R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

つらい山行

10月10日の産経は「鬼滅の刃」祭り

じつはこの2時間モノを2週続けて観て、私もずっぽりハマってしまった

(好きなのは富岡💛)。

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前売り券は母子のぶんしか買ってなかったけど、空いたころひとりで観に行こう。

 

このところ週末はずっと雨だったので、自転車に乗れず。

やっと18日(日)、いつもの山サイ仲間のYさんと東京山梨神奈川の県境の山へ。

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もうひとり、宇都宮からはるばる参加のKさん。

朝5時集合なので、自宅を

「2時に出ました」

って(*_*)

まだ30代のぴちぴちなので、登りの押し上げも速くあおられまくり。

いつもオジサンたちとのんびり登っているのと、乗らない3週間ですっかり「なまった」カラダには、ちょっと(かなり?)キツイけど、1時間かからず登り切ってしまった。

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ハアハアゼイゼイ

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ここは6月にSさんに連れてこられたところ。

あのときは尖った石でクロカンタイヤが裂けてトレイルは走れず。

翌週に再チャレンジで走った、同じ3キロのトレイルを今日も下るが、乗り方をすっかり忘れてる!

ウデと言わず全身に余計な力が入ってしまい、ガチガチ

全然乗れないまま何度も飛びそうになるが、なんとか下山し、すぐクルマに積んで別の場所へ移動。

 

登山客用の村営駐車場にクルマを停めて、走る準備。

と、グローブが無い!?

あとからクルマで来たKさんが

「これ、sinaさんのでは?」

と渡してくれた右手用グローブ。

「道路に落ちてました」

って。

どうやらクルマのルーフに載せたまま走り出し、落としたらしい。

しかたないので無くした片方は、クルマにあった軍手で代用することに。

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登山道を1時間ほど押し上げて山頂へ。

新宿のビル群やスカイツリーがはるか彼方に見える。

 

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そして2本目のトレイルを下る。

全行程7キロらしいが、尾根を横に並行移動したり、登りの押し上げもあって、朝イチのトレイルですでにグッタリのカラダには、かなりこたえる。

 

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こんな絶景にほんの一瞬、疲れも吹き飛ぶが

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朝5時から動き始めたので、ロング2本が終わってもまだ12時前。

でも気分的にはもう午後4時くらいな感じで、グッタリ。

ほんとうはもう2本走る予定だったが、これで走るとケガをしそうなので、お昼を食べてどうするか考えることに。

 

桧原村で古民家を改造したお蕎麦屋さんに入ってみる。

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おススメなら食べなければ。

ということで麻婆豆腐とお蕎麦のセット。

麻婆豆腐がけっこう辛い(そばを先に食べておいてよかった)

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奥さんが好きなアユもあるようなので、次回は家族で来てみたい。

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帰りの中央高速は小仏トンネルが渋滞中だったので、圏央道の日の出町から八王子までショートカット。

国立府中でちょっと渋滞したけど、5時過ぎに無事帰宅できた。

 

まだまだ若いつもりだけど、30代40代の面々と走るには、もっとカラダを鍛えないと、こりゃきびしいな~

 

 

 

と、痛感した58歳だった。

つかのまのあどべんちゃー

バブル時代の元上司Kさんから、

「茨城で20万坪の山を相続した知り合いが売りたいって。

 おまえ自転車で走れる山、探してたよな」

と電話があった。

今まで見た山はせいぜい1万坪がいいところ。

20万坪なんてとても買えないと断ったら、

「いや、俺に100万もくれたらハナシつけてやるよ」

とのことなので、資料をメールで送ってもらい日曜、見に行ってきた。

 

20万坪といわれてもどれくらいの大きさがピンとこない。

よく比較される東京ドームなら13個分

東京ディズニーランドより3万坪大きい

ってよけいにわからないが、とにかく広いことは確か。

 

つい1か月前の猛暑がウソのよう。

朝7時に首都高に乗ったら、ナビに表示された気温は20度、

パーカ1枚では寒いくらいで、途中のPAでカッパを着込む。

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守谷SAでトイレ休憩

寒いのでとにかく冷える。

まわりのライダーが革ジャンなのに納得した。

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常磐道の那珂インターで降りて、竜神大橋方面を目指す。

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Kさんからもらった資料はこの程度。

税務署か法務局の公図らしいが、グーグルマップと突き合わせて、場所の目星を付ける。

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国土地理院のHPから25000分の1の地図をコピー。

右側の川(青線)から黄色マーカーで囲ったところが目的地だが、現地まで行く「道」がない!

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たぶんあの山の向こうくらいだろうと見当をつけて、バイクで走ること1時間

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現地から最短距離の舗装路にバイクを停めて、そこから山道を歩くつもりが、切り立ったガケでどこからも降りられない。

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舗装路を行ったり来たり、わき道に入ってみたり。

携帯が圏外になるようなところにも人が住んでいたので、地図を見せて道を尋ねてみたが、山が広すぎてみんなわからない。

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「かご岩」という展望台の近くまでは、クルマで行けるそう。

そこから登山道を登って、直線距離で2キロくらい。

偶然、作業をしていた地元消防団の人がヒントをくれた。

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かご岩展望台の駐車場にバイクを停めて、登山道を登る

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いい感じのトレイルが続いていて、このくらいなら自転車を持ってくればよかったかも?

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でもやっぱり激坂登りはあった。

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見慣れた倒木

だれも入っていないのか、とにかくクモの巣だらけ。

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崩れて危ない場所もある。

そういえば消防団の人が

「このあいだも遭難した人がいたので、気を付けて」

とか

「クマも出るから気を付けて」

と言われたが、どう気を付ければいいの?

とりあえず携帯電話のラジオを一番大きな音で流しながら、進むこと20分。

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ひらけたところに出た。

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下を見ると数十メートルはありそうな、断崖絶壁

このあたりはずっと「圏外」なので、万が一滑落してケガしても、助けも呼べない。

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ここから現地まで直線で1キロくらいだが、降りる「道」が無い。

登山道らしきトレイルを100㎡くらい下ってみたが、

「クマ」「遭難」「圏外」が頭をよぎる。

迷いに迷ってここまで来たので、時間は午後1時。

空模様も怪しくなってきたし、暗くなったら本当に遭難するかも。

なんとなく場所はわかったので、引き返すことに。

トラロープがある激くだりを、転びそうになりながら下りる。

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場所によっては自転車で走れるトレイルもあるが、Yさんと行く山は苦労して登ったあと、ゴキゲンなロングトレイルが待っているが、ここは下ったら川で行き止まり。

もう一度登り返さないとならないので、ライドには不向き(というか自転車で下れる斜度ではない)

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なんとかバイクまでたどり着き、コンビニで買っておいたパンを食べて一休み。

バイクで来た道を戻りながら、次回は川をさかのぼってみようかとも思ったが、川もジャングルに近い。

(草むらの下にほとんど水の流れていない、枯れた川がある)

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せっかく来たのだから、竜神大つり橋を見に行った。

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真ん中あたりでバンジージャンプをやっていた。

ジェットコースターもそうだが、カネを払ってまで怖い思いをして、なにがたのしいのか?

