R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

理想の土地を探して

むかし土地を担保にカネを貸したけど逃げられて、いくらでもいいので買わないかと、知り合いに言われ見に行くことに。

 

夏用スクリーンを冬用に交換して

f:id:sinanonano:20201124172801j:plain

f:id:sinanonano:20201124172805j:plain

行ったのは神奈川県の足柄山のふもと。

透明の大井松田ICから山を登って10キロ。

隠れ里のような趣の集落に出た。

 

あとで渓流釣り好きアライサンに聞いたら、

「マス釣りで有名だよ」

とのこと。

足柄や金時(きんとき)は20年前くらいまでなら、オフロードバイクでも走ることができたので、先日のキャンプでバイク乗りの人に話したら

「あのあたりの山は昔よく走り回った」

そう。

 

「物件」はこの山を登ったあたりらしい。

f:id:sinanonano:20201124172938j:plain

正式な「売り物」ではないので、もらった資料は地図と公図(むかしの地番が載っているもの)だけ。

前回行った茨城の20万坪の山もそうだが、あとは現地を見ながら検討をつける。

f:id:sinanonano:20201125101159j:plain

f:id:sinanonano:20201125101202j:plain

GSであがるのに躊躇するほどの激坂沿いに、数件の家が建っている。

たぶんこの左の斜面らしいが、今の持ち主(金を貸した人)も現地を見ていないので、分からない。

f:id:sinanonano:20201124172844j:plain

f:id:sinanonano:20201124172841j:plain

斜面を登って「公図」と照らし合わせると、たぶんここだろう。

奥の家に話しを聞こうと思ったが、平日なので仕事に出ているのか?

はたまた空き家なのか?だれもいなかった。

f:id:sinanonano:20201124172858j:plain

ここにテントを張ってキャンプするならいいが、家を建てるには土の斜面が「崩落」するかもしれないので、鉄筋コンクリートで「擁壁(ようへき)」を作らないと、建築許可は下りないかも。

この土地をタダでもらっても、擁壁に数百万円(場合によっては1000万以上)工事費がかかっては、正直言って魅力がない(建築費も平地に建てるよりかかるはず)

 

せっかく来たのだから一応、まわりを見て回る。

山の急斜面に段々畑のように100区画くらいが、更地(というかジャングル)のまま放置されている。

あとでネットで調べたら40年以上前に、別荘地として分譲されたらしい。

家は10軒ほど建っているが、ほとんどが空き家、というより廃屋が多い。

でも今回見に来た土地よりも、山の上のほうが見晴らしはいいし、家を建て替えるより修繕すればまだ使えそうだから、買うならこっちのほうがいいだろう。

f:id:sinanonano:20201124173009j:plain

f:id:sinanonano:20201124173012j:plain

下界を見下ろすだろうバブリーな作りの家も、お化け屋敷のよう

 

f:id:sinanonano:20201124173022j:plain

一見フツーの家もある。

だれか住んでいたら住み心地を聞いてみようと思ったが、やっぱり空き家だった。

f:id:sinanonano:20201124173026j:plain

でも障子が破れっぱなしなので、やっぱり廃屋かも。

f:id:sinanonano:20201124173047j:plain

この奥には家が無いので、道路も倒木が倒れたまま。

f:id:sinanonano:20201124173102j:plain

ここが一番上。家が3軒建っていて、住んでいる雰囲気。

f:id:sinanonano:20201124173118j:plain

クルマが停まっていて洗濯物が見えたのでピンポンすると、中年の奥さんが出てきた。

正直こんな山奥に訪ねてくる人は、宅急便か郵便屋さんくらい(あとアポ電強盗とか

(*_*))。

こちらもかなりアヤシイ風体に見えるはずなので、近くの土地を見に来た旨を説明したら、理解してもらえたような(よく笑う気さくな奥さんでよかった)

 

f:id:sinanonano:20201124173114j:plain

自然豊かな場所に住みたいと20年前、移住されたそう。

リビングからは紅葉の山々が一望でき、最高のロケーションだが、

「景色はすぐ飽きました」

って。

湘南の海を見下ろす高台に家を買った知り合いも、

「海の近くに住みたかったけど、もう見飽きた」

って(ニンゲンッテゼイタクダネ)

 

いま「定住」しているのは並びの3軒だけで、別荘として使っていた人も、最近見なくなったそう。

すぐ隣は静岡で小田原も近いので、雪は降らいないと思ったら、毎年数回は降るそう。

ここは別荘地の「私道」なので、町の除雪車が来てくれない。

大雪が降ったときは4日くらい町に下りられず、「孤立」したそう。

以来、雪の予報のときは食料を買いだめし、クルマは下の集落に置かせてもらい、融雪のため「塩カル」を撒いているそう。

子供さんの学校へは毎日、奥さんがクルマで送り迎えしていたそうで、四駆でも登るのを躊躇する、つづら折れの激坂を毎日走っていたら

「ペーパードライバーだったのに、かなり運転がうまくなりました」

とか。

ただ病院などのインフラがないので、いざというときの心配は尽きないそうで、

「あと数年したら町に帰るかも」

とも言っていた。

 

こんな「忘れられた別荘地」は日本中にいくらでもあり、たいがいは分譲した不動産業者もつぶれているので、荒れた道路や水道などライフラインの修復も、すくない住人たちで負担しないとならず、いつしか限界集落になってしまうもの。

f:id:sinanonano:20201124173126j:plain

でもこの絶景には心惹かれる。

数十年前、別荘業者に案内された人たちも、この景色に魅了されてここを買ったんだろうなぁ。

上のほうの土地なんて、謄本で所有者を調べてあたってみれば、親や親族から相続したまま一度も行かず、毎年、固定資産税だけ払い続けている人が、タダでもいいからもらってくれなんて人が、たぶんいるだろう。

