先日のセロー嫁入りの帰り、モンキーさんに立ち寄り
奥さん用に改造をお願いしていた、クロスバイク「ウィリエール」を引き取り。
私が普段のアシに乗っていたウィリエールを奥さん用にしたが、彼女にはちょっと大きいので、ハンドルをママチャリ用に換えてもらった。
一文字のハンドルと違いグリップが手前に来るので、上体が起きてなかなか乗りやすい。
奥さんはほとんど変速しない(使えない)が、しっかり「14段変速」つき
モンキーIさんが自分の街乗り用に、ママチャリハンドルをつけているのを見て、
「これなら自転車に不慣れな奥さんも乗れるかも?」
とお願いしたもの。
難点は前カゴが重いので、ハンドルをまっすぐか右に切っておかないと、左に倒れること。
私はリアにカゴをつけていたが、女性は足を高く上げてまたがれない。
なのでカゴを前に付けたが、本来スポーツバイクにカゴはつけないので、バランスが悪いらしい。
難点がもう一つ、ママチャリによくある、タイヤをロックするカギがつけられない。
その都度ワイヤーロックをしなければならないが、面倒くさがりの奥さんに果たしてそれができるのか?
まあ施錠しなくてもこれなら盗まれないだろう。
見た目がダサくなることも、このハンドルに換えた理由のひとつ。
でもよ~く見るとこれはこれでなかなか、「ブサカワ」で愛らしい。
今年は家のアサガオが狂い咲き。
去年、「日よけ」のために植えたアサガオだが、暑い真夏は咲かず9月にやっと開花。
多年草とのことなので放っておいたら、2週間前から見事に咲いていて、毎朝家の前を通る人から、目の保養になると喜ばれている。
そして2号車のロッキーマウンテン
こちらもウィリエールに付けていたカゴをつけて、「ブサカワ」仕様に。
街乗りするので盗難防止になればいいのだが、色が派手で目立ちすぎ。
いっそ前カゴも付けようか。
ジャイアントについていたサイドスタンドを移設しようとしたが、角度が合わないので、これもモンキーさんでつけてもらった。
これで細身のタイヤに換えれば、29インチの大径タイヤと相まって、街乗りがさらに楽になるはず。
7月に家族で伊豆大島へダイビングに行くことになったが、ライセンスカードを紛失していたので再発行してもらった。
私がライセンスを取ったのは「CMAS(クマス)」というフランスのダイビング団体。
PADIでもNAUIでもよかったのだが、知り合いのSさんが青山でCMAS系のダイビングショップをやっていて、そこで取得した。
最後に潜ったのは26年前のランギロア島
ここはフランス領なのでダイビングガイドもみんなフランス人。
私がCMASのカードを見せるとフランス人ガイドが、
「日本人はみんなアメリカのPADIだけど、おまえはフランスのCMASだから、今日は特別なところへ連れて行ってやる」
とソディアック(ゴムボート)でかなりの沖合へ連れていかれ
「よし、潜れ」
とみんなでバックダイブ。
水中で体を起こしたら見渡す限りサメだらけ(!)
自分のカラダの横をかすめるようにサメが泳ぎまわるので、一瞬パニックに。
ボートの上でフランス語でまくしたてられたので、よくわからなかったが、
ここは「シャークポイント」という有名なダイビングスポットだった。
そこからさらに深いところに潜り、体がうしろへ流されそうなほど、海流のはやいところで岩につかまっていると、ずっと下のほうを真っ黒い巨大な物体が移動してくのが見えた。
「ゴーンゴーン」と大きな音がするので潜水艦だと思ったが、浮上したときガイドが頭の上で手をパッと開いて
「whale!」
というのを聞いて、
「あっクジラだったんだ」
と気が付いた。
親子のクジラは珍しいそうだが、ここではマンタやジンベイザメなども、間近で見られた。
数年ぶりにダイビングショップに電話するが留守電。
私の伝言を聞いたSさんから電話もらったが、3年前にショップはやめてしまったらしい。
当時から自宅の1階を店舗にしていたので、商売っ気が感じられなかった。
不定期に海に潜って船の塗装や溶接をしたり、警察の依頼で水難事故の行方不明者の捜索をバイトでやっていた。
意外にすぐ遺体が見つかることがあるが、それだと一日分しか日当が出ないので、遺体をロープで結んでおいて数日してから発見、なんてバチ当たりなこともやっていたとか。
そんな人でなしのSさんだが、当時の私の書類は保管してくれていた。
横浜の事務局に電話すると、再発行の用紙をダウンロードして、写真と一緒に送ってほしいと言われたが、天気もいいのでアドべで伺った。
こじんまりした事務局では、ロマンスグレーで品のいい事務局長が、待っていてくれた。
聞くと青山の生まれで、今は茅ケ崎に住んでいるとか。
おしゃれなパープルのサマーセーターを着こなし、
「きっと慶応ボーイのおぼっちゃまだったんだろうナ」
なんて勝手に想像してしまった。
ダイビングは26年ぶり。
そんな話をすると事務局長から
「最近は中高年の事故が多いので、くれぐれも気を付けて」
と忠告された。
「むかし取った杵柄」で、ひさしぶりのダイビングなのにいきなり深いところに潜ったり、減圧せず一気に上がって、減圧症や肺気腫になる事故が多いらしい。
「どこかで聞いたハナシだなあ」
と思ったが、バイクも自転車もダイビングも若者離れは進んでいて、いまや中高年が一番熱い層なんだろう。
今の私は
「地に足がつかないスポーツはしない」がモットー。
なのでスキューバはもちろん、スカイダイビングや登山もやらない(砂漠のラリーはいちおう「地に足がつく」のでヨシ)。
「ぜひ娘さんと一緒にダイビングしましょう」
という展開になったそう。
大島には彼女の知り合いのショップがあり、彼女もここでガイドをしていたらしい。
大島は一度だけ潜ったことがあるが、どんなところだったか忘れてしまった、
とにかく8歳の娘と一緒なので、せいぜい水深5mくらいのところで、安全に楽しむことを心がけたい。
CMASの創始者はジャック・イブ・クストー
タイム計測のない「超初心者クラス」にエントリー予定だったが、モンキーIさんから
「sinaさんは初心者じゃないから」と、一つ上の「普通の初心者クラス」をすすめられた。
「ふだん走っているお山に比べたら、スキー場のコースはラクチンですよ」
とのことだが、そのぶんスピードも出るのでマイペースで走りたかったのも本音。
とはいえ1万人も出る富士ヒルクラと違い、100人程度の参加らしいので、のもドかな雰囲気とか。
こちらも無理せず無事に楽しみたい。