R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

将来が心配

先日のペダルの代替え品が届いた。

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左がスピンドル(軸)が動かないスーパーブルーニモデル。

右が代替え品のブラック

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地味だけど走り出しちゃえば気にならない。

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そして日曜はまたオザトレへ

朝4時半に起きて持参するコーヒーを淹れて

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5時半に出発。

もうこんなに明るい。

今日は28度の予報だけど涼しくて、高速ではパーカを着ててもちょっと肌寒い。

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そして7時前に無事オザワ邸に到着、オダジマさんといつものお寺の駐車場で合流。

20分ほど自走して第一休憩ポイント到着。

いつものように公道を占拠して寝そべる人たち

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私は朝作ったおにぎりで朝食

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さらに30分漕ぎ上げて、1本目のルートはオダジマさんが整備してくれた「Sトレイル」

オフ車が激坂登りのアタックを繰り返して、すっかり掘れてしまっている。

枯れ枝や倒木だらけだったのを、昨日オダジマさんがひとりで片づけたそう。

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こ、こ、ここ下るの??

奈落の底へ落ちていくような.....

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太いタイヤのオフ車ならなんてことない溝も、細いタイヤのMTBは走りづらいし、ペダルがひっかかったら進まないⅤ字の谷。

むかし「いわきツーリング」のパンチリエゾンにあった、水平対向エンジンのGSだと左右のシリンダーが当たって登れない、「GS殺しの谷」を思い出す。

溝のなかは岩がゴロゴロで、気を抜くとハンドルを取られて前転しそうになる。

なのでできるだけ左右の「へり」を走るが、バランス感覚が鈍い私はズルズル滑って、すぐ溝に落ちてしまう。

Ⅴ字の谷が終わると岩がゴロゴロしたガレ場と、木の根っこ地獄が待っていた。

そんな難所もニューウェポンのコナ吉くんは、乗り手に関係なく車体をグイグイ、前に前にと運んでいく(乗り手は置いて行かれる)。

以前ならブレーキで減速した木の根や岩のドロップオフも、太いタイヤと長いサス、よくしなるカーボンフレームで、そのまま飛んだほうがラクに走れることが、すこしづつ分かってきた。

とはいえ悲しいかなマシンの性能に、乗り手の技量が追い付いていないので、調子に乗ると飛んだあとが大変。

せまいルートを右に行くか左に抜けるか?

一瞬の判断ミスで木の根や岩にひっかかり、2度ほどコースアウトしてヤブに突っ込んだ。

エグい区間をなんとか抜けて大岩で休憩。

ここを「笑いながら」走れたら、レベルアップ間違いなしだろう。

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ここには有名な湧き水もあるが、子供のころ見た「ウルトラQ」で、山で迷った男が沢の水を飲んで、巨人になったのがいまもトラウマに。

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とりあえず飲んでも大丈夫そうなので、次回はこの水でコーヒーでも淹れてみようか。

 

そしてSトレイルからもう一度漕ぎ上げて、いつもの第2休憩ポイントに到着。

ガレ場の下りはバランスとりまくりで、かなりの全身運動になる。

ずーっと中腰のスタンディングなので、ただ下るだけなのにヒザがガクガク、太ももパンパン

そこからまた30分ほど漕ぎ上げるので、疲労感も倍以上に感じるけど、これもいいトレーニングとポジティブに考える。

この日もロードの自転車乗りがたくさん峠を登って行ったが、登りも軽いコナ吉は、遅いローディなら余裕で追いかけられる(注;自転車の性能がいいのであって、脚力がついたのでは決してない)

当然グループでも速い人は速く、遅い人は取り残されていく。

途中で休憩していた、どう見ても私より若いおじさんが

「若いモンにはかなわないよ」

なんて言ってるのを聞くたびに、情けなくなるやら、腹が立つやら。

「オレも若いころは〇〇だった」

なんて自分への言い訳ばかり考えず、ガシガシ鍛えて

「ジジイのくせにすごい!」

といわれるほうが、はるかにカッコいいのに。

さいわい私のまわりには、スガワラ爺をはじめ「ジジイの星」がたくさんいるので、今年60歳と言われても、

「だからどうした」

と思ってしまうけど。

(あっ、今日5月31日はじ~じ80歳のバースデー!、おめでとうございます~💛)

 

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ゴリラでツーリングに来て、コーヒー淹れてる人とか

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アマチュア無線やってるおじいさんとか

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どこでも寝てしまう人も(^-^;

 

ここからはいつものルートをまた漕ぎ上げ。

速いローディー軍団に挑むも撃沈(*_*)

いままではトレーニングだと思って、平日も都内を自転車で走っていたが、クルマやバイクで大通りを走っていて、流れが悪いところはだいたい路肩を自転車が走っている。

「トロトロ走りやがって!」

「邪魔くせー!!」

なんて追い抜けずにイライラしているドライバーたちから、見えない呪詛の声が聞こえてくる(気がする)ので、できるだけ自転車は乗らず歩くようにしているが、そろそろジョギングでも再開しようか。

そしていつものオザトレルートを下って、これもいつもの休憩ポイントで小休止

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さっきのSトレイルがハードすぎたせいか、コナ吉がたのしすぎるのか、いつものオザトレがラクに感じて、みんなやたらペースが速い。

ふだんはブレーキングするガレ場もノーブレーキで突っ込んで、あやうく「飛びそうに」なったり....(*_*)

クルマでなくGSで来ているので、万が一ケガすると帰りが大変。

なので無理は禁物なのに、とにかく前に進もうとするコナ吉に背中を押され、ついハイペースに(ウデが無いんだから本当に気を付けないと)

 

歳のことは言いたくないけど、間違いなく目は見えなくなっているし、反射神経も鈍くなっているのは間違いない。

なのでどうしても

「あと何年たのしめるか?」

「走れるうちに走らないと」

と、つい無理してしまう。

 

そして無事下山し、これもいつもの光景

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その場でもぎたての夏ミカンをいただく。

大汗かいたカラダにビタミンⅭが沁みわたる~

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帰りは交換してもらったペダルをお店に届けて

今までのペダルよりほんの少し幅広になったので、グリップ感が増したこともペースが上がった要因かも?

もとはピザ屋さんだったそうで、自転車屋さんとは思えない外観と内装。

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ここはサイクリストのメッカなので、この日もたくさんのローディが走っていた。

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帰りのSAでコーヒー休憩。

この時点でまだ12時半。

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緊急事態宣言中だけど、SAは大混雑

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帰宅してシャワーを浴びて、洗濯しながらお昼ごはんを食べて、夏ミカンをむく。

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朝は早いけど半日遊べて、往復の高速代が2000円+ガソリン代が1000円は、ほんとうにコスパがいい。

オフ車が荒らしまくってハイカーや林業関係者から、町役場に苦情が来ているらしい。

 

私もむかしは「そっち側」だったので、エラそうなことは言えないし、どんどん走れる場所が減っているバイク乗りの気持ちも分かるが、荒らすだけで整備しないオフローダーやジムニー乗りは、反省しないなら淘汰されても仕方ないだろう。

イカーは高齢者が多いので、オフ車もマウンテンバイクも見分けがつかないらしいので、バイクもMTBもまとめて「走行禁止」に、ならないことを祈るしかない。

 

 

梅雨の合い間に

平日は雨が降ったけど、日曜は晴れそうなのでオザトレへ、GSで向かった。

午前中はオザワさんが地元町会の「草刈り」に参加するとのこと。

地域の活動は大事なので、12時集合で午後走ることに。

バイクだし2時間あれば余裕で行けるだろう。

途中のSAで食べようとおにぎりを握って、10時に自宅を出発

と、日曜早朝ならみんな80km/hで飛ばしているところ、昼間は渋滞するほどではないけど、それなりにクルマが多くて、バイクでも思うように進まない。

「高速が30分、オザワさんちまで30分」で逆算すると、SAで休憩する時間はなさそう。

休まず直行して11時45分にオザワ邸到着。

チャチャっと準備してもう一人のジモティ、オダジマさんが待つお寺の駐車場へ。

 

駐車場に着くとオダジマさんが誰かと話している。

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ハスクバーナで釣りに来ていた、練馬ナンバーの男性。

新車】ハスクバーナ待望の250ccストリートモデル「SVARTPILEN 250」が ...