一番上ならウラはもう「山」なので、自転車でトレイル探しの冒険もできそう。

 

「お持ちの別荘地を買いたい人がいます」

なんて勧誘の電話をかけてくる不動産業者がいて、「売却手続きに数十万円が必要」と、ありもしない架空の話に、現金をだまし取られる事件があとを絶たない。

 

ネットで検索するとふもとの集落には、自治体の「空き家バンク」などで移住する人も増えているらしい。

田舎暮らしをしたければ、山の上よりふもとの集落のほうが、暮らしやすいかもしれない。

奥さんも言っていたが、クルマがあれば東京に出るのも1時間ちょっと(戸越銀座から70km)、町まで出れば買い物もできるので、山奥だけど比較的便利とか。

 

何十年も放置されてジャングル状態の土地を見て、平家物語の「諸行無常の響きあり」が頭に浮かんだ。

まだまだ理想の土地探しの旅は続く。

 

ソーセージ手作り体験と飲んだくれキャンプの夕べ

週末はカヌーツアーを主宰しているオガワさんのお誘いで、

「手作りソーセージ体験と飲んだくれキャンプ」に、娘と参加してきた。

本当は「甲州ワインと日本酒の夕べ」なんて、お上品な会の名前があるけど、みんな酔っぱらってグダグダになるので、「飲んだくれキャンプ」でいいのかも。

 

オガワさんは元「風魔プラスワン」の店長で、冒険家 風間さんの山梨の高校の後輩。

今は山梨の実家に移住して、春から秋まで四万十川カヌーツアーなどを企画して、冬は「冬眠」しているそう(本人談)

「テレビチャンピオン」の「無人島王」を決める大会で、優勝したこともあるアウトドアの達人。

 

オガワさんとアウトドアスペースの詳細はこちら ↓

www.fuma.co.jp

勉強もせず遊び呆けていた私の子供時代と違い、小五の娘は学校に塾に大忙し、

そのうえ今年はコロナでどこにもいけなくて、かわいそうだった。

 

 

そして土曜、山梨は塩山の秘密のキャンプ場に11時半集合。

中央高速は早朝6時でも大渋滞は必至。

なので裏をかいて8時半に出発したが、やっぱり30km以上の大渋滞(*_*)

 

来週は連休だから空いているかも??

なんて思ったが甘かった(紅葉シーズンだしな~)

勝沼ICまで3時間、そこから山を登って30分、なんとか12時前に着いたが、他も遅れていてなんとか間に合った。

 

前回はオートバイで参加したので、渋滞しても気にしなかったが、やっぱり中央は渋滞するので好きになれない。

 

「アウトドアの達人」オガワさんがソーセージを作るのかと思ったら、ちゃんとプロの料理研究家さんが来ていた。

大久保鞠恵先生

essence2007.com

 

すっかり背が伸びて、保育園のとき私が作ったエプロンも、これが最後かなぁ

各自タマネギを刻む人、パイプに「腸の管」を通す人、火をおこす人に分かれて作業中

娘は香りづけのレモンをピーラーで皮むき中

ミスると指が大根おろしになるので、気を付けて気を付けて。

そしてひき肉に岩塩やハーブを混ぜて、ひたすらこねる

今回こどもは娘ひとりだけだが、物おじしないで大人と話すので、みんなに驚かれた。

自宅と事務所が一緒だったので、小さいときから知り合いやお客さんがいつもいたので、大人と話すのは慣れていたからだろう。

「こんにちは、ありがとう、すみません」

これだけちゃんと言えれば生きていけることを、私が体験してきた。

勉強も大事だけど、それだけじゃないこともこれから知ってほしい。

 

そして機械を使って腸管に肉詰め作業

ハンドルを回す微妙な力加減と、腸管を引っ張りすぎないなど、均等な太さにするのは、意外に難しい。

小一時間かけて燻製に。

焚火でパリッと焼いて出来上がり

自宅でも作ってみたいと思ったが、こんな手がかかるなら買ったほうが、はるかに安上がりだろう。

でもやっぱり手作りは美味しい

 

ソーセージと言えばビール

飲んだくれキャンプにふさわしく、生ビールサーバーも用意されていた。

 

まだ4時なのに甲州ワインも出てきて、みんないい感じで酔っぱらい始めている。

 

そんななか塾の勉強中

最近むすめが好きなのが「源義経

子供向けの「まんが日本の歴史」では、イケメン武士で紹介されていたので、すっかりファンになって、平家物語も読破した。

酔っぱらいのオジサンオバサンたちに、クイズ大会はじまり~

娘        「大阪城を作ったのはだれ?」

酔っぱらい その1「大工さん!」

娘        「織田信長を殺したのは?」

酔っぱらい その2「明智小五郎!」

 

コラコラ そこの酔っぱらい、子供にウソ教えちゃいけません

 

こちらがこのキャンプ場を作ったマッチさん。

彼の家はふもとにあるが、この山の地主から「好きに使っていい」と許可をもらい、

彼と友人たちが10年ほどかけて、ユンボやブルでキャンプ場(というか「おとなの秘密基地」)を作ってしまった。

「まだ一般公開していない」と、たしか2年前も言っていたような。

 

コロナで巷のキャンプ場は大にぎわい。

予約も取れないし、その混雑ぶりはむしろ「密」かもしれないが、ここは密とは無縁。

一般客はすべて断り、知り合いとその紹介だけで、人数も20人くらいまでしか受け入れない。

 

ツルを利用した自然のブランコ。

バランスを取るのがなかなか難しいが、子供はすぐ慣れてしまう。

自転車で走ったら楽しそうな「道」が、無数にありそうな森。

奥多摩までつながっているらしいので、次回は自転車を持ってきたい。

 

