R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

平和を想う

上野動物園と言えば、子供のころ読んだマンガ「トンキー物語」を、いまだによく覚えている。
 
太平洋戦争中、空襲で動物園の猛獣が逃げると危険ということで、ライオンら猛獣はエサに毒を混ぜて(たしかストリキニーネ)殺されたが、ゾウはにおいに敏感で毒の入った餌を食べなかった。
 
注射器で毒を打とうにも、皮が厚くて針が折れてしまう。
 
しかたなくエサを与えずに餓死させることになったが、ゾウのトンキー、ジョン、ワンリーは、エサをもらうためフラフラになりながらも必死に芸をする。
 
そして1頭づつ死んでいくというお話しだが、同時期に連載していたマンガ「はだしのゲン」と一緒に、小学生の記憶のなかに戦争の悲惨さが深く刻まれた。
 
なので動物園でゾウを見るたび、人間の勝手で殺されたトンキーを思い出す。
 
動物園でオリに閉じ込められた動物たちを見ると、なんだかかわいそうになるのが、動物園に行かなくなった理由かもしれない。
 
そういえば昨日の昼前、パンダに発情の兆候が出たので見学を中止すると、園内放送されていた。
パンダも毎日たくさんの人の前にさらされて、いい気はしないんじゃないかな。
 
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野生のフラミンゴはパリダカのゴール「赤い湖」、ラックロゼで初めて見た。
何百羽という大群がバオバブの木の上を飛んでいく様は、アニメ「ジャングル大帝」のオープニングのようで、息を飲む美しさだった。
 
ここにいる彼らは一生飛ぶこともできず、コンクリで固められた池のなかで一生を過ごさなければならない。
外敵の恐怖もエサを探す苦労もない代わりに、 飛ぶ自由を失った彼ら。
野生とオリのなかとどっちが幸せなのか。
 
それでもウチの娘はフラミンゴが一番のお気に入りだったようで、「動物園でなに見た?」と聞くと、「ふらみんご~!」と元気に答える。
 
よほどオレンジ色のカラダが印象に残ったようだ。
 
できればライオンもゾウもキリンも、本場のサバンナに行って野生のままを見せてやりたい。
ついでに現地の人の貧しい暮らしも見て、おなか一杯ご飯が食べられることがどんなに幸せなことか、知ってもらえればうれしい。
 
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オリごしにライオンやゾウ、キリンを見るより、子供はこうしてヤギやウサギに直接触れるほうが、うれしいようだ。
初めはおっかなびっくりだったが、馴れると追いかけまわしてヤギに嫌がられていた(ウチの娘は右です)。
 
おととし帰省したときに会ったハイジとヤギのメイちゃんは、元気だろうか。
 
あのころ娘はまだ「人間以前」だったが、今ならハイジのように一緒に遊べるかもしれない。
 
上野公園の桜も来週くらいには満開になるのだろうか。
今から150年ほど前、彰義隊と新政府軍の上野戦争で、たくさんの血が流された同じ場所とはとても信じられないほど、おだやかな光景が広がっている。
 
 
 
帰宅してさすがに遊び疲れた娘は、ごはんを食べてお風呂に入ってバタンキューだった。
 
寝静まってからまた3本ローラーを漕ぐ
 
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〆はヒルクライムを想定して固定ローラー
 
気を抜くと傾斜でカラダを後ろに持って行かれるので、腹筋、背筋などの上半身で支えなければならず、かなりの全身運動(アバラ痛いし.........)。
 
富士ヒルクラまで2カ月。
毎日少しでも練習を続けていきたいなァ