たぶんこのバイク。

見ると「腹サイクル」のステッカーが。

あとで原さんにメールしたらお客さんとのことで、偶然に驚いていた。

このハスク、リアキャリアが無い。

なので釣り道具満載のバッグを載せると、かなりきついポジションに。

朝から数匹釣れたので、これから別の場所に移動するとか。

 

私もMTBでなく釣りにハマっていれば、危ない思いはしなくて済んだのに......。

な~んて思うが、30年くらい前、釣具屋のOさんにフライの道具一式を「買わされて」、初めてフライフィッシングなるものに連れていかれたとき、うしろに振った糸が茂みに絡むわ、せっかく釣ったサカナを食わずに、リリースすることに納得がいかず、以来、一度も釣りをやっていない。

子どものころ近所の川や千曲川で釣りをしたが、釣ったサカナはその日の晩ごはんが当たり前だった。

キャッチアンドリリースって資源保護とか動物愛護とかいうけど、釣り針が口に刺さるって、ぜったい痛いだろ。

「サカナの口は神経が無いので、痛みを感じない」

なんて意見もあるが、エサを食ったと思ったら、いきなり「巨人」に釣り上げられるサカナの恐怖を、想像したことはあるだろうか。

 「ニンゲンの楽しみで釣って、生殺しでまた逃がす」の繰り返しは、ものすごく残酷なことをしているように、思えてならない。

 

無鉄砲な私のこと、狭い川でチマチマ釣るよりも、大物狙いで海釣りに挑戦するはず。

テレビで荒れた海の岩場に取り残され、ヘリに救助される釣り人が、自分とダブって見えて仕方ない,,,,,,

 

そして30分ほど激坂を漕ぎ上げて、いつもの第一休憩ポイントに到着

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ほとんどだれも通らないのをいいことに、ゴロ寝休憩のジモティーライダーズ

 

私はさっき食べられなかったおにぎりをバクバク

今日は暑くて大汗をかいたので、シオ昆布の塩っけがカラダにしみわたる

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そしてさらに30分漕ぎ上げて、第2休憩ポイントへ

 

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ここでもまた寝る地元のオジサン

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去年初めて来たころは、ここまでヒイヒイいっていた気もするが、今日は息も切れていない。

ふだんもトレーニングを兼ねて歩いているけど、体力アップした実感はないので、やっぱりギリギリまで軽量化したマシンの効果だろう。

 

そしてさらに30分漕ぎ上げて頂上へ。

って、あっという間についてしまって

「こんなに近かったっけ?」

とみんなで拍子抜け。

オダジマさんもオザワさんも、毎週一緒に走るようになって(地元の彼らはその気になれば、毎朝走れる)、走力が向上したと言っていた。

途中、ロードの人が抜いていったけど、見るからに軽そうなカーボンレーサーなのに、ハアハアゼイゼイ苦しそう。

こちらはギアも中段までしか使っていないので、その気になれば追い超せるだろう(追いかけないけど)

 

そしてプロテクターを付けてお待ちかねの下り。

と思ったら、遠くから2stオフ車のエグゾーストノートが響いてきた。

これから下る森のなかの激坂を、登ってきているらしいが、かなり難儀している様子。

なんとか上がってきたのは品川ナンバーのKTMだった。

ここを下る数人のハイカーも、危ないのでバイクが通り過ぎるのを待っていた。

ここは「オフ車禁止」なので、本来なら注意すべきなんだろうけど、彼らも走るところがどんどん制限されてかわいそう(自分もむかしは「あちら側」だったし)。

あっというまに行ってしまったので、話す間もなかったが、あちらも止まったら文句言われると、思ったのかもしれない。

 

そしてオタノシミの下り。

数日雨が続いたので、木の根がチュルチュルよく滑っておそろしい。

ビビッてブレーキかけると転倒必至、

なのでできるだけ木の根を避けたラインを降りていく。

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なんとか下りの第一休憩ポイントに到着。

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オダジマさんとオザワさんが、それぞれのマシンを試乗会

私より若いけど、さすがMTB歴20年はダテじゃない。

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イカーのために土砂が雨で流れた場所を丸太で埋めて、歩きやすくしているところは、晴れていても上に乗ると滑るが、濡れた今日はさらによく滑る。

文字通りここが「自分の庭」のオザワさんは、丸太ラインを外して別ルートを降りてきたが、

「どこ走ってもよく滑るよ」って(^-^;

ほんとうは雨や雨上がりのあとはトレイルが傷むので、模範的な自転車乗りは走らないらしいが、できるだけ「ローインパクト」を心がけるので、お許し願いたい。

 

2時間かけて登って、下りは休憩しながら1時間。なんとか無事下山できた

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オザワさんちで自転車を預かってもらえるので、バイクで来れるのがありがたいが、万が一ケガでもしたらバイクで帰れなくなる。

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サクサク着替えて帰宅。

と市街地まで下りてくると本当に暑くて、高速のSAでコーラ休憩。

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ナントカ宣言中だけどSAは大混雑で、3時過ぎの高速も渋滞が始まっていたが、注意しながらソロソロとすり抜けて、2時間かけて5時に無事帰宅。

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まだ明るいうちから風呂入って、ビールが飲めるシアワセを噛みしめながら、寝落ち。

疲れていないようでも、しっかり疲れているのは、やっぱりトシなのかナ。

BーCOM6Ⅹの進化

また自宅ポストにアヘッドを、じ~じがこっそり届けてくれた。

てっきり御殿場のガレージに籠って、来年のアフリカエコレース用のジムニーを制作中かと思ったけど、ひとりはさびしいから帰ってきたのかな?

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1250GSは走り出すとラクだけど本当に重たいし、ロングツーリングも行かないので、生産中止のSRとかGB350みたいな、単気筒のコンパクトなバイクが気になっている、今日この頃。

400じゃ物足りないだろうからとSR500を調べたら、1999年に生産を終了していた。

車検があるのは500も400も同じだし、限定解除の一発試験しか無かったむかしと違い、教習所で大型二輪が取れる今なら、500でも売れそうな気もするが。

400と同じく新しい排ガス規制に通らないのでは仕方ないけど、いま流行りのSDG‘sとか温室効果ガス削減とか、日本より中国やアメリカ、アフリカやインドなどの途上国こそ、厳しくしたほうがいいと思うのは、私だけ?

ひと昔前の火力発電所に比べれば、バイクの排出ガスなんて、たかが知れてると思うけど,,,,,

 

自転車のペダルがヘタってきたので、アマゾンでポチ

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クランクブラザーズのマレット

マレットはこれで3個目。

今回は左右色違いの「スーパーブルーニエディション」というのを買ってみた。

(「なんとかブルーニ」ってダウンヒルチャンピオンがデザインしたらしい)

これで週末はオザトレへ

と思ったけど、商品と一緒に手紙が

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左側ペダルのスピンドル(ペダルをクランクにつけるときの「軸」)が、硬くて回りづらいそう。

バラして組み立てたけど状態が改善しないので、気に入らなければ返品に応じますと、ご丁寧に書かれていた。

どうせボロボロになるし、少しぐらいなら気にしないつもりだったが、たしかにシブくて回らない。

 

東松山の物見山といえば、ワダケンに連れられてロードでよく走った場所で、オザトレにも近い。

べつにこのブルーニモデルが欲しかったわけでもないし(他人と違うものを欲しがる天邪鬼なので)、こんな良心的な店なら信用できるので、ノーマルのマレットがあるなら買おうと思い、電話してみた。

「在庫を確認して連絡します」とのことなので、もしあれば日曜日でも行ってみよう。

 

そして雨の晴れ間を狙って、またライコランド東雲店へ。

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先日買ったBーCOMのアタッチメントは、私が持っている「5X」では付かないので、最新の「6X」を買いに来た。

BーCOMは去年修理でお邪魔したので、5Xでは付かないか電話で聞いてみた。

「加工すれば付けられますが、オフィシャルには付かないことになっています」

とのこと。

まだ新しいと思っていたが、子どもとタンデムするために買って早5年。

またかぶるかもしれないツアークロスと、子供用に5Xを残し、普段かぶるショウエイには6Xを付けようと思った次第(いちおう営業用なので(^-^;)

(ついでに硬くて付けられなかった、インナーシールドの「ピンロック」も付けてもらえればありがたい。

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先週の土曜日は激混みだったので、空いていそうな平日にお邪魔した(時間が自由になる自営業の特権)。

さすがにガラガラ。

先日フィッティングしてくれたKさんが覚えていてくれて、BCOMを無料で取り付けていただいた(もちろんピンロックも)

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自宅から下道で約9キロ。

今日は山手通りから湾岸道路を経由して行った。

片岡義男の原作映画「湾岸道路」で、樋口可南子がハーレーで乗り出すシーンがあったなぁ。

これは草刈正雄と別れる前のタンデムのシーン。

1984年ってノーヘルOKだったっけ??