今回15人くらいの参加者のうち、バイクで来た人が半分くらい。

私も娘とタンデムで来ようか迷ったが、万が一後ろで居眠りされると、運転が面倒なのでクルマで来た。

 

ここは標高900m、日が暮れるとぐっと冷え込んできて、焚火がありがたい。

いつか薪(たきぎ)にしようと、桐のタンスを解体して取っておいたが、物置が狭いので邪魔で仕方なかった。

今回3分の1を持ってきたが、あっという間に燃えたので、いっそ全部持ってくればよかったと、ちょっと後悔。

なんとなく宴会に突入。

酔いが進みみんなどんどん「壊れて」いく

ベロベロに酔っぱらったオガワさんが〆のパスタを作ったが、焚火にかけっぱなしにしていたら、「煮込みパスタ」になってしまった。

「煮込みうどんみたいなもんかな?」

と食べてみたら、これがなんともビミョーな味。

うどんは煮込めば「すいとん」みたいにドロドロになるので、それはそれで食べられるが、小麦粉はただ延びるだけ。

それでもみんなオガワさんに気を遣って

「なんとも言えない味」

とか

「不思議な味」

とか言っていたが、私が

「こんなまずいパスタ、食べたことない」

と言ったら、

「それだけは言わないように苦労してたのに~」

と、ヒンシュクだった。

 

今回、娘の友だちも来るならと、大型テントも積んできたが、

「来週は塾の試験があるからダメ」

とあちらの親御さんに断られた

本番の中学受験はまだ再来年のこと、こんな貴重な経験はなかなかできないのに、本当にもったいない。

なのでふたりなら小さいテントでいいか。

と一応持ってきた「ノースフェイスふたり用」で寝ることに。

 

まだまだ酔っぱらいたちの宴は続いているが、10時過ぎに就寝

スリーシーズンテントだし、かなり冷え込んできたけど、ダウンシュラフシュラフカバーで、なんとかなるかな?

 

夜中に尿意で目が覚めたとき、

「凍死してないか?」

と娘の顔に手を当てると、つ、冷たい?!

ためしに鼻と口をふさいだら、思い切り寝返りをうったので、ホッとする。

氷点下のなか、満天の星空が広がっていた。

娘にも見せてやりたいが、たぶん起きないのでそのままに。

 

翌朝6時過ぎに目が覚めたが、そのまま寝ていた。

 

すでに数人が起きている

コーヒーを淹れてみんなに振る舞ううちに、娘も起きてきた。

ふだんは起こさないと絶対に起きないのに、やっぱり山は違うのかな?

 

東京へひとり電車で帰るというユリ子さんをナンパして、3人で帰ることに。

10時に出発したら高速はガラガラで、途中休憩して12時には帰宅できた。

来週の塾のテストに向けて、午後はお勉強の娘。

もう一度くらいキャンプに行きたいが、年内は無理か。

来年春にはオガワさん主催

www.fuma.co.jp

も、予定されているが、ホタルイカ漁は真夜中にやるそうで(獲ったらその場で食べる)、おまけに娘は生魚が食べられないので、参加はむずかしいだろう。

 

今年は雪が多そうだから、またスキーに連れて行ってやりたいが、勉強があるのでこれもビミョー。

娘が付き合ってくれるうちに遊んでもらわないと

そのうち「家族に相手にされないさびしいオトナタチ」と、一緒に遊ぶ羽目になるんだろうナ。

 

風魔プラスワン

 お山で酷使しているせいか、グローブがボロボロに

なので世田谷の風魔プラスワンへお買い物

f:id:sinanonano:20201113180059j:plain

MTB用なら専門ショップへ行けばいいのだが、そこはあまのじゃくな私のこと、

どうせなら風魔さんの売り上げに貢献したいし、他とはちょっと違うのが欲しい。

 

f:id:sinanonano:20201113180042j:plain

フツーにバハライトが売っているショップなんて、日本全国でここくらいかも。

 

マニアックなお宝もたくさん眠っている(いいなぁこのBELL)

f:id:sinanonano:20201113180046j:plain

奥にあるキャンプ用品コーナー

たぶん20年前と変わらない品ぞろえ?

思えば30年くらい前、当時乗っていたR100RSが全損。

つぎのバイクは映画「ブラックレイン」で、マイケルダグラスが乗っていたカフェレーサーのハーレーが欲しくなったが、名前がわからない。

ハーレーの本を買おうと、当時環八にあった二輪四輪専門店「リンドバーグ」で、たまたま手に取った「サハラ自動車探検隊」を見て、あたまの中で何かがはじけた。

sinano.hatenablog.com

「そうだ!パリダカに行こう」

と決め、次の日には行きつけのバイク屋さんで、当時出たばかりのDR250Rを買い、その足でここ風魔に来て、テントに寝袋、コールマンのガスストーブなど、キャンプ用品をひと通り買った。

当時は知り合いにオフロード乗りがおらず、仕事が水曜休みだったので、火曜の夜、仕事が終わってから道具一式を積んで出発。

丹沢に行けば林道があるとうわさで聞き、地図を頼りに夜の山を走り回った。

そして林道の突き当りでテントを張り、カップラーメンを食べ、星を見ながら眠る。

気分はパリダカだった.....

 

ひょっとして当時の道具がまだあるんじゃね?

