R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

2016に向けて

歯医者さんの帰りに通りがかったら
 
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帰ってきた
 
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新しいキャビネット
 
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こうして板バネを支えている
 
その板バネも従来の7枚から2枚に
 
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その分を新しいアブソーバーがショックを吸収する(らしい)
 
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こちらが今までついていたキャビネット45kg
 
テルちゃんから
「持てば違いが分かりますよ」
と言われたが重くて持てない....
 
可能な限り軽量化した新型は25kgと、20kgも軽くなったが、もともとメーカーから送られてきたものは85kg!
コンピュータで耐久性を計算するとこの重量になるらしいが、それでは1秒を争うラリーには使えない。
メーカーの言いなりでマシンを仕上げたら、今より数百キロは重くなってしまうだろう.........。
 
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メカのスーさんがアブソーバーのステーを作成中
ってどこにどう付くのか、聞いてもよく分からない
 
「もっとチームスガワラのことをアップして」
とたくさんのリクエストをいただくのでブログに載せているが
こんなに気安く写真を撮っていいものか。
 
ひょっとして企業秘密とかあれば載せられないなぁと思ったが、
「企業秘密なんてないですよ」
とテルちゃん。
 
「たぶんいけるだろうと......、いつも試行錯誤の連続です」って。
 
ほとんどが市販のレンジャーに無いパーツで、ワンオフのかたまり。
 
資金の潤沢なワークスではないので(チームスガワラはあくまでプライベーター)
コンピュータ解析による実験もなく、すべてが長年の経験と「カン」のハンドメイド。
 
鉄やアルミやカーボンを切ったり貼ったり、あぶったり(?)延ばしたりしながら、試行錯誤を繰り返してこのカタチになった。
 
かといってこれで完成ではなく、毎年「何百ヵ所」というマイナーチェンジを重ねて「進化」し続けている。
 
当然だが細かいパーツから何万本の配線まで、すべて彼らのアタマに入っていて、
10日ほど前に南米から戻ってきたのを一度バラバラにして、もう組み上げたらしい。
 
7月には8月開催のモンゴルラリーに向けて、ウラジオストックへ船で送られる。
 
そこからバイラーさんがたった一人でロシア経由でウランバートルまで、約3000キロの悪路を5日で陸送する。
途中には山賊やロシアンマフィアもいるとかいないとか。
全行程4000km未満のモンゴルラリーとは比較にならないくらいハードな日程だが、バイラーさんにとっては自分の庭のようなものだろう
 
テルちゃんやスーさんがメカ音痴の私にもわかるよう、かなり噛み砕いていろいろ説明してくれて、もっといろいろな改造点も聞いた気がするが、覚えていない.....
 
興味のある人はぜひ日本レーシングマネージメントへ。
多忙でなければレンジャーを間近に見ながら、いろいろな話が聞けるかも。
そんな中から少しでも協賛してくれる、人や企業が増えればこんな素敵なことは無い。
 
あいにくじ~じは講演会で不在だったが、
来年のダカールに向けて最強プライベーターチームは、粛々と準備を進めていた。