ラストに樋口可南子がハーレーで、ヨロヨロ走り出すシーンは探したけど無かった。

ストーリーもよく覚えてないけど、草刈正雄32歳、樋口可南子26歳、美男美女だったのは記憶に残っている。

私は23才の小僧で、まだディズニーランドも無かった湾岸道路を、ヨンフォアで走っていたような。

www.youtube.com

今日はお台場経由で帰ってみた

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ほんとは左側がお台場海浜公園で、海が見えるはずなのに、オリンピック向けに整備しているのか、はるか彼方までフェンスで見えない。

 

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そして新型6X(ってもう発売から2年以上たってるので、そろそろ「7X」発売のうわさもチラホラ)

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コードが細いうえにむき出しで、断線しやすかった下の5Xに比べて、上の6Xはコネクターの位置が変わって、アタッチメントのなかに配線を収納できて、たぶん断線しにくくなったような。

なにより驚いたのは電源を入れると、今までは

「B-COM1calling」

と気取った英語のアナウンスだったが、6Xは日本語の女性の声で

「ビーコム1,起動」

ってアナウンスされるのがいい。

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せっかくなのでバイク乗りには有名なメカニックスグローブを、MTB用グローブとして購入。

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もうじき還暦だからか、もともと赤が好きだからか、つい赤を選んでしまう自分がかわいい。

とりあえずバイク用品はもう買う予定が無いけど、なにか買うならまた行きたい、ライコランドなのでした。

 

ジェットの快感

 マウンテンバイクをクルマに積むとき、外したリアタイヤが荷室の天井や、自転車のフレームにあたるのがイヤだった。

ホームセンターでお風呂のふたのバスマットを買って、緩衝材にしていたが、どうしても車内が汚れるのが我慢ならない。

なので近所のユザワヤでキルト生地を買って、タイヤバッグを作ることに。

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29inchだと縦横ざっくり1m✖1mくらい必要。

2台積みだとリアタイヤが2本になるので、2m✖2=4m買ってみた。

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片面1m切って「はし」をじょきじょき丸くカット

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「はし」がほつれないよう織り込んでチクチク

ロックミシンがあれば簡単だけど、年に数回しか使わないのではもったいない(けっこう高いし)。

積んだときブレーキディスクが自転車のフレームや、重ねたタイヤに当たって曲がったり傷つかないよう、ディスクと反対のベアリング側の両面に、「緩衝材」として要らない座布団を縫い付ける。

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去年買い替えたミシンはこんな厚めの生地も縫えるので、ストレスがたまらなくていい。

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こんな感じ

そして両面を縫い付けて、「口」をしばるヒモ通しも作って

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完成。

ちょっと大きかったかも?

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最近は細かい仕事すると「目の奥」が痛くなる(眼精疲労?)

もう一枚作る予定だったけど、またの機会にして、次に向かった先は

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大型バイク用品店「ライコランド東雲(しののめ)店」

この手の大型バイク用品店はいつも混んでいて、店員も不親切なイメージが強くて、あるのは知っていたけどなんとなく、敬遠していた。

来た目的は

「ジェットヘルメットを買うこと」

いつもかぶっている「アライのツアークロス」、

シールドをあげたとき、上で「カチッ」っと止まらなくなった。

走行中暑くてシールドをあげても固定せず、シールドがずり下がってしまうので、ちょうど目線の高さに「シールドの切れ目」がある状態。

これがすっごいストレスだった。

買って2年だけど、自分で直すのもめんどくさい(最近ほんとにものぐさになった)。

アライに送れば修理してくれるらしいけど、たぶん1週間は戻らないが、ヘルメットは数年ごとの買い替えのたびに、誰かにあげてしまうのでスペアが無い。

オフロードを始めて20年余り、ずっとオフロード用のフルフェイスをかぶっていたけど、今年も夏は暑そうなので、この機会にジェットでも買ってみようかなと。

 

長年アライ派だったけど、いざネットで検索すると、気に入ったカラーが無い。

ホワイトでもいいかと思ったけど、白バイみたいでいやだなぁ。

以前、高速道路で私の前をクルマで走った知り合いが、

「前から見るとバイクが白いので、あれでヘルメットも白ならまるで白バイだね」

と言われた。

高速では飛ばしているクルマ数台のあとを、ほどよい距離を保って「そーっと追走する」のが、覆面パトに捕まらないコツだと思っているので、白バイと勘違いされて、みんなによけられてはたまらない。

交通事故抑止には貢献できるかもだけど、あわててよけたあと「白バイじゃない」と分かって、あおられてもイヤなので白は却下。

GSHPは白と青と赤だけど、ショウエイによさそうなのがあった。

JクルーズⅡのブルーとブラックのヤツ

www.shoei.com

ショウエイはむかしオフロード用のホーネットをかぶっていたけど、サイズは忘れてしまったので現物を見に来た。

いつもなら自宅から10kmくらいの、川崎のラフローに行くところだけど、ライコランドは都内最大の広さで品数も豊富らしいので、

「現物かぶってサイズさえわかれば、ラフローでもネットで買ってもいいかな?」

と、軽い気持ちで行ってみた。

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道路から「狭くて入りづらい」バイク専用の入り口を入る。

ナビだと湾岸道路を千葉に向かって、店舗を超えて左折だけど、入口はUターンするように曲がらなければならないので、店舗の手前を左折して「右折入庫」したほうがラクかな。

広い駐輪場だけどほぼ満車。平日でも来れるのに土曜にきたことを後悔した。

ヘルメットコーナーは全メーカーあるのか?ってくらいの品ぞろえ。

なつかしいAGVやNOLANもあった。

18歳から20代はAGVのジェットが多かった。

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たぶんハタチくらい。

当時乗っていたGL400で、同級生のKくんと湘南にツーリングしたときの一枚。

K 君は長野の同級生で東京の大学に進学していた。

バイク禁止のお父さんだったので、高校時代は免許を取れなかった。

進学して親に内緒で免許を取って、このヨンフォアを乗り回していた。

卒業して長野の企業に就職したが、ヨンフォアは持って帰れないので私が引き取った。

たしか20万円だったけど、40年くらい前の中古車はそんなもの。

限定解除を取って初めて買ったバイクはCB750Fで、当時から不人気車だった。

知り合いから7万円で買ったけど、今なら何十万もするのが信じられない。

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ヘルメットは黄色いAGVのジェットを、勝手に自分のトレードマークにして、毎回買い替えていた。

PENZOILのキャップをかぶって、足元はSIDIのトリプルカラーのロングブーツを、リーバイス501で隠して。

ヘインズの白Tシャツに、渋谷のバックドロップで買った「OSHKOSH」のダンガリーシャツ

ちょっと寒ければポロのトレーナーかMAー1が、このころの定番だった。

当時の愛読書が片岡義男だったので、小説の主人公そのまんま。

このころから周りが着ている、派手にブランド名がプリントされたジャンパーが、みっともないと心底思っていた

今はなき?麻布十番の「ブルックランズ」で売っていた、白地に「BMW」や「DUCATI」と派手にプリントされた、フランス製のオサレなジャンパーは別。

まだハタチの小僧には、3万円もするナイロンジャンパーは、高嶺の花だった

(しかも白地じゃすぐ汚れるので、バイクじゃ着れないし(*_*))。

今ならどこでも売っているベルスタッフのオイルジャケットも、ここで知った。

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これは「鯉」、ほかに「雷神」とか「桜の花吹雪」とか、アライのジェットはこんな変わり種が多いの?