ってくらい、売れていない もとい、古いギアがたくさん並んでいる。

f:id:sinanonano:20201113180050j:plain

ワタナベ店長も元気そう。

 

f:id:sinanonano:20201113180055j:plain

毎年主宰しているバハツアーも、今年はコロナで中止に。

バハ1000は11月にやるらしいが、今年は参戦しないとか。

 

となりにあった「バイクショップ モタロー」も、オーナーのニシイケさんが亡くなって数年、風魔さんがショールームとした借りていたが、今は半分の広さにしたそう。

風魔もコロナの影響で売り上げは厳しいようで、ひょっとして半分の広さのとなりに移転するかも?とのこと。

 

もっとMTBで使えるギアがあれば、いろいろ買うのだが、オフロードバイクとMTBは似ているようでかなり異なるので、残念ながら買いたいものが無い。

年に数回しか買い物しない私では、なんのお役にも立てないが、もし在庫一掃セールがあるなら、ぜひなにか買いたい。

 

そして今日買ったMSRのグローブ

トロイリーやフォックスはMTBでもメジャーだが、オートバイに乗ったことのないMTB乗りは、トロイもフォックスもMTBパーツメーカーだと思っている人が多い。

MSRはMTBには進出していたか分からないが、マルコムスミスはれっきとしたオフロードの神様。

f:id:sinanonano:20201113180104j:plain

ついでにジャージも購入。

オフロードと同じくMTBも、ド派手なジャージが多いけど、自分はちょっと苦手。

ちょっとスウェット素材っぽいのを買ってみた。

f:id:sinanonano:20201113180119j:plain

 

そして帰りは学芸大学のいつもの中華屋さんでランチ。

 

f:id:sinanonano:20201113180113j:plain

今日のメニューは「カリフラワーとハムのクリーム煮定食」

ハムだけでなくエビもゴロゴロ入っていて、ボリューム満点。

冷凍ものは使わず、わざわざ豊洲の市場まで仕入れに行くので、ほんとうに美味しいし、これで800円は大満足。

 むかし近くに事務所があったころは毎日食べていたが、今は月に一度くらいしか来れないのがさみしい。

ご夫婦で切り盛りしているが、コロナの影響でお客さんも激減したそう。

持ち家なので家賃がかからず、人件費も自分たちだけなので続けていられるが、商店街には閉店した店も多い。

毎日食べに来ていた常連さんも、収入が減ってコンビニでカップラーメンを食べているとか。

ご主人もだいぶ歳を取り、

「もういつ辞めてもいいんだけどね」

って。

風魔と同じくタマにしか来れない私には、返す言葉も見つからないけど、これからは週イチくらいで食べに来ますネ。

食事10分、ご夫婦との会話1時間

 

 

 

オザトレ

3週続けて埼玉のお山へ

いつもはオザワさんちの裏山の「ほぼ」プライベートコース、略して「オザトレ」を5km登って、5km下るショートトリップだけど、今日は「ロングトレイル大好き男」ヤマザキさんが一緒。

なので、山を三つつなげて15kmのロングトレイルの予定。

今回は自前のスーキャリを持参するので、GSでなくレヴォーグでお山を目指す。

 

ヤマザキさんは朝5時からチェーンソー背負って山に入り、倒木でふさがれたトレイルを「ルート開拓」するとのこと。

2時間半で「仕事」を終えて、7時半に町営公園駐車場で待ち合わせの予定だったが、オザワさんからメールが。

ルート開拓が「楽しすぎて」、予定外のところも「道」を開拓しているので、待ち合わせを11時にしてほしいと、ヤマザキさんからメールがあったそう。

 

それまではいつものルートを走ることになり、オザワさんの家に到着

f:id:sinanonano:20201110163543j:plain

今日はスーキャリ

オザトレを走って楽しいかどうか?

オザワさんは中華製の「コルベット号」

f:id:sinanonano:20201110163531j:plain

「オザトレ」はほとんどだれも通らない(らしい)ので、倒木が埋まっていたり、ガレ場があったりと、なかなかエグい。

「朝の散歩」と称して、ほぼ毎朝ここを走っているオザワさん。

毎回走るラインを変えるだけで、ジャンプやドロップオフなど、コースバリエーションは無限大。

さらに雨が降ったあとは超スリッピーで難易度があがるので、いくらでも「わき道」がありそうだが、

「オレはこのルートだけで満足」

で開拓する気が無い。

f:id:sinanonano:20201110163547j:plain

真ん中を走るだけでなく、右の林のあいだを通ったり、左の斜面を登ったり、木の根や岩でジャンプしたり。

f:id:sinanonano:20201110163550j:plain

放置された倒木がいい感じに道をふさいでいる。

倒木一本ぶん「数センチ」ラインをずらして走るだけで、まるで違うトレイルを楽しめる。

 

と、途中まで下りたところでチェーンが絡んで回らない。

f:id:sinanonano:20201110163535j:plain

ついにリンクから破断。

コマをもっていなかったので、チェーン無しで下る。

f:id:sinanonano:20201110163539j:plain

里に下りたところでまだ10時前。

待ち合わせの11時半には時間がある。

スーキャリはあきらめてまたコルベットちゃんを借りて、もう一本登って下りることに。

時間がタイトなので休憩しないで一気に登って下りたが、これがなかなかきつかった。

 

そしてヤマザキさんと合流し、前々回来た「山のお蕎麦屋さん」で、早めの昼食。

 

f:id:sinanonano:20201110164343j:plain

ヤマザキさんのポリシーは

「せっかく山を走らせてもらうのだから、その地元でおカネを使おう」

 

ロード乗りもMTB乗りも、コンビニおにぎりや持ち込みのカップラーメンで、簡単にお昼を済ます人は多いが、それでは地元が潤わない。

3人で食事しても3000円ちょっとだけど、お土産に柿を買ったりして少しでも貢献できればいい。

f:id:sinanonano:20201110163527j:plain

これから何時間も押したり担いだりするのに、こんなに食べて大丈夫?と不安になるが、なにもない山のなかで、空腹でハンガーノックになるよりはマシ。

 

そして今日も「お山の自転車屋さん」開業~。

f:id:sinanonano:20201110163612j:plain

スプロケ外してリアハブのメンテ。

f:id:sinanonano:20201110163616j:plain

f:id:sinanonano:20201110163621j:plain

グリスアップして組み上げて、ここまで10分ほど。

 

f:id:sinanonano:20201110163625j:plain

「ハイお待たせ!」

午後はヤマザキさんのチタンフレーム+ファットタイヤ29erをお借りすることに。

f:id:sinanonano:20201110163630j:plain

f:id:sinanonano:20201110163635j:plain

フロントのストロークは170mm

タイヤの太さはほぼモトクロッサー並なので、乗っていて安心感がある。

こんな太いんじゃ重たいかも?

