今回帰省したもう一つの理由
高校生のときバイトして買った、ベースギターとアンプ
震災から6か月が経ち、現地では生きるための生活必需品だけでなく、音楽や趣味などの生活に「うるおい」を与えるものも、必要になっているようだ。
友人らとバンドを組むことになったとき、迷わずベース担当に立候補した。
理由はキャロル時代の矢沢永吉もポール・マッカートニーも、ベースだったから。
(チューニングを合わせるなんて知らなかった。って本当の「Bad Tuning」..........)。
その後練習してなんとか聴けるようになったが、卒業してみんなバラバラになり、以来30年間一度もケースから出すことは無かった。
いつのまにか4本ある弦のうち2本はなくなって、残り2本も切れていた。
アンプは当時出たばかりだった、日本ハモンドの「Jugg Box stuff 060B」
真空管がかっこよかった。
当時は高校生でクルマもないので、リヤカーに積んで自転車で引っ張って運んだ。
(友人はギターアンプをCB400FOURの後ろに積んで、目の前で落として壊れたのを見たので)
コードをつないで電源を入れると、30年経った今もちゃんと音が出る(当り前か)。
問題はどうやって岩手まで運ぶか。
シューセイさんに言えば、「自分で運転して現地までおいでよ」と言われるに決まっているが......。
ひと昔前なら1週間くらい休んでボランティアがてら、自分で運んだだろうが、今は毎日の子供の送り迎えがあって難しい。
まず弦を張り替えて、だれか関東からボランティアで行く人を見つけて、運んでもらえればと思う。
このブログを読んだ人で、家に弾かなくなったギターや楽器がある人は、この機会に提供してみてはいかがだろう。
ピアノやオルガンなら保育園や学校で、引き取ってくれるかもしれない。
思い出としてホコリをかぶったまま置いておくよりも、必要としている人に使ってもらったほうが、楽器も喜ぶと思うのだが。