でもCBナナハンとか100GSとか、旧車に乗るならかぶりたい。

 

お客さんもたくさん来ていた(ナントカ宣言中では??)。

意外にも若者やカップルが多いのに驚く。

数人いるヘルメットコーナーのスタッフさんも、接客に大忙し。

こうなると人見知りな私は、もう声がかけられない(*_*)

おそるおそる

「試着できますか?」

と聞くと

「だいじょうぶですよ」

とアタマにかぶるメッシュのネットをくれた。

一瞬、むかしなつかしAGVの黄色いジェットもいいなぁと思ったが、夏でも涼しかった40年前と違い、猛暑の今ではベンチレーションの無いメットは、自殺行為なのであきらめた(さすがにGSには合わないし(*_*))。

アライもショウエイもたくさんあるので、勝手にいろいろ試着させてもらう。

どちらもサイズはLがちょうどいい。

サイズはわかったしいつまでたっても混んでいるので、もう帰ろうかと思ったら、スタッフさんと目が合った。

「何かお探しですか?」

と聞かれたとき、この店はアライとショウエイの、フィッティングカウンターがあったので

「このツアークロス、シールドが止まらないんですけど」

と、おそるおそる聞いてみた。

「あっ、ちょっと見てみましょう」

って、カウンターでばらされるツアークロス

「ロックするところのプラスチックが折れてますね、換えますか?」

「お、お、お願いしまっす」

というわけでチャチャっと交換していただいた。300円なり

「アライに送ろうと思ってたんです」

というと、

「まだ新しいし、送料と修理代がもったいないですよ」

ってやさしいお言葉💛

 

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こんな親切なお店ならもうジェット買うしかない。

というわけでショウエイのJクルーズⅡをお買い上げ

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40年以上バイク乗ってて、人生初のフィッティング中。

アタマのサイズを測ってもらい、コンピュータに入力。

私の適正はLサイズだけど、左右はちょうどいいけど前後にちょっと「すき間」があるそう。たしかにかぶったとき

「ちょっとゆるいかな?」

と思ったけど、Mではきつかったので、Lでいいかと思った次第。

スポンジパッド重ね張りで調整していただく。

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かぶってみると、お~ぴったり🎵

「合わなかったらいつでも調整します」とも。

 

「アライとショウエイ、どっちがいいんですか?」

と聞くと、

「最近はショウエイのほうが売れている」

そう。

コンピュータでフィッティングできるのはショウエイだけで、アライはいまだに「職人の勘」でやっているそう。

過去の購入客の膨大なデータをコンピュータにインプットして、その人にあったかぶり心地を目指しているとか。

ヘルメットの曲線も丸いだけのアライと違い、ショウエイは曲線を多用して、今風に仕上げているのも、若者や女性に人気の原因らしい。

たしかにスガワラ爺もアライ派だけど(メーカー供給品でなくちゃんと自腹で買っている)、アライ派は年配が多いように思うのは、気のせいか?

今回ジェットを買うにあたり、長年ジェットをかぶっている津田山ブラザーズのササキさんに電話で相談した。

ササキさんはアライ派とかで、

「アライ以外はアタマが痛くなる」そう。

でも私がショウエイのヘルメットの話をしたら、

「ショウエイにはBーCOMの専用アタッチメントがあるらしいよ」

と教えてくれた。

sygnhouse.jp

これも聞いてみると

「ありますよ」

って。

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ベースのプレートを外して

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専用のプレートを張り付け(これもやってもらった(^-^;)

 

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GSHPのカラーって、もっとブルーが多いかと思ったけど、やっぱり白が多かったみたい。

いつまでこれに乗るか分からないけど、最近は毎週のオザトレのツーリングで重宝しているし、重たい以外は不満も無い。

買いたいバイクも無いので(ハーレーのパンアメリカは前評判がよくないし)、もうしばらくは乗るんじゃないかな。

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それにしても高層マンションが乱立している。

むかしのこのあたりは倉庫か工場しかなかったような。

「東雲」と書いて「しののめ」なんて読める人は、ごくわずかだろう。

このあたりは「13号埋め立て地」と呼ばれていたか、とにかく何もなくて夜は真っ暗。

来ているのは暴走族か、クルマでいちゃつくカップルくらいだった。

夜、仕事が終わったあとウィンドサーフィンの練習に、毎日のように通ったけど、当時の東京湾はほんとうに汚くて、ボードから落ちるとTシャツが茶色く(*_*)

いやでも上達した。

30年前のバブルのころ、すぐ近くにこんなのもあった。

 

MZA有明 クラブ・ガディル | Club & Disco ミュージアム

当時は「エムザ有明」というディスコ、というかライブハウスやレストランの複合施設で、経営が変わった今は改装して、プロレスなんかをやっているらしい。

 

 

いまだに「現金買いがお買い得」なんて、時代錯誤なラフローより、こっちのほうが家から近いし良心的。

なのでこれからはごひいきにさせていただきます

(ってウェアももう買わないし、社外品もつけないので用事が無いけど(*_*))

 

帰りはさっそくジェットヘルをかぶってみた。

何十年もチンガードが当たり前だったので、視界がいっきに広がって、開放感がハンパない。

あまりの開放感にこわいくらいだけど、ぶつかったら顔面粉砕なので、安全運転を心がけようと強く思った。

 

そして無事帰宅して、おまけの「ピンロック」を取り付け

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と思ったら、硬くて付けられない。

無理やり付けてまた壊したら....

なんて思ったら、またライコランドでやってもらおうかと思案中。

ピンロックは二重シールドのことで、ツアークロスにも付けているけど、曇らなくて重宝します。

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かんじんのB-COMも取り付け方がわからず(*_*)

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私のは「5Ⅹ」だけど、取り付け可能機種は「ONE」「6X」「4X」だけ?f:id:sinanonano:20210517162022j:plain

もうね、ほんとにめんどくさいのが苦手。

5Xがダメならこれはツアークロス用に残して6X買うので、またライコさんでやってもらおうか?

 

翌日曜はオザトレだったので、両耳にipodのイヤフォンをして、GSで向かった。

高速道路でのジェットヘルの印象は、

「とにかくよく見える」

ツアークロスでは気になった風切り音も、ジェットなのに本当に静か。

BーCOMじゃないけどipodでも、ラジオの音がかなりクリアに聞こえる

ひとり親方の私は、会社にかかってくる電話を携帯に転送しているので、電波さえ通じればとりあえず仕事はできる。

さすがにオザトレは圏外の場所が多いけど、急を要する電話はまれなので、電波が通じるところでかけ直せばいい。

さすがにきつい登りでハアハアゼイゼイしているときは、電話の向こうの相手も

「だ、だ、大丈夫ですか?!」

と心配されるけど(^-^;

日曜の早朝に電話はかかってこないし、いまだ携帯に一曲もダウンロードされていないので(やり方がわからない)、もっぱらラジコでラジオを聞きながら走っている。

この日もお供はラジオ日本で昨日やっていた、「タブレット純 音楽の黄金時代」

懐メロを愛すシンガー?のタブレット純が、昭和の名曲を2時間かけまくるもので、私が子供のころ聴いていた、昭和歌謡のオンパレードを口ずさみながら、走っている。

まちがってもJーWAVEのホット100とか最近の歌は、アラカンおやじの心に響かないので、聴かなくなった(でもinterFMのラジオディスコは聴いている)。

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午後から雨の予報だったけど、ポツポツ降ってきた。

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今日のメンバーはオザワさんとハンチョーさん、地元のオダジマさんは早朝から別ルートの枯れ枝の撤去や掃除をして、見晴らし台で合流の予定。

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しっかり雨が降ってきたので、レインウェアを着込む

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小川のせせらぎが心地よい

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一時間ほど漕ぎ上げて、いつもの見晴らし台に到着し、オダジマサンと合流。

