毎日でもMTBに乗りたいが、あいにくの天気でなかなか乗れない(って仕事しろよ)
夏用のMTBジャージを買いに、大崎のパタゴニアショップへ
自宅から自転車で10分で行けるのがありがたい。
上りで大汗かくのでほんとは半袖がいいけど、山のなかは虫もたくさんいるし、肌の露出は少ないほうがいい。
なのでキャプリーンライトの長袖を購入
夏用のサイクルパンツはサイズ切れ。
「白馬店から取り寄せます」
とのことで、火曜日到着とのこと。
パタゴニア愛にあふれるスタッフさんは、みんなほんとうに親切。
なので長居するとヤバいので早々に退散した。
じつは20数年前に独立したとき、当時好きだったパタゴニアのロゴを真似して、自分の会社のロゴに使っていた。
私の実家からも見えるこの「北信五岳」の稜線を、知人のグラフィックデザイナーにスキャンしてもらい
こんな感じのロゴにしてもらったのも、なつかしい思い出。
実は先週もGSで来たが、ここには大型バイクの駐車場が無くて断念した。
広い敷地にはいくらでもバイクが停められるはずなのに、自転車と原付バイクしか停められない。
1時間100円では割に合わないのか、それともいまだに
「暴走族が来たら困る」
とでも思っているのか、行政のアタマの固さは今に始まったことではないが、ほんとうになんとかしてほしい。
若者にバイクが売れないので、ショップやメーカーはオジサン(オバサン)をターゲットにして久しいが、都心の駐車場不足はあいかわらず。
大型バイクでギンザに出かけても、ほんとうにバイク駐車場が無い。
交番のおまわりさんに聞いても
「無いですね~」
って。
しかたなく路駐して、駐禁をとられないようダッシュで買い物したことも、一度や二度ではない。
むかしホンダのスクーター「フュージョン」や、キムタクがドラマで乗ったバイクが大ブームになったとき、渋谷が若者の路駐で大変なことになった。
西武デパートから東急ハンズにかけての井の頭通りが、道路の両脇にびっしり停められたバイクで、路線バスが通れず。
バイクの駐禁取り締まりが始まったとたん、都心からいっせいにバイクが消えて久しい。
むかしは表参道ビブレのカフェ前には、ビモータやドカ、BSAなど、「ブルックランズ系」のオサレなカフェレーサーが停まっていたし、原宿のクリームソーダにはクールスのチョッパーが停まっていた。
六本木のハンバーガーイン前には、米兵のバイク乗りも来ていたが、今はあっというまに駐禁を取られるので、だれも停めていない(ってかハンバーガーイン自体が無い)。
メーカーに駐輪場を作れとはいわないが、せめて路駐するクルマ用の300円パーキングを、バイクもOKにしてほしい。
銀座も中心からちょっと離れれば、駐車場があるにはあるが、デパートやホテルに直結でないとやっぱり不便。
なのでつい足が遠のいてしまう
(そういえばもう2週間以上GSに乗っていないが、エンジンかかるのか?)。
自分だけ買っては申し訳ないので、コロナ明けで学校に塾に大忙しの娘にも、ごほうび
大好きなマンガ「鬼滅の刃」で、富岡ってキャラクターが着ている着物柄のTシャツ。
ニンジンで釣るのも悪いが、「勉強しろ!」って怒るだけではダメ。
これでやる気になってくれれば安いものだろう
ついでに(というかこっちが本命だったが)、ポチっと
いつのまにかpaypayってヤツのポイントが貯まっていて、ボーナスポイントの有効期限が7月末までだったので、つい購入(ママはストーンズ興味ないので、パパとペアルック)。
「鬼滅の刃」よりこっちのほうが、子供はかわいいと思うのだが、さて本人はどんな反応をするのやら。
知り合いの子供みたいに、奥さんのおなかにいるときからストーンズを聞かせていないので、ウチは大丈夫だと思うが。
土曜は大雨だったけど日曜は大丈夫そう
というので先週に続きふじてんへ。
