R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

スポッと

先月だったか1200GSアドベンチャー乗りの海外版FBに、ショッキングな写真が載っていた。
画像に含まれている可能性があるもの:1人以上
折れたのではなくFフォークが「すっぽ抜けて」いる。
このアドベはe-bayで売りに出されていたが、当の本人は無事だったらしい。

このときは何かにぶつかったのかと思っていたが、それからしばらくしてアドベ乗りのSさんから、2013年以降の水冷アドベで、このすっぽ抜け事故が多発していると教えられた。
Fフォークチューブのトップを固定している部分がゆるんで、大きな力がかかると抜ける可能性があるらしい。

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フォーク上部を覆っているラバーをめくると、現象が起きているものは「数ミリのすき間」ができているという(私のはまだ大丈夫だった)

欧米では大きなニュースになっていて、ヨーロッパは各ディーラーがラバーからスチール製のカバーに交換している
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アメリカは最近1200GSが発売停止になったらしいが、日本のディーラーからはまだ通知が無い。

これはリコールなのか、キャンペーンで対応するのか、まだ「様子見」中なのかもしれないが、先日のGSキャンプミーティングでも、重たいアドベやGSでブイブイ走る猛者たちがたくさんいたので、大きな事故になる前に対応をしてほしい。

むかしKTM640アドベンチャーのリアハブが走行中に「割れて」、何人か事故に巻き込まれたことがあった。
まだジャパンが無かったころか忘れたが、重大事故まではならなかったので、なんとなくパーツ交換で済ませていたような。

1200GSは経営危機にあったBMWの、起死回生の世界的ヒット商品。
ボクサーエンジン以外の新作をいくら出しても、やはりボクサーしか売れなかった。

このトラブルは2013年以降に製造されたGSだけらしいが、それ以前のものはパーツのグレードがよかったのかもしれない(Ⅱ型、Ⅲ型と売れるたび、クオリティは下がるもの)。

先日、娘を乗せてプールに行ったときも、「フォークが抜けないよう」ブレーキをそーっとかけた。

子供を乗せてなにかあったら、タダじゃすまないよ、BMWさん。