R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

ゴールデンカムイ聖地巡り

早めの夏休みを取って8月6日~9日まで、函館・札幌3泊4日の旅へ

ANAの函館行きは成田発らしいけど、自宅から近い羽田発で新千歳空港

ほんとうは母娘の好きな「ゴールデンカムイ」の聖地巡りで、網走監獄や知床も行きたかったけど、さすがに3泊4日ではムリなので次回に。

 

新千歳空港近くで予約していたレンタカーをピックアップ。

数年前、沖縄に行ったときトヨタビッツを借りたら、本当にパワーが無くて

高速道路でアクセルベタ踏みの奥さんが

「これぜったい壊れてるよ」

と怒っていた。

さらに広い北海道でパワーのないクルマはイヤだなと思っていたら、

今回は三菱のエクリプスだった。

ほぼ新車の2500km、このレンタカー会社は三菱がメインらしく、デリカD5もあったけど、こちらは4人以上のファミリー向けとかで、すでに予約済みだった。

新千歳から支笏湖洞爺湖~函館を目指す。

まず支笏湖で「海賊望太郎」の聖地に立って、興奮中の母娘

海賊房太郎(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ ...

新千歳から支笏湖洞爺湖までは信号も渋滞もなく、ツーリングならゴキゲンなルートだけど、途中にコンビニはおろか公衆トイレも無い。

オトコの私はなんとかなるけど、女性陣はそうはいかない。

空港近くにあったセイコマートに寄ればよかったと、後悔してもあとの祭り

だんだん景色を眺める余裕も無くなり、「トイレはまだか!と」殺気立つ車内(@_@)

と、突然「それ」は現れた

文字通り「おトイレ館」

売店とレストランもあって、多くのトイレ難民(?)で賑わっていた。

とりあえずトイレを済ませ、から揚げとポテトで空腹を満たし出発。

洞爺湖に到着

ここはカムイでなく違う目的があった

toyako-bokutou.com

娘の好きな「銀魂」の主人公が、なぜかここの木刀を愛用しているらしい

銀魂 銀さんの木刀キーホルダー - 通販 - sge.net.br

木刀1本5500円

当然「買って~」と娘はいうけど、高すぎるし飛行機に持ち込むのも気が引けるので、却下。

銀さんのスクーターもあって、とりあえずご満悦

ちゃんと彫師さんもいて、名前も入れられるとか。

オーナーの趣味か知らないけどここはマンガやアニメの聖地らしく、それっぽい若いお客さんで賑わっていた。

函館までまだ170キロもあるので、高速で移動。

sinano.hatenablog.com

北海道は2014年の「北海道4デイズ」以来。

スガワラ爺に借りたセローで参加したので、リエゾンの高速移動はつらかった。

あいかわらずほぼ1車線なので、遅いクルマがいるとひたすらガマンの走行。

たまにある追い抜き車線は2キロ(?)くらいしかないので、イライラしたクルマがいっせいに追い抜いていく。

ここで乗り遅れると次の追い越しポイントまで、またガマンの走行が続くので、がんばって追い超すが、パワーのあるエクリプスで良かったと実感した(トヨタビッツならストレスはマックスだったろう)。

途中で土砂降りも。

それにしても北海道は暑く、湿度も高くてかなりムシムシする。

次はどこでトイレがあるかわからないので、見つけたパーキングでトイレ休憩

そして函館に到着したのは午後3時くらい。

五稜郭」の標識が見えたので、とりあえず行ってみる

ここもカムイのなかで土方歳三などが出てくるらしい

(妻と娘はマンガを全巻読んでるけど、私はアニメとマンガの最終巻しか知らないので、金塊がどこに隠されていたのか知らなかった)

五稜郭タワーに上って上空から

井戸があるけどここが隠し場所なの?

