ちょっと出かけて戻ったら、家の前に白い軽自動車が停まっていた。
「ん?.......あっ!」
と駆け寄ると、やっぱりじ~じだった。
またまた「AHEAD」をポストに入れて、「そ~っと」帰ろうとしたところ、偶然はち合わせ。じ~じも驚いていた。
寄ってもらおうと思ったが、次の予定があるそうなので、停めたクルマに乗り込んでちょっと雑談
来年のアフリカエコレース用S×Sバギーは、ターボを取り付けるべくフランスのチューナーに依頼中。
自分の目で確かめたくてウズウズしているが、コロナで渡仏できないそう。
コロナで今年のモンゴルは中止。
なので来年のモンゴル用にジムニーのエンジンを入手、
チューニングして140馬力にするらしい(ノーマルは55馬力)。
そんなにいじって大丈夫?と思ったが、上には上がいた
660ccで200馬力って、車重が1000kgとしてパワーウェイトレシオは、えーっと(^-^;
とにかくモンスター。
じつはそのジムニーで、2022年のアフリカエコレースに出るという。
先日79歳の誕生日を迎えたが、2022年は80歳。
ジムニーでラリーを始めたので、最後はジムニーで終わろうかなって。
非公式ながらこれは引退宣言か。
たぶん世界最高齢の現役ラリーストに、今までだれも「引退」の言葉をかけられなかったが、ついに自分で自分に引導を渡す時が来たのかと、ちょっとウルっとした。
ジムニーに付けるロールバーの規格が、モンゴルとアフリカエコレースでは違うらしく(アフリカのほうが太い)、
「探すのに苦労したよ」
とのことだが、無事解決したらしい
「やることいっぱいあって、忙しくて忙しくて」
私の周りの70代はみんな隠居しているが、こりゃ80代でもまだいけるんじゃないか?
なんて思ってしまう。
「ハイパフォーマンスカー」には、「スーパーカー」と「ハイパーカー」ってのがあって、一般庶民が「必死にがんばれば」手が届く、2000万以下のポルシェやフェラーリ、ランボルギーニなどが、「スーパーカー」と呼ばれるものらしい。
対してハイパーカーとは、数百台しか作られない、価格も数億円はする「特別なもの」とかで、フェラーリにもあるハイパーカー「ラ・フェラーリ」の購入資格は、過去に何台のフェラーリを買っているか?とかの「ポイント制」だったりで、庶民がどんなにがんばっても手が出ない世界らしい。
宝くじが当たれば別だけど、むかし3億円当たった知り合いは、まわりに「たかられまくり」2年で無一文になってしまったので、当たったら早めに買うことをおススメする。
ハイパーカーの定義は
・1000馬力以上
・最高速度が400km/h以上
・数百台の限定生産で価格が1億円以上
などなど
要はサーキットを走るレーシングカーが、そのまま市販車になったような、近未来的なクルマで、スーパーカーとの絶対的な違いは、「価格が下がらない」ことらしい。
3000万のフェラーリだってナンバーが付いた瞬間に、半値になってしまうけど、
3億円もするブガッティシロンなどは、世界で200台しかないので、人気車は中古でも値が上がることもあるとか。
ふだん自転車でお山の激坂を時速5km/hくらいで、ヒイヒイ言いながら登っている自分には、時速400キロとか1000馬力とか、もうピンともこない世界。
自転車も積めないし、二人しか乗れないのでは、家族3人でドライブにも行けない,,,,,
なんて庶民には、一生無縁の世界なんだろう。
1000馬力も時速400km/hも、日本の法律では無用の長物。
今の私には超軽量で登りも下りも速いMTBが欲しいけど、六本木やギンザの街中が、プリウスやエコカーばかりではつまらない。
経済を回すにはこういう「鬼っ子」も必要なんだろう。
ヒルツが柵を飛び越える、誰でも知ってる大脱走のハイライトシーンだけど、実際にはマックイーンではなく、バドイーキンスというスタントマンが飛んでいたそう(知らなかった)
彼はトライアンフで数々のバイクレースで優勝し、マックイーンとも親交が深かったとか。
私の大好きな映画「ブリット」で、モスグリーンのムスタングをドライブしたのも、彼だったそう(いやいや、どう見てもマックイーンがドライブしてるでしょ)
トライアンフから「バド・イーキンスエディション」が発売されたので、それを記念しての記事らしい。
セローもいよいよ最後か(これはプレミアは付かないだろうナ)
こういうのを乗る人は、ノーヘルのトライクで高速を走る人種と同じような。
軽トラで車中泊ならぬ「荷台泊」が流行っているらしいし、
カブも新型の「CT125」が予約だけでバカ売れしているとかで、タイムリーな特集。
でも編集長はじ~じとお友だちなんだから、80年代にじ~じが「550cc」のアクティで参戦した、ファラオラリーのときの一コマを載せればいいのに。
なんて思ってしまうが。
個人的には少しでも排気量の大きい「CT125」がいいけど、こちらでは前に発売されたCT110を推している。
CT125が税込44万円なのに対し、クロスカブ110が税込297000円と、14万円も安いこともこの人が推す理由とか。
だれかが
「予約したけど納車は年内は無理らしい」
って。
CT125が予約の時点で、年間販売台数の8000台を超えたとか。
経済情報誌のプレジデントオンラインにも登場するほどの人気らしい。
110にしても125にしても、高速道路は走れない。
アドベンチャーしろって言われても、山に行くのも海に行くのも、下道はつらい(私には)
せめて126ccにしてくれたらよかったのに。なんて思うが、高速道路をひたすら全開で、がんばるカブの姿を想像するだけでかわいそう。
8000台も売れるってことは、飽きる人もたくさんいるはず。
いつか手ごろな中古がでたら1台欲しいと思うけど、そのうち「CT150」とかも出すのかな?
そしてひさしぶりに乗ったGS
ナビが動かない。
一度エンジンを切って再始動したら復活したが、まるでパソコンみたい。
ちょうど腹サイクルから「1年点検のお知らせ」が届いたが、このところ自転車ばかり乗っていたし、コロナ自粛中はほとんど乗っていないので、オイル交換もしなくていいかと思っていた(でも始動のたびにスクリーンに、「点検のお知らせ」が出るのがウザい)
ホンダのADV150というスクーターも売れているらしく、MTBつながりのHさんが通勤のアシに買おうと思ったら、「納車は11月」と言われたとか。
「でもドリーム店で定価で買うなら、もう少し早くなりますよ」
とも言われたらしいが、メーカーの「町のバイク屋掃討作戦」の弊害がこんなところにも。
メーカー賞賛とカタログのオンパレードしかない御用雑誌では、こんなこと絶対書かないだろうが、だれからもおカネを「恵んで」もらっていない私は関係ない。
今までメーカーの手足になって、一生懸命売ってくれた町のバイク屋さんにこの仕打ちは、もし
本田宗一郎が生きていたら「バカヤロー!!」と一喝したはず...。
気骨のある雑誌や二輪ジャーナリストがいないことが、ほんとうにさびしい。