R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

RIDLEY

週末は朝から自転車に乗って多摩川までサイクリング、というか練習(また妻の借り物だけど)。
前回の多摩川練習会で打ちのめされ
 
パリダカ写真集」以来、久しぶりに「スイッチ」が入った。
 
以来、ロードレーサーを買うためにネットを見まくり、自転車雑誌も買いまくって「研究」に余念がない
(仕事しろよ.....)。
なにしろ20年ぶりの「浦島太郎」状態で、知らない新興メーカーが多すぎる。
 
先日,道を聞こうと交番に入ったら先客がいた。
なんとなく聞いていると「スペシャライズドの40万の・・・・」。
どうやら自転車を盗まれたらしい。
彼のTシャツは汗でびっしょり。
ロードレーサー専用のシューズを履いて、ヘルメットも持っている。
ちょっと路肩に停めて買い物をしているすきに、盗まれたらしい。
おまわりさんは「たぶんプロの仕業だから、出てこないと思うけど」と言いながら、調書を書いていた。
 
自転車の盗難が激増しているらしい。 
私が最悪盗まれてもあきらめられる金額は、10万円くらいかな。
なので10万円でロードレーサー買おうと思ったが、ネットや雑誌で「これいいな」と思うものは、みんな50万から100万以上(ってバイクが買える.....)。
 
フレームも昔はクロモリだったが、今の主流はアルミを通り越して、「カーボン+アルミ」のハイブリッドか、「フルカーボン」の超軽量車が人気らしい。
 
土曜は目黒通りの「GIANT」のショップへ「偵察」に行った。
ジャイアントは台湾製で、海外メーカーの下請けとして、長年フレームをOEMで作っていた。
今でも30万以下のヨーロッパやアメリカの自転車は、ほとんどが台湾か中国で作られていて、最後に本国で組み立てて「Made in Italy」とか「Made in USA」として売られている
.....と自転車好きな知人が言っていた)。
 
ネットの評価を見るとジャイアントは、「自転車界のトヨタ」と呼ばれているらしい。
スーパーで売っているような安い自転車から、ツールドフランスに参戦するロードレーサーまで作っていて、今では世界最大の自転車メーカーになったところが、トヨタに似ているからとか。
 
高級イタ車やアメ車に乗っている御仁から見れば、何でも作る節操の無さが気に入らず、自分のはフェラーリジャイアントはカローラというのが、自転車乗りの認識らしい。
そのぶん大量生産でコストが抑えられ、他のメジャーブランドと同じパーツを付けても、かなり安く仕上がっている。
 
店員さんの説明は、とりあえず入門用に10万くらいのものを買って、ギアやホイールはそのうち物足りなくなったら交換するのが、オーソドックスな買い方らしいが、私の性格では気に入らないパーツはじゃんじゃんアップグレードして、気が付いたら最初から上級モデルを買えばよかったと、きっと後悔する。
 
アルミからハイブリッド(カーボン+アルミ)。そしてカーボンと、説明を聞きながらいろいろ見ていくと、黒い網タイツのようなカーボンフレームが、カーボン好きオヤジの心をギュッとわしづかみにした。
 
10万円の予算のはずが、思わず30万以上のカーボンモデルを衝動買いしそうになったが、「まだ1軒目なので」となんとか思いとどまった
(以前の私なら迷わず買っていた。家族を持つというのはすごいことだ)。
 
このジャイアントショップはメーカー直営。
BMWやKTMのディーラーのようなもので、「売りっ放し」の印象が強い。
 
あまのじゃくな私は頑固な店主がやっている、こじんまりした店が好き。
(モンドモトみたいなものか,,,,,あっガンコじゃないよね?、こじんまりしてるだけ?♪)
 
ショップの店員さんも、「ここのお客様は自転車を初めて買う方が多く、買い換えるときは他のプロショップに行く人が多い」と言っていた。納得。
 
次は自宅の近所のプロショップAに行った。
業界ではかなり有名なお店らしい。
店には先客の若い男性がいて、6万円くらいで買えるロードレーサーを探しに来ていた。
店主いわく「6万じゃロクなの買えないから、もう少し出したほーがいいんじゃない」と、初対面の客に言っている。
私は店内を1周してそのまま出てきた。
 
次にプロショップBに行ってみた。
ここは店主が一人でやっていて、対応も丁寧で好感が持てた。
ただ小さい店で在庫があまりない。
聞くと「ウチはお客さんととことん話し合って、最適な一台をオーダーする方針なので、在庫は置かない」らしい。納得。
オーダーだと最低1カ月はかかるらしいが、私は今日にでも乗って帰りたい
残念ながらこの店もあとにした。
 
もう一軒、プロショップCに行きたかったが、場所をよく覚えておらず自転車でウロウロするも、ついに見つけられなかった。
 
今日、その店に行ってきた。
オーナーは元競輪選手らしい。
かなり裏通りにあるので分からないわけだ。
 
無口な店主は黙々と自転車を組み上げていて、若い店員さんが丁寧に対応してくれた。
 
ジャイアントは扱っていないらしい。
外車ディーラーと同じでよほど台数をさばかないと、メーカーが卸してくれないのだろう。
 
壁にかかっているフレームで、気になったのがあった。
「RIDLEY」(リドレー)というベルギーのメーカー。
ベルギーと言えばガストン・ライエとジャッキー・イクス。
「帝王」ジャッキー
 
ギアやブレーキ、ホイールも何がいいのか、まるで分からないので、今回は「完成車」(すでに組み立てられた状態の自転車)を買う予定が、made in Bergiumのリドレーと、このお店に運命的なものを感じ衝動買い(ってオオゲサな)。
 
フレームから組み立ててもらうため、ハンドルからギア、サドル、リムに至るまで、すべて自分の気に入ったものを組んで♪♪♡
 
....ではとてもじゃないが、KTMが買える金額になってしまう(エンジンもないのに)。
なので少しづつダウングレードして、なんとか収まった(それでもジャイアントより高くなってしまったが)。
 
ヘルメットにシューズ、ウェアetcetc......
こちらもいっきに大人買い
なんだかんだ高いといっても、KTMやGSの「修理代」に比べれば「格安」♪
(ってイカン、金銭感覚が完全にマヒしてる....)。
 
このとき最近乗る機会のないKTMは手放そうと、心に決めた。
 
昔、今は無きASTでトライアル車を買ったとき、70万のベータテクノを前に迷っていた。
店主Yさんの中学生の息子が、「僕の自転車(トライアル用)が50万なのに、こっちはエンジンが付いて70万だよ」と、言われた言葉が妙に説得力があって、購入してしまった(なんて商売上手な店だ)。
 
トライアルは性格的に向いていなかったようで、しばらくして手放してしまったが.....。
 
昨日は友人のS君がデュークの車検でモンドモトに来た帰り、立ち寄ってくれた。
S君にも自転車の良さを力説したが、彼はまだバイクがいいらしい。
 
おみやげはケンタッキーのパーティーバレル。
ときどき無性に食いたくなる。
S君いつもありがとう。
それにしても事務所が自転車雑誌やカタログだらけになってきた......。
 
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