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GO TOのせいなのか駐車場は満車で、観光客もたくさん来ていた。

バイクを停めたところで、爆音を響かせて旧車軍団がやってきた。

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マッハやw1、ゼッツーなどなどカワサキ祭り状態。

ほかを見るとCBナナハンのグループだったりで、あたらしいGSは完全にアウェー状態。

このあとも茨城を走っているバイクは、みんな旧車ばかり。

ひょっとして1980年以降、茨城はバイクの販売をやめてしまったのでは?

と思うくらい旧車が多い。

しかもほとんどが旧車會の「族車仕様」

直管マフラーにロケットカウル、鬼ハンなどなど、とにかくうるさい。

 

さっきの駐車場でも

ゼッツーの改造に200万かけた」

とか

「火の玉カラーリングに50万かけた」

など改造自慢をしていたが、ファッションも独特だし、まわりの観光客もドン引きしていることが、かれらにはわからないのが不思議。

最近は静かな電動バイクがほしいと思っているので、うるさくて遅いのは大きらい。

 

帰りの高速は渋滞。

気を付けながらすり抜けをしたら、帰宅したときはグッタリ。

と、勉強していた娘が

「宿題終わったらバイク乗っていいって、ママが言ってたよ」

とのことで、疲れたカラダにムチをうち、娘を乗せて走り出す。

「高速乗りたい」

とのリクエストにお応えして、また第三京浜を往復。今回は都築PAで休憩。

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そのうち誘っても乗ってくれなくなるんだから、どんなに疲れても乗せてあげたい。

バイクの事故も多いので、すり抜けしたときよりさらに気を配って走ったら、今度こそグッタリ。

でもツーリングにちょうどいい季節になったので、次回は海でも連れて行ってやりたいナ

 

 

 

笑止

   www.bmw-motorrad.jp

BMWジャパンから定期的に送られてくるニュースレターで、毎回腹が立つことがある。

ガストンやオリオールがパリダカで優勝したことで、GSは世界的に有名になったわけで、このニュースレターもことさらパリダカマシンを取り上げているが、じゃあ空冷OHVの旧型GSをディーラーに持ち込んでも、修理を断られるのはナゼ??

フラットがBMWディーラーをやめたのも、

「新型が売れないから旧型は修理するな」

とか、おやっさんがお客さんに整備している様子を見せたくて、わざわざ1階を工場にして、2階をショールームに作ったのに、

「おもてから見えないから1階をショールームに作り替えろ」

なんて無理難題を押し付けられたから。

 

4輪のBMWならむかしの633や、3.0csiを持ち込んでも修理してくれるのに、2輪のジャパンは真逆の対応。

なのでパリダカやガストンにあこがれて、バカ高いカネ出して100やハチマル、パリダカなどの、空冷GSを買った「夢見るおぢさんたち」は、ディーラーで修理を断られたあげく、ガレージフラットや神田川のよこっつの工場にたどり着き、細々と延命措置をしてもらっている。

 

今のバイクやクルマはコンピュータで動くので、メカニックの学校を卒業した若い子は、パソコンは得意でもキャブやダイナモの修理ができないとか。

修理だけならできても、「ゴッドハンド」と呼ばれたおやっさんのレベルになるための、経験する場がない。

 

パリダカで勝つためだけに「BMWワークス」が作り上げ、ガストンやオリオールがライドした、「GS」と呼ばれる以前のプロトタイプは、ウィリーもできない鈍重な100やハチマルはもちろん、現行の1250GSともまったく別物の、超ショートストロークの完全なレーサーだったことは、以前書いた。

 

もしいま超ショートストロークの「パリダカレプリカ」(もちろん空冷OHV)を販売したら、たぶん全世界的に1250GSをしのぐ大ヒットモデルになるだろうし、それなら私もぜひ欲しいが、メーカーもいまさら過去の遺物には戻れまい。

 

ディーラーが扱えない旧車を、販売のための広告塔に使い続けるメーカーは、笑止のひとこと。

ほんとうにBMWが好きで長年やっていたディーラーが、「販売不振」を理由にどんどんつぶれ、かわりに儲け重視で異業種から参入するディーラーが、増えている昨今。

ユーザーの立場に立った経営に戻ってほしいと、ニュースレターを見るたびに切に願う。

 

 

 

 

 

 

霊峰富士のスピリチュアルライド

3月に動作不良で新品に交換してもらった、ガーミンナビ

半年してまた同じ症状が出たので、腹サイクルに修理(交換?)をお願いした。

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この時走っているのは千葉の松戸。

走っていない場所が表示され、いくら走ってもアイコンは同じ場所のまま。

 

それにしてもこの命令口調はなに?

Amazonをかたった詐欺メールみたいに、

「ごめんなさい、あなたのアカウントが乗っ取られようとしています」

とか、もう少しやさしく表示してくれればいいと思うけど。

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木曜日は知り合いに頼まれて、持ち主が亡くなって乗らないクルマの、相続手続きボランティア。

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30年ぶりに練馬の陸事へ

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相続する人の印鑑証明、遺産分割協議書などを持参したけど、書類の不備で出直し。

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「査定が100万以下のクルマであれば、この書類で足りる」

と教えてもらったので、知り合いのクルマ屋さんに査定書を作ってもらい、翌日再チャレンジ。

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無事名変完了。

5分で終わる申請のために往復2時間(しかも2日かけて)

ウチからなら品川の陸事が近いけど、練馬ナンバーなら練馬に来いって、かなり面倒。

スガ総理のデジタル省とやらに期待しよう。

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レヴォーグの点検に寄った近所のスバルには、ちゃんとアヘッドが置いてある。

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そして4連休は日曜と月曜でお山へ「登山&サイクリング」

長野の某所に朝4時集合なので、土曜の夜から現地で車中泊

自転車はルーフキャリアに載せているけど、荷物はそれなりにあるので、車内は広くはない。

でもほかのメンバーは軽のNBOXに自転車2台積みとか、ファンカーゴに2台積みのなか、むりやり車中泊しているので、文句を言うのはぜいたくだろう。

冬山も走る予定なので四駆はマストアイテム。

6年目のレヴォーグだけど本当にノントラブル。なのでもう少し付き合ってもらおう。

 

今日のメンバーはいつものYさん他9名。

初対面の人が4人と、かなり大所帯。

集合場所の市街地の駐車場から、クルマ3台に自転車とヒトを乗せてお山を登る。

登山道入り口まで漕ぎ上げ1時間のところにある、駐車場(というか空き地)にクルマを停めて走る準備。

私が長いサスを付けてほしいとリクエストしたので、「いつものように」その場でYさんが、FOX34SC(130mm)からROCKSHOXの160mmに、チャチャっと交換中(注:自転車屋さんではありません)。

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と、富山のFさんが

「(Fタイヤの)シャフトが無い!」

と騒いでいる。

どうやら下の駐車場に忘れてきたらしいので、私のクルマで取りに戻ることに。

往復40分ほどで戻ると、みんなすっかり準備完了。

ここが標高1800mで2000mのトレイル入り口まで、1時間ほど自走で漕ぎ上げる。

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八ヶ岳かな?