なんて思ったがそこは「ヤマザキマジック」

超軽量のカーボンリムとスポークで、スーキャリの軽量ホイールとさほど変わらない仕上がり。

f:id:sinanonano:20201110163639j:plain

そしてまた展望台まで漕ぎ上げて

f:id:sinanonano:20201110163643j:plain

オザワさんはいつものRSD(Rubber side down=ゴム(タイヤ)の側が下=コケるなよ)

重たいはずのクロモリフレームだけど、カーボンハンドルやカーボンリムの恩恵で、意外に軽い仕上がり。

轢き足が使えるビンディングでなく、フラットペダルでもスイスイと、荒れた激坂を漕ぎ上げるのは、オザワさんのウデだけではなく軽量化も寄与しているはず。

f:id:sinanonano:20201110163652j:plain

今日のヤマザキさんは日本の自転車パーツ代理店が、台湾のカーボン工場にオーダーして作っている、「GONZO PERFORMANCE(ゴンゾーパフォーマンス)」

 

私のスーキャリと同じ構造で、短いリアサスが付いたクロカン、というかトレイルバイク

「ハードテイル以上フルサス未満」

ハードテイル好きなヤマザキさんなので、フロントは短めの120mm、リアは80mmだけど、体重があるのでかなり硬めのセッティング。

途中乗らせてもらったが、スーキャリとサイズ的にも似ていて扱いやすい。

でも「跳び系」のセッティングなので、私のようにギャップをなめて走るより、バンバン跳んだほうがいいらしいが、飛んだらどこに行くのか分からないので、こわくて飛べない。

f:id:sinanonano:20201110163657j:plain

ヤマザキさんが「ほんとうの{奥武蔵}を教えてあげますよ」って、どこかのイベントで聞いた「生まれたことを後悔させてやる」に似ているような,,,,,

いつもなら展望台を下るところ、さらに上に登っていく。

f:id:sinanonano:20201110163701j:plain

そしてやっと下り。

って、とても乗ったままだと降りられないような、木の根と岩が突き出した激坂が現れた。

通称「ためらい坂」

その名のとおり少しでもビビッてブレーキを握ると、簡単に前転するそう。

「まあなんとかなるだろう」

なんて、いつもならチャレンジして痛い目に合う私だが、さすがに無防備のマウンテンバイクの怖さは、この3年でいやというほど体験済み。

というよりこんな山のなかでケガしたら、救急車はおろかドクターヘリも降りられない。

なのでおとなしく担いで下りることに。

f:id:sinanonano:20201110163709j:plain

難所を過ぎてしばらくゴキゲンな下りが続き、また押し上げ。

f:id:sinanonano:20201110163725j:plain

 

「sinaさん、ここ先週走ってるよ」

オザワさんにそう言われても、走ったり押し上げたりで、景色を覚える余裕のない私は言われても分からない。

午前中の強硬トレイルがジワジワ効いて、ヒザの裏がつってきたが、まだルートは半分も残っている。

午後3時くらいになると森のなかは薄暗くて、うっかりすると隠れた岩や木の枝に、はじかれそうになる。

そんなこんなで舗装路に出てひと休み。

ここから最後のひと山を登れば、クルマを停めた駐車場に出られる。

f:id:sinanonano:20201110164452j:plain

徹夜の仕事を終えて直行、一睡もせず開拓したヤマザキさん。

朝イチのおかわりトレイルでヘロヘロのオザワさん。

写真を撮ろうとしたら、汗でスマホのカメラも曇ってしまった。

f:id:sinanonano:20201110163734j:plain

なんとか頂上に登り、ヤマザキさんが開通させた2キロほどのゴキゲンなウッズを下る。

ところどころ倒木をチェーンソーで切った痕跡が残っている。

ハンドル幅より狭いウッズでは、ハイスピードで突っ込むとハンドルがぶつかって吹っ飛びそうになるが、スピードを殺すシケインの役目として、

「そこはあえて残しました」

って。

大きな転倒もなく無事、駐車場にたどり着けた。

 

たぶん15キロくらいと言われていたが、気分的に50kmは走ったような。

これを毎週繰り返したら、ためらい坂もためらわず、80代でエベレスト登頂する三浦雄一郎並みの、バケモノの体力とライディングスキルが身につくだろうが、オザワさんも

「こんなつらいの年に1回でいいよ」

というし、ヤマザキさんは他にも上りたい山がいろいろあるので、毎週は走れないし、

私ひとりでは危なくて走れない(見えない分岐がやたら多いので、道も覚えられない(*_*))

 

この時点で午後4時。

急ぎ撤収して高速に乗って、ちょっと渋滞したけど6時半には帰宅できた。

今回は朝4時とか5時スタートでないので、渋滞する高速で睡魔との闘いもなかった。

 

40代でファラオラリーに行ってた頃より、間違いなく58歳の今のほうが、体力がある(はず)

それでもこれだけヘロヘロなのは、まだまだ下りのライドでビビッて、全身に余計なチカラが入ってしまうのが原因だろう。

 