先週は地元のローディーが大挙集まって、密状態だったけど、さすがに雨だと誰もいない(ってそれでも走るわれわれはナニ?(*_*))。

 

さらに30分ほど上がると、けっこう本降りになって雨宿り中

 

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モンベルのパンツはまだ水をはじくけど、先日買ったじろーちゃんは、中まで水が沁みてびっちょり(*_*)

午前中は降らないと「タカ」をくくってきたので、防水ソックスは履いてこなかった。

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雨なのでちょっとショート&休憩も少なめで、一気に下る。

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森のなかは木々が雨を遮ってくれるので、ちょっと休憩&ダベリングタイム

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ここはルートじゃないけど、どこでも「道」に見えてしまう。

どこに通じているか分からないので、降りたはいいがひどい登り返しになる可能性も。

なので誰も「開拓」しようとは思わない。

 

雨で木の根っこはチュルチュル滑るし、ガレ場もツルっとおそろしい。

アバラの具合もよくなって段差でも痛みは無いけど、一発ころんだら元の木阿弥。

なのでヤバそうなところは慎重に走る。

なんとか無事下山。

雨は小降りになったけどやむ気配は無さそうなので、カッパを着込んでオザワ邸をあとにした。

帰りのお供は12時からやっている、ニッポン放送土田晃之の日曜のへそ」が定番。

 

オザワさんちから里に下りると、すっかり雨もやんでいた(どんだけ山奥なの?)

雨は止んだけど風が冷たいので、カッパは脱がずに高速へ。

いつものSAでカッパを脱いで休憩(都会に野暮なカッパは似合わないぜ)。

冷えたカラダにホットコーヒーが沁みわたる。

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1時前に無事帰宅。朝4時半おきだったのでちょっと眠い。

今日も野生の夏ミカンを大量にいただいた。

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そして風呂を沸かして、日曜午後の昼下がり、ホッとするひととき。

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関東も梅雨入りしそう。

朝起きて晴れていれば走れる、オザワさんやオダジマさんと違って、都会の人間は山に行くまでがひと苦労だけど、梅雨の合い間があれば毎週でも走りに行きたい。

ニンゲン変われば変わるもの。

バブルのころのどうしようもない私は、砂漠のラリーで

「ニンゲンは水さえされば生きていける」

ことを知り、今はヒイヒイ言いながら自転車で山を登って、プライスレスの快感を味わっている。

カラダもココロもどんどん「浄化」されているような。

このままいったら最後は仙人にでもなれるんじゃないかと、ひそかに期待していたりして。

じろーちゃん

自動車税の通知書が2通来たので、てっきりレヴォーグとGSのぶんかと思ったら、

レヴォーグと新レヴォーグの納税通知書だった(*_*)

そういえば「バイク王」のラジオCMで

「4月1日時点にお持ちのバイクには税金がかかります」

って言ってたような。

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文句いっても仕方ないので納付したけど、旧型レヴォーグが¥39500円で、新型が¥36000。

この差ってエコカー減税とかなのかな?

そしてすぐGSの税金6000円も来た(^-^;

 

コロナで売り上げが減少した企業や、収入が減ってもクルマが無いと生活できない人も多いけど、彼らへの軽減措置や税金の免除はないらしい。

東京都に限らず日本中の自治体が、コロナ対策で予算を使い切っているので、コロナが終息したあとは東日本大震災の「復興税」のような、「コロナ復興税」がまた国民や企業に、重くのしかかるんだろうな。

まあやっぱり日本が好きなので、国民の義務としてしっかり納税に励みます。

 

そして娘がメガネを忘れたので、学校へお届け。

 

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自営業で自宅と事務所が一緒なので、娘はなにか忘れてもパパが届けてくれると、当たり前に思っている。

今の小学生は授業でi-padを使うし、マンガを読んだりアニメを見たり、ゲームもやるので、みんなほんとうに目が悪い。

コロナで巣ごもり生活が定着したおかげか、ゲームメーカーの売り上げが史上最高とか。

日本の「文化」が世界を席巻していると、みんな浮かれているけど、ゲーム中毒は長年の社会問題だし、子供に限らずバーチャルの世界でしか生きられない人が、世界中で増えていることはぜったいにまずいだろう。

手先が器用で無い私は、むかしからゲームをやらないし、ゲームやアニメより「外の世界」のほうが、何百倍も楽しいことを知っているので、子供と一緒にゲームに興じているオトナを見るたび、

「もっとたのしいことがいっぱいあるのに、もったいない」

と、つい思ってしまう。

 

そして先日ネットで注文したブツが届いた

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おサルのコスプレ衣装ではない。

先日買ったモンベルのサイクルパンツには、自転車用のインナーパッドが付いていないので買ってみた。

自転車はパンツ(下着)を履かず、素肌に「じかに」インナーパンツやビブショーツを履くので、サドルでこすれるし、衛生上、毎回洗濯しているとすぐボロボロになる。

消耗品なので1万円以上する高級品はもったいない。

おためしに1000円くらいのものを買ってみたが、ロード用に持っている高級品「アソス」や、パールイズミと見た目は遜色ない出来栄え。

ボクサータイプと思ったが「ブリーフタイプ」だったのは、ご愛敬(人前で披露したくないけど)。

 

そしてもう一つ買ったもの

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「GIRO(ジロ)」の「RUMBLE  VR

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イカーや地元住民からの苦情で、MTB走行禁止のお山は増える一方。

高齢者や女性ハイカーが増えて、

「自転車が猛スピードで走ってきてこわかった」

「植物が踏み荒らされ登山道が壊れる」などなど、苦情が絶えないらしい。

むかしオフロードバイク多摩川河川敷を走っていたら、警察に通報されたり、富士山では営林署の人から

高山植物が傷むので走らないでください」

と言われ、いい歳して怒られるのもイヤなので、林道も走るのをやめてしまった。

ひょっとしたらMTBとオフロードバイクを、勘違いしているかもしれないが、興味がない人には自転車もバイクも、同じに見えるらしいので仕方ない(おばあさんのハイカーに聞いたら、バイクも自転車も同じに見えるとか)。

安全のために本当はかぶりたいけど、フルフェイスのヘルメットやネックブレース、プロテクターは、ハイカーや地元の人に「威圧感」を与えるのでNG

派手なジャージやウェアも同じ。

できるだけ地味で普段着っぽいウェアを、着るようにしている(自転車は派手だけど,,,,,)。

シューズもダイヤルで調節できるBOAが流行りで、去年トレックを買ったとき、フレームカラーに合わせて買ったけど

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ソールがミシュランなのも、ミシュラン好きにはたまらないけど、自転車担いで山を登るには、このソールではグリップしなかった。

クロカンレースも出ないし、BOAはたまにワイヤー切れるし、やっぱり「ヒモ」が一番。

防水でもゴアテックスでもないけど、防水ソックスを履けば問題なし、

なにより普段着っぽいデザインがいい(廉価版のタウンユース用だし)。

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同じイタリアなのかビブラムソールも、購入の決め手(ビブラムも好き)。

「RUMBLE VR」のVRは、VIBRUMのVRらしい。

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じつはこれ2足目。

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2年前に左のグリーンを買って、山登りがラクなので毎週履いていたら

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ソールがかなりすり減ってしまった

自転車シューズは3万円以上するものも多い中で、「タウン用」のこれは15000円とお買い得。

でもソール貼り換えは5000円くらいかかるので、ならばもう一足買ってローテーションしたほうが、コスパもいいのではと思った次第。

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ソールの六角ネジを外すと

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ビンディング用のネジ穴が現れる

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私はシマノでなくクランクブラザーズのビンディング派なので、専用のクリートに交換

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ネジ穴が楕円なので前後左右、ビミョーな足裏の感覚に調整できる

(もちろん鈍感な私は「真ん中」でいい)

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1年前にクリート交換したのに、毎週自転車担いで「登山」しているので、かなりすり減っている。