雲海を見るのは何十年ぶりかも。

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とりあえず記念写真

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ここから約8キロの下り。

初めてのところなのでワクワクよりも、先々週のケガがトラウマで

「無事に下りられるか?」

の不安のほうが強い。

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紺色ジャケットのお二人は地元ライダーで、ふだんはトライアスロンをやっているとか。

MTBは始めてまだ日が浅いそうで、Yさんに空気圧やサス周りをチェックしてもらっている。

最初の1キロくらいはきつい傾斜のうえに、笹薮が生い茂った細いつづら折れ。

笹薮の下に木の根や石が隠れているので、エキスパートの先頭集団が

「キャッホ~!」

と飛んでいくのを横目に、ソロソロ下りていく。

と、後ろで「うわー!」って悲鳴が。

振り返ると「犬神家の一族」みたいに、笹薮から足だけニョキっとつき出ていた。

地元のトライアスリートYさんが、笹薮の下に隠れていた石にはじかれて、谷側に一回転したらしい。

つづら折れが終わったところで小休止。

さきほどのYさんは転んだとき、あばらとキン〇マをぶつけたようで、かなり苦しそう。

さらに100m下ったところで広いジープ道に出たので、Yさんと一緒に来たSさんは、エスケープしてクルマへ戻ることに。

トライアスロンも過酷だが、ルートは決まっているし安全面も万全。

それにひきかえMTBのこんなダウンカントリーは、昨日と今日ではコンディションが違っていたりと、なにが起きるか分からないアドベンチャーの連続で、危険がいっぱい。

スキー場のゲレンデ以外のところを、スキーやスノボを担いで登り、パウダースノーを楽しむ感覚と似ているが、一歩間違うと遭難や大けがのリスクも高い。

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愛知から遠征したSさん夫婦

エキスパートのSさんに鍛えられた、やたら元気な奥さんは、重たいクロモリのハードテイルで、どんな難所でもかっ飛んでいく。

そろそろフルサスが欲しいそうだが、彼女にフルサスなんて与えたら、鬼に金棒、トラに翼、マジンガーZにジェットスクランダーくらい無敵になるはずで、Sさんもウカウカできないだろう。

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下まで降りてもう一度クルマであげて、同じルートをもう一度走る。

今までより少しは周りを見られる余裕がついたのか、2本目は気持ちよく楽しく下れた(ような気がする)

 

そして先々週はケガして走れなかった、念願の富士見パノラマスキー場へ移動。

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と、駐車場に着くなりYさんは、先日購入した自分の「EVILL」につけるサスのスプリングを、「ハード向け」に交換中。

 

私のタイヤも太さ2.3から2.6に交換してもらう。

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昨日からまともなものを食べていないので、パノラマのレストランでランチ。

カツカレー食べたかったけど、このあと1時間かけて自走で登るというので、軽くラーメンにしておく。

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新しいタイヤはYさんお勧めのビットリア29✖2.6

 

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Fサスはロックショックス160mm

メーカー推奨は120mmまでとのことだが、長い下り坂を走らないクロカンレースならいいが、延々と激坂を下るダウンカントリーなので、アシは長いに越したことはない。

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「そんな個人がイジッたやつで大丈夫?」

とか

「ショップでやらない改造はやめたほうがいい」

なんて余計な忠告する人もいるが、今の私は走りやすくなれば正直なんでもいい。

 

「個人から買うと壊れたときの保証が無いから、ショップで買ったほうがいい」

という人もいるけど、日本はとにかくパーツが高いし、ショップで買っても必ずしも保証してくれるとは限らない(Yさんも過去にショップやメーカー、代理店と、たくさんのトラブルを経験してきたので、個人輸入して自分で組むに至ったそう)

ショップがつぶれたりメーカーや代理店が撤退したら、保証書なんてただの紙くず。

 

チタンスポークなんて国内で買ったら1本数千円はするのに、Yさん経由で買うと1本1000円ちょっと。

いかに日本のディーラーやショップが、客からボッているのかがわかる。

ショップより格段に安いパーツを、これまた「格安に」組んでもらうのだから、Yさんに感謝こそすれ、壊れてもグダグダ文句は言わないし、言われたカネはすぐ払うのが、自分のモットー。

なのでなんの問題もない(おおざっぱなオフロード乗りと違い、自転車乗りはとにかく細かいヤツが、多い気がする)。

今回もノーマルパーツはもはやフレームだけというくらい、改造しまくったスーキャリだが、ノーマルより何倍も楽しく走れるし、押しても担いでも軽いのがいい。

これぞ自分だけのオンリーワン。

でもこればかり乗っていると壊れるのも早いので、もう一台をYさんと検討中。

フルオーダーの中華製チタンフレームにするか、やはり中華の安いカーボンフレームにして、サスや足回りのグレードをぐっと上げるか、考えるだけで楽しい。

 

そしてゴンドラに乗って「初」富士見パノラマ

 

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片道1700円もするが、20分乗っていっきに1800mまで上がるのだから、しかたないか。

 

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マウンテンバイカーだけでなく、ハイキングの家族連れも多い。

ゴンドラで頂上まで上がったら、下までトレッキングもできるので、この日もたくさんの人出があった。

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この日はゴンドラも空いていたが、翌日の連休最終日は観光客とMTBが入り混じって「数時間待ち」だったとか。

「一日券買ったのに観光客が多くて、全然乗れなかった」

という自転車乗りと、

「自転車乗りがたくさんいてウザかった」

なんて観光客の対照的な書き込みがあった。

 

さて初パノラマ、とりあえず初心者向けのコースを走ってみた。

コースはきれいに整地されていて、走りやすくてどんどんスピードが上がる。

コーナーもバンクがついているので、無理しなければ曲がりやすい。

あれ?でも何か物足りない。

 

さっきまで「先が見えない」ドキドキワクワクの、アドベンチャートレイルを走っていたので、ここはコースがあまりにきれいすぎて、カラダが受け付けないみたい。

ふじてんに比べて数倍長いコースをやっと下り終えたのが、3時30分

4時で営業終了なので、大急ぎでもう一度ゴンドラに乗る。

頂上で降りてからさらに1時間、舗装路を自走で漕ぎ上げると、そこにはまたヒミツのアドベンチャールートが。

下の見えない笹薮や、倒木をくぐり岩を乗り越えながら、

「これだよこれ!」

とニヤニヤしている自分がいる。

と、時間はすでに5時近くなり、森のなかは薄暗くなってきた。

歳のせいか夜目がきかなくなってきて、細かいギャップや石がぼんやり見える程度。

細かいところが見えないぶん、反対に度胸が据わったのか、ギャップも石もかまわず突っ込むと、長いサスと軽い車体でキュンキュン飛んだり曲がれて、私の後ろを見守りながら走ってくれるYさんが、

「午前中よりひと皮もふた皮も、むけた走りでしたよ」

とお世辞でもお褒めの言葉をいただいた。

こちらとしては「早く下山しないと真っ暗になってしまう」ので、焦っていただけなのだが、前回ケガしたときは目の前しか見えていなかったのが、暗くなって前が見えないぶん、できるだけ遠くを見ることで、速く安全に走れることにつながった気がする。

 

「やっぱりコースよりトレイルが楽しい!」

と実感したところで、無事下山。

この日はパノラマの駐車場でBBQ&車中泊なので、近くの温泉へ。

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コロナの影響で製造業の工場が休みになり、北海道から「長期休暇」を取って、ハイエースでやってきたMさん。

雄大な北海道なら、わざわざこんな狭い本州のトレイルに、来る必要はないのでは?