 

偶然にも春から各地で開催されていた「ゴールデンカムイ展」が、すぐ近くのデパート丸井で開催中だった。

この時点で午後5時なので、明日見に来ることに。

ホテルは函館駅近くのロイヤルセンチュリーホテル。

朝市まで徒歩3分なので、とりあえずノープランで外食できるところを探すも、海鮮もののお店はどこもいっぱい。

10分ほど待って居酒屋「いか太郎」で晩ごはん。

じつは海の幸を食べたいのは奥さんひとりで、私は「あれば食べる」程度で、娘は刺身も寿司も生魚はいっさい食べない(食わず嫌い)。

まわりからは

「おカネかからなくていいね」

と言われるけど、せっかく北海道に来たのにもったいない。

しかたないので娘は鳥から揚げと、ごはんと海苔の味噌汁。

奥さんと私はイカ刺しと刺身盛り合わせ。

函館駅までブラブラ

最終話は函館駅が舞台(だったような)

こうして舞台になった8カ所ほどが撮影スポットになっていた。

翌朝は奥さんだけ朝市で海鮮丼にチャレンジ

私も早起きしてしまったので、爆睡中の娘を置いて朝市をブラブラ

ガイドブックに出ていた「きくよ食堂」

海のない長野県で育ったからではないけど、両親も寿司や刺身を食べなかったので、サカナと言えばシャケやサンマなど焼き魚ばかりで、生魚は食べたことが無かった。

とくに小学校の給食で出た「ワカメとイワシの酢の物」がどうしても食べられず、当時は食べ終わるまで午後の授業も、机の上に給食が残された。

放課後になっても食べないので、根負けした先生が帰宅を許してくれたけど、次にこの酢の物が出る日は4時間目が終わったら、無断で帰宅してしまった。

実家は学校から100mしか離れていないので、心配した先生が迎えに来たけど、

「ぜったい食べない!」

と学校に戻らなかったら、私のせいで給食メニューから酢の物が無くなった,,,,,。

社会人になって六本木で不動産屋になったとき、世の中は昭和バブル全盛期

毎晩のように高級すし屋に連れていかれたけど、カウンターに並ぶ赤や白のサカナの名前がわからないし、食べたくもない。

しかたないのでのり巻きを頼み続けたら、

「お前を接待するならすし屋が一番安い」

と言われる始末。

ギンザの九兵衛でものり巻きを頼んでいたら、大将が

「お客さん、これも食べてごらんなさい」

と大トロを握ってくれた。

酢の物で「サカナは生臭くて酸っぱいもの」と思い込んでいたので、本当は食べたくも無いけど、せっかく握ってくれたのに断るのも申し訳ないので、しょう油をたっぷりつけて口に入れたら、これがとろけるほどうまい。

続けてウニの軍艦巻きや白子など、いろいろ握ってくれたけど、どれもうまい。

大トロとウニばかり頼んでいたら、もうだれも寿司屋に連れて行ってくれなくなった....

 

朝市には空き店舗も目立つ。

そういえば30年くらい前に来たときは、大勢の人ですれ違うのもやっとだったのが、普通に歩ける。

賑わっているのは「イカ釣り」

水槽で釣ったイカをその場で刺身で食べられるらしいが、

「水槽のサカナはいつ入れたのか分からないから、新鮮じゃない」

と、むかし魚屋の知り合いに言われたような。

たしかに水槽のカニや魚に賞味期限や入荷日は書けないので、いつ水揚げされたか分からない。

ガイドブックに載っている海鮮丼の有名店は、大勢の人が並んでいるけど、ガラガラの店も多い(出すウニやマグロは同じなのにこの差はナニ?)

朝8時でこの人出、

お店のスタッフは高齢者が目たち、建物の老朽化もひどい。

やっぱり中国の団体客が大挙押し寄せないと、観光や飲食業は厳しいのかな。

そしてホテルに戻り娘を起こして朝食ビュッフェへ

奥さんもコーヒーとケーキは食べるって。

ほんとうに「3食ホテルのバイキングでいい」ってくらい、私は大好き。

よくばってつい取りすぎるのは学習能力が無いけど。

大きな荷物を積んだライダーもたくさん見かけた。

毎日走る目標があるレースなら出たいけど、なんとなく観光してキャンプするだけのツーリングは、むかしから苦手。

 