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安くていいけどインナーソールはペラペラ。

「ソルボなんちゃら」とか立体的なソールのほうが、疲労軽減とかチカラが伝わりやすいんだろうけど、私にはこれで十分

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マックスフリッツの袋をシューズバッグにして(たぶんグローブが入っていたのかな)

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アバラも「気のせいか」よくなったようだし、今週もたぶんお山へ行くので、「じろーちゃん」のシェイクダウンがたのしみなのだ。

 

 

 

 

MTB+登山+ツーリング

そしてヒラノさんとの凸凹ツーリング明けの日曜日、

アバラはまだシクシク痛むけど、やっぱり我慢できずにお山へ。

クルマだと朝の高速が、渋滞するかどうかでヤキモキするけど、今回オザワさんちでコナを預かってもらったので、バイクで行けるのが本当にありがたい。

余裕を見て6時に自宅を出発。

以前は「首都高~外環道~関越道」のルートだったけど、早朝の環七はガラガラで渋滞しないし、値上げ続きで高い首都高料金を払ったうえに、20キロも遠回りするのがバカらしくなって、最近はクルマでも下道で、関越道の練馬ICまで行っている。

ガラガラすぎて調子に乗って、早朝ネズミ捕りに捕まらないよう、まわりを走るクルマの流れに乗っても、30分で練馬ICに乗れる。

 

オザワさんちはインターを降りて、下道で14km。

40km/h制限の田舎の一本道なので、見通しもよくていつもガラガラ。

毎回アクセルをガバっと開けたい(踏みたい)誘惑にかられるけど、たまにネズミ捕りをやるそうなのでじっとガマンして、40km/hのところを50km/hプラスアルファで、慎重に走る。

早朝は畑に行くおじいちゃんの軽トラがよく走っているが、これも後ろにつくと苦行だが、ずっと追い越し禁止の黄色いラインなので、あきらめるしかない。

そして30分ほどでオザワさんちに到着、

2台で待ち合わせのお寺の駐車場へ、ひと山こぎ上げて到着

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今日はいつもの地元のオダジマさんと3人でライド。

昨日は遠方からアライさんとフジタさんが来たので、山をいくつかつないでロングライドだった。

一般道から登山道を登って山奥に入るので、私が転倒してさらにアバラを痛めると、みんなに迷惑がかかってしまう。

なので辞退してヒラノさんとツーリングした次第。

 

やっぱりこのメンバーが一番落ち着くなぁ

 

お寺からさらに30分ほど舗装路を漕ぎ上げて、第一休憩ポイントに到着

道路で大の字で寝ていたら、ロードの人が抜いていった(すんませんm(__)m)

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そしてさらに30分漕ぎ上げて、見晴らし台に到着。

と、ローディーが10台ほど上がってきて、まさかの「密」状態

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地元の自転車屋さん主宰の朝ライドらしく、店長とオザワさんは顔見知り。

みなさんマウンテンバイクも乗るそうで、29✖3.0のぶっ太いタイヤながら、コナの軽さに驚いていた。

われわれが先に出発、さらに坂を漕いでいると、さっきのローディー集団が上がってきた。

なんとなく追走してみると、おー、ついていけるじゃん💛

ローディーたちもまさかタイヤの太さが3倍はある、マウンテンバイクにあおられるとは思わなかっただろうが、軽いコナのポテンシャルに自分が一番驚いた。

 

オザワオダジマコンビを置き去りにしてしまったので、分岐で待つ。

ローディー軍団と別れて、さらに登ってやっとお待ちかねの下り。

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写真だとどこがルートか分からないが、正解は「どこでもルート」

走るラインを一本変えるだけで、木の根のドロップオフがあったり、根っこだらけの激下りが楽しめるが、アバラにシクシク響くので、できるだけやさしいラインを走る。

 

今日はオザワさんちの裏山の、本家オザトレ。

20km超のロングルートと違い、10kmのミドルコースだけど、根っこ地獄や激坂、ガレ場や高速トレイルなど、本当に変化に富んでおもしろい。

 

そして後半の前にいつもの場所で休憩

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今日の話題は「オザワさんが定年後にやる商売」

この山はハイカーやトレイルランナー、ローディーも来るので、峠の茶屋でもやろうかと。

軽バンでキッチンカーもいいが、どうせならマウンテンバイクでリヤカーを引いて、サンドイッチやおにぎりを売ってはどうか。

妄想は膨らむばかりだけど、オザワさんもたしか55歳、

60才定年とすればあと5年しかないが、5年なんてあっという間。

そのころにはひょっとして、ここもMTB禁止になっているかもしれないし、私ももう走っていないかもしれないが(予定では63でリタイアのつもり)、山はなくならないし、ハイカーやローディーも増えこそすれ、減りはしないだろう。

「好きこそものの上手なれ」

オザワさんも料理でも覚えて、すこしづつやってみればいい。

 

じつはここからの後半3キロくらいが、一番ガレていて苦手。

この日もここまで快調に走ってきたが、ガレ場と根っこが重なるポイントで、左右どちらのラインを走ろうか一瞬迷ったら、ギャップに前輪を取られてジャックナイフ、

あやうく前転しそうになる(*_*)

なんとかこらえたけどふんばったら、アバラが「ピシッ」といったような.......

調子に乗ると本当に危ない。

 

そして無事下山

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先日買ったモンベルのパンツもいい感じ。

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まわりは全部「山、山、山」

シカやイノシシに裏の畑は荒らされるし、携帯も通じない山奥だけど、マウンテンバイカーには本当に天国。

六本木ヒルズに住んで、毎晩高級ワインやフレンチを食べるより、よっぽど贅沢なことを、この地で生まれ育ったオザワさんは知らない。

 

オザワさんに別れを告げて下界に下りると、5月とは言えない暑さ。

たまらず帰りのSAで休憩したら、偶然にもおそろのGSが(でもみんな絶対に話しかけないんだよな~(*_*))

やっぱり金ピカのホイールは好きになれない。

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先日モンベルで買ったポットに、今朝淹れたコーヒーを飲む、至福のひと時(まだしっかり熱い)

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そしてお約束の夏ミカンもいただいた

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半日自転車こいで大汗かいたので、まだ2時だけどお風呂を入れて

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今日は「母の日」

我が家はなぜかケンタを買ったらしいので、お昼代わりにいただく

これも至福のひと時だけど、けっこう胃にもたれる

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今日も痛めたアバラがシクシク痛いけど、好きでやってるんだから仕方ない(奥様にはナイショだし(^-^;)

自転車も「登山」も、ついでにツーリングも楽しめるオザトレは、やっぱり最高なのだ。

 

 

2度目の青春まっさかり

最近は関東圏に限らず、長野や山梨、群馬あたりでも、「マウンテンバイク走行禁止」の看板が増えているらしい。

イカーやトレイルランナーとのトラブルも多いが、城跡などの遺跡や動植物の保護が目的で、行政の指示で禁止になっているところも多い。

山のなかでハイカーやトレランの人を見つけたら、必ず手前で停まってあいさつをして、道を譲るようにしているが、なかには止まらずに走り抜けるヤカラもいるらしいので(会ったことないけど)、行政に苦情がいくらしい。

オフロードバイクと勘違いしている人もいるらしいが、高齢者が多いハイカーにすれば、バイクもMTBも同じに見えても仕方ない。

トレランの人もハイカーの横を猛スピードで追い抜いたりして(ほんとに速い人はヘタなMTBより速いので(*_*))、高齢のハイカーさんから

「ガケに落ちそうになってほんとにこわかったのよ」

なんて言われるけど、トレランの大会はすぐ人が集まるし、おカネも落とすので町おこしには欠かせないイベントなので、マイノリティなMTBやオフ車が「ワリ」を食うんだろうなぁ。

スキーと同じでそのうちMTBも、専用コースや夏のスキー場でしか走れない日が来るかもしれない(いい歳して怒られるのが本当にイヤなので、そうなったらもうやめてしまうだろうが)

自分にできることはできるだけ、ハイカーさんや地元の人を「威圧」しないように、コースでない限りフルフェイスのヘルメットはかぶらずに(一般の人からすればかなりコワいらしい)、ウェアも派手なジャージはやめて、アースカラーなど地味な服装を心がけるくらいだろう。