整備されたMTBパークと違い、お山は転がる石や木の枝、倒木などで、同じコンディションが無い。

もっと余裕のあるライディングができるよう、しばらくは「オザトレ」に通って、ウデを磨きたい。

2週続けて

BSで再放送があると必ず観てしまう「慕情」

二十歳のころ知り合いに勧められて観て以来、大好きな映画

f:id:sinanonano:20201102131142j:plain

f:id:sinanonano:20201102131138j:plain

f:id:sinanonano:20201102131146j:plain

香港に行ったらこの丘に登ってみたいと思いながら、ついに行けず。

どちらかというと反中思想なので、もう香港はいけないかなぁ。

歳をとったせいかストーリーが複雑すぎて、二度見しないと理解できない映画が増えた気がするので、どうしてもむかしの娯楽映画ばかり見てしまう。

 

f:id:sinanonano:20201102131134j:plain

この人も好き

リーヴァンクリーフ

クリントイーストウッドやジュリアーノジェンマの、マカロニウエスタンには欠かせない、「チョイワルだけど実は味方」がいい。

f:id:sinanonano:20201102131150j:plain

音楽も新しいものはカラダが受け付けなくなってきて、もっぱら聞くのはむかしのストーンズや70~80年代のロックばかり。

 

f:id:sinanonano:20201102131153j:plain

 

そして先週日曜もお気に入りの奥武蔵ライド。

スーキャリを持ち込もうと思ったが、世間は4連休とか。

土曜は高速が40km渋滞だったので、クルマはあきらめてまたオザワさんに自転車を借りることに。

7時半集合だけど余裕を見て6時に出たら、高速は意外に空いていて7時に着いた。

メンバーは先週と同じオザワさんとオダさんの「地元組」

午後は皆さん家の用事があるそうで、午前中だけのプチライド

舗装の上りで小休憩、このゆるさがたまらない。

f:id:sinanonano:20201102131238j:plain

f:id:sinanonano:20201102131247j:plain

今日も快晴。ジャンパーを羽織らないとちょっと寒いくらい。

f:id:sinanonano:20201102131242j:plain

先週と同じトレイルを下り、途中からオダさん先導で別なトレイルを走ることに。

f:id:sinanonano:20201102131253j:plain

ガレ場あり、根っこのドロップオフありと、かなりスリリングなルートだけど、オザワさんの中華カーボン号は、どこでも飛び越えてくれるので、自分がうまくなった錯覚を覚える(あくまで錯覚です)。

 

林道を終えて舗装路に出たところで、後ろを走るオザワさんが来ない。

地元で道は知っているはずなので、迷うことは無いだろう。

チェーンでも外れたかな?

とオダさんと待っていたが、なかなか来ない。

引き返してみるとコンクリートの舗装路に、立ち尽くすオザワさんの姿が,,,,

f:id:sinanonano:20201102131313j:plain

顔から血を流し、ヘルメットのバイザーが吹っ飛んでいる。

 

f:id:sinanonano:20201102131317j:plain

林道の左端を抜けようとしたら(赤い矢印)、用水路が1mくらい開いた穴で前転(✖の地点)、自転車に背負い投げをくらって、顔から落ちたらしい。

 

よく知っているはずなのにナゼ?と思ったら、

「いつも同じ所ばかり走っているので、こっちに来たのは何年も前で忘れてた」

とのこと。

プロテクターもなにもつけないので、よく骨折しなかったなぁと(首の骨が折れてもおかしくなかった)、感心した。

 

ケガしてるし、今日はこれで終わりにしようかと思ったら、

「せっかく来てくれたんだから走るよ!」

って。

「じゃあちょっと押し上げて、別ルート行きましょう」

ということになり、1時間ほど押し上げ。

f:id:sinanonano:20201102131329j:plain

ホントに誰も通らないので、雨で地割れが続いている

f:id:sinanonano:20201102131256j:plain

がんばって登ったぶんだけ、ここもゴキゲンな下りが待っていた。

と、下に下りてみるとこんな看板が

f:id:sinanonano:20201102131305j:plain

「ライダー諸君、心あるなら引き返せ!山が泣いている」

オフロードバイカーへの警告だった。

f:id:sinanonano:20201102131301j:plain

オフローダーだけでなく、ここはジムニストも多いようで、

 

f:id:sinanonano:20201102131333j:plain

見事に掘り返された跡が、延々と続いている。

 

粘土質なのでこれがよく滑り、押し上げも大変

とくに今日のオザワさんのシューズは、暴走族のあんちゃんが履いてるようなスリッポンなので、滑る滑る。

さっきのケガで心身ともにゲンナリしているところに、追い打ちをかけていた。

f:id:sinanonano:20201102131338j:plain

よくよく聞いたらMTBシューズ「ファイブテン」の、アディダスとのコラボモデルとか。

「族のレディスが履いてるヤツ」

なんてバカにしていたが、ブランドものだったのね。

f:id:sinanonano:20201102131342j:plain

そして山頂に到着。

森のなかは気温低いはずなのに、大汗かいた~。

今日のオザワさんのマシンは、カナダ(だったかな?)の「RSD」というメーカーの、クロモリバイク。

これもヤマザキさんの「おさがり」

RSDってなんの略だろう?

BMWみたいに地名とか、HPNみたいにハンスとピーターとナントカなんて、人名だったりして。

と、リアフレームの下のほうに「Rubber side down ↓」って書いてある。

「ラバーサイドダウン」って、ゴムの側を下に??

