R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

不自由業

昨日はBSジャパンで、シューセイさんがバイオディーゼルで世界一周したドキュメンタリーをやっていた。
私がロシアンラリーで知り合って以来20年、友人のIさんもスタッフで同行していた。
 
4万キロ以上の長旅を、たった1時間で表現するのはかなり無理があるが、ガソリンでも電気でもないバイオディーゼルに、新たな可能性を感じた。
 
本当にシューセイさんは「自由人」だ。
バイクでサハラ単独横断なんて、とてもできるものではないし、サポートシステムがしっかりしているラリーのほうが、よほど安全だと思う。
日本に奥さんと娘さんがいるが、年間300日は海外で取材活動をしているので、「うちは母子家庭だから」って昔奥さんに言われたことがある。
 
私も一人で会社をやっている、ある意味「自由業」だが、今回のような災害にボランティアで行きたいと思っても、いろいろ仕事があって身動きがとれず、実は「不自由業」なのかとつくづく思う。
 
世の中のほとんどの人が何らかの仕事に就いていて、今回の災害に心を痛めている。
サラリーマンだったり自営業だったりで、仕事を休んでまでしてボランティアに行けず、歯がゆい思いをしている人は、私だけではないだろう。
 
だからこそ現地で活動している人たちに、精いっぱいのエールを送りたい。
 
シューセイさんのブログで地元テレビの取材を受けているが、見返りを求めない「無私」の精神でないと、とてもあそこまではできないし、相手にもこちらの心が見透かされてしまうだろう。
 
震災のストレスか、最近は妻と二人、本当によく食べる。
それも夕食後、無性に甘いものが食べたくなって、毎日何かしら食べていて、翌朝は必ず自己嫌悪.....。
自転車も乗っていないので、おとといは自転車で新宿まで出かけ、昨日は銀座まで行った。
今日は天気もいいので横浜まで走ったが、何も食べずに行ったら帰り道ハンガーノックになり、今もフラフラしている。
 
それでもカラダを動かしたあとは気持ちがいいし、ガソリンもいらない。
なによりカロリー消費した気になってまた食事がうまい(悪循環?)。
また明日もどこかに行きたいな。
 
今日はいわきのOさんと電話で話をした。
Oさんは高校の先生で、どんなケモノミチもノーマルタイヤのアフリカツインで走ってしまう。
10年以上前、地元の大和モータース主宰の「いわきツーリング」で知り合って以来、毎年お世話になっている。
 
彼の家は海が近く、今回も数十メートル手前まで津波が来たそうだ。
奥さんと二人の子どらは新潟の実家に預け、今はお父さんと二人で暮らしている。
何が足りないと聞くと、やっぱり燃料がないそうだ。
食料は少しづつ入手できるようなので、とりあえず来週末あたり陣中見舞いに行こうと思う。
 
電気や水道もやっと通じて、あとは原発問題。
こちらも応援するので風評被害に負けず、がんばって欲しい。