MTB愛好者のフェイスブックで、モンベルのサイクルパンツが紹介されていた。

ふだんはタイツのうえにMTB用のハーフパンツを履いているが、もっと普通のカッコで乗りたいと思っていたので、これはいいなと。

モンベルのサイクルタイツは持っているが、サイズがMなのかLなのか、オンラインショップでは分からない。

なので自転車でいつもの恵比寿のモンベルへ行ってみた。

 

goridesince2014.wixsite.com

www.facebook.com

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お尻にパッドが付いているパンツを履いた上から、MとLを試着。

Mがちょうどいいので購入した。

webshop.montbell.jp

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 よく転ぶ私なので、自分で継ぎ当てできるハギレは無いか、スタッフさんに聞いたけど無いらしい。

パタゴニアは有償で直してくれるけど、7700円のパンツで2000円も払うのはもったいないので、先日やぶれた穴を繕うときに使った、100均ショップのジャージの補修シートを使おう。

SDG‘sの世の中だし、山のなかで使うボトルも使い捨てのペットボトルはやめて、1Lの軽量ボトルを購入。

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 飲み口をペットボトルタイプに換えれば、すこしづつ飲めていい。

350mlのステンレス水筒は、自宅でコーヒーを淹れて、クルマでお山へ行くとき飲みたい。

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土曜は去年、私のロッキーを買ってくれたアライさんが、友人のフジタさんとオザトレを走りたいと連絡をいただいていた。

午前中いっぱい登って下ってロングコースを走る予定だが、先々週痛めたアバラがまだ治っていないので、今回は辞退した。

舗装路を外れて山奥に入るので、もし転倒やガケ落ちでさらにアバラを痛めても、すぐエスケープできないし、せっかく遠方から走りに来た人たちに申し訳ない。

 

なので土曜は先日出会った69歳のヒラノさんを誘って、今回もスガワラじ~じのバイクをお借りして、海までツーリングすることに。

 

朝8時半にじ~じの自宅に集合

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「船舶免許の更新で朝からいないから、勝手に乗っていいよ」

と言われていたが、ちょうど出かけるところでお会いできた。

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左が79歳のじ~じ、

右のヒラノさんは「まだ69歳」なのに、じ~じよりヨボヨボして見える。

 

前回は京浜島までのショートツーリングだったが、今回は第三京浜横横道路を使って、湘南まで行くことに。

たぶんETCは付いているだろうけど、よそ様のバイクなので現金で払うヒラノさん

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すっかりETCに馴れてしまった今は、料金所でいちいち停まって財布を出して.....

なんてのが本当に面倒に感じてしまう。

 

そして保土谷のパーキングエリアに到着して、ホッとしているヒラノさん

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前回の「一般道を最高時速50km/h」よりは、70キロ出して速くなったけど、一番左側の走行車線でバックミラーを見ると、バイクの後ろが渋滞していた(*_*)

「せめて80キロは出さないと、そのうちあおられるよ」

とお願いしたけど、

「風圧がすごくて」

「ハンドルの振動で手がしびれて」

って

調べたら1965年には全線開通しているので、ヒラノさんが高校生だった50年前はもう走れたはずだが、

「覚えていない」

そう。

 

そしてこの日はなぜか「スズキの旧車祭り」状態。

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RGガンマ500や初期型GSXR750,、GT380などに交じって、一番手前はタンクに「テンプター」と書かれた、見たことのないバイクが。

直立した単気筒なので、英国車かな?とも思ったが、

「これどこのメーカーですか?」

とオーナーに聞くと、

「スズキのテンプターっていうんです」

との答えが。

1997年発売だったが、オーナー曰く

「ほんとに不人気車でたぶん500台くらいしか、売れなかったみたいです」

とも。

「とにかくパーツが無くて、毎日ヤフオク見るのが日課です」

「ブレーキレバーのスペアが無いので、転んで折れたら廃車かも....」

「前後ドラムでブレーキ効かないし、キックが無いのでバッテリー上がったら押しがけです」

社外のブレーキレバーが使えないかと思ったが、

「ダブルリーディングドラムなので、ワイヤー二本引きのレバーが無い」

などデメリットは尽きないようだが、それでも乗り続けるの?の問いには

「愛着があるので廃車まで乗ります」

とのこと。

私のような門外漢からすれば

「永久にパーツが出てきそうなSRのほうがいいのでは?」

なんて思ってしまうが、ネットで見ても「蓼食う虫も好き好き」じゃないが、オーナーたちの愛着ぶりがうかがえる

www.bikebros.co.jp

 

私のなかでテンプターといえば、往年のGS「テンプターズ」の、ドラムのオオグチさん。

テンプターズ解散のあと、俳優やったりアパレルのデザイナーや、バンド組んで音楽活動したり。

知り合いがオオグチさんがやっていたアパレルメーカーの番頭で、会社に遊びに行ったときオオグチさんを紹介された。

社長室ではストーンズが大音量で流れていて、

「あっLET IT BREED」

と言ったらオオグチさんから

「キミ、ストーンズ好きなの?」

と言われ、そのあとはず~っとストーンズバナシで盛り上がった。

夜中にベロベロに酔ったオオグチさんから電話が

「西麻布のレッドシューズにいるから来い」

って。

お店のドアを開けると、タバコじゃないケムリと匂いが漂っていて、去年コロナで亡くなったアランメリルや、なんかカッコいいおじさんたちが「泥酔」、というかハイになっていた。

そんなおじさんたちを当時乗っていたポルシェに乗せて(たしか6人(*_*))、それぞれの自宅に送り届け、最後にオオグチさんの家に着くと、奥さんのキミエさんから

「いつもごめんね」

と謝られた(奥様は{揺れるまなざし}の真行寺君江さん)

オオグチさんもアランも萩原健一さんもムッシュかまやつさんも、みんな死んじゃったけど、きっと「あちらの世界」でセッションやりながら、みんなでハイになってるんだろうなぁ.......

 

そして横横道路~逗葉新道を経由して、葉山の森戸海岸に到着

横横道路はがんばって80キロまで出したけど、高速ではやっぱり後ろが渋滞していた(*_*)

「もう緊張でノドがカラカラです」

って。

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「緊急事態宣言中なのに江の島は観光客で混雑中」なんてニュースを見たが、ここまでくると人出もまばら。

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東京から約60km、ソロツーリングなら1時間で来るところ、2時間以上かけてなんとか到着。

かなりグッタリだけど、達成感あふれる表情のヒラノさん

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コーヒー好きなヒラノさんのために、コーヒーセット一式持ってきたけど、肝心のガスコンロ忘れてしまった(*_*)

しかたなく缶コーヒー買って乾杯。

 

そして帰り。

今の時代にETCが使えず現金払いの逗葉新道。

案の定、海から料金所まで長い渋滞が発生。路肩をすり抜けて走るバイクを横目に、すり抜けできないヒラノさんと私は、炎天下の下ひたすら待つ。

渋滞と暑さでXL230がエンジンストップ。

オーバーヒートしたらしい。

しかたないので広い路肩でエンジンを冷やすこと、数回。

なんとか料金所にたどり着いた。

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この時点で12時。1時間以上渋滞にハマっていた。

あとは高速で帰るだけ

 

と思ったら、横横道路に乗って1キロで、またエンジンストップ。

 

 

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側道でまたエンジンが冷えるのを待つこと20分、

「これでダメならJAF呼ぶか」

と思ったら無事かかった。

 

なんか吹っ切れたのか、90km/hまで出すヒラノさん。

 

第三京浜の都築PAで最後の休憩。

50年ぶりにバイクに乗って、しかも高速走行もして、エンジン止まってドキドキハラハラ。

もうぐったりのヒラノさんだけど、一日でいろんな経験したせいか、なんかスッキリしている。

ふたりでコーヒー飲んでると、トイレのほうから見知った顔が歩いてくる

「パ、パパイヤ先生?!」

なんと世田谷で接骨院をやっていた、パパイヤ先生だった。

数年前、盛況だった接骨院訪問介護の会社を売却、

学生時代の先輩がやっているロシアンクラブの二号店を、歌舞伎町にオープンしたのが3年前だったか。

こちらも盛況だったみたいだけどコロナの影響か、風の便りで「閉店した」と聞いたきり、はや1年。

まさかこんなところで会えるとは?!