と聞くと

「北海道の山はヒトが入らないので、そもそもこういうトレイルが無いんです。

なのでだだっ広いジープ道をかっとぶしかないので、こういうトレイルが楽しくて楽しくて」

とのこと。

でもMさんの走りはどんな難所も、正面突破で乗り越えていくので、そこはやっぱり道産子ライダーだなぁと感心した。

温泉の帰りにスーパーで肉を仕入れ、BBQが始まった。

午前中ケガで戦線離脱した、地元のYさんとSさんも顔を出してくれた。

 

明日もまた朝3時起きで河口湖方面に移動するので、10時にお開き。

一日走ってグッタリ、秒殺で寝てしまった。

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そして翌朝(というかまだ3時)

起きて速攻で河口湖へ向かう。

高速で行こうと思ったが、北海道のMさんは高速代がもったいないので下で行くというので、付き合うことに。

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諏訪南から河口湖まで約80キロ

ひたすら20号を走る。

途中、韮崎あたりで40年前に下宿していた「お化け屋敷」近くを通過。

高校を卒業して2年間、近くの専門学校に通った。

下宿したのは一軒家を5人で借りた、今でいうシェアハウス

坂の上に会ったその古い家では、いろいろなことが起きた。

ある日の夕方、学校帰りに激坂を自転車で上がっていくと、100mくらい先の薄暗い家の前に、「誰か」が立っていた。

「あれ?オレたちが一番早く帰ったはずだけどなぁ」

同級生と話しながら上がっていくと、その人のシルエットがぼんやり見えてきた。

「ん?、、、え?ええ!」

玄関に立つその人影は、手に何か「長いもの」を持ち、頭には二本の「角」のようなものが見えたが、近づくとフッと消えてしまった。

おそるおそる家に入るが、だれもいない。

「アレ、なんだったんだろうね」

「気のせいかな」

気のせいなわけはないのだが、18歳の若造たちはむずかしいことは考えられない。

 

それからもテーブルに置いてあった皿が、違うところにあったり、夜中に外で話し声が聞こえて、覗いても誰もいなかったり。金縛りなんてほんとにしょっちゅう。

 

2階のだれかの部屋でマージャンをやっていたとき、目の前に座っているIが私に向かって、なにか目配せしている。

「?」

Iが小声で

「押し入れの上を見ろ」

というので振り返ってそーっと見ていると、押し入れの上の天袋が5センチくらい、スッと動いた。

隣りのTとKにも目配せすると、彼らも目を見開いて天袋のふたが動くのを見ている。

「せーの!」

でいっせいに懐中電灯片手に押し入れに這い上がり、天袋から屋根裏を照らしたが、なにもおらず。

そのとき窓の外を横切る白い人影を見て、これもあわてて窓を開けたが、だれもおらず。

ってここは2階で窓の下はなにもない。

翌日、隣に住む大家さんのおばあさんに、見たことを話すと

「あら、見ちゃったの~」

って。

「このあたりはむかし、武田家のお城があってね、{その人たち}が今でも出るのよねぇ」

「あんたが玄関で見たのは、よろい兜に槍もったお侍さんだよ」

たまに首のない侍もいるそうだが、さすがにそこは引っ越した。

 

なんてことを真っ暗な国道を走りながら思い出し、バックミラーを見てはだれかいないか、フロントガラスにだれかしがみついていないか、しばらくは鳥肌が立ちっぱなしで眠気も吹っ飛んだ。

 

なんとか河口湖に到着

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ここからまた車2台に分乗して、登山道の入り口へ向かう。

 

ここからは1時間半の押し上げ

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標高1900mの山頂に到着。

昨日は富士山に雪が降ったらしい。

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福島から毎回参加のIさん。

彼が持ち込んだのはアンドラ公国の「SHAN(シャン)」というメーカーの、クロモリフルサス「production prevee N5」

前29 後ろ27.5というオフロードバイクなら当たり前の、前後異径サイズ。

過去3回、お山を走るたびリアディレーラーを壊したりと、なにか呪われている感のあるシャン。

昨日のウラパノラマのトレイルも、

「あそこを走ると絶対壊れるから」

と、走らなかったIさんだが、今回は持ってきた。

クロモリのうえにフルサスなので、まず重い。

押し上げの途中で交代してみたが、軽いスーキャリに比べたら、もう苦行のひとことでしかない。

足回りのセッティングがなかなか合わないようで、走行中もいろいろ試行錯誤しながら走っているが、トラブルを楽しんでいるようにしか見えない。

「性悪オンナほどオトコは弱い」

ものなので、カーボン全盛のいま、あえて重たいクロモリを買ったIさんは、この「魔性の女」と長い付き合いになるんだろう(その前にヨメもらえって)。

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だいぶ走ったつもりだったが、「まだ4分の1くらい」と言われ、ガックリ。

走行中はずっと中腰のスタンディングなので、10分も走るとヒザがガクガクしてくる。

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難所は無理せず押したり担いだり

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こんなのも「日常の光景」

シャンも壊れずに走り切った。

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二日間、何とか無事に走り切り、もうおなかいっぱい

と、ほかの皆さんはこれから「ふじてん」に移動して走るとか。

帰りの高速が渋滞する前にみんなで食事をして

 

富士吉田の「やぶ」という食堂

かなりの繁盛店らしく、広い店内は常に満席

ヒレカツとエビフライ定食」を注文。

量が多くて大変だった。

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帰りの中央高速は小仏トンネルで渋滞が始まったくらい。

二日間の疲れとおなかいっぱいで、ひたすら睡魔との闘いだったが、なんとか無事帰宅できた。

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メッセンジャーでは小仏トンネルで車両火災があったとか、各地で事故があって大渋滞中とか。

みんな「シャンの呪いだ」といっていたが、そこまでしてIさんを帰したくないのか。

あらためてアドベンチャーライドが楽しいと、感じられた二日間。

 いろいろな「気づき」が得られたトレイルライドだった。

 

 

 

社会に還元セール

 都内の建て売り住宅や中古マンションは、相変わらず売れているらしいが、投資家向けの一棟売りビルやマンションは、銀行が融資に消極的で、よほど信用情報のいい人か、資産をしっかり保有している法人でないと、貸してもらえないらしい。

なので売れずに在庫を抱えた業者は、そろそろ大変なことになっているとか。

 

