ひさびさのプチツーリング

神奈川の秦野に住む長年の友人、アイハラさんが自宅を改築したというので、お祝いに

伺った。

11時半に秦野のお蕎麦屋さん集合、

念のため9時半に出たけど、ちょっと早かったので港北PAで休憩。

 

でもこのあと東名は10キロ渋滞。

到着したのは5分前、バイクで行って良かった。

「手打ちそば さか間」

平日だけどこちらもほぼ満席。

丹沢の入り口らしいので、ハイキングの人も多いそう。

目のまえにある公園をぐるっと散策(野良おやじさんちの近く?)

そしてここから車で5分ほどの、アイハラさんちへ

以前来たのはもう20年以上前、

湘南の建設会社の社長にヘッドハントされ、新規に不動産部を立ち上げて部長に就任。

順調に業績を伸ばしていたところ、社長がガンで3か月の余命宣告。

「あとを継いでくれ」

と頼まれたけど、「息子さんが跡を継げるまでやります」と条件を出し、社長を引き受けた。

それからもブイブイ仕事をして、業績を伸ばして8年。

高校生だった息子さんも社会人になり、よそで修業をさせて去年、交代した。

私よりひとつ上の62歳。

40年間、第一線を走り続けてきたので、いったん仕事はリタイア。

築30年の自宅を親しい業者と一緒に、半年以上かけて改築(というかほぼ新築)していた。

カベは総漆喰、土もどこかの名産を運ばせて(どこか忘れた)、

天井も柱も総ヒノキ(って新築したほうが安いらしいけど、この家が好きだったそう)

奥さんがお茶とお花を教えるので、奥の和室もかなり本気の作り。

ふたりのお子さんも独立して、奥さんとふたり暮らし。

旅行やゴルフも飽きてきたので、これからは不動産の知識を生かして、相続問題や空き家対策など、地域ボランティアの仕事でもしようかと、地元の幼なじみたちと相談しているらしい。

 

じつはすぐ近くに甥っ子(長野の姉の長男)家族が住んでいて、最近家を買ったそう。

キャンプ好きの夫婦は毎週のように、友達たちとキャンプしているらしい。

我が家には使わないテントやキャンプ道具がいろいろあるので、先週末、甥っ子家族が引き取りに来る予定だったが、子供たちが熱を出したので延期になっていた。

 

甥っ子に秦野に来ている旨をメールしたら、すぐ電話が。

「まだ熱があるので保育園はお休みで、今日はボクがリモートワークで面倒見てる」

そう。

グーグルマップで地図を見たら「徒歩4分」の近さ。

アイハラ邸からGSで向かったら、ほんとうに1分で着いてしまった。

 

建売住宅だけど土地45坪とかで、かなり広い。

都内の自宅の近所では、もう「土地12坪、木造3階建て」が当たり前なので(それでも7000万以上する)、45坪は「大豪邸」

都会は便利だけど、便利なだけ。

こんな広い家で育つ子供たちは幸せだなぁと、つくづく思う。

上のお兄ちゃんはもう5歳、

妹はもうじき2歳。

おととし洋服を持ってきたときは、まだママのお腹のなかだったので、会うのは初めて。

心臓含めて内臓が左右逆らしい。

生まれるとき地元の産婦人科から

「もしなにかあったら困るので、大きい病院を紹介します」

と言われたけど、そこでも

「うちでも対応できないので」

と、県で一番大きな小児科病院を紹介されたとか。

心臓に穴も開いているらしく、熱が出やすいらしいけど、それでもキャンプに連れて行く親の、度量の大きさに驚く。

前回、洋服と一緒に届けたストッケも、使ってくれていた。

妻の甥っ子たちが使っていたのをもらって、娘が使っていたもの。

娘も自分より小さい「いとこ」たちに、会うのを楽しみにしていたので、次回は会わせたい。

2年前はバイクにまたがるのを、泣いて嫌がったお兄ちゃんだけど、今回は大丈夫だったみたい。

子供たちが生まれる前、「XR250を買った」というので、ニーブレースやオフブーツ、ウェアなどあげたけど、

「あれ?バイクは?」

と聞いたら、

「気が付いたら盗まれてた」

って。

半年くらい乗らないままカバーをかけていて、アパートから引っ越しするとき、盗まれたことに気が付いたって。

まぁ強盗など物騒な事件が多いので、命を取られなかっただけ良しとしよう。

 

秦野が地元の女性と結婚した甥っ子は、もう長野には帰れないだろう。

私と同じ長男なのに(実家には継ぐべき仕事もないが)、長野の姉夫婦は

「帰ってこなくていいから好きなことをやれ」

と言っていたが、長野の企業に就職した弟は、転勤続きで長野には帰れないかもしれない(38歳で独身だし)。

私は姉がいてくれたので、両親の面倒を見てもらえたが、男ばかりの兄弟ではそうもいかないだろう.....

 

そして土曜日はMTB仲間で、大工のサクマさんとランチ

自宅から10キロほどの大田区で、建て売り住宅を建てている。

近くに美味しいとんかつ屋さんがある

とのことで、ひさしぶりにロースかつ定食

私と同じ61歳のサクマさん。

横浜の実家にお母さんと二人暮らし。

結婚歴はないが「もうそんな気はないよ」って。

営業として「口先」だけで生きてきた私には、「手に職がある」人がうらやましいけど、不動産が高騰し過ぎて、建て売り業者が土地をなかなか買えず。

新築現場が無いので

「ここが終わったら1ヶ月くらい休んで欲しい」

と言われたとか。

まぁ実家はあるし、子供もいないし、もう古い家や高齢者の家を修理する、「便利屋」でも生きていけるんじゃないの?

なんて思ってしまうが、フリーになる勇気は無いらしい。

 

この現場は東京湾まで数百メートルのところ。

海抜ゼロメートルだし、非難するにも高い建物が無いので、津波があったらひとたまりも無いだろう。

帰り道は海まで走り、羽田空港を横目に見ながら遠回りして帰宅。

 

夜は娘が観たがっていた「タイタニック」を、録画したものを鑑賞

今週来週と2週にわたって放映されるけど、「続きが観たいからDVD借りてきて」って。

ネットフリックスでは見られないらしい。

最近はマンガとアニメのキャラに夢中で、「生身の若者」に興味を示さなかったけど、初めて惚れたのがレオ様とは。

でも25年前の映画なので、レオ様ももう50近いんじゃ?

 

昨日のサイクリングが気持ちよかったので、日曜も多摩サイ

軽いロードでなく、あえて重たいクロモリのモンキーで「トレーニング」

首都高湾岸線の架け替え中かな?

羽田空港の大鳥居

飛行場をGHQが接収したとき、滑走路の拡張で撤去しようとして、死者が出たらしい。

さすがのアメリカも祟りは怖いらしく、以来そのまま。

 

この日は本当に暑くて、4時間くらい走ったらもうグッタリ。

帰宅して速攻で水風呂に入り、こちらも録画しておいた「シェルブールの雨傘」を鑑賞。

大好きなカトリーヌドヌーブの若いころの作品なので、楽しみに観たらなんとミュージカルだった(@_@)