コロナで雲行きが怪しくなったとき、お店の常連さんに店を売却。

いまは別事業を始めて、こんな時期だけど盛況らしい。

街で会ったら50mは遠回りするほど、いかつい顔と体形だけど、オリンピック選手を何人も輩出した、某有名高校の柔道部出身で、ガンズ&ローゼズとコルベットをこよなく愛するパパイヤ先生(ダンサーのパパイヤ鈴木にそっくりなので(^-^;)

コルベットは?」

と聞くと

「ありますよ」

って。

あとで送ってもらった写真がこれ

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「フォードVSフェラーリ」で有名になったシェルビーが作った、ACコブラのレース連勝を阻むため、GMが生み出したモンスターマシンがこのコルベットC2、別名「マングース」(やっぱりコブラにはマングースでしょ(^-^;)

汎用のエンジンを載せて見かけだけ真似した「レプリカ」ではなく、アメリカのファクトリーが廃車になったまま現存するC2のフレームから、フレームナンバーを再登録し、イチから作り直した正真正銘のモンスター。

1年以上かかってできたマシンをやっと輸入して、乗ろうと思ったらとても街なかを走れるシロモノじゃなかった話は、以前書いた。

ヤフーブログが終了したので、細かいところは見られないけど、youtubeで迫力は感じられるかと。

sinano.hatenablog.com

 

この日はお嬢さんと鎌倉にドライブした帰りらしいが、ここに来るのが1分早くても遅くても、今日の再会はなかったはず。

オーバーヒートの休憩があったからこそ、会えたことを神様に感謝したい。

 

ほんとうは朝イチで海に行って、お昼には帰るつもりだったけど、パパイヤ先生にも会えたし、急ぐ用事もない。

あいかわらず時間があれば、都内のバイク屋巡りをしているヒラノさん(でも見るだけで試乗は絶対しないそう)

せっかくなので私と30数年の付き合いの、大森のバイク屋さん「オートサロン オギヤマ」にお連れした。

70年前、先々代が大森で自転車屋さんを開業した。

先代の社長はバイクにも自転車にも興味がない、バリバリのビジネスマンで、40数年前のバイクブームのとき

「これからはバイクの時代だ」

と環七面にビルを建て、当時流行った原付スクーターや、ホンダヤマハなどのスポーツバイクを、大量仕入れ大量販売で一気に売り上げを伸ばした。

その後バイクブームが去ったあと、今度は電動ママチャリが大ブームに。

私も娘が生まれたとき、電動ママチャリをここで買ったが、大量仕入れ大量販売のスタイルは変わらず、地元のイトーヨーカドーやイオンより売りまくっている。

30年前のバブルのころ、ゴルフが大好きな先代社長に誘われて、何度もバリ島へ行ってゴルフをやった。

先代社長が友だちに連れられて行ったバリのゴルフ場で、たまたま一緒の組で回った、バリ島でホテルを経営するオーストラリア人が、カラダが小さいのにボールがよく飛んで、ゴルフの上手い社長を気に入って、

「オレのホテルは日本人は泊めないけど、オギヤマとそのフレンドは大歓迎だ」

と私も言われた。

奥さんや地元の仲間と何度もバリ島へ旅行するうちに、ゴルフを通じて政府高官と知り合い、インドネシアでは税金がバカ高い、ハヤブサやニンジャ、ランクルなどを安く輸出してあげているうちに、いつのまにかバイク屋ではなく、「総合商社」になっていた。

今は三代目の息子が社長になって、先代は多店舗化した電動ママチャリのほうで、70代の今も店頭に立っている。

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そんなことでここには、他では売っていないバイクがたくさんある。

これはインドネシアヤマハ製155cc単気筒

インドネシアのペインターに特注した、世界に一台の「ケニーロバーツ」カラー

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こちらもなつかしのRZ250カラー 

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驚きなのはこの価格

最近はリターンライダーが増えたせいか、ヒラノさん曰く

国産車は中古でも50万でも買えない」

らしいが、これは新車で45万8000円。

試乗させてもらったが、1250とは比較の対象にならないけど、街乗りならこれで十分のパワーと走りだった。

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こちらはむかしなつかしのイタリアのベネリの、250cc単気筒ツアラー。

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40年前のベネリは、ドカやモトグッチと同じくらい高級スポーツ車だったが、ドカやグッチのようにうまく方向転換できず、いつの間にか忘れられていた。

10年ほど前に中国企業に買収されて復活。

往年のベネリを知る人には、「ベネリと言えば4気筒」かもしれないが、開発コストを考えるとシングルかツインがちょうどいいんだろう。

やはり驚きは新車で50万を切る安さ。

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こちらは250ccの2気筒ネイキッド

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こちらは589000円だけど、それでも新車でこの価格はおどろき。

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こちらもベネリ250cc単気筒のスクランブラー

フロントマスクはハスクバーナっぽい?

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ツインとシングルを試乗させてもらったが(私が乗っても仕方ないのでヒラノさんにすすめたけど、路上教習のCB400で立ちゴケしたのがトラウマで、遠慮して乗らないって(*_*))、ツインに比べてシングルは30kgも軽く、先に乗ったヤマハの155ccより明らかにパワーもあるので、私がもし買うならこのスクランブラーだろう。

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カラーリングもシックな黒が、シニアライダーにはいい

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こちらはカワサキインドネシア製のニンジャ250

ヒラノさんが最初に欲しかったやつ

このブルーのカラーはインドネシア製だけとか。

インドネシア仕様は5psアップらしいので、オギヤマでもマニアなお客さんに頼まれて4台入荷。価格は100万くらいするらしいが完売しているそう。

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こんなのもある。

プジョーのスクーター

プジョーってバイクも作っていたんだ。

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パチモンかと思いきや、ちゃんとライオンマークが

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プジョージャンゴ 中国製だけど35万は安い。

むかしは中国製というとあやしいイメージだったけど、私のMTBはヤマザキさんが中国から個人輸入した、パーツがふんだんに使われていて、壊れないし価格も安い。

50年前の日本製品が欧米から、「安かろう悪かろう」と言われたのに、あっというまに追い越したことを思えば、もう日本製は追い越されたと思わざるを得ない。

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アフリカツインカラーのホンダADVも(となりはロッシカラー?)。

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シャレでインドネシアに特注して、塗装させたそう。

現社長のカズくん曰く(子供のころから知っているので(^-^;)

「ウチの強みを生かして他では扱えないバイクを売っているので、地元の人よりネットを見て買いに来る、遠方のお客さんが増えました」

とのこと。

北海道や九州の場合、契約から納車まで一度も、お客さんの顔を見ないことも多いとか。

 顔はつないだので、次回はぜひヒラノさんに試乗して欲しい。

 

そして菅原邸に到着

ここが最後の難所(左のシートのなかはBMW650)

乗っていけばラクなのに、律儀に押して抜けるヒラノさん

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一日バイクに乗ってほんとうに、精も根も尽きた様子

このXL230,キャブをXRのレーシングキャブに換装、エアクリーナーでなくファンネルにしているので、アクセルを開けて走らないと機嫌が悪くなるので、ビギナーにはそもそも乗りづらかったかも(^-^;

でも一度つらい思いをしておけば、次同じことをやっても、苦も無く乗り越えられるはず。

 

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あとで聞いたらヒラノさん、69じゃなくてまだ68歳だって(たいして変わらねーよ^-^;)

いずれにしても79歳のじ~じがあれだけ元気なのを見て、かなりショックを受けていた。

定年後にやることがなくなって、コロナも追い打ちして、引きこもりの高齢者(特に男性)が増えているらしい。

ヒラノさんもその予備軍だったのが、なぜかバイクに目覚めてしまい、今は少年のように目をキラキラさせている。

 今日でバイクがイヤになるかと思ったら、

「ぜったい買います!」

って。

体力的に250ccなんだろうけど、なにを買ってもいいので、また海を見に行きましょう\(^o^)/