週末も栃尾でグレステンスキー
秋分の日の土曜は東京も小雨、
朝5時にカッパを着て出発、首都高から関越の小出インターまでず~っと雨。
連休なので交通量もそれなりに多くて、雨で80km/hとペースも上がらない。
なんとか8時に小出ICを降りて給油
新潟はハイオク179円と、都内より安い。
クルマが無くても生きていける都内と違い、地方ではクルマは生活必需品。
物価が上がりガソリンも値上がりしたのに、収入は上がるどころか下がる一方だと、地元のナツコさんがボヤいていた。
小出ICから下道を40キロ。同院高原スキー場は気温17度。
もう夏用のグローブでは指先が凍えてる
前回から寝袋をやめて「プラス1500円でお布団付き」にしたので(市営のロッジは素泊まり2000円とかなり安いけど)、荷物が減ってありがたい。
雨は止んだけど肌寒いので、コーヒーで暖をとる
注;転んでいるのではありません。
オーガコーチがストックをポールに見立てて、ターンの動きを解説中
3月に買ったブーツだけど、真夏にガシガシ履いているので、かなり年季が入ってしまった。
そして翌日曜は快晴。
高原はすっかり秋の気配で、風が気持ちいい。
どうしてもターンのとき外足のヒザが内側に折れて、「Ⅹ脚」になってしまう。
外足にしっかり荷重していないことが原因だけど、アタマでわかっていても何十回やっても直らない。
先週のレッスンでサイト―コーチが、
「ターンのとき外足のくるぶしにグッと荷重するイメージで」
と言われたけど、最近とにかく物忘れが激しいので、滑り出すとすぐ忘れてしまう。
オーガさんに相談すると、彼も20年間ヒザの内倒で苦労したそう。
サイト―コーチの教えとは違うけど、ターンのきっかけで内足のヒザをガバっと開けば、外足が伸びてヒザが曲がらない。
グレステンスキーは本体についた、ゴムの車輪を傾けてターンするので、一本のエッジを傾けてターンするアイススケートと同じ動き。
なので車輪を傾けてもし倒れたら、ガクっと足首が折れそうで、なかなかコワい。
転んでもいい覚悟を決めてグイっとヒザを開くと、あら不思議、外足が伸びてヒザが曲がらない。
外足に荷重もしているので、ビュンとスキーが滑る。
ふだん使わない左足はどうしても動作が遅れるけど、何十回も繰り返すうちにヒザの返しに慣れてくる。
オーガさんやサイト―コーチが何十年もかかって会得したものを、たった数回で覚えようというんだから、かなり無理があるのは承知の上。
とにかくカラダに覚え込ませるよう、何度も何度も繰り返し滑る。
トラックドライバーのオーガさんは今夜、夜行の仕事があるので、お昼で帰ることに。
彼が住む安曇野からここまで200キロ、
高速代を節約して下道で5時間かけてくるので、かなり大変。
私もこのあと一人で滑って、せっかく持てたいいイメージを壊したくないので、お昼で帰ることに。
朝9時からず~っと滑っていて、後半は疲れて滑りが雑になっていたのもあるけど、とにかく「教えたがりの自称先生シロート老人」が多いので、私の滑りを見て「あーしなさい、こーしなさい」と、言われるのが面倒だった。
お昼のお弁当を食べて着替えてパッキングして、1時半に出発。
新潟はすっかり秋、過疎化で休耕田も増えているそう
バイクに乗る私を見て、
「バイクだってコーナリングのとき外足荷重で走るでしょ」
なんて言われるけど、もう何十年も乗っていると、そんな事無意識にやっていて、気にしたことが無かった。
ためしに「外足荷重でステップに乗って」とか、リーンアウト気味に走ってみたりして、スキーとの共通点が多いことに改めて気付かされる。
先週は三連休の最終日で高速は40キロ以上の大渋滞。
しかも日没が早まっているので、暗いなかのすり抜けは本当に疲れた。
この日は明るいなか余裕で帰れるかと思ったら、高速は事故で大渋滞。
なんだかんだで40キロくらい渋滞のなかを走ったけど、明るいだけマシ。
速いバイクのあとを追走するのが一番ラクだけど、すり抜けで90km/h以上は怖くてもうできない。
70km/h以上で車が動いているときはすり抜けせず、なにかあってもすぐ減速できる55km/hを上限に、クルマの人たちを驚かせないように(ヒンシュクを買わないように)、ソロソロと抜けていく。
4時間かかって5時半に無事帰宅。それでも2週続けてはちょっと疲れた。
なので最近は都内でバイクに乗る機会がめっきり減って、移動は自転車か電車が多い。
次のグレステンは10月21,22日。
今シーズン最後のレッスンでいよいよ冬本番。
カービングターンは「雪をカーブ(削って)してスキーのたわみの反発でターン」するらしい。
残念ながら雪上でスキーのたわみを使った滑りを体験していないし、硬くてたわまないグレステンでカービングは再現できないけど、やわらかい雪の上では感じられなかったことが、7月から7回レッスンに参加して、グレステンの硬い路面とタイヤから、感じることはできたんじゃないかな(たぶん)。
これから実際にスキーで雪の上を滑って、昨シーズンとの違いを体感できるのか、今から楽しみでしかたない。
なんてことを妄想していたら、疲れているのになかなか眠れず、ちびちびとウィスキー飲みながら屋上でボーっとしていた、秋の夜中なのであった。