年末に手首を折って1か月以上、もうホネはくっついたと思うけど、ひねるとイヤな感じがするので、どこかスジでも痛めているのかもしれない。
自分でも信じられないが今年は還暦。
ケガも治りが遅いお年頃なので、無理せず山はおあずけにして、運動不足解消にウォーキングしよう。
と、先週土曜日に向かった先は、「赤穂浪士」で有名な高輪の「泉岳寺」
自宅から歩いて3.6キロと近いのに、じつは今まで行ったことが無かった。
途中の高輪の伊皿子坂にはドゥカティのチューンで有名な、中野さんの「パワーハウス」があった。
ドカといえばマイクヘイルウッド、そしてアゴスチーニ。
初めてドカを買ったとき、彼と同じAGVのアゴスチーニカラーのヘルメットを買ったなぁ。
中野さん若っ!
この本はたぶん環八のリンドバーグで買ったはず。
昭和57年は1982年なので40年前、19歳のときか。
当時は学生でとてもじゃないが高価なドカは買えず、パワーハウスや富ヶ谷の「ケニーズ」に行っては、舐めるようにカスタムのドカを眺めていた(お店にとっては迷惑なガキだったろうなぁ.....)
近所迷惑なのでエンジンをかけるとき、大通りまで100mくらい押したり、ツーリングであまりの振動に、エキパイのフランジが外れたり、
スピードメーターの針が取れたのもなつかしい。
今のドカはパワーはあるけど、おとなしくなってしまって物足りないけど、もうあんなセパハンに重いクラッチは握れないだろう。
門前で泉岳寺の看板を撮ったはずが、なぜかずれていた。
大石内蔵助がお出迎え
主君の浅野内匠頭以下、四十七士の墓があった。
大石内蔵助の墓と浅野内匠頭の墓は大きく、他の浪士の墓は小さい。
子供のころから毎年大晦日には、テレビで忠臣蔵が放送されていて、時代劇好きな祖母や父と観ていたが、なぜか泉岳寺は来たことが無かった。
娘は小学校5年生の社会科で歴史を習っているが、平安時代から江戸、幕末から昭和まで、教科書はほんの数ページしか載っていない。
あまりにも味気ないので、図書館で子供向けの「平家物語」を借りて娘に読ませたら、源義経にドハマりした。
こんなに歴史が好きになるとは驚いた。
他に何か子供が読みやすい本はないかと探したら、たまたま「新選組」があった。
それにしてもベルばらのオスカルかと思ったら、これが最近の沖田総司とは(^-^;
今度は新選組にハマった娘。「おきたかっこいい~」とうるさくて仕方ない。
もっと読みたいというので、ありったけの新選組関連の本を借りてみた
最初は沖田ファンだったのが、今度は隊士の斎藤一(さいとうはじめ)の大ファンに(なんかシブい)。
とはいえ新選組は歴史のなかでは「あだ花」で、ほんの一瞬のきらめきでしかないので、坂本龍馬や吉田松陰、西郷さんなども読ませようかと思ったが、彼らはどちらかといえば新選組の敵なので、
「ぜったい読まない!」
と拒否。
いろいろなだめすかして、私がむかし読んだ「竜馬がいく」を読ませたら、今度は竜馬かっこいいって.....(おとめ心はよくわからない(*_*))
お山のような自然はない東京だけど、江戸時代から幕末、昭和にかけての遺跡はたくさんあるので、相手してもらえるうちにいろいろ見せてやりたい。
泉岳寺をあとにして銀座に向かう。
日本船舶振興会の本社ビルの前には
「戸締り用心」、火の用心♪」で有名な、創業者「笹川良一」の銅像が。
子供のころ毎朝見たCM
当時は競艇もボートレースも知らなかったが、大人になっていろいろ関係者に話しを聞くと、笹川ファミリーや日本財団の裏側が見えて、競艇が嫌いになった。
途中の田町で休憩。
小腹が空いたので知人がやっている焼鳥屋で、小休止。
ここでビールを飲むともう歩きたくなくなるので、ガマンガマン
そしてギンザに到着
去年までは観光バスが何台も大通りに停まり、中国人観光客がわがもの顔で買い物していたが、コロナの影響で日本語しか聞こえないのは、精神的によろしい。
「中国人が観光客が押し寄せて大迷惑」なんて、知り合いのフランス人に話したら、
「お前たちだって30年前は、シャンゼリゼのヴィトンとかシャネルに群がってただろ」
って。
パリのブランドショップで高級バッグを奪い合う、日本のおばちゃんたちを、金髪の店員さんが冷ややかな目で見ていたのが忘れられない。
インバウンド目当てと評判の悪かったギンザシックスも、コロナで閉店ラッシュが続いているとか。
最近気になっているエアストリームは、東京FMのギンザステーションらしい。
ここには魑魅魍魎の巣窟らしい。
この日だけでフェラーリやランボルギーニなど、スーパーカーというものを50台は見たような。
これはマクラーレン、
最近はスーパーカーは通り越して、1億円以上する「ハイパーカー」なるものが人気とか。
もうポルシェなんてゴロゴロ走っているし、ここは日本か?と錯覚するほど。
コロナで本当に景気が悪いのか、不思議でならない。
家を出たのが午後だったので、そろそろ日が傾いてきた。
このあたりの港区は坂道が多いので、「いいトレーニングだ」と早足で歩いていたら、足腰も痛くなってきた。
このままだと日没までに帰れないので、今日は断念して地下鉄で帰ることに。
と、この大江戸線が地下深くて、いくら下ってもなかなかたどり着けない。
こんなとき大地震でもあったら、もう逃げられないなぁ
そして無事帰宅。
あたりまえだけど電車は早い。
「おまえ、どこ行ってたんだニャ~」