来週に連休があるせいか、コロナが連日の200人越えで自粛しているのか、先週に比べて駐車場はガラガラ。
今日のお供は大工のサクマさん
先日買ったスタンドもいい感じ
高速が渋滞する前にと朝6時に出発したら、ガラガラ。
コンビに立ち寄りながらゆっくり来たが、それでも8時前に到着。
時間があるので豆を挽いてコーヒーブレイク(先週忘れたイステーブルを今日は持ってきた)
サクマさんはキャノンデールのフルサス「ジキル」
サスがフニャフニャになっていたので、ショップでオーバーホールしたそう。
先週もご一緒したYさんから、昨日
「朝4時に集合して山を走ってから、ふじてん行きませんか?」
とお誘いがあったが、先にサクマさんと約束してしまったし、サクマさんは「押し上げ系」ではないので、今回は辞退してふじてんで合流予定。
ほんとうは雨が降ったあとの濡れたトレイルで、私が滑って転んでけがしたり、トラブったりしたら申し訳ないので、サクマさんをダシに断ってしまった(ゴメンね)
今日も快晴。
高原なのでカラッとしていて、最高のMTB日和
リフト開始の9時から2本走ったところで、「到着した」とYさんからメールが。
じつは先週スーキャリに試乗したYさんから、
「Fサスをもう少し伸ばしたら、もっと下りが走りやすくなりますね」
と言われていた。
自腹でなんでも買うYさん。
いまスーキャリについているFサス「FOX32」(サス長100mm)の上位グレード、「FOX34」(サス長130mm)を以前買ったが自分には合わず、ヤフオクで売ろうか考えていたそう。
格安で譲ってもらい、この場で交換することに。
ほんとうにチャチャっと交換完了。
30mm長くなったぶん、ブレーキホースの長さが足りないので、ステムのスペーサーで調整完了
インナーがゴールドなのはカシマコーティングの証。
ノーマルの100mmも110まで伸ばせるそうなので、お願いした。
こちらは今日Yさんと早朝からお山を走ってきた、IさんのMTB
ヨーロッパの小国「アンドラ公国」にある、「SHAN」というメーカーのクロモリのフルサス(「Production Privee」というらしい)
FサスはDVO
マルゾッキが倒産したとき、エンジニアが独立して作ったメーカーとか。
その後DVOはFOXに吸収されたらしい。
って、むかしハスクバーナがBMWに身売りしたとき、それを良しとしないエンジニアが作ったメーカーがフサベルだと。
だからハスクバーナはスウェーデンのバイクじゃない!
って、むかしスウェーデン4デイズに出たとき、「フサベル愛」にあふれるミッケとヨルゲンが、酔っぱらないながら熱弁していたのを思い出した。
鮮やかなイエローは「ポルシェイエロー」とか。
他にもあの「マルティーニカラー」なんてのもあるらしい。
マルティーニはイタリアのお酒のメーカー。
すぐ思い出すのは「ルマンの帝王」ジャッキーがドライブした、935ポルシェ。
この「マルティーニストライプ」に、当時クルマ好きの男の子は夢中になったはず。
こちらがYさんのKONAスペシャル
走るだけでなく自分でいろいろなパーツを、組み替えるのも楽しみなYさんなので、完成車でなくフレームしか買わない。
コナの軽量カーボンフレームに、FサスはMTBでは珍しいオーリンズ
(中身も変えて180mm超ロングストロークのスペシャル仕様)
中華製の軽量カーボンリムにチタンスポーク、ボルト類はすべてチタンをおごり、
シートもハンドルもクランクも、その他いろいろ中華製の軽量カーボンで、数時間押したり担ぐことを考えて、考えうる限りの軽量化を施している。
下りのロングトレイルを楽しみたいYさんなので、今日のタイヤはビットリアの29×3.0とかなり極太。
「下りは大きいサイズのほうが扱いやすい」らしく、Lサイズのフレームながら総重量10キロ台と、超軽量に仕上がっている。
乗らせてもらったが、
「バイクがどこでも勝手に進んでいく」