と思ったが、スウェーデンでオレさんに

「keep rubber side down」

と言われたのを思い出した。

ここでいうゴムとはタイヤのこと。

「タイヤの向きを下に」は、「タイヤを上にするな」ってことで、要は「ころぶなよ」

または「コケんなよ」の意味。

なんとも洒落のきいたメーカー名だが、オザワさん、しっかりコケてるし(*_*)

 

のこぎりで倒木を片付けたりしながら進み

f:id:sinanonano:20201102131350j:plain

こんな景色に感動したりして、今日のトレイルは無事(でもないけど)完了。

f:id:sinanonano:20201102131309j:plain

用のある皆さんと別れての帰り道。山田うどんを発見

f:id:sinanonano:20201102131406j:plain

むかし埼玉のワダケンの家の前にあった店以来だから、10年以上ぶりか。

f:id:sinanonano:20201102131358j:plain

モツの入ったパンチうどんのネーミングにひかれて注文。

汗のかいたカラダにしょっぱさが染みわたる

f:id:sinanonano:20201102131403j:plain

満腹で走ったら眠気が襲ってきたので、三芳SAでコーヒーブレイク

f:id:sinanonano:20201102131411j:plain

 

渋滞にハマらず3時に帰宅。

2週続けて乗ったので、GSも洗車

そろそろ風が冷たくなってきたので、スクリーンも冬用のロングに交換しよう。

f:id:sinanonano:20201102131416j:plain

 今週日曜はヤマザキさんらと、また子のトレイルを走る予定。

今度はさらに道をつないで15kmのロングなので、ケガしないよう気合を入れて走りたい。

ポタリング

更新の申請をしていた宅建主任士証を受け取りに、千代田区

前回申請のときは電車で行ったが、ふだんからめったに乗らないうえに、コロナで3月から7か月ぶりの電車だったので、乗り換えで迷いまくり。

ナビだと40分で着くところが1時間以上かかってしまったので、今回は自転車で来たら40分で着けた。

 

f:id:sinanonano:20201103181356j:plain

f:id:sinanonano:20201103181351j:plain

5年ごとの更新が必要だけど、宅建主任士(むかしは宅建主任者だったけど、格上げしたらしい)の試験は年々むずかしくなっているようで、もう二度と受からないはず。

とにかく問題と答えを丸暗記しないと受からない。

業界経験がいくら豊富でも勉強していないと、4択の問題がすべて〇に思えたり、反対にすべて×に思えてしまうので、むしろ未経験の主婦や学生のほうが、合格率が高かったりする。

不動産屋の社長でも免許持ってない人は大勢いるが、今は「事務所5人に対し1人の主任士」がいればいいので、免許を持っている社員を雇ったり、反則だが免許を持つ主婦やサラリーマンに、おカネを払って名義借りしているところもある。

いっそ弁護士と同じく「全員資格者必須」にすれば、何千(何万?)人の不動産屋が失業の危機に見舞われるので、行政も動かないんだろう。

 

せっかく来たのだから近くの靖国を参拝。

f:id:sinanonano:20201103181408j:plain

山が無い東京だけど、ちかくに靖国があるのはうれしい

f:id:sinanonano:20201103181414j:plain

靖国に来たらここも行かないと

f:id:sinanonano:20201103182414j:plain

f:id:sinanonano:20201103182357j:plain

f:id:sinanonano:20201103182402j:plain

先の大戦で海外で亡くなられた方の、あまりの多さに呆然とする。

f:id:sinanonano:20201103182409j:plain

f:id:sinanonano:20201103182334j:plain

f:id:sinanonano:20201103182348j:plain

1本100円で献花できる

f:id:sinanonano:20201103182339j:plain

 

千鳥ヶ淵はもうボートに乗れるのか(今度、娘を連れてきてやりたい)

 

f:id:sinanonano:20201103182419j:plain

ふだん首都高を走りながら見慣れた光景も、見る場所が違うとちょっと新鮮

f:id:sinanonano:20201103182424j:plain

せっかくここまで来たら、銀座のGUで娘の服を買って帰ろう

(うちの近所にはユニクロはあるが、子供服はGUのほうが絶対かわいい)

f:id:sinanonano:20201103182428j:plain

ここはいつもなら中国人客でごった返しているけど、コロナの影響でガラガラ。

静かに買い物ができて「コロナ様様」かな。

 

中国人観光客がいなくても、昼間の銀座は活気が戻っているようだ(夜はさっぱりらしいけど)

f:id:sinanonano:20201103182433j:plain

できるだけアップダウンの多いところを、遠回りして走ったので、おなかペコペコ

ひさびさの吉野家でショウガの酸っぱさが染みわたる~

f:id:sinanonano:20201103182438j:plain

穴場発見

 ほんとは山に行く土曜日に欲しかったけど、間に合わず。

みんなが履いている「防水ソックス」を買ってみた。

サイクルシューズは通気性のためかメッシュなので、雨上がりのトレイルを走るとグチャグチャに。

もう不快で不快でしかたなかった。

f:id:sinanonano:20201103181735j:plain

Mサイズは「25~26cm」、Lサイズは「27~28cm」

ふだん26cmなのでどちらにしようか迷ったが、「大は小を兼ねる」というか、小さくて窮屈な思いをするよりも、これから冬になれば防水ソックスの下にもう一枚、ソックスを履くかもしれないので、Lにした。

ちょっと大きいけどきついよりマシだろう。

f:id:sinanonano:20201103181831j:plain

土曜の山行が物足りなかったわけではないが、日曜は埼玉の奥のお山へ。

じつはこの前の日曜日、テレビで埼玉の山奥に移住した人が、パン屋を開業した番組をやっていた。

新しもの好きの奥さんが「食べたい」って。

地元のオザワさんにメールすると、

「うちの近所だから日曜日来れば?」

って。

「オレの自転車貸すからバイクで来て、朝イチで自転車乗ってパン買って帰れば?」

とも。

ありがたいお言葉に甘えて、朝6時にGSで自宅を出て、7時過ぎOさんの家に到着。

f:id:sinanonano:20201102131354j:plain

ナビの通りに行ったら、市街地を抜けてどんどん山道を登っていく。

「ひょっとしてタヌキかキツネに化かされてるんじゃ?」

なんて不安になったところで、急に視界が開けてOさんの家に着いた。

裏山には「カモシカ」がよく出て、農作物を荒らされるとか。

実家のある長野ではカモシカは「県獣」に指定されているが、ここは標高300mくらい。

カモシカってもっと高山地帯にいるんじゃないの?