むかし四国を一週間走るTBI(ツールドブルーアイランド)は、毎日雨のなか数百キロ走って、ゴールしてテントを張って、翌朝も雨の音で目を覚まし、濡れたシュラフとテントを畳んで、濡れて重くなったブーツを履いて、雨のなかを走るの繰り返し。

なので雨が降るかもしれないキャンプツーリングが、億劫になってしまった。

砂漠のラリーは雨が降らないので大好き。

なので北海道キャンプツーリングは1ミリも興味ないけど、もう少し歳をとったら行きたいと思うようになるのかな。

でも雨もイヤだし荷物も持ちたくないので、毎日ホテル泊だろうなぁ

 

そして市電に乗って外人墓地を見に行く。

海辺からず~っと坂を上った先、「ほんとにあるの?」と不安になったところで、やっと着いた。

う~ん、思ってたのと違う(横浜の外人墓地とか想像してた)

 

そしてこちらが本命

「旧ロシア領事館」

カムイのなかで人質に取られた鯉戸少年を、鯉戸パパと鶴見中尉が奪還に来るところ。

函館エリア②】ゴールデンカムイスタンプラリー - デコポンの ...

残念ながら老朽化で閉館してたけど、この坂道をあのバイクのような乗り物で、駆け上がったのかな。

函館エリア②】ゴールデンカムイスタンプラリー - デコポンの ...

こっちは旧函館区公会堂。

カムイに出ないものにはなんの興味ないし、有料なので外から見るだけ。

 

そして下界におりて函館名物(らしい)塩ラーメン

オーナーが一人でやっている「豆ちゃん」

ガイドブックを見て行ったので、20分ほど並んでやっと食べられた。

塩ラーメンは美味しいのを食べた記憶が無かったけど、これは美味しかった。

そしてまた市電に乗って、今日のメインイベント「ゴールデンカムイ展」へ

マンガを読んでいない私でも、全部見るのに2時間はかかったほど、内容が濃い。

帰ったらちゃんと全巻読んで、アニメももう一度見なくっちゃ。

鬼滅の刃や呪術廻と同じで、何度にも分けてアニメ化するらしい。

一旦ホテルに帰り最上階の大浴場に入り

昨日予約せず苦労した教訓を生かし、奥さんが予約した海鮮居酒屋さんへ

イカがまだ動いているイカ刺しを堪能

函館山に上って夜景を見たかったけど、あいにくの雨で中止

翌日も霧で山頂は見えず。

函館をあとにして札幌を目指す

ホテルは札幌駅並びの「センチュリーロイヤルホテル」

立地はいいけどかなり古くて、昔のクルマのサイズで作っているのか、地下3階駐車場への通路がかなり狭くて、カベにこすったあとがたくさん。

ガタイがデカくて車幅が分からないエクリプスなので、かなり神経を遣う。

 

札幌でまさかの「みどりのおじさん」を発見。

サッポロが都会なことを実感した。

 

とりあえずここは見なければ、というわけで時計台へ。

たくさんの観光客が写真を撮っていた。

そしてカムイに出てきた「はく製師 江渡貝くん」の自宅のモデルになったという、「北大 植物園」に行ったら、4時で閉園だった。

江渡貝くんの家訪問 ~北海道大学植物園~ | そういえば・・・

しかたないので六花亭本店でお土産を買いまくり

奥さんの希望で「滝川市出身」のシロズ君に教わったジンギスカンを食べに、すすきのまで歩き

5時開店だけど「たかをくくって」5時半に行ったら、何十人も並んでいた。

このお店、すすきのだけで支店がいくつもあるみたいけど、どこも長蛇の列。

そこまでしてジンギスカンが食べたいのかな

裏路地に「みくりーのラム工場」という、だれも並んでいない店を発見。

食べログ評価もいいので「ひょっとして穴場?」なんて思って、6時開店まで待ったけど6時になっても開店せず。

どうも定休日だったみたい(@_@)

しかたないので他を探すけど、どこのジンギスカンも並んでいる。

日が暮れるにつれてすすきのも人出が増えてきて、歌舞伎町的な雰囲気に。

そしてとにかく蒸し暑い。

いいかげん娘もキレて「もうラーメンでいい!」と言い出したので、テキトーに焼き肉店に入る

ウソくらい空いていてビックリ。焼肉とジンギスカンってそんなに違うの?