感じ。
太いタイヤと長いFサスが、木の根もドロップオフもお構いなしに、ハードテイルなのにまるでフルサスのように「突き進む」。
「今日はこれを手放すか、見極めに来た」
とYさん。
こんなスペシャルマシンに仕上げたのに、なにが気に入らないのか、私ごときのレベルでは想像もつかないが、フレームだけ買い替えたいそう。
すぐクソモンキーを売り飛ばして
「これ欲しい!」
と思ったが、さすがに私ではLサイズは大きすぎるので断念。
右はIさんのコナカーボン
同じフレームだがちょっと持つだけで、yさんのとは重さが違うことを体感できる。
ふたりとも走りに行くときは、クルマに「最低2台」はバイクを積んでいる。
「だって午前中壊れたら、午後走れないでしょ」
バイクが壊れるなんて私には想像できないが、彼らのハードな走りにはスペアマシンは必須らしい。
私もゴミモンキーを売り飛ばして、カーボンフレームからパーツすべて、格安オール中華製でYさんに一台、組んでもらおうか。
今日もYさんに引っ張ってもらい、プッシュプルを意識してひたすら走る。
コーナー入り口ハンドルとペダルを地面に押し付けて、グッと沈んで、コーナー出口で「ブランコを漕ぐように」、上体を伸ばしながらペダルをうしろに押して加速する。
説明するのもむずかしいが、これを走りながら何十回繰り返していると、一瞬「グ~~ン」と加速出来たりする。
と、いきなり加速が「成功」すると、こちらも準備が間に合わず
次のコーナーが間に合わなくて、あわててフルブレーキングの繰り返し。
何度もコースアウトしかかったり、ブッシュに突っ込みそうになる。
それでもサス長が30mm伸びた効果は予想以上に大きくて、いままではビビって「舐めるように」下っていた、高さ数十センチの木の根のドロップオフも、そのまま飛んでしまったほうが安全だということに気づかされたり。
以前クソモンキーから買ったロッキーのフルサス、「アルティチュード」でここを下ったときは、なにも考えずにそのまま乗っていればいい、「魔法のじゅうたん」みたいだったが、フルサス未満のスーキャリは、「操るたのしさ」がある。
サスの細かいセッティングは私にはわからないので、Yさんにも乗ってもらうと
奇声を発してあっというまに視界から消えていった。
下のリフト乗り場で追いついて聞くと
「あまりにも乗りやすくなって、つい飛ばしちゃいました」
って。
「リアの「ちょいサス」がいい感じに動くので、ギャップも不安なく飛べる」
とべた褒め。
こちらはYさんのお知り合いが持ち込んだ、「エスカー」というメーカーのバイク
かなり不思議なフロントサス。
まるでBMWのテレレバーみたいな、不思議な動きをする。
カーボンフレームだけどFサスが複雑な機構のせいか、持ってみたらけっこう重い。
でもこの人はこれに乗ってみたくて買ったそう。
残念ながらこのモデルはこの1代で製造中止になったそうだが、ほんとうにMTBは奥が深い。
朝9時からお昼も食べずに1時半まで走りっぱなし。
サスが長くなったせいかとにかく乗って楽しいし、安心感がある。
なので今日は前転どころか一度も転ばず、ジャージもマシンもきれいなまま、終わることができた。
とにかくおきまりのコーラで、乾いたのどを潤す。
さらなる軽量化をしてもらうため、Yさんにスーキャリを預けて、いじってもらうことに。
Yさんが目指す
「軽くて登りがラクで、下りもたのしいバイク」
「ダウンヒルもこなせるクロカンバイク」
にどこまで近づけるのか?
寄せ集めの ゲテモノと呼ばれても全然いいので、このままとことん改造してもらおう。
速攻で着替え&撤収。
2時に高速に乗ったら小仏トンネルもガラガラで、3時半過ぎには自宅近くの華や与兵衛で、サクマさんと遅いランチを食べていた。
週末までにはいろいろできるそうなので、連休で高速は混むだろうが、また走りに行きたいなー