と思ったが、どうやら普通のシカではないらしい。

 

そしてOさんの中華カーボン29erをお借りして、舗装路を登ること10分、

お寺に着くとオザワさんの地元の自転車仲間、オダさんが待っていた。

 

オダさんの自宅からも自走で20分。

東京から高速に乗って80kmの私から見れば、なんともうらやましい環境だが、彼らからすればこれが当たり前。

長野に住んでいたころは、朝起きて天気がいいとスキーに行き、雪が降ればやめにした。

都会の人が吹雪でも滑っているのを見て、不思議に思ったものだが、東京に住んでみて、スキー場の宿の予約があるので、雨でも雪でも行かなくてはならないことを知った。

オザワさんたちからすれば、朝イチで自転車に乗っても、9時か10時に帰宅して家の用事や、家族との時間が過ごせるこの生活が当たり前なんだろう。

 

そこから舗装路を30分ほど自走で登り、展望台に到着。

f:id:sinanonano:20201103181739j:plain

オダさんは私が2回だけ乗って手放した、ロッキーアルティチュードのアルミフレーム。

もっと早く知りあっていれば、私のカーボンを安く譲ったのに、残念。

 

f:id:sinanonano:20201103181750j:plain

遠く右側に新宿のビル群が。左端にはスカイツリーも見える。

 

そしてOさんたちのホームグランドのトレイルを走る。

f:id:sinanonano:20201103181755j:plain

激坂下りあり岩場あり、丸太が縦に並べられて雨なら滑って危ない難所も、今日は乾いていてとにかく楽しい。

なによりオザワさんに借りた、中華カーボンの走りやすさに感動。

これもYさんのおさがりをオザワさんが買ったものだが、軽い車体に160mmのロングサスが、ほんとうに乗りやすい。

「自分のスーキャリより乗りやすいかも?」

なんて思ってしまうほど。

ふだんはビンディングペダルなので、難所で跳ねると足がペダルから離れてしまう、フラットペダルに戸惑ったが、しっかり踏み込んで荷重すると、コーナーでペダルの上で「足をひねって」、カラダをコーナー出口に向けることができるので、ビンディングより乗りやすいかもしれない。

5キロほどのゴキゲンなトレイルの終点は、ちょうどオザワさんの家の横だった(^-^;

これぞほんとのプライベートコース。

オザワさんはこの山の地権者ではないらしいが、関東の山なら当たり前のハイカーにも会わないし、MTB乗りも皆無。

「ここはめったに人と会わないよ」

って。

ほかにも枝分かれするトレイルが数本あるらしいが、今日はパンを買わなければ。

着替えて私はGS,オザワさんはアヤシイTW250改で、パン屋に向かうこと5分。

 

道路にはたくさんのクルマが駐車していて、ゲートの入り口にはおじいさんが交通整理中。

バイクを停めて行こうとするとおじいさんが

「予約はしてますか?」

って。

「は?」

と答えると

「予約が無い人は入れません」

って。

f:id:sinanonano:20201103181801j:plain

パン屋さんはさらに奥にあるらしく、テレビ放送後に客が殺到。

ところかまわずクルマを停めるので、近隣とトラブルになったらしい。

こうしているあいだにも続々とクルマがやってきて、おじいさんと押し問答。

みんなUターンして帰っていった。

正直このパンを食べないと死ぬわけもなく、私が住む東京には星の数ほどパン屋はあるので、引き揚げることに。

せっかく来たのだからと、オザワさんがこちらも山奥の蕎麦屋さんに、連れて行ってくれた。

f:id:sinanonano:20201103181820j:plain

山のなかにあるお蕎麦屋さん

予約なしで入れたがほぼ満席。

f:id:sinanonano:20201103184822j:plain

900円の2種類のそばづくしと、野菜の天ぷらを注文したら

f:id:sinanonano:20201103184827j:plain

二段重ねのお重のなかは、おかずがぎっしり。

なんとか完食したけど、食べきれなければお持ち帰りもできるらしい。

f:id:sinanonano:20201103181811j:plain

蕎麦湯は竹を切った器

ここはご主人が大工さんで、建物から食器まで全部手作りらしい。

火曜から土曜までは本業をしていて、日曜と月曜だけ家族で蕎麦屋をやっているそう。

 

ここよりさらに高いところにあるオザワ邸、

オザワさんはサラリーマンだが、

「週末だけピザ屋とかソバ屋とか、自宅でなんかやれば?」

というと

「そんなことしたら自転車で走る時間が無くなる」

って。

町が運営する「空き家バンク」でここ数年、さっきのパン屋さん含め移住する人が増えたようだが、都会にも近くて田舎も味わえる「トカイナカ」が人気らしい。

 

自然破壊とか登山客とのトラブルで、

「そのうちMTBで走れる場所がなくなるかも?」

と、プライベートコースが作れる山を探していたが、ここならまだまだ走れる場所があるし、なにより東京から1時間ちょっとで行けるのがいい。

自転車を置いておけばバイクで来れるので、高速の渋滞も関係ない。

週末ハウスを探してみようかと奥さんに話したら

「埼玉って夏、暑いんでしょ」

とひとこと。

たしかにここは標高も低いけど、オザワさん曰く

「川が近いと夏でも涼しいよ」

とのことなので、ちょっとまじめに探してみようか。