玄関前のアサガオが伸び放題。
脚立を立てて剪定するにはバイクが邪魔。
なのでひさびさに移動させた。
友人が久しぶりにバイクに乗ろうとカバーをめくったら、そこには段ボールを巻き付けたボロボロの自転車が、置いてあったそう。
窃盗犯がバレないように、バイクのカタチに段ボールを積んで、カバーをかけておいたらしい。
そんなことがふと頭をよぎるほど、最近は自転車ばかりでバイクに乗っていないが、「ちゃんと」あってホッとした。
バッテリーがあがっていないか、試しにセルを回すとちゃんとかかった。
(むかし乗っていた100GSなら、間違いなくあがっていただろう)
ひさしぶりに第三京浜を往復したが、ふだん10kgの自転車ばかり乗っているので、250kgは重すぎる。
クソ重い1200アドベンチャーから乗り換えたときは、HPがほんとうに軽く感じて
「GSはエンデューロバイクか?」
なんて本当に思ったものだが、やっぱり重い.....(*_*)。
ちょっとアクセル開けただけで、100km/h以上出てしまうのも本当におそろしくて、1時間ほど走っただけでグッタリ。
お昼は大工のサクマさんの現場に行って、近くの中華でランチ
午前中、アサガオの剪定とバイクしか乗っていないのに、ボリュームたっぷりなランチでおなかいっぱい。
苦労せずスピードの出る乗り物に乗ったら、無性にハアハアしたくなった
ちょうどワダケンにオーバーホールをお願いしていた、リドレーが戻ってきたので
多摩サイでハアハアゼイゼイして、スッキリ。
最近はディスクブレーキ付きのロードも増えているけど、
「ロードはMTBのトレーニング」
と割り切っている私には、これでじゅうぶん。
今までの10速を11速にしてもらい、タイヤもちょっと太めの25Cに。
ハンドルバーテープも巻き直してもらい、ホイールはワダケンのお古だけど、私のより軽いホイールを譲ってもらった。
自宅から乗り出したらペダルがちょっと重い。
「あれ?なんか重くなっちゃったかな??」
なんて思いながら多摩川に向かって、ひたすらペダルを漕ぐ。
自宅から5キロの多摩川に着いたとき、ふと下を見たらアウターギアでなく、インナーのまま漕いでいた(^-^;
スーキャリは前がシングルギアなので、リドレーも勝手にシングルだと思い込んでいた。
アウターにしてサイクリングロードを走ると、これが速いのなんの。
自分が速くなったと錯覚するほど、おもしろいようにグイグイ進む。
1時間で帰る予定がもう楽しくて、2時間半で60kmも走ってしまった。
帰宅してシャワーを浴びてひとごこち
そして夜は3月以来4か月ぶりに、近所の焼肉屋さんで外食。
同年代のおじさんたちから
「歳とるとカルビとか食べられなくなった」
なんて話を聞くが、あっさりしたタン塩では物足りないし、〆にカルビクッパまで食べて、またまたおなかいっぱいに....
日曜は山岳系ライダーのYさんのお誘いで、群馬のお山へ。
朝6時集合なので3時に目覚ましをかけたが、2時過ぎに起きてしまい、3時に出発。
と、高速に乗ったとたんザーザー降り。
天気予報は晴れの予報だったはず。
さすがにこれでは走れないだろう。
改造のため先週Yさんに預けたスーキャリを、今日は受け取るだけでもいいか。
と、5時半に集合場所につくと、すでに走る気マンマンの人たちが......(^-^;
雨も小降りになってきたし、せっかく来たんだから走らないともったいない。
先週交換した「FOX34SC130mm」が、Yさん手持ちの「ROCKSHOCKS160mm」でさらに足長になっている(!)。
タイヤもMAXXISから、Yさんが最近愛用の「VITTORIA MASSA29×2.6」に。
日本ではなじみの薄いビットリアだけど、あらゆるメーカーのタイヤを自腹で買って、テストするYさんがメジャーなマキシスより惚れ込んだそう。
マキシスより1本あたり200g重くなるが、そのぶん頑丈で耐パンクに強く、なによりどれも7800円(税別)と安い(MTBタイヤは1本 1万円前後が相場)。
前後で400g重くなったぶん、純正だけど重いカーボンクランクを、さらに軽い中華製カーボンクランクに交換。
ホイールもボントレガーの純正ホイールは1本450gと重いので、これもYさん手持ちの300gの中華製カーボンホイールを、暫定で装着。
ボントレガーのホイールは当たり外れがあるようで、海外のサイトでも「3回割れた」なんてコメントがある。
メーカーは「ホイールは2年間保証」なんて謳っているが、実際はライドで割れたものは保証の対象外とか(素材や製造に問題が無いと対象外)
まあ当たり前だろう。
Yさんと走るようになって、自転車もパーツも「消耗品」と思うようになった。
ハンドルもこれもYさん手持ちの、ステムとハンドル一体型のカーボンでさらに軽く。
長さはノーマル720mmから、下りで扱いやすい800mmへ。
