア荷重で、使うのもリアブレーキのみ。
 
オフロードバイクと同じ要領で簡単かと思ったが、両足をビンディングで固定されているうえに、ドロップハンドルを「握って」しまうものだから、ついフロント荷重に。
ペダルの位置も真横ではなく「4時」の方向で前に踏ん張って、と言われ、また頭の中が大混乱...........
バイクとは勝手が違いこんな低速なのに、思うように止まれない。
 
以前、BOGTでもお世話になっている、国際A級MXライダーのヨシトモさんに、「どうすれば速く走れるようになりますか?」と聞いたところ、「ブレーキングを完ぺきにマスターすれば速くなります」と言われた。
 
オートバイでもストレートでアクセルを開けることは誰でもできるが、完璧なブレーキングが出来なければ、止まり切れずにコースアウトするか、走行ラインをオーバーしてタイムをロスする。
 
そして必ず車体がまっすぐに立った状態でブレーキングすることも重要。
車体が傾いていれば路面に制動力を伝えるタイヤも接地せず、流れて行ってしまう。
バイクなら流れるリアタイヤにカウンターを当てて.....なんて芸当も可能だが、自転車は足が固定された上に細いスリックタイヤでは、まず止まらない。
 
ハンドルにしがみつかないで素早くリアに荷重を移し.............
なんて広場を出たあとも走りながらいろいろ試してみる。
こ~ぢさんも「うるさいくらい(?)」、並走しながらいろいろなアドバイスをしてくれる。
 
「{楽しんご}の声で松岡修三ばりの熱血指導」といえば、知っている人はお分かり頂けるだろうか?❤
 
金曜は「下総クリテ」というレースで、こ~じさんは招待選手で参加したそうだ。
落車や事故が多く救急車が5台出ても足りず 、ヘリも出動したとか.........。
脳挫傷した選手もいたというが、ブレーキングとコーナリングの基本が出来ていない選手が多かったのも、原因の一つらしい。
 
ここから先週と同じく、「内股からガニ股にしてスラローム」の練習を延々と。
聞いただけでは何のことか分からないと思うが、これがダンシングにつながっていくとは、初めてやった先週は最後までアタマの中で理解できなかった。
 
まだ分かっていないがなんとなく、自転車を「倒して」スラローム出来るようになる。
「ダンシングは自転車を左右に{振って}走る」って、雑誌には書いてあったけど意味が分からなかったが、 これだったのね❤
 
そしてまた山の上のピザ屋さん「のこのこ」さんでランチ。
イメージ 5
写真が悪いがホント美味しい♪
次は2枚、イケるかも?❤
 
食後は前を走る人のタイヤがぶつかるのではと思うくらい近づいて集団走行しながら、短い坂では「下ハン」持ってギアを一番重くしてダンシング。
 
ドロップハンドルの下側なんて、一人で走っていたらたぶん使わないと思うが、ここでは登りも下りもストレートでも、「ハイ!下ハン持って!」
「もっと内またで{かかと}を見せながら!!」
「ハンドルにしがみつかない!!!」
と、こ~ぢさんのゲキが飛ぶ。
 
こ~ぢさん、とにかく朝からず~っとしゃべりっぱなし(というか走行中は怒鳴りっぱなし)
本当にタフな人である。
でも言われたとおりにやっていると、少しづつラクに速く走れることが分かってきて、だんだん楽しくなってくる。
 
今まで上りはひたすらギアを軽くして、「クルクル」こまねずみのようにシッティングで走るものと思っていたが、ここに通って考えが変わった.......。
 
 
あっというまに時間は過ぎて、ショップに戻る時間に。
 
自分の動画をみせられながら(もっとカッコよく乗れているかと思ったが、全然違ってかなりメゲる)、今日の反省会をしてから、もう一度みんなでローラー練習。
 
もうけっこうアシが「いっぱいいっぱい」だが、今日やったことを忘れないように、カラダに覚え込ませるようにローラーを漕ぐ............
 
当り前だけど自転車ってオートバイに通じるものがたくさんある。
「重心の位置」、「ブレーキング」、「ハンドリング」などなど。
今度オフロードバイクに乗るときは、カラダも締まっている(はず)だし、きっともっと上手く乗れるような気がする。
 
 
イメージ 6
帰宅してジャージの洗濯。
 
先週買った「こ~ぢ倶楽部」のジャージ。
みんなとおそろいで走るって最初は抵抗があったけど、意外に気持ち良くて病みつきに。
 
すっかり「こ~ぢ教」に入信(?)してしまったわよ❤
 
今週末は事故で参加をあきらめていた、「八ヶ岳グランフォンド」に行くことに。
レースではなくて制限時間内に楽しんで走る「ファンライド」だけど、八ヶ岳の山々を160キロ、今回練習したことの「ウデ試し」が、出来ればいいなァ♪