有名タレント使って「〇〇に家を持とう」なんてCMやってる会社も、本業の建て売りは絶好調なのに、ころがし用に数百億円ぶんも買い込んだ投資ビルや、一棟売りマンションが売れず、毎日のように

「売ってください!」

「お客さんいませんか?!」

と電話をかけてくる。

「おたくのは高すぎてうちのお客さんには売れないから、もうかけてこないで」

と言っても、何十人(何百人?)も社員がいるので、

「私、電話するの今日が初めてです」

って、キリがない。

電話営業するのは下っ端の社員なので、上司から「断られるのも勉強だ」とか言われてるんだろうが、駅前で新築建売りのサンドイッチマンやらされたりするから、「離職率が3年以内」なんだろうナ。

 

 とはいえ建て売りが絶好調なのは、都内と神奈川の横浜川崎エリアだけ。

埼玉や千葉、神奈川でも川崎横浜以外には、売れ残りの完成在庫が大量にあるので、どこかのタイミングで投げ売りが始まるはず。

 

むかし建売住宅は「建てる前に売れ!」と教わった。

都内の土地15坪以下、3階建ての「極小住宅」は、更地の状態なら

「ここに広いキッチンがあって、こちらが明るい子供部屋でー」

なんて「夢」を売れるが、完成してしまったらあまりの狭さに夢もなくなるので....

 

大手の投げ売りが始まると、困るのは中小の地元の建て売り業者たち。

「今なら3500万から100万円値引きます!」

なんて一生懸命営業してるのに、くだんの大手業者が

「3500万を2800万に大幅値下げ!」

なんて大バーゲンセールをやるので、資金力のない業者はいっきにつぶれてしまう。

 

数か月前にアナタが買った建て売り住宅。

その売れ残りがある日、「3割引き」で売られていたらショックだろうが、売り主の建売業者が倒産したら、いくら「10年保証」なんて謳っていても、だれも保証してくれない。

 

社員も路頭に迷うが「親亀コケたら皆コケる」の言葉通り、

下請けの工務店や孫請け業者も、建築資材を納めた業者も未払い金の回収ができず、連鎖倒産するところもでてくるので、政府が言う「コロナ関連の失業者5万人」なんて、ケタが二ケタ(100万人?)違う気がする。

 

こんな大変な(はずの)時期だが、新型レヴォーグ発表会のお知らせが来た。

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1600と2000を1800ccに統一し、いろいろマイナーチェンジ(フルモデルチェンジ?)したらしいが、トルクが向上しただけでパワーは、200ccも大きくなったのに7馬力しか増えていない。

それでも1200GSが50cc増えて1250になっただけで、いままで低速でモタついたのがウソのようによく回るエンジンになったので、レヴォーグも実際に乗ってみれば違いは一目瞭然なんだろう。

 

とはいえ今は興味がない。

先日お山で車中泊したとき、車内の狭さが気になった。

いま欲しいのはベンツのⅤ220d

Ⅴ280からⅤ350と11年乗ったが、子供が生まれてもうバイクを載せることもなくなったので、2台を1台にしようと6年前、レヴォーグに乗り換えた。

普段のアシはどんなに暑くても寒くてもGSばかり。

クルマは滅多に乗らなかったが、最近は毎週MTBを積んでお山へ行っている。

朝早い「山サイ」が増えれば車中泊も増えるが、自転車を積んだまま寝られるⅤがまた欲しくなった。

 

アルファードとかじゃダメなの?

なんて言われるが、「後部座席の家族が王様」仕様に作られている日本のミニバンは、

電動リクライニングやヒーターなど余計な装備が付いてしまって、シートが外せない。

Ⅴのいいところはシートが外せて、自由にレイアウトできること

(って、外したシートの置き場に困るのだが)

 

盗難の不安におびえて暮らさなきゃいけない、ハイエースは論外。

たまーにお客さんを乗せたとき

「オレは荷物じゃない!」

ハイエースなら怒られるが(実話です)、水戸黄門の印籠のごとく、日本人はスリーポインテッドスターに弱いので、「ベンツマークがついたタダの商業バン」でも、喜ばれこそすれ怒られたことがなかった。

 

このマルコポーロ仕様なんてルーフにテントが付いていいじゃない?

でも価格が938万~って、ただの商業バンにこんなに払えない。

 

むかしは500万くらいだったので、ハイエースと変わらなかったけど、現行モデルは700万以上って。

いくら売れてないからって、ちょっと高すぎないか。

ロングもいらないし、スポーツ仕様もいらない。

ごく「フツーのⅤ」でいいんだけど、オプション付きのほうが売れるみたい。

 

でも今はディーゼルになったので燃料代も安いし、ちょっとだけお得なような気もするけど、近場しか運転しない奥さんには、東京の狭い道はⅤだと大きすぎてイヤらしい。

(たしかに車幅はあるけど全長4.9mだし、レヴォーグより小回りできるんですよ、奥さん)

 

初代Ⅴ280は故障のオンパレードで、無料保証のメルセデスケアを使いまくったけど、「ベンツ史上ワースト1」の汚名返上で造ったⅤ350は、ホントに故障知らずだった。

でも保証が切れる5年目以降はこの限りではないので、やっぱりベンツに限らずガイシャは「新車から5年以内」で買い替えたほうが、あとあとお得だと思う。

 

我が家には駐車場が無いので近くの駐車場を借りているが、2台借りるとワンルームが借りられる金額になる。

 

「駐車場はタダ」と思っている地方の人に、駐車場代を言うとたいがい驚かれるが、地価の高い東京ではこれでも安いほう。

 

とはいえ前述したとおり、まだ東京の不動産は高止まりしていて、駐車場2台付きの家は「当分」買い替えられないし、コロナで日本経済がどうなるか、まったくわからないので、できるだけ余計な出費はおさえたい(ってどの口が言う(^-^;)。

なのでしばらくはレヴォーグなんだろう。

 

持続化給付金を申請したら、いつのまにか振り込まれていた。

創業26年目のわが社は私だけの「少数精鋭」

といえば聞こえはいいが「ひとり親方」で自宅と事務所が一緒。

なので家賃がかからないし、自分の給料だけ確保すればなんとかやっていける。

周りの同業者は

「社員はいるし事務所の家賃も高いので、これじゃ全然足りない」

とおっしゃるが、そのぶん幅広い情報を得られて、儲けもあったはずだから仕方ない。

 

なので自分が払ってきた税金だけど、せめて買い物をして社会に還元しよう。

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事務所と自宅のスリッパは、もう20年以上モロッコ製の「バブーシュ」を愛用。

数年ごとに買い替えていたが、今回いつもの半値で買えたので、自宅と事務所に6足ずつ、12足を購入した。

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履き心地は抜群だが、とにかく使い始めはヒツジ革が臭いのなんの。

1足でもかなり臭いのにさすがにこれだけの数になると、ベランダに干していても近所の人から

「なんか臭いわね~」

「なんの臭いかしら?」

なんて声が聞こえてくる(実話です)。

 

でも履きこむごとに足になじむので、一度履いたらやめられない。

 