チタンボルトとチタンスポークで更なる軽量化を目指す。
どちらも国内で買うとかなり高価だが、個人輸入歴20年以上のYさんのコネクションで、ホイールやハンドル含め国内価格の1/3から1/5で抑えられるのが、ありがたい。
スーキャリは一番下のグレードでも、上位モデルもフレームは同じなので、ここまで改造するなら9.7でもよかった。
が、そのころYさんとは知りあっていなかったので仕方ない。
MTB歴20年以上の人はたいがい
「チタンフレームに80万払った」
「当時出たばかりのフルサスに100万払った」
なんて話を聞くが、私はそこまで散財していない(はず)なので、まぁいいか。
これで11.8kg
ノーマルが10.8kgなので1kg重いが、タイヤもサスも重くなったので、仕方ないか。
でもYさん曰く、これからもっと軽量化すれば、10kg台にはなりますよって。
スーキャリのカタログ上のサスの長さは120mmまで。
こんな改造、メーカーもショップも決して推奨しないだろうが、サスが長くなればそれだけフレームやホイールにかかる負担も減るはずだし、そのぶん軽いパーツを多用すれば、走りやすくなるだろう。
降ったりやんだりの天気だが、森のなかは木々の葉っぱのおかげで、雨が落ちてこない。
それでも連日の雨で路面はグチャグチャ。
転んでいないのに前走者と自分のタイヤのドロはねで、あっというまにドロ人形に.....。
ここはオフロードバイクもメッカらしく、数台の2stレーサーとすれ違う。
(ひさびさに2stオイルの匂いを嗅いだ)
下から登ってくるバイクが掘り返すので、数キロにわたって深いワダチができている。
「オフロードバイクはトレイルを荒らす悪者」
MTB乗りになって初めて知った、ほとんどのMTB乗りが感じていること。
関東近郊の山は登山客やハイカーの苦情で、バイクはもとよりMTBもどんどん走行禁止になっているが、
「オートバイのほうが自然へのダメージは大きいのに」
と思っているMTB乗りは多く、さんざんバイクで走り回った身としては、ちょっと肩身が狭かった。
でも4輪でレースもやっていたYさんの考え方は
「バイクやジムニーの人も、みんな秘密のトレイルを知っているので、情報交換しながらみんな仲良く走ればいいんですよ」
yさんがひとりで走るときはバイクやジムニーの人と
「どのルートから登ってきたのか?」
とか
「この道はどこへ通じているのか?」
「通り抜けできるのか?」
「おもしろいルートは無いか?」
などなど、情報交換をすることも多いそうだが、みんなちゃんと答えてくれるそう。
この日すれ違ったライダーもちゃんと挨拶してくれたが、MTB乗りにはバイクに乗ったことのない人が多いので、うるさく走り回るバイクを快く思わないんだろう。
とはいえ人力で「か細い」タイヤのMTBは、深いワダチに翻弄されまくり。
Fサスが30mm伸びた違いなんて、正直今日のトレイルでは実感できないが、前後サスがよく動いて突然のギャップも「いなして」くれるので、楽しくて楽しくてずっと、ニヤニヤしっぱなし
1本目は5人で走ったが、2人はドロでギブアップ。
YさんとFさん、私の3人で2本目を走る。
Fさんは元クロカンの実業団選手で、自転車トライアルもやっていたそう。
プッシュプルのやり方を聞いたら、かなり理論的に説明してくれた
(が、高等すぎて私には理解できず(*_*))
ほかにステンディングの重要性も教わる。
スタンディングがちゃんとできれば、ウィリーもダニエルもなんでもできるそう。
雨も止んで1本目よりだいぶ走りやすいが、そのぶんエキスパートのふたりはペースも上がり、付いていくのがほんとうに大変(^-^;
「いや~ちゃんと付いてくるから、もの足りないのかと思った」
って、いやいやもう限界です。
ワダチは走りづらいので、別のトレイルを探してみたり。
なんだかんだで2本目も無事終了
とりあえず転倒もケガもなく済んでよかったけど、さらにドロドロ
この時点でまだ12時。
朝6時から走っているので、一日が長い。
普段ならもう一本走るらしいが、4連休の最終日なので遅くなると高速の渋滞が心配。
小川で顔と手足を洗い、着替えてお昼を食べることに。
私は「牛スジカレー」
Yさんは豚丼
これでも「普通盛り」とか(^-^;
帰りは首都高含めて4か所で事故渋滞。
ひとりだし朝早かったので、ひたすら睡魔との闘いが続くが、なんとか4時に帰宅。
眠いけど洗濯せねば。
自分の後輪から跳ね上げるドロドロドロ
何度すすいでもどこかからドロがでてくる。
こんなに汚れたのはMTBを始めて以来かも。
スーキャリはまたYさんにいろいろいじってもらうので、おあずけ。
われわれがやっているのは、メーカーやショップから見たらかなり「異端」だろうが、
楽しみ方は人さまざま。
「イロモノ」とか「ゲテモノ」と呼ばれようが、とにかく「楽しく安全に」走れればいいのだ。