11日(土)はひとりでレイトショー
品川プリンスシネマは、ママチャリ10分で行けるところがいい。
観たのは「フォード対フェラーリ」
公開二日目なのにガラガラ。たぶん20人くらいしか客がいない。
人気ないのかな?と思ったけど、先日娘が観た「アナ雪2」もガラガラだったらしい。
ネットやCSで手軽に最新映画が観られる時代、
わざわざ映画館に行く人が減っているんだろう。
映画の内容は「最高!」
予告を見たとき私の好きな「パーソンオブインタレスト」の、ジョン・カビーゼルが主演かと思ったら、バットマン・ダークナイトのクリスチャンベールだった。
(でも彼もマットデイモンも、ついでに奥さん役の彼女もいい)
ルマン名物の長いストレート「ユノディエール」のシーンで
「じ~じたちはいつもここでレンジャーのテストしてるんだなぁ」
と感慨にふける。
ネタバレになるけどまさかあそこで終わるとは....
実話の映画なら最後のエンドロールで
「ドライバーのケン・マイルズは後日、テスト中の事故で死亡した」
なんて載るんだろうと思っていたら、ラストでまさかのクラッシュシーン。
なんともさびしくなる(だからこそ胸に響く)エンディングだった。
帰り道は自転車で無駄にコーナーを攻めたりして。
(ヤクザ映画を観た人が映画館を出るとき、みんな肩で風切って歩くのとおなじ)
そして翌日はHさんに誘われて、いつもの北関東のお山へ
朝7時集合&出発なので、自宅を5時過ぎに出る。
首都高も高速も空いていたので、手前のPAでトイレ&時間調整
気温は3度。6時半ではやっと日が昇ったくらい。
15分前に到着したらHさんは到着済み。
自宅から下道で1時間とのことだが、こちらは山を走るのに片道100km、
渋滞するかわからない高速を走らないとならないのは大きなハンデ。
霜おりてるし(*_*)
前回わたしが2時間でギブアップしたとき、唯一会話をしたKさんも一緒。
外壁屋さんとのことで、千葉からうちの近所にもよく仕事で来るそう。
会話もそこそこに出発
指先も凍えるほど寒いのに、10分も漕ぎ上がったらポカポカを通り越して、大汗かいてハアハアゼイゼイ。
ひと山登ったところで休憩。
ドMのヘンタイふたりは休憩なんて要らないんだろうけど、私のために休んでくれた。
わたしは今回もクロモリハードテイルで参加。
Hさんは今回はカーボンではなく、乗りなれたアルミのカメレオン
「カーボンは登りは軽くていいけど、下りは軽すぎてちょっと乗りづらい」
らしい。
そしても登って下ってまた登って下って
漕ぎ上がれない激坂は押して(岩場は担いで)を繰り返し、あっというまに10時。
もう気分的にはおなかいっぱいだけど、
「まだまだ全然いけるでしょ」
ってHさん。
「もうひと山超えてセイコマートでお昼食べましょ💛」
っておいしい言葉にだまされて、またハアハアゼイゼイ。
くだりもずっと中腰のスタンディングなので、ひざとももがパンパンでつりそう。
今日は数組のバイカーに出会ったが、朝7時から走っているのは我々だけ。
そしてやっとセイコマートに到着。
もうアシがプルプルしてる。
数年前参加した北海道4デイズでは、毎日セイコマートのお世話になったのを思い出す。
地べたに座って、かつ丼とからあげチキンをペロッと平らげる。
汗が「塩」になってくっついて、ほっぺがザラザラで気持ち悪い。
顔を洗いたいけど自転車を降りるとやっぱり寒く、脱いでいたパーカを着込む。
Hさんに数種類のサプリをもらって、エネルギーチャージ。
次回はサプリをいろいろ買い込んで「ドーピング」しよう。
セイコマートから車を停めた駐車場に帰るには、一般道だと数十キロ迂回する必要があり、やっぱり山を越えたほうがはるかに近い。
というわけでヒイヒイいいながら激坂を登り、やっと頂上へ。
右の男性は地元のボランティアの人
毎日チェーンソー片手に、登山道の整備をしてくれているそう。
ほとんどの道を知り尽くしているが、ケモノミチまで知っているHさんに驚いていた。
時刻はまだ1時。
私はもうおなかいっぱいだが、ヘンタイ二人組はこれくらいでは物足りないはず。
下ったところで私だけ離脱するつもりだったが、雨雲レーダーは30分後に大雨の予報。
なのでみんなで下って帰る支度をしていたら、雨がザーザー降ってきた。
夏の雨ならいざ知らず、さすがに冷たいのでやめて正解。
帰りの高速も順調に流れていて、3時半に無事帰宅。
自転車を洗車して汚れたウェアを洗濯して、日曜の昼間から風呂を沸かして、つかのまの極楽タイム。
Hさんのガーミンでは、今日の走行時間は6時間、獲得標高1700mで距離はたった40キロって!?