こちらも風呂釜掃除に「オキシクリーン」をまとめ買い。

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500cc一本を投入し、追炊きすること数回。

配管から10年分の汚れが、「ウジャウジャ」出るかと期待したが、ほとんど出ず。

でも最近は暑かったのでシャワーだけだったけど、やっぱり湯船につかるのは気持ちがいいし、娘もひさびさのお風呂タイムを喜んでいたので、買ってよかった。

 

こんなものも

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air pods pro(エアーポッズプロ)

私はごく普通のイヤホン愛用者だが、ケーブルが引っかかってスマホを落とすので、街で「耳からうどん」が出ている人をよく見かけて、ワイヤレスが前から気になっていた。

アップルヘビーユーザーのSさんに電話すると、やっぱり愛用していた。

「いまのプロになって使いやすくなった」

とのことだが、

「片方だけだと使えないよ」

って。

クルマはもちろん自転車も、スマホ禁止になって久しいが、イヤホンの片方だけならいい{らしい?}ので、私は片耳だけ付けて運転している。

 

「両方つけないと音質が」

と言われるが、私はAMラジオしか聞かないし、スマホに音楽は入れてないので、片耳でじゅうぶんなのね。

このアイポッズも片耳だけでいいかと思ったが、両方を耳につけることで電源がオンになるので、片耳では使えないそう。

まあ運転中は今までのイヤホンにして、ふだんはこっちを使ってみよう。

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この充電器のアダプターの「口」(ジャック?)

今の規格はこれなのかな?

しかたないのでこのケーブルはお蔵入り。

普段使っている充電ケーブルにしておこう。

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そしてこんなものも

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BOSEの「WAVE・SYSTEM」

事務所が1階のころは、義父にもらったオーディオで聴いていたが、娘が成長して家が狭くなり、事務所を2階のキッチンへ移動し1階をリビングに改造したら、事務スペースが今までの5分の1に。

とてもじゃないがオーディオなんて置けない。

しかたないので奥さんの「初期型WAVE・RADIO」を借りて、聴いていた。

 

しばらく前からCDが5枚に1枚は読み取れなくなった。

最近ではマイケルジャクソンはOKだが、一番聞きたいローリングストーンズがいっさい拒否されるように。

修理も考えたが2~3万はかかるらしい。

「アレ」を直しても次は「ソレ」が壊れるを無限に繰り返す、「100GSの悪夢」はもう繰り返したくない。

なので思い切って買い替えた(いちおう経費だし)

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音は、...たぶんいいんだと思う(オトコは細かいことは気にしないのだ)

スマホやパソコンとリンクして、なんちゃらかんちゃら」,,,,よくわからん

とにかくCDで音楽が聴ければそれでいい。

 

「だったらもっと安いのでいいのでは?」

なんて言われそうだが、ベンツのⅤもそうだけど、BOSEもこの「たたずまい」が好きだから、これでいいのだ(バカボンのパパ風に)。

 

お山の洗礼

先週土曜は待ちに待った「山サイ」

八ヶ岳のふもとの駐車場に朝3時集合!?

って自宅から150KMあるので、余裕を見たら12時に出る必要が....

前回ふじてんも朝6時集合で、3時に起きて4時に出発したら、帰りの高速は睡魔との闘いだった。

なので前泊しようと東京の自宅を8時に出発。

金曜夜なので首都高の渋滞につかまったが、10時半に指定の駐車場に到着。

ってここが山のなかで、周りには一軒の家もなく、外に出ると真っ暗。

車中泊しようとリアシートを倒して横になったが、あまりの静けさと暗さで、こわくて眠れない。

すこし蒸し暑かったので窓を開けて寝たいところだが、もしオバケかゾンビでも来たら困るので、持参した2Lのお茶のペットボトルを「枕」代わりにして、なんとか寝た。

3時少し前にヘッドライトの明かりで目を覚ますと、埼玉のОさんが到着。

周りを見ると千葉のYさん、富山のFさん、福島のIさんも到着して、仮眠中。

 

さっそく真っ暗ななか準備開始。

私のスーキャリはノーマルのカーボンホイールよりさらに軽い、1本320gの中華製に換装、スポークもチタン、カーボンクランクもさらに軽いカーボンに換えて、FOX34SC(130mm)のFフォークと、29×2.3の重たいダウンヒルタイヤを履いても、車重は10.8kgと前回よりさらに軽く仕上がった。

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4時に登山道から「登攀」開始。

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まず2キロくらい階段の登山道を押し上げるが、とにかく自転車が軽いことを実感できる

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100m押し上げるごとに10分休憩を繰り返す。

この時点で5時だが、まだ真っ暗。

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6時を過ぎてやっと明るくなってきた。

登り始めて2時間。まだ3分の1しか登っていない

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漕げるところは乗って漕いで。

でも夜露で木の根が濡れていて、滑って危ないので、ひたすら押して押して

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よいしょよいしょ

 

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押せない難所は担ぎ上げる。

ここでも軽いスーキャリは、押しても担いでもほんとうにラク

クソ重いモンキーでさんざん苦労したおかげ。

ゴミみたいなショップだったけど、「大リーグボール養成ギプス」だったかも。

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担いで担いで

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とにかく担いで

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ひたすら担いで

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8時を過ぎたあたりでハイカーも上がってきた。

「??....!!」

自転車を担ぐ集団を見て、目が点になって驚いている。

 

最後の難所を押し上げて

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開始から6時間、2000mの山頂に到着~

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持ち寄ったパンやおにぎりを食べて、休憩中

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そしていよいよ12km超の長~い下り。

脊椎パットがついたプロテクターと、ヒジヒザのプロテクターを付けて、いざ!

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写真だと斜度が伝わらないけど、たった3年のMTB人生のなかで、ダントツ1位の急傾斜。

サドルを一番下まで下げて、腰を引いてもまだ前転しそうなくらいの激坂で、おしりをタイヤに何度もこすりながら、ソロソロゆっくりでないと下れない。

スキーの初心者がいきなり上級者ゲレンデに、連れてこられたようなもの。

 

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急なうえに木の根っこの段差(ドロップオフ)が、笹薮に隠れているので、下りも担ぐ場面が多い。

登山客が使うロープをもって担ぎ下ろすので、登るより疲れる。

しばらく下ると斜度が緩やかになってきて、ゴキゲンなトレイルが現れる。

ジェットコースターのようなつづら折れが延々と続き、

「まだ(下に)着かないのかな~」

なんて思うほど。

 

下りも10分走って休憩を繰り返すが、ずっと中腰のスクワット状態なので、ヒザがカクカク笑っている。

終点まであと2~3キロの右コーナーを曲がったところで、突然、目の前に「木の枝」が現れた。

「??!!」

あっという間もなく激突。

倒れこそしなかったが、あっというまにサングラスのなかが、血で真っ赤になり、ボタボタとしたたり落ちる。

ちょうどこんな感じ。おでこを切ったらしい。

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5人のなかで私は3番目に走っていた。

後ろにいたОさんとIさんがその場に私を寝かせてくれて、先を走るYさんとFさんを大声で呼び止めてくれた。

富山のFさんは医療従事者。

水筒の水で傷口を洗って、止血の応急処置をしてくれた。

2センチほどバックリ割れているので、病院で縫ってもらったほうがいいとのこと。

まだ山のなかなのでクルマも入ってこれない。

アタマにタオルを巻いてもらい、自走でソロソロと下る。

痛みはもう治まったが、また血が出てきて目に入り、走りづらいことったら無い。

 

