R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

バハ

「元」オグショー社長で今はフリーの遊び人、小栗さんから「11月4日からバハ1000に参戦します」と、メールをいただいた。
小栗さんのブログ
 
数年前、第一線を退いて、浜松の山深くに家族で隠遁生活中。周りに1軒の家もないらしい。
山頂が観光名所らしく、夜はアベックのクルマが脱輪して、よく救助要請があるそうだ。
 
カリフォルニアのバハ半島を1000マイル、メキシコまで一気に下るレースは昔から有名だが、あまりのハイスピードレースゆえ毎年のように死亡事故も起きて、アタマのネジが数本ゆるんだ人しか出られない印象が強いので、今までいろんな人に誘われたが、しょせんツーリングライダーレベルの自分には無理と、興味がなかった。
 
100キロ続くガレ場やウォッシュボード。
狭い道を狂ったように飛ばしてくる4輪は、遅いバイクなんておかまいなしにブチ抜いていく。
ジャンピングスポットにメキシコ人の人だかりがいたら要注意、
着地点の水たまりはウ○コの海だった.......バハにまつわる話は尽きることがない。
 
1600キロを一人で走る抜く、プロトレック石井さんのようなツワモノもいるが、普通は数人でチームを組んで交代で走る。
ラリーは自分だけリタイアすれば終わりだが、バハは他のメンバーに迷惑がかかるので、自分のせいで仲間が走れなくなるのも嫌だし、逆もまたしかり。
「バハで友達を失くした」なんて話も聞いたことがある。
それも行かなかった理由の一つだろう。
 
いまだにXRをこよなく愛するメンメンは、80~90年代にXR600が活躍した、バハに憧れた人たちが多い。
 
先日放映された「ユーラシア紀行」の戸井十月氏も、カメラマンの宮ちゃんも、実際にバハ通いをしたオジサンたち。
アサマファンライド主催のK掘さんは、バハ通いからそのままサンディエゴに住みつき、「SCOREシリーズ戦」に出場していた。
 
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いまだにバハ通いを続ける、フリーライドマガジン発行元のM上さんも、こんな本を出している。
2200円とちょっとお高いが、バハのすべてが分かるはず。
M上さんのバハへの熱い思いが凝縮された1冊、興味のある人はぜひ読んで欲しい。
 
バハは行ってみたいけどレースはちょっと、という御仁には、こちらもバハ常連で風魔プラスワン世田谷店店長W辺さんが、毎年開催している「バハツーリング」に参加するのも楽しいだろう。
 
こんな映画もあった
 「Dust to Groly」
これ見たらますます行く気が無くなるけど.....。
 
98パリダカにハマーで初出場した、「バハの英雄」ロビー・ゴードンが、雨でグチャグチャマディのヨーロッパステージで、苦戦していた。
彼曰く「バハは雨降らないからなァ」ってボヤいていたのを、バハと聞くと思いだす。