R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

聖地へ

自転車が納車された。
 
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軽さもさることながら、一番驚いたのは
 
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ちょっとピンぼけだけど、ギアチェンジのレバーがブレーキレバーと一体になっている。
 
20年前はフレームにチェンジレバーがあったが、今はこれ。
右側レバーがリア10段のチェンジ。左側はフロント2段のチェンジ用。
指先のレバーを押していくとシフトアップ
ブレーキレバーを押していくとシフトダウン(スゲー!!)。
 
今の自転車乗りには当たり前かもしれないけど、チャリ20年ぶりの浦島太郎にはとても画期的。
まるでF1のパドルシフト。

 
出先でパンクしたり故障したときの工具も、バイクに比べて驚くほど軽量でコンパクト。
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フレームに取り付けたこのボトルのなかに。
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これだけのものが収まる。
左上から時計回りに、エアボンベ2本、ラップにくるんだスペアチューブ2本、パンク修理用パッチ、工具、ボンベ用インフレータ。
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こんな小さいケースに
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パッチとチェーンのコマのスペアが収まっている。
 
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レザーマンツールのような十徳ツール。
この中にチェーンカッターとタイヤレバー2本も付いている。
 
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シューズはシマノ、裏がカーボン(やっぱりカーボンが好き)
ほんとはSIDIが欲しかったが、カーボンモデルは倍の値段なので諦めた(大人になったなァ)。 
 
なんでも恰好から入るのは昔から。
 
昔、スキューバにハマったとき、一度もやったことがないのに体験ダイビングのときには、ボンベ以外のレギュレータからライフベストまで全部そろえて、ダイビングショップの友人に呆れられた(後にはマイボンベまで持っていたが....)。
 
 
今日(日曜)は自転車に慣れるため、道路がすいている早朝に自転車の聖地、「大井ふ頭」へ。
久々のステップインのペダルとシューズは、なかなかうまくはまらず、信号待ちのたびヨタヨタして危険。
パドルシフトも勝手が分からず、シフトアップとダウンをよく間違える。
 
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まずは京浜島へ。
 
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20年ぶりに来た大井ふ頭は、まるでサイクリストの聖地。何百人も走っていて大盛況。
ここに来たら、世界中のあらゆるロードレーサーが見られるんじゃないかと思うくらい、色鮮やかな自転車でいっぱい(本当に世の中、景気が悪いのか.....)。
 
大学自転車部みたいな若者も大勢いて(ジャージの胸に校名が書いてある) 、自転車で練習したあと周回コースをランニングしていた。
 
昔は大学にも「オートバイ部」なんてのがあったよーな。
「彼のオートバイ、彼女の島」にも出てきたが。
カジバ乗りだったIさんも大学はオートバイ部だったそうで、扱いづらいエレファントを手足のように乗りこなしていた。
 
一人で走っていると、ふくらはぎが「子持ちシシャモ」のように引きしまった集団に、音もなく追い抜かれる。
あいつらエンジン付いてるんじゃないのか?と思うほど速い.....。
ヘルメットからはみ出た髪の毛が真っ白のおじいさん(ガイジンかと思ったらやっぱりジジイだった)や、ピンクや赤の可愛いウェアを着た女子レーサーにも、バンバン抜かれる....。
 
大井ふ頭を走る自転車の光景は昔と同じだが、変わったのは私の脚力だけか.....。
 
「..........今日はこれくらいで勘弁してやるか」と独り言を言って、大井を後にした
(絶対、来週もリベンジに来ようと、心に誓う)。
 
帰りの環七でクルマがビュンビュン走る路肩を、自転車で走るのは本当に恐ろしい。
 
クルマやバイクで走っているときは、シコシコ漕いでいる自転車がジャマで仕方なかったが、いざ自分が走ってみると、「幅寄せするな~」と、思わず叫びそうになるくらい、クルマがギリギリに抜いていく。
 
昔、広尾で元競輪選手の中野浩一氏が自転車で走っているのを見たが、フツーに走るクルマのあいだを、ヒラヒラと縫うように走り抜けていった。
なんで彼だと分かったかというと、人間離れしたあまりに太いフトモモが、目に焼き付いたから。
 
あそこまでとは言わないが(絶対無理)、クルマと並走できるくらいの速度で走る、「シシャモ軍団」のようになりたいものだ。
 
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途中、フラットさんで休憩(とても場違いだが.....)。
アイスコーヒー2杯もらって生き返った。
Uさん、せっかく千葉の湾岸沿いに住んでるんだから、「こっちの世界」行っちゃいましょうよ♪
 
昔から暑いのが苦手で、砂漠も涼しかったらよかったんだけど、いつのまにか体が慣れていたようで、暑いのも苦にならなくなった。
それでも炎天下の中、ずっと自転車こいでいたので、軽い熱中症にかかったようで、ちょっとだるい。
 
帰宅して水飲んで甘いもの摂ってなんとか回復したが、次回はこまめな給水と休憩をとるよう、気をつけないと。
 
サスペンションも付いていないロードレーサーだが、妻の自転車と違い路面のデコボコを走っていても、手が痛くならず快適だった。
 
カタログに書かれていた、「デコボコ道でも分厚いじゅうたんを敷いた上を走るような感触」は、まんざらウソではないようで、カーボンフレームとフォークやハンドル、スポークとリムで路面からのショックを吸収してくれているんだろう。
 
新しい世界が開けるのを感じる一日だった。
 
ガンを克服しツール・ド・フランス7連覇を成し遂げた、ランス・アームストロングのナイキのCMから
 
 
ありえないけど彼なら出来そうだ。