ここにもちゃんとラム肉があって、奥さんも満足。

私は20年前のモンゴルラリーのビバークで、さっきまでメェメェ鳴いていたヒツジが、「捌かれて」晩ごはんに出てから、ジンギスカンがキライになった。

 

そしてなぜか川崎の「タンタンメン本舗のタンタンメン」があったので、頼んでみたら本当にタンタンメン。これでもう十分です。

翌朝も晴れ。

札幌は東京と同じで、ギンザや丸の内、歌舞伎町はあるけど、見て楽しむ観光地が無いことを実感。

これならがんばってスガワラ爺の地元、小樽まで足を伸ばせばよかったかも。

とりあえず最終日に向かった先は

丸山のラベンダー園(でももうシーズンは過ぎていた(^-^;)

まぁ札幌市内を見渡せたから良しとしよう。

 

そして次に向かったのは

サッポロビール博物館

ここもカムイの舞台になっていた

北海道:杉元感激麦酒の味今も:地域ニュース : 読売新聞

昼前から混んでいるビアレストラン

そして最後は「北海道開拓村」へ

ここは道内の古い建物を移築していて、カムイのマンガでモデルになった建物も多いらしい。

交番はボランティアのおじいさんがお出迎え

サーベルを持たせてもらい感激中

娘がどうしても来たかった「山本理髪店」

名前もそのままだなんて、、、すごい。。 #北海道はゴールデン ...

娘が一番好きな緒方が、ここでひげを剃っていた。

aurora on Twitter: "続いては北海道開拓の村より 尾形が髭を ...

ほかにもいろいろあるけど、とにかく暑いし広いしで全部見て回れない。

鉄道馬車もあって奥さんは楽しみにしていたけど、コロナで運行停止中

 

厚別区ってどこかで聞いたと思ったら、「すすきの殺人事件」の容疑者親子の家があるらしい。

そして北海道最後のランチは、奥さんの希望でスープカレー「ふらのや」さんへ

スープとカレーは別で食べたい私と娘は、フツーのカレー(食べ物は保守的なんです)

飛行機は19時30分発だけど、レンタカーは2時間前に返却しろって。

ちょっと早いけど何があるか分からないし、これ以上見るところもないので、4時に返却して4時半に新千歳空港到着。

と、飛行機が遅れて出発は20時30分に。

財布をバッグに入れて預けてしまったので、カードでラウンジを使えず。

屋上で飛んで行く飛行機を見たり、空港内をブラブラしたけど、どうやってもまだ1時間ある。

羽田着は10時過ぎ。それからお店を探してご飯を食べるのも大変、

なので最後にもう一度ラーメンを食べることに。

富良野の富川製麺所というラーメン

娘に

「最後に味噌ラーメン食べてごらん」

と言ったけど、ミソにはいい思い出が無いらしいので、無難なしょう油に。

この店は麺が黒いのが特徴らしいけど、「こだわりが強い」娘はかなり引いていた。

私はミソにしたけど、同じく黒い麺はなんか違うかも。

 

羽田に着いたのは10時半、

他の便も大幅に遅れていたので、荷物受取場は大混雑。

電車に乗って11時半には帰宅できたけど、母娘はグッタリ。

でも羽田から乗り継ぐ人や、電車でもっと遠くへ帰る人は、まだまだかかるはず。

去年の神津島に続いて3日間、上に住むタムラさんにネコのお世話をお願いしたけど、

「おまえらだけでどこ行ってたニャ~」

とプンプン。

来年行くか分からないけど、知床や網走はいつか連れて行ってやりたい。

(そのときまで娘にカムイブームが残っていればいいけど(*_*))