ロードで6時間も漕ぎっぱなしなら、100km以上走っているはず。
この時間には担いだり押し上げている、時間と距離は含まれないので、どんだけキツイの(*_*)
それでも少しづつ長く走れるようになったような。
下りも今まではオフロードバイクの乗り方で、フォークの延長線上に腕があったが、バイクは太いタイヤと頑丈なFフォークで、ショックを吸収するところ、自転車はか細いタイヤと折れそうなフォークだけ。
リアサスのないハードテイルでは、それでは路面のショックを吸収しきれず、はじかれそうになるのでかえってハンドルをぎゅっと握ってしまい、目線も
できるだけ普段着感覚でMTBに乗りたいので、今の時期はフランネルシャツにチノパンが定番だが、HさんたちゴリゴリのMTB乗りは、みんな短パンの下にCWXのようなタイツを履いている。
チノパンは汗をかくとペダリングでひっかかるので、私もその「タイツのようなもの」を探しに行った。
向かったのは横浜の「アウトドアスペース風魔」
アウトドアガイドのオガワさんが店長をやっていたころの「風魔」新宿店は、カヌーやキャンプ用品などアウトドア全般を扱っていたが、新宿が閉店したあとロードを扱うGROVEグループに吸収されたのか、ここではロードとMTBを扱っている。
とはいえほとんどがロードバイクで、MTBはほんのちょっとしかない。
「展示が少ないのでウェブストアを見て下さい」って。
タイツは売っていなかったが、パンツを新調した
ザラザラ感が好きらしい
ブレーキはシマノだけどマグラのパンツ。
ホリウチさんにタイツは何がいいのか聞くと、
「タイツじゃなくてみんなレッグウォーマーだよ」
って。
ロードの人が履いている高価なビブショーツ(フレディマーキュリーみたいなやつ)は、山で転ぶとすぐ穴が開くので、
こんなやつ↑
マウンテンバイカーはロード用のレッグウォーマーが多いそう。
な~んだ、それならむかしロードのときに買ったパールイズミと、去年のラリークランキング用に買った。アソスがあるじゃないか💛
右がパールイズミ、左がアソス
去年は前日に雪が降ってこんな状態だったけど、ずっと漕ぎっぱなしなので薄いアソスでも、寒さを感じなかった。
それにしてもこのフレーム、ギアが当たって削れてしまっている。
私は全然速くないので、フレームに負荷もかけていないはずだが、フレームがよじれてギアに当たってしまっている。
こんなこと市販のMTBにはありえないことで、Hさんも驚いていたが、以前にもこのフレームで同じ症状の人を何人も見ている。
溶接すれば歪んでしまうし、補強もできない。
設計上のミスというか、ごまかして作っているようなので、どうにもならないらしい。
今週末もお山の修行に誘われているが、山の中で折れてしまう前に、早めに買い替えたほうが賢明かもしれない。