なんとか駐車場にたどり着いて、近くの病院を探してもらう。

今までオフロードバイクでケガはたくさんしてきたが、こんな派手に流血したことは無いので、

「オレ出血多量で死ぬかも??」

なんてほんとにビビったが、Fさんが

「おでこのあたりは血がたくさん出るので、このくらい大丈夫ですよ」

って。

 

ガストンライエと同じく、手首を切断&接続手術をしているYさんも

「骨折じゃなくてよかったですね~」

って。

みなさん修羅場はいろいろ経験しているので、このくらいはケガではないらしい。

20キロほど先の韮崎市立病院が、今日の救急当番で、外科の先生がいるとのことで、

Fさんにクルマで送ってもらった。

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じつは40年前、18歳から20歳までこのあたりに住んでいた。

近くにあった専門学校に通っていて、ここには数回、ケガや病気で来た覚えがあった。

ベテラン看護師さんにその話をすると

「当時と同じ建物だから、もう古いじゃんね~」

ってひさびさに山梨弁を聞いた。

 

ヘルメットはかぶっていたが、ちょうど「目の高さ」に木がぶつかったので、サングラスでおでこを切ったらしく、サングラスもバラバラに.....。

 

度付きサングラスなので、買い替えるのも時間がかかる。

「壊れちゃったかな~」

と思ったが、レンズの枠が外れただけで、元通り。レンズもキズはなかった。

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オフロードバイクで山を走っているときも、前を走る人が「しならせた」木の枝が、思い切り直撃して、ゴーグルが粉砕したことがあったが、このときも不思議と目の高さに「女王様のムチ」が当たった。

 

おでこを4針縫ってもらった。

むかし「逆さまつげ」で手術したとき、まぶたを縫ったが、ケガで縫うのは初めて。

外科の先生が最初に打つ麻酔が、一番痛かった。

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おでこにゲジゲジが......

念のためと、かなり大判の絆創膏を貼られた。

ほんとうはこれから富士見パノラマスキー場でキャンプして、はじめてMTBコースを走る予定だったが、これではヘルメットもかぶれないし、夜は酒も飲めないので、私だけ戦線離脱することに。

中央高速が渋滞のなか、眠気覚ましに傷口を叩きながら、なんとか帰宅できた。

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帰宅して奥さんに見せると、さすが医療従事者、

「ずいぶん大げさにされたわね~」

って、小さい絆創膏に張り替えられた

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冷静に振り返ってみると、前を走っていた人の後輪が、倒れていた木の枝を「起こした」ような。

でもそれも前走者との距離をしっかり開けて、周りを注意して走っていれば防げたはず。

長い距離を走っているうちにペースが上がり、自分のレベルを超えてしまったところで、トラブルは起きるもの。

次回は「分相応」に走ることを心がけたい。

 

クロカン系の人たちと、登ったり下ったりを繰り返すのも楽しいけれど、ひたすら登ったあとに長い距離を下るのも、これはこれで楽しいし、スキー場の整備されたコースでは、味わえない開放感がある。

スキーやスノボを担いで登り、ゲレンデでないところを下るバックカントリーと同じ。

そのぶん自然に敬意を払わなければ、今回のように山の神様から痛い目にあわされるだろう。

注)MTBは本来楽しい乗り物ですが、自分のレベルを超えると痛い目にあいますので、くれぐれもご注意ください。

 

 

 

 

 

 

家を買う人はよ~く考えて

BSで「母を訪ねて三千里」の映画版をやるというので、娘に見せてやろうと予約した。

1976年放送らしいがもう中学生だったので、観た記憶があるようなないような。

巨泉のクイズダービーが裏番組で始まった年らしいので、そっちを見ていたのかもしれない。

 

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イタリアから南米まで3千里(12000km)、

100年くらい前の話なので、クルマも飛行機も電話もない。

最終回でやっとお母さんに会えたシーンだけど、テレビ版は約1年かかっているのに、この映画版はカットしまくりの1時間半。

なのでマルコの苦労がぜんぜん伝わってこない。

アルプスのハイジがいきなりフランクフルトに行って、クララが歩き出すくらいの省略なので、娘も

「どこがおもしろいの?」

と納得いかない様子だった。

フランダースの犬」も見せてやりたいが、ハイジと違って男の子が主人公では、感情輸入できないだろうなぁ。

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バレエ教室の先生が韓国ドラマの「トンイ」にハマっているそうで、調べたらテレ東で朝8時15分から放送していた。

あらすじを見ると女の子のトンイが苦労して女官になり、最期は王妃になるとか。

録画したのが25話からで、もう女官になっていたが、これがおもしろい。

 

韓流ドラマは10年くらい前に、「チャングム」と「チュモン」を観ていたが、3ヶ月12話で終わる日本のテレビドラマと違い、50話以上1年間とあまりに話しが長いので、最後まで見たかどうか記憶が無い。

 

北方謙三の「水滸伝」も「水滸伝19巻」から「楊令伝15巻」に続き、最後の「岳飛伝17巻」の14巻までやっと来たが、登場人物が多すぎて過去の英雄たちのことを忘れてしまった。

おおむかしの中国や韓国(朝鮮)には、立派な武将や指導者がたくさんいたが、現代は

なんでもかんでも反日ばかり。

孔子孟子を尊敬する人は日本にも多いが、昔と今のあまりの落差にガッカリして、中国モノや韓国モノは見ないようになった。

が、トンイはがんばってみてみようと思う。

 

お山に行かない土日は多摩サイでトレーニング。

川沿いは風が吹くので暑くても走りやすい。

 

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あいかわらず飛行機は飛んでおらず、道もガラガラ。

ほんとうに日本は大丈夫か?

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いまだ自分のまわりにコロナ感染者はいないが、東京だけで毎日100人以上が感染しているので、自然と家に引きこもりがちになる。

在宅のリモートワークが定着して、都心のオフィスに通う必要がなくなったため、ビルの空きが目立ってきたとテレビでやり始めた。

都心に住む必要もなくなるとかで、郊外に移住する人も増えているらしい。

 

ここ数年の不動産ブームに踊らされ、地価の高い都内の投資ビルや一棟ものの賃貸マンションを、高値で買った人は本当に多い。

ただでさえ4%とか5%とか低い利回りなのに、空室が増えて家賃が入らないのでは、キャッシュで買った人以外は、さぞ毎月のローン返済が大変だろうが、これから事務所や店舗、都心の賃貸マンションの解約が激増するので、これはまだ地獄の入り口だろう。

 

「コロナ倒産で数十万人が失業する」

なんて連日報道されているのに、都内の建売り住宅や中古マンションは、コロナ禍のなか売れまくっている。

在宅勤務で家にいてもヒマで、幸か不幸か夫婦で建売り住宅や、マンションを見に行く時間ができて、「つい」買ってしまうらしい。

 

営業マンのセールストーク

「もし失業したり転職したら、数年は住宅ローンが借りれなくなるので、今買っておいたほうがいい」

なんて恐ろしいことを言うらしいが、失業してローンが払えなくなり、競売にでもなったら今の半値でも売れるかどうか。

多額の負債を抱えて自己破産....

