R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

またまたグレステン

週末も栃尾でグレステンスキー

秋分の日の土曜は東京も小雨、

朝5時にカッパを着て出発、首都高から関越の小出インターまでず~っと雨。

連休なので交通量もそれなりに多くて、雨で80km/hとペースも上がらない。

なんとか8時に小出ICを降りて給油

新潟はハイオク179円と、都内より安い。

クルマが無くても生きていける都内と違い、地方ではクルマは生活必需品。

物価が上がりガソリンも値上がりしたのに、収入は上がるどころか下がる一方だと、地元のナツコさんがボヤいていた。

小出ICから下道を40キロ。同院高原スキー場は気温17度。

もう夏用のグローブでは指先が凍えてる

前回から寝袋をやめて「プラス1500円でお布団付き」にしたので(市営のロッジは素泊まり2000円とかなり安いけど)、荷物が減ってありがたい。

雨は止んだけど肌寒いので、コーヒーで暖をとる

注;転んでいるのではありません。

オーガコーチがストックをポールに見立てて、ターンの動きを解説中

3月に買ったブーツだけど、真夏にガシガシ履いているので、かなり年季が入ってしまった。

そして翌日曜は快晴。

高原はすっかり秋の気配で、風が気持ちいい。

どうしてもターンのとき外足のヒザが内側に折れて、「Ⅹ脚」になってしまう。

外足にしっかり荷重していないことが原因だけど、アタマでわかっていても何十回やっても直らない。

先週のレッスンでサイト―コーチが、

「ターンのとき外足のくるぶしにグッと荷重するイメージで」

と言われたけど、最近とにかく物忘れが激しいので、滑り出すとすぐ忘れてしまう。

オーガさんに相談すると、彼も20年間ヒザの内倒で苦労したそう。

サイト―コーチの教えとは違うけど、ターンのきっかけで内足のヒザをガバっと開けば、外足が伸びてヒザが曲がらない。

グレステンスキーは本体についた、ゴムの車輪を傾けてターンするので、一本のエッジを傾けてターンするアイススケートと同じ動き。

なので車輪を傾けてもし倒れたら、ガクっと足首が折れそうで、なかなかコワい。

転んでもいい覚悟を決めてグイっとヒザを開くと、あら不思議、外足が伸びてヒザが曲がらない。

外足に荷重もしているので、ビュンとスキーが滑る。

ふだん使わない左足はどうしても動作が遅れるけど、何十回も繰り返すうちにヒザの返しに慣れてくる。

オーガさんやサイト―コーチが何十年もかかって会得したものを、たった数回で覚えようというんだから、かなり無理があるのは承知の上。

とにかくカラダに覚え込ませるよう、何度も何度も繰り返し滑る。

トラックドライバーのオーガさんは今夜、夜行の仕事があるので、お昼で帰ることに。

彼が住む安曇野からここまで200キロ、

高速代を節約して下道で5時間かけてくるので、かなり大変。

 

私もこのあと一人で滑って、せっかく持てたいいイメージを壊したくないので、お昼で帰ることに。

朝9時からず~っと滑っていて、後半は疲れて滑りが雑になっていたのもあるけど、とにかく「教えたがりの自称先生シロート老人」が多いので、私の滑りを見て「あーしなさい、こーしなさい」と、言われるのが面倒だった。

お昼のお弁当を食べて着替えてパッキングして、1時半に出発。

 

新潟はすっかり秋、過疎化で休耕田も増えているそう

バイクに乗る私を見て、

「バイクだってコーナリングのとき外足荷重で走るでしょ」

なんて言われるけど、もう何十年も乗っていると、そんな事無意識にやっていて、気にしたことが無かった。

ためしに「外足荷重でステップに乗って」とか、リーンアウト気味に走ってみたりして、スキーとの共通点が多いことに改めて気付かされる。

 

先週は三連休の最終日で高速は40キロ以上の大渋滞。

しかも日没が早まっているので、暗いなかのすり抜けは本当に疲れた。

この日は明るいなか余裕で帰れるかと思ったら、高速は事故で大渋滞。

なんだかんだで40キロくらい渋滞のなかを走ったけど、明るいだけマシ。

速いバイクのあとを追走するのが一番ラクだけど、すり抜けで90km/h以上は怖くてもうできない。

70km/h以上で車が動いているときはすり抜けせず、なにかあってもすぐ減速できる55km/hを上限に、クルマの人たちを驚かせないように(ヒンシュクを買わないように)、ソロソロと抜けていく。

4時間かかって5時半に無事帰宅。それでも2週続けてはちょっと疲れた。

なので最近は都内でバイクに乗る機会がめっきり減って、移動は自転車か電車が多い。

 

次のグレステンは10月21,22日。

今シーズン最後のレッスンでいよいよ冬本番。

カービングターンは「雪をカーブ(削って)してスキーのたわみの反発でターン」するらしい。

残念ながら雪上でスキーのたわみを使った滑りを体験していないし、硬くてたわまないグレステンでカービングは再現できないけど、やわらかい雪の上では感じられなかったことが、7月から7回レッスンに参加して、グレステンの硬い路面とタイヤから、感じることはできたんじゃないかな(たぶん)。

これから実際にスキーで雪の上を滑って、昨シーズンとの違いを体感できるのか、今から楽しみでしかたない。

なんてことを妄想していたら、疲れているのになかなか眠れず、ちびちびとウィスキー飲みながら屋上でボーっとしていた、秋の夜中なのであった。