今日の午後4時半ごろ、事務所でひとり年末の片付けをしていたら、携帯に非通知の着信が。
事務所の電話をボイスワープで携帯に転送しているので、たまに非通知の電話もある。
出てみると
「じ~じですよ~」って。
私「は?」
なんとアルゼンチンからじ~じの国際電話だった。
てっきり「昨日のブログ、ふざけすぎだろ」って、H自動車からクレームが入ったかと思ったら、
「いいのいいの、遠慮しないでおやんなさい」って。
ところでアルゼンチンとの時差は約12時間、
ってことは今、かの国は朝の4時半!
「こんな早起きして、ひょっとして時差ボケですか?」と聞くと、
あっさり「そう」って......。
今年は例年になく南米は暑いそうで、寒い日本との気温差20度以上は、カラダにも負担が大きいらしい。
なのでがんばって7時までは寝ていたほうがいいのだが、まだ4時には起きてしまうとのこと。
「今、チームがいるところは町から離れた田舎で、回りには何もないんだよ」って。
私なら昔取った杵柄で、夜な夜な南米美女とタンゴを踊り明かしたいところだが、レース前では浮かれているヒマはないのだろう。
それでも田舎のいいところもあるらしい。
レンジャーのテストをしたくて走れる場所を探してもらったら、私営のモトクロスコースが貸切で借りれたそう。
4輪も走れるほど広大なコースを借りて、2時間400ドルはかなりの格安料金。
どこから聞きつけたのかバイクやクルマに乗ったギャラリーも集まり、ちょっとしたデモ走行状態だったとか。
毎年H自動車のメカニックコンテスト上位入賞者を、サポートスタッフとして研修に連れてきているが、聞くと自動車メーカーに勤めながら、最近の若者はクルマを持っていないという。
フラットのT君も言っていたが、今のメカニックの必須条件は、パソコンができることとか。
電気自動車のF1「フォーミュラE」も、パドックにいるのはほとんどがコンピュータエンジニアという時代、
「ポイントってなんですか?」とか
「キャブの同調ってどうやるんですか?」なんて新人メカに質問される時代も、近いのかもしれない。
そんなデジタル化の最新マシンたちが、アナログの極地であるラリーに参戦しているというのも、考えてみれば不思議でならない。
最新の科学では計り知れない自然環境の変化は、大雨で突然「大河」が現れたり、想定外の気温上昇や気圧の変化で、コンピューターを狂わせる。
それでも限られた時間と機材の中で、あらゆる想定外のトラブルを解決していくことは、F1やサーキットレースの何倍も、技術開発にフィードバックされることが多いように思う。
じ~じ曰く
「こっち(南米)の若者は、純粋にバイクやクルマを楽しんでるよ」とか。
日本と違ってパチンコ屋もないので、仕事が終わってパチンコに入り浸る人もおらず、クルマやバイクで走り回ったりして、自分の時間を楽しんでいるそうだ。
CSのJ sportsでも放映されるので、
「飲み歩いてばかりいないで、CSに加入しなさいよ」って
(先日の忘年会ブログを読んだらしいが、後にも先にも今年の忘年会は、あの2回だけですから)
正直、ダカールにホンダが参戦したといっても、オール外人の傭兵部隊で、それほど魅力を感じていない。
三橋君のTLCもオールジャパンではなく、純粋な日本人チームはチームスガワラだけ。
私は野球やサッカーなど「見るスポーツ」はまるで興味が無く、テレビのスポーツニュースもほとんど見ない(自転車は乗るがツールドフランスも見ない)。