そんなストーリーが見えているのに、営業マンにあおられて「早く買わなきゃ!」と思ってしまうらしい。

 

「60歳で定年になったが、住宅ローンが払えない」

コロナに限らずここ数年で私がよく相談されること。

 

晩婚化の影響か家を買う年齢が上がり、40歳、35年ローンで家を買うと、60歳でまだ15年のローンが残る。

終身雇用制が残っていた昭和なら、多額の退職金で残ったローンを一括返済し、悠々とバラ色の老後が待っていたが、実力主義の会社が増えた今は、いつクビになるか分からないし、そもそも20年後に会社があるかもわからないので、退職金もあてにならない。

 

自分に分相応の3000万の家を見ると、「怖いもの見たさ」で4000万の家も、見たくなるのが人情というもの。

5000万がギリギリの人も、つい6000万の家を見てしまうが、そりゃ高い家のほうが広さも立地も作りも違うので、もう5000万の家には戻れない。

 

月10万円の返済でもギリギリなのに、無理して13万にしたけどまだ買えない。

ボーナスなんてこの先ずっともらえる保証もないのに、年2回のボーナス返済もあわせてなんとか購入できたとしても、破綻するのは時間の問題。

 

ボーナス返済を使わず、毎月の返済額を無理のないものにしていれば、定年後の再就職で収入が半減しても、なんとかやっていける。

が、私が知る限りほとんどの人が、「借りれるだけ借りて」家を買っている。

一生同じ収入が続くならいいが、定年したあと地獄を見るのは子供にもわかることなのに.....。

 

銀行ローンも賃貸の家賃も原則は「毎月の収入の3分の1以下」なのに、月収の半分をローンや家賃で払っている人の、なんと多いことか。

 

 将来、親の遺産やなにか臨時収入が見込める人以外は、

40歳で家を買うなら35年ローンはやめて、60歳で完済できるローンを組むこと。

手取り月収30万なら毎月の返済額は10万円まで。

定年後はもらえないボーナス返済は使わない。

45歳なら15年ローンと、高齢になるほど期間を短くしないと、いつクビになるか、会社がなくなるか分からない今の時代、安心はできない。

定年後、ローンが払えないからと銀行に相談しても、

「そんな人は掃いて捨てるほどいる」

ので、いちいち相手にしてくれない(銀行窓口も業務が増えてそれどころではない)。

かえって今の収入や資産状況などを根掘り葉掘り聞かれたあげく、「返済不適格者」の烙印を押されたら、売れない家を売って一括返済させられる羽目になりかねない。

 

期間が短くなれば当然、毎月の返済額は増えるが、それで無理ならそもそも無理してまで、家を買う必要なんてないし、一生賃貸でもいい。

銀行の住宅ローンが無かったむかしは、家を買えるのは金持ちだけで、庶民は借家に住むのが当たり前だった。

 

定年後はのんびり田舎で暮らしたいなら、老後のおカネを貯めておいて、土地が安い地方で買うのもいいし、そんなところなら家賃も安いし、このまま人口減少が進めば、家なんて余りまくっているはずなので、今より格段に安い賃貸が借りれるだろう。

 

私が住む品川区は、都内でも高級住宅街と言われる「城南エリア」の一角だが、それでも世田谷区や目黒区に比べると地価が安い「庶民の町」なので、10年前なら5000万で建売住宅が買えた。

とはいえ土地が15坪以下の木造3階建てで、窓を開ければとなりの家に手が届く、「ウサギ小屋」と言われるもので、広~い庭にクルマ2台は当たり前の、田舎に比べたら劣悪な住環境だが.....。

 

それがいまは地価が高騰して、7000万円でも同じ建売一戸建てが買えない。

前述の営業マンは

「コロナで値段が安い今がチャンスですよ」

なんて言うらしいが(営業マン本人から聴きました)、だれが考えても値段は今がピークだろう。

 

買っちゃった人は仕方ない。

私の周りにも自己破産はしたくないと、定年後は夫婦で昼も夜もバイトして、必死に返済している人がいるが、もう「がんばって下さい」と言うしかない。

 

みんなが買わなくなれば当然値段は安くなるし、このままいけば世界経済が崩壊して、株も不動産も大暴落するかも。

そのときに安くなった不動産を買えばいいし、いま7000万フルローンで買った家が、暴落後5000万になって、2000万の負債を抱えるか、自己破産することを思えば、いくら払っても一生自分のものにならない賃貸でも、いきなり2000万の負債にはならないので、無理して買わずに賃貸のままでもいいはず(今の会社と自分のイスが残っているかも分からないし)。

 

埼玉なら大宮より北、千葉なら幕張より東は、もう建売業者も買わなくなっている。

去年、埼玉の上尾で土地の売却を頼まれて、大宮の知り合いの建売業者に話したら、

「建てても売れないリスクのほうが大きいから、買えない」

と言われた。

都内の建て売りは売れまくっていても、郊外は建て売りや新築マンションの売れ残りが激増中。

何百棟も在庫を抱える、大手の建売業者が投げ売りを始めると、いっきに大暴落が始まって、中小の建売業者はひとたまりもなく飛んでしまう。

住んでいる人には悪いが、アメ車と同じで埼玉も千葉も自分の名義にしたとたん、半値になるものと思ったほうがいいし、買うなら一生住むと覚悟したほうがいい(途中で売ろうと思っても負債のほうが大きいので)。

 

芸人のヒロシがソロキャンプのために山を買ったとニュースになって、「山」が売れているらしい。

山と言ってもキャンプするだけなら200坪もあれば十分だし、そもそもだれも買わずに値段がつかない山なので、先祖代々の山を相続したけど管理が面倒なので、自分で開墾するならタダであげるなんて地主もいる。

東京から100km圏の埼玉や山梨あたりの山を、5000坪500万円で買って、ソロキャンプ用地として200坪200万円✖25区画=5000万円で売れば、ボロ儲けできる気もするが、ソロキャンプと言ってもみんな「焚き火をやりたいだけ」だから、火の後始末で山火事が心配。

というか間違いなく起きて社会問題になるだろうから、いくら儲かる話でも手は出さないほうが賢明か(ごみの不法投棄も増えるだろう)。

 

そして中途半端な夏休みがやっと終わって、月曜から登校。

ゴミ拾いはしばらくぶりなので、吸い殻やマスクなど「大漁」。

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排水溝に捨てた吸い殻。

フィルターは溶けずに海まで流れることを、喫煙